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2010/11/14 on air  「新たな時代小説って何ですか?」                  (guest) 冲方丁さん


天地明察



天地明察


冲方 丁



(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思います。

今日のゲストは、2010年の 本屋大賞で、第1位を獲得した 『天地明察』 の 著者、
作家の、冲方丁さん です。

いま 冲方さん、熱いですよね。
『天地明察』 は、全国の本屋さんが、一番 売りたい本を選ぶ、本屋大賞 で、見事 1位を獲得。
さらに、吉川英治文学新人賞を受賞。 直木賞候補にも なりました。

いま 僕の目の前にですね、その本が あるんですけども、
これは、かなり 分厚い本ですけどもね。
読ませていただきました、結構 前に。
あのー ほんとにね、なんていうのかな、読みやすい って言ったらいいのかな。
時代小説ですけど、読みやすい っていうのと、
あと、この人、頭いいな って。
あの(笑)リアルな感想で言うと、思いましたね。
書かれてる この・・・この人、頭いいなあ っていうのを思わせてくれる。
ま、ちょっと 生意気ですけど、思わせてくれた っていうのが ありましたね。

冲方さん、最近、様々なメディアで 紹介されていますが、
先月発売された雑誌 『野生時代』 と 『ユリイカ』 では、大きく 特集が組まれています。
ね、ここにありますけど。
今日 ちょっと、生で お会いしますけど、顔も、いい男で、
作家さん ぽくない って言ったら、失礼ですけど(笑)あの・・・うん。
なんか、いろんなことを、ちょっと 聞いてみたいな って、思わせてくれる方ですね。

まあ ほんとに、彗星のように、急に パッと、こう、出てきた感のある 冲方さんですが、
実は、そうではないんですね。
ライトノベルの分野や、ゲームや アニメの製作、マンガ原作。
そして、SF では、日本SF大賞 を 受賞するなど、様々な分野で 活躍されてきた方 なんです。
『天地明察』 は、時代小説と呼ばれる分野に 入るんですが、
なぜ、時代小説という分野に たどり着いたのか。
冲方丁 という作家は、これまでの時代小説家と、どこが違うのか。

