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2010/10/24 on air                                  「『SP』 に込めた 野望、 『SP』 が目指す 革命 って 何ですか?」                 (guest) 波多野貴文さん


『SP 野望篇』オリジナルサウンド・トラック



『SP 野望篇』オリジナルサウンド・トラック


菅野祐悟




(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思います。

今日のゲストは、映画 『SP』 監督の、波多野貴文さんです。

もう、多くの説明は いらないと思います。
テレビ版から、僕と一緒に 闘ってきてくれた、
もう ほんとに、戦友と言っても いいぐらいの方ですね。

僕から見た印象、波多野監督の印象は、やっぱり こう、粘り強い。
ほんとにねえ、土俵際が(笑)すごいんですよね。
ぼんとに、こだわって こだわってくれる 監督だと思っています。

今日は、波多野監督と、
10月30日から公開されます 映画 『SP 野望篇』 の裏話は もちろん、
テレビ版を含めた、ここまでの日々や、
来年 公開される 『革命篇』 で、僕らが 目指したものについて、
ここだけの話を、たっぷり 語りたいと思います。

“ 『SP』 に込めた 野望、『SP』 が目指す 革命 って 何ですか?”

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
LINKIN PARK 『THE CATALYST』
Thousand Suns


岡田くん
  「いや、監