“新たな時代小説って何ですか?” を テーマに、お話を お聞きしたいと思います。

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」


(曲)
PAUL WELLER 『ALL GOOD BOOKS』
イルミネーション


岡田くん
  「あの、冲方さん は」
冲方さん
  「はい」
岡田くん
  「作家として 紹介して、いいんですよね」
冲方さん
  「ええ、作家です。 今年から」
岡田くん
  「でも 『天地明察』 から、名乗りだしたんですよね? 作家 って」
冲方さん
  「そうですね。 それまでは やっぱり、小説家として 食べては いましたけれども、
  なんとなく “作家” っていう 二文字に対する、僕自身の思い みたいなのが、非常に強くて」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「資格とかが無い職業じゃないですか」
岡田くん
  「ま、名乗れば っていうとこは、あるかもしれないですけどね」
冲方さん
  「その 自由さが、かえって 自分の中で、重荷になるんですよ。
  だから、毎回 本を書くたびに、これが 書けたら自分自身、作家 っていう肩書を許そう、
  と思いながら やってたんですけど」
岡田くん
  「いやぁー、なんかね、カッコいい匂いがね、プンプンするんですよ」
冲方さん
  「アハハ! 匂いが・・・」
岡田くん
  「(笑)匂いが やっぱ、プンプンする。
  ま、見た目も そうですけど。」
冲方さん
  「いえいえ(笑)何を おっしゃるんですか。 アハハハ! 何を おっしゃるんですか」
岡田くん
  「イケメンで、ね、背も おっきくて」
冲方さん
  「いえいえ・・・」
岡田くん
  「作家さん ぽくない、って 言われないですか?」
冲方さん
  「えー、でも、なんでしょうね。 カッコいい作家は、カッコいい ですからね」
岡田くん
  「それは でも、中身とかね、こう、いろんなものが出てくるんもんだと思いますけど」
冲方さん
  「まあ、でも ほんとに、カッコよさで、ね、食べていける人から言われると、もう、そんな・・・」
岡田くん
  「いやいやいや(笑)」
冲方さん
  「何を おっしゃるんですか(笑)」
岡田くん
  「でも、あの、なんだろう、SF大賞 とかも、その前まで、いっぱい とられてるじゃないですか」
冲方さん
  「はい」
岡田くん
  「なんでしたっけ、あの・・・『マルドゥック・スクランブル』 とか」
マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉
冲方さん
  「はい、そうです」
岡田くん
  「とられてますし “SF作家” って、言っていいんですかね」
冲方さん
  「SF作家 の肩書き も、えー、あることにしてるんです」
岡田くん
  「いっぱい あるじゃないですか」
冲方さん
  「はい」
岡田くん
  「マンガ原作も あれば・・・」
冲方さん
  「はい」
岡田くん
  「やたら やってるじゃないですか」
冲方さん
  「ハハハハハ!」
岡田くん
  「こんな幅広く やってるのも無くて、で、やっと 『天地明察』 を書かれて、
  “作家です” って名乗る自体が、やっぱり、
  なんだろう このカッコよさ、っていうとこ、あるじゃないですか」
冲方さん
  「いや・・・」
岡田くん
  「男としては、シビれますよね」
冲方さん
  「あ、そうですか」
岡田くん
  「どんだけ こだわり持って、誇り持って “作家” っていうのに、自分で、上げて 上げて、
  名乗れるまでは 頑張ってきたんだ、とかっていうのも あるじゃないですか」
冲方さん
  「まあ、意外に ヘタレ だっていうのも、あるんですけどね。
  なかなか 『作家です!』 って、自分からは言えない っていう。
  自分の中で、まだ 自信が無い っていうんですかね」
岡田くん
  「いやいやいや(笑) 一発目 書いたら、もう 名乗っていいと思いますけどねえ」
冲方さん
  「うーん・・・やっぱり 僕・・・」
岡田くん
  「編集者さん、今日 3人ぐらい、来てくれてますけど、
  付いて、って やってて、いろんな仕事で 食っていけるんだったら、
  名乗っても いいと、思うんですけどね」
冲方さん
  「まあ・・・」
岡田くん
  「こだわり ですか」
冲方さん
  「こだわり ですかね。 やっぱり、僕の中では、
  “日本語を作る人達” っていう イメージが強いんですよね」
岡田くん
  「歴史を作る とか、日本語を作る とか、はい」
冲方さん
  「そこまでの器 じゃないぞ まだ、って やっぱり、思っちゃうんで」
岡田くん
  「“作家” っていう概念は、何なんですか?
  “日本語を作る” って、いま、言葉が出てきましたけど、
  どういう人達 っていう認識が あるんですか?」
冲方さん
  「やっぱり、その国 その時代に適して、物語 っていうのが あると思うんですよ。
  民衆が望む 物語。 民衆が望む 言葉 っていう。
  その 言葉の言い回しも含めて、あるいは、単語 そのものも含めて。
  例えば、200年前まで、日本には “文化” って 言葉が 無かったんですね。
  これは、明治になって、新しく 作られたわけですよ」
岡田くん
  「うん」
冲方さん
  「そういった 現代、自分が生きている時代に 相応しい言葉を、
  ストーリー テリング を通して、作り上げていく存在 っていうのが、やっぱり、
  僕にとっては “作家” だなあ、と思いますね」
岡田くん
  「その時代を担う人、っていうことですよね」
冲方さん
  「まあ、そうですね。 そう・・・」
岡田くん
  「後世に残るものとしての、こう、なんていうのかな、
  その時代の象徴を作っていく人、っていうことも あるっていうことですよね」
冲方さん
  「ええ。 まあ やっぱり、象徴を作る っていうと、
  偉そう、っていう印象が あるかもしれませんけれども、
  “貢献する” って いうんですかね。
  文化に奉仕する、っていう 印象ですね」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「そうしないと、止まっちゃいますからね、本当に。
  誰かが やらないと、次に やっぱり、受け継いでいけなくなってしまいますから」
岡田くん
  「その責任と 覚悟を持って、“作家” って名乗るのって やっぱり、すごいですよね」
冲方さん
  「もう、自分には無理かも って、何度も思ったんですけど、
  でも、やっぱり この、そうなりたい っていうんですかね」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「いまは ほんとに、一歩を 踏み出した っていう 気分です」
岡田くん
  「うーん。 それは 『天地明察』 書く前までは、踏み出せてなかったんですか」
冲方さん
  「そうですねぇ」
岡田くん
  「自分、何だって、名乗ってたんですか?」
冲方さん
  「もう、すごい 斜に構えて “活字野郎” ですとか ですね(笑)」
岡田くん
  「アハハハハ! 逆に、難しい人 みたいに・・・」
冲方さん
  「アハハハハ!」


(曲)BLACK EYED PEAS 『LET'S GET IT STARTED』
Elephunk


岡田くん
  「でも、経歴が すごい面白くて。 元々、子供の頃は、シンガポールに いられた って・・・」
冲方さん
  「はい」
岡田くん
  「とか、ネパールに」
冲方さん
  「そうなんですよ」
岡田くん
  「いつ頃、いたんですか?」
冲方さん
  「4歳のときから、大体 14歳までなんで」
岡田くん
  「あ、結構 いたんですね」
冲方さん
  「父親の仕事の都合で、東南アジアに行ってたんですけど」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「ずーっと、そうですね、海外暮らしでした」
岡田くん
  「失礼ですけど、おいくつ でした・・・」
冲方さん
  「33 です」
岡田くん
  「あ、そっかあ。
  3つ上、ですね」
冲方さん
  「あっ、はい」
岡田くん
  「3つ上。 そうなのか、しっかり してんなぁ(笑)」
冲方さん
  「アハハハ! いやいや・・・」
岡田くん
  「僕から見ると、しっかり してんなぁ、っていうのが ありますけど。
  そういうとこから、14歳で戻った っていうと、思春期ですよね。
  東京 来て、びっくりしたこととか、なかったですか」
冲方さん
  「やっぱり 海外にいると、自分の国は すごいんだ、って 思いたくなるんですよ。
  自分の故郷に対する 憧れみたいなのが、強いんですけど。
  僕が 帰ってきて、ビックリしたのは、
  バブルが破たんしてですね、政治的にも 混乱していて、
  平和憲法のくせに、なんで 自衛隊 派遣すんだよ、みたいな、そんな状況で、
  正直、わけわかんなく なっちゃいましてね、日本に帰ってきて」
岡田くん
  「まあ、そうですよねえ・・・」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「そうですよね、逆にね。 日本に住んでるより、日本のこととか 調べるだろうし、
  歴史とかも 文化とかも、いろいろ調べるだろうし、それで来たらね、こう、どうなってんだ? と。
  それは でも、いまでも 変わってないんじゃないですか?」
冲方さん
  「そうですね。 日本にいても、疑問 ていうのは 強くて、
  “日本人て 何だろう” っていうのは、本当に、拭えない疑問ですね」
岡田くん
  「それで、時代物を 選ばれたんですか」
冲方さん
  「まあ、時代物 そのものを書こう っていうよりも、子供のときに、
  15~6 のときですけど、日本人の宗教 って 何だろう、って ずっと思ってたんですよ」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「海外に行って、一番 聞かれることなんで。 そんな 難しい話題じゃなくて、
  バースデー パーティー のときに、食べていいものと悪いものが あるわけですね、宗教的に」
岡田くん
  「まあ、イスラム教 だったら・・・」
冲方さん
  「豚は 食えないとか」
岡田くん
  「豚は 食えないとか」
冲方さん
  「ユダヤ人に、トンカツを 食わしちゃいけないとか。
  ヒンドゥー の人が来るのに、すき焼き やっちゃダメだ とかですね」
岡田くん
  「はいはい」
冲方さん
  「そうしたなかで、子供同士、お互いのタブー を知っていくなかで、
  相手の文化を尊重する、っていうのが あったんですけど、
  日本人のタブー って、わかりにくいんですよ(笑)」
岡田くん
  「そうですね、はい。 表立って、これがダメ っていうのが 無いですからね」
冲方さん
  「そうなんですね。 で、まあ、宗教的な理屈 っていうんですかね、
  日本人の根幹を成しているもの って、何だろう って ずっと思ってたわけですよ。
  僕の中では、太陽を崇めてる国 なんじゃない? って。
  日の丸は ライジングサン だから、って ですね、
  いろいろ 理屈を付けてはいたものの、自分自身 よくわかんなかったんですよね。
  で、日本に帰ってきて、日本のカレンダーを見て ですね、
  これは 滅茶苦茶だわ、と思ったわけですよ」
岡田くん
  「どういう、あれで ですか?」
冲方さん
  「とりあえず もう、ハロウィン は あるわ、キリストの クリスマスは あるわ・・・」
岡田くん
  「あ、そういう意味で(笑)」
冲方さん
  「仏滅 は あるわ、っていうですね、つまり 宗教的なものが、全部 混在している っていう、
  この感性が、日本人を作り出しているんじゃないかな、というので、
  16 のときに、暦 について 調べたんですよね」
岡田くん
  「16 で。 暦に ついて・・・」
冲方さん
  「まあ、そうですね。 暦用語辞典とか 買ってきて、
  全部こう、片っ端から 書き写して ですね。
  そこらへんが、日本を知らない子供の やることなんですけど(笑)
  みんな知ってると思って。 僕も 勉強しなきゃ というつもりで、やるわけですよ。
  そうしたら みんな、暦のことなんか知らなかった っていう(笑)」
岡田くん
  「暦に行くのは、やっぱり すごいですよね。
  やっぱり、簡単なとこ行っちゃうと、仏教とか 神道とか、そういうの調べたりとか、
  自然信仰 とか、そういうの 調べていったりとかすることは、たぶん、あるかもしれないですけど、
  暦に行くとは、さすがですね。
  じゃ、その 暦から 『天地明察』 も来てる っていう・・・」
冲方さん
  「そうですね。 暦を調べていくときに、
  日本で初めて、オリジナルのカレンダー を作った人 っていうので、
  渋川春海 を知ったんですよ」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「この人の人生が 面白いので、いつか 小説にしたいな と思ったのが、16 のときです」
岡田くん
  「すごいなあ。 じゃあ、10何年かけて、練りに練って・・・ですか」
冲方さん
  「あー、そうですねえ」
岡田くん
  「若い時に・・・」
冲方さん
  「16年 かかっちゃいましたね。 実力が、要するに 無かったわけですよ、それまで」
岡田くん
  「でも、日本に対する思い とかの、自分なりの疑問とかの 答えでも あるわけですよね。
  自分の中の、自問自答してきたものの」
冲方さん
  「ま、今のところ 見えている答え ですね。
  日の巡り っていう、ものすごく緩やかな、 
  曖昧だけれども、はっきりと、太陽は そこに存在してるじゃないですか」
岡田くん
  「うんうん」
冲方さん
  「その、日の巡り合わせの、たまたま 巡り合わされたものを きちんと敬う、っていう。
  言葉じゃないんですね、やっぱり。
  聖書のような、コーラン みたいな 経典は、この宗教観では、たしかに 作れないんだなぁ と。
  神道は、経典が無い宗教 って言われてますよね。
  その理由が、なんとなく やっぱり、自分の中で わかってきた、っていうんですかね」
岡田くん
  「うーん。 そんな、10何年かけて、自分が出してきた答えを書く って、
  やっぱり ちょっと、カッコいい ですね」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「(笑)いや、憧れますよ。
  なんか、15~6 の疑問だったり いろんなものを、ずうっと こう、
  33 に なって、やっと 答えが、なんとなく 見つかって、
  それを、ずうっと かけてきたものを出す って」
冲方さん
  「あー。 まあ、本人は やっぱり、意識して やってないんですよね。
  どうしても、こびり付いちゃってるんですよ、自分の頭の中に。
  答えを出さないと、気持ちが悪い っていうんですかね。
  日本の社会に 暮らしているにもかかわらず、
  なんか 自分が、その社会の一員に なれてない気が しちゃうんですよ」
岡田くん
  「うん」
冲方さん
  「その解消は、やっぱり、自分自身に やってくしかないわけですよね。
  そういう 自分の心持ちを、社会のせいにしても しょうがないので、
  自分で やっぱり、答えを見つけて、形にしていくしかない・・・」


(曲)
CARAVAN 『THINK』
RAW LIFE MUSIC


岡田くん
  「侍 っぽいですね」
冲方さん
  「アハハハハ! 侍」
岡田くん
  「侍 っぽい」
冲方さん
  「あー・・・」
岡田くん
  「自分では、思わないですか?」
冲方さん
  「えー? どうでしょうねえ。 武士像ですか・・・」
岡田くん
  「武士像 っていうか、まあ こう・・・」
冲方さん
  「侍」
岡田くん
  「ほんとに こう、いろいろ探して、日本 というものだったりとか、
  社会とか 歴史とか、わかんないけど、そういうのに貢献できる、
  自分が どうしたら貢献できるか、っていうこと って、なかなか いま、考えれない というか、
  考える人も ね、なかなか いない時代で」
冲方さん
  「うーん」
岡田くん
  「相当、考えてるじゃないですか」
冲方さん
  「うーん、なんでしょうね。
  ほんとに、みんな 考えてないのかなあ って。 そんなことないと思うんですけどね」
岡田くん
  「どうなんだろうなあ・・いや」
冲方さん
  「なんとなぁく、考えてるんじゃないですか? そうじゃなかったら・・・」
岡田くん
  「考えてるのかな・・・」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「いや、僕は 考える方 なんですよ。 考えるんですけど、あんまり、周りに聞かないので。
  そういうふうに 言ってくれる、
  ま、恥ずかしいから 言わない・・・それ、日本の あれなのかもしれないですけど」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「ハハハハ! ねえ、こう・・・」
冲方さん
  「恥ずかしいですかね。 そこら辺は、何でしょうね。 奥床しい・・・
  岡田さんは もう、お話を おうかがいしてて、
  完全に それを、自分の身に付けてられる方なんだなあ と思ったんですけど」
岡田くん
  「うーん。 身に付けてる というよりも、やっぱり 自分が、ねえ、何ができるかとか、この国に。
  まあ、僕も 調べまくってきた人 だったので。 日本て、どういう国なんだ とか」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「母親に 『アンタ ちょっと、本棚が怪しいけど だいじょぶか?』 って(笑)」
冲方さん
  「アハハハハ!」
岡田くん
  「『神道 って、何?』 みたいな(笑)」
冲方さん
  「アハハハハ!」
岡田くん
  「『宗教、ハマってんの?』 みたいなこと言われ・・・
  いや、そういうのじゃなくて、っつって、日本として 調べてるだけで、とかっていう。
  言われてきた人だったので」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「でも、変わってる って言われてきたから・・・」
冲方さん
  「あー、変わってるんですか。
  それ、意識されはじめた きっかけみたいなのは、ご自分で 覚えてらっしゃいますか?」
岡田くん
  「うーん、なんなんでしょうね。 なんかこう、自分のことではなくて、自分が こう、
  例えば、この仕事をしているときに、
  この仕事をするんだったら、その社会のためになることとか、
  強いて言うなら、日本のためになること って、どういう作品が、
  どういうものが、こういう いまの、日本のエンターテイメントに 必要なのか とか。
  ていうことを やっぱり、自分のためだけじゃなくて、考え出した っていうのは ありますけど。
  それ 言った時点で 『お前、デカイこと 言い出したな』 みたいなこと言われるから、
  言わない、っていう人、多いと思うんですよね」
冲方さん
  「はぁー “デカイこと” になっちゃうんですね」
岡田くん
  「そうなんですよ、たぶん。 外に出して そういうこと言うと、
  『あー、また 大きなこと言ってるよ』 みたいな、
  『できないくせに』 みたいなのに なっちゃうから、
  みんな 言わないのかも、もしかしたら しれないですね」
冲方さん
  「みんな、それ やらなくなったら、大変なことになるじゃないですか(笑)」
岡田くん
  「そうなんですよね。 だから、うん・・・」
冲方さん
  「まあ、社会に貢献しないこと自体、迷惑ですよね」
岡田くん
  「(笑)」
冲方さん
  「ハハハハ!」
岡田くん
  「そうですね」
冲方さん
  「どんな仕事してても。
  だって、自分以外の人の 役に立つから、お金になるわけで。
  要するに、物々交換 て、相手にない物を こっちが与えるから、
  お金が貰える っていうことじゃないですか、原始的に考えると。
  でも 岡田さんは、引き続き 考えてらっしゃるわけじゃないですか。 一遍 得た答え・・・」
岡田くん
  「歴史好き だっていうのも、あるんですけどね。
  歴史好きだから、ま、海外の いろんな良さも わかるけど、
  じゃ、日本の良さ って、何なんだ とか」
冲方さん
  「うーん」
岡田くん
  「言葉にしても、日本の言葉で」
冲方さん
  「そうですよね。 僕も、出版社に対して、一番 不満なのは、
  海外翻訳のルートの 少なさたるや、っていう・・・」
岡田くん
  「(笑)」
冲方さん
  「しかも・・・」
岡田くん
  「苦笑いしてます」
冲方さん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「出版社の方」
冲方さん
  「日本て、世界で 最も、他の国の本を 翻訳してる国なんですよ。 吸収は すごいんですけど、
  インプットは すごいんですけど、アウトプットしてない っていうんですかね。
  世界に 影響を与える っていうのが、なんか、岡田さんが おっしゃるように、
  そんな デカイことに、なっちゃうんですかね。
  そんなに、大したことではない気がするんですけど」
岡田くん
  「まあ でも、自分たちを知る っていうことが、上手く できてないのかも しれないんですけどね」
冲方さん
  「どっかで、タブー を植え付けらるんですかね。
  自分が所属してる所に 疑いを持つな、みたいな。 ハハハハハ!」


(曲)
SUPER BUTTER DOG 『サヨナラCOLOR』
サヨナラCOLOR/明日へゆけ


岡田くん
  「なんで、その なんだろう、こういう構成に したんですか?
  構成 って言ったら変だけど、主人公が、例えば こう、真っ直ぐじゃないですか」
冲方さん
  「ええ」
岡田くん
  「時代物では、真っ直ぐな在り方が、よく、違ったりとかも するじゃないですか。
  武士道からの物語だったら こう、なんだろう、もうちょっと 真っ直ぐさ っていうのを、
  “我、ゆえに我あり” みたいな」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「ま、イメージ ですけど、
  そういう イメージで進んだりするなか、その・・・武士とはいえど、
  なんていうのかな、周りの人に支えられながら、挫折も重ねて、
  ほんとに 素直な思いで、周りに助けられながら、成功・・・成功 っていうのかな、
  上手くいっていく、っていう物語にした理由?」
冲方さん
  「まあ、なってしまった理由、っていうかんじでもあるんですね。
  僕自身の 思い入れとか、人生とか、
  あるいは こういう人物であってほしい という、願望とかですね。
  最初に やっぱり、渋川春海 の人生を知ったときに、ものすごく 感動したんですよ。
  この人から 教えられたのは、
  “挫折は してもいいんだ” っていうことですね。
  将軍家と天皇家に 約束しておきながら、失敗する っていうのは、
  日本最大級の失敗なんですよね(笑)」
岡田くん
  「アハハ(笑) ま、すごいことですよね。 その時代でも、あれば」
冲方さん
  「政治的 宗教的に、生きる場所さえ 失いかねないような、挫折の中でも、
  実際に、この人が残した言葉が “勇気百倍” っていう。 この、開き直り・・・」
岡田くん
  「『アンパンマン』 みたいな(笑)」
冲方さん
  「『アンパンマン』(笑) 明らかに 『アンパンマン』 連想しちゃいますよね(笑)」
岡田くん
  「 “勇気百倍” って いわれたら 『アンパンマン』 出てきちゃいますよね」
冲方さん
  「(笑)どんな 当社比 なんだ、っていう・・・
  そういう、なんていうんでしょうね、あっけらかんとは してないんです。
  やっぱり こう、挫折の 痛み苦しみ っていうのを、ちゃんと 受けとめているんですけど、
  そのなかで、希望を失っていない ってう、それはもう ほんとに、素直ですよね」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「面白いのが、この人、渋川春海 っていう人が果たした 改歴の事業で、
  損をした人が、ほとんど いないんですよ。
  損をする人がいれば、そこに、ちゃんと 利益を分配するように っていう、
  延々と、細かい根回し 調整を、延々とやるんですよね」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「一方で、日を測る、太陽の影を測る なんていうのは、
  ものすごい地味で、本当に 気が遠くなるような作業なんですよね。
  そういうときに、やっぱり こう、野心がある人、人物像では ないし、
  なんていうんでしょうね、血気盛んではないな と。 闘争心では、やってないな と。
  なんなのか っていうと、要するに この人は、幸福だったんだろうな と。 徹底的に、自己自身を、
  一つのものに 没入していったときに生まれる 幸福感の中にいたんだろうな と」
岡田くん
  「そういう、こう、書き方をしたのは、今回 初めてなんですか?
  それとも 昔、ライトノベル とか、SFものとか やってるときも、そういう こう、
  練り方をしながら、物語を作っていくんですか」
冲方さん
  「わりと 『天地明察』 の場合はですね、
  えい、やっ! って感じで、書いてるところが あるんですよ。
  雑誌のリアルタイム、
  連載でしたんで、締め切りは待ってくれないので、ひたすら書く ってかんじで。
  ライトノベル の書き方でも、そういう書き方をしたことが ありますね、何度か」
岡田くん
  「ライトノベル って、どうやって説明したら いいんですかね」
冲方さん
  「ライトノベル ってのは、元々ですね、12~3歳を対象にした、少年少女向けの小説。
  昔は そういうのが、非常に少なかった って 聞きました。
  で、そういう年齢層に対して、一時期は ファンタジー とかですね。
  ファンタジー、SF・・・」
岡田くん
  「そうですね、ファンタジー とか」
冲方さん
  「『ロード オブ ザ リング』なんかで 影響を受けた 日本人の作家さんは、
  ファンタジックなものを・・・」
岡田くん
  「旅もの みたいな、なんていうんですかね。 多いですよね」
冲方さん
  「クエストもの っていうね」
岡田くん
  「クエストもの ですかね」
冲方さん
  「『ドラゴンクエスト』みたいな。
  ちょうど ゲームが、ものすごく爆発的に 流行った時期でもあるんで。
  ゲームと、あと やっぱ アニメーション、マンガ、で 小説という、
  メディアミックスを前提としたジャンルが出現した、っていうことでしょうね」
岡田くん
  「うーん。 だから、なんか その世界とか、
  スニーカー賞 ってのも、あるんですよね。
  スニーカー賞、スニーカー大賞 っていうので・・・」
冲方さん
  「デビュー したんですけど」
岡田くん
  「早稲田大学在学中に」
冲方さん
  「(笑)それはまあ、ぶっちゃけた話、高校卒業のときに、自分自身、
  まあ、作家と名乗るの と一緒なんですよ。
  このままだと、自分は 卒業した気になれないから、
  卒業した っていう証がほしくて、作品を書いたんですよね」
岡田くん
  「そうか・・・普通、大学で みんな、それ やりますよね」
冲方さん
  「アハハハハ!」
岡田くん
  「論文的な形で それやるけど(笑)高校で、それが ほしかったですか」
冲方さん
  「やっぱり・・・区切りが どうしてもほしくて。
  大学受験は 置いといて、ほんとにもう、小説ばっかり ひたすら書いてて、
  デビュー と、大学 入っちゃったのが、たまたま一緒になっちゃったんですよね」
岡田くん
  「うーん・・・それでもう、すぐ 大賞。
  スニーカー大賞 って、どういう あれでしたっけ」
冲方さん
  「これはもう、まさしく ライトノベルの。
  まあ、この当時は まだ、ライトノベル って言葉が 無くて、  
  ヤングアダルト小説 なんていわれてたんですよ。
  10代向けの小説で、まさに 僕自身、当時 10代だったんで、
  僕が応募する賞 としては、ここかな ということで、応募したんですよね」
岡田くん
  「そこは、好きだったわけではなくて・・・」
冲方さん
  「一応、作品は読んでたんですよ、そのジャンルから 出てきてる。
  あと やっぱり、アニメーション や マンガ も、僕にとっては、
  日本人が作った表現の・・・」
岡田くん
  「文化としての」
冲方さん
  「そうですね、文化として 認識がありましたんで、それなりに 触れたいなぁ と」


(曲)
ELTON JOHN 『JAPANESE HANDS』
Reg Strikes Back


岡田くん
  「なんか ほんとに、いろんなジャンルをやってて、
  でも なんか “日本人として” っていうのが こう、基本に あるんですかね、やっぱり。
  ライトノベル にしても、そのとき こう、アニメ とか マンガ が、やっぱり、
  日本の文化として、一番 生み出してるものだ とかっていう思いで、そこに応募したりとか」
冲方さん
  「そうですね。 僕が 海外にいたときに、ちょうど、
  日本のアニメ、マンガ、あるいは 日本の、まあ、小説とかですかね、映画とか、
  世界で、英字新聞とか 載ってるわけですよ、『AKIRA』 とか 『ナウシカ』 とか。
  そうなると、子供達の間で 『すごいじゃん、日本人』 てことに なるわけですよ。
  『これ、訳してよ』 ってことで、いろんな作品を まあ、訳して、
  友達に、英訳してあげたりとか してるなかで、やっぱり 僕にとっては、
  誇れるもの ですね」
岡田くん
  「そっかあ・・・」




岡田くん
  「じゃ ちょっと、これは どうかわかんないですけど、SF は、どうなんですか?」
冲方さん
  「SF は、もう、アメリカから そのまんま 輸入されながら、
  日本ナイズドして、やり返した・・・それが 面白いですね」
岡田くん
  「あぁ、そっかあ。 それも 繋がるんですね」
冲方さん
  「やっぱり 『マトリックス』 の映像・・・」
岡田くん
  「日本のアニメ、意識してる って言ってますからね」
冲方さん
  「前に、やっぱり そうなんですね。 『攻殻機動隊』 とかですね、
  押井守さん ていう、アニメーション監督さんが作ったものを、やっぱり こう、なんていうんでしょう、
  トリビュート ではないですけど、お互いに影響をしあっていってナンボだっていいう、
  トップレベルの人達は、ほんとに、お互い やり合うんですよね。
  だから やっぱり、SF ってのは、僕にとって、
  海外との橋渡しが、一番しやすい ジャンルですね」
岡田くん
  「その SF で、大賞をとった作品が、今度 映画化される っていうことですね」
冲方さん
  「あ、そうなんですよ」
岡田くん
  「『マルドゥック・スクランブル』」
冲方さん
  「はい。 これは、僕が 一応、脚本やってるんですよ。」
岡田くん
  「うん、うん」
冲方さん
  「でも、4~5年 かかりましたよね、これ 作るのに。」
岡田くん
  「でも、これはね、今度 公開されて、楽しみですよね」
冲方さん
  「ま、これは ほんとに、SFアクションもの にしてますんで、
  『天地明察』 で、冲方丁 っていう人を知った方には、
  丁度よく ショッキングなんじゃないかなぁ と(笑)」
岡田くん
  「なんかこう、どういう人 なんだろう。
  ライトノベル だけを やっていこうとは思わなかったわけすね?
  ライトノベル とか SF とか、ジャンルを クロスオーバー していく。 行き来?
  『天地明察』 を見た人は、この人 なんなんだろう? って思うと 思うんですよね」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「あの(笑)何がやりたい、って言ったら 失礼ですけど・・・」
冲方さん
  「ハハハハハ(笑)」
岡田くん
  「いろいろ やってるから、すごい才能だな っていうことを まず、一つ 思うと思うんですけど、
  なんかこう、何人か いんの? とか」
冲方さん
  「アハハハハ!」
岡田くん
  「思ったりは すると思うんですよ」
冲方さん
  「うーん。 ま、僕にとってですね、
  属したいジャンルは “日本語” なんですよね。
  日本語で作る。
  その、日本語で作ったものを 誇りにしたい、って思っているとですね、
  まあ、非常に多岐に渡って いかざるを得ないわけですけど、
  その根幹は、もっと上手く 日本語が使えるようになりたい、っていうことですね」
岡田くん
  「それって、どのラインなんですか? 自分のライン って、あるんですか?
  例えば、時代物だと 司馬遼太郎さん とかが作った、歴史のライン なのか」
冲方さん
  「ああ、なるほど。 系統 ですね」
岡田くん
  「系統 って・・・“冲方ライン” ですか? 何ライン(笑)」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「何ライン に、なるんですか」
冲方さん
  「僕は 本当に、ライン ていうところでいうと、外れた状態から 始まってる人間なんで」
岡田くん
  「うーん」
冲方さん
  「まず 僕は、美空ひばり を知らずにいた人間 なんですね。
  もちろん、年末の時代劇も、一回も 見たことはなかった っていう。
  そんな中で、新たに、横合いから入っていくときに、
  より 普遍的なところに、入っていくしかないわけですよね。
  日本でも、他の国でも通用する 感情みたいなもの。
  その 普遍的な部分は、やっぱり 見ていくと、
  尊敬に値する作家さんほど、ちゃんと書けている っていうんですかね。
  そこに 到達できている、っていう。
  その、作家さん達が到達した山へ、僕も、やっぱ 入っていきたい って思うと、
  必然的に、その 一つ一つのラインに 敬意を表して、
  とことん 学んでいかないと いけないんですよね。
  その結果として、僕が どこに並ぶか。 あるいは、ここに並んでいいよ と言われるか。
  やっぱり、僕自身も、こういうラインです、って 決めたくなるときが あるんですけれど、
  作家一人が それを決めても、いけないなぁ と思ったんですね。
  読者 や 批評家、出版社 が、最終的に、こう、決定していく ってわけではないんですけど、
  自然と、こうなんじゃないか、っていう 緩やかな答えが、見つかっていくだろう と」
岡田くん
  「ねえ、あの。 渋川さんと、被るんでしょうね。 僕から見て」
冲方さん
  「(笑)」
岡田くん
  「こう、なんか」
冲方さん
  「いやぁ・・・」
岡田くん
  「冲方さん の、いつかの最高傑作 っていうの。
  自分にも、厳しいだろうし。 いつかの、
  これもう、これ、
  日本語、美しい 最高の日本語が書けた。 作家として 名乗れた、っていう、
  最高傑作を こう、見たいな っていうのは、ありますけどね」
冲方さん
  「あー・・・」
岡田くん
  「いつか、自分でも 満足して。
  満足しないと思うんですよね。 しないタイプの人だと 思うというか(笑)」
冲方さん
  「アハハハ。 そうですねえ。 でも、どんな作品も、
  最後の一行を書き終えた後の 6時間ぐらいは、すごい幸せなんですよ」
岡田くん
  「でも、7時間後には、なんかもう・・・(笑)」
冲方さん
  「7時間後には、これで良かったんだろうか とか、思い始めるんですけど、
  少なくとも、その瞬間は 幸せだ、っていうのは わかってるんで、
  その幸せが、だんだん深くなってるのも、わかってきたんで。
  これを 追い求めていこう、というしかないですよね」


(曲)
BONOBOS 『あの言葉、あの光』
あの言葉、あの光



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「ということで、冲方丁さんと お話をさせていただきました。
いやあ、あの、同世代、まあ 3つ上なんで、同世代なんですけど、やっぱ 面白かったですね。
もう、ピュア! ピュア だなあ っていうのは、すごく感じるし。
ほんとに、冲方さん、こだわり持って、なんだろう、いろんなこと考えて。 歴史とかね、考えたうえで、
自分が 作家として名乗らない とか、ハードルも 高くしながら。
この生き方は、ほんとに、しんどい かもしれないですけど、僕は 好きなタイプなので、
すごく・・・うーん。 人として魅力的だな っていうの、すごく思いました。

うーん。 やっぱ でも、話してて思うのは、ねえ、海外に住んでて 日本を見て、
祖国 っていう感じなのかな。 自分の国だ、っていう意識が、やっぱ強いから、
ほんとに、自分の アイデンティティー とか っていうことを、
ほんとに 調べたんだろうなあ っていうのが、すごく感じましたね。

いまだに アイデンティティー とか、探しをしていて、知ろうとしている。
そこの感覚が すごく、自分と似てたので、
それを すごく、探してる人に会うと、
“おぉ、いた~!” みたいな感じが(笑)僕は してしまうので、
なんか、すごく嬉しかったです」


(曲)
HALIE LOREN 『I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR』
青い影



(冲方さんからの コメント)

「もちろん、
日本の読者の皆さんに 喜んでいただけるようなものを書く、っていうのは ありますけれど、
どうしても やっぱり、海外にも 発信したい っていう欲求が、強いですね。
ですから、ついつい やっぱり、書いてるときに、
海外の人にも わかりやすい文章 って、こんな感じかな って、思ったりしますんで、
それが 自然と、ちょっと ない、時代小説の形に なっていくんじゃないかな と、
自分では、予想してます」

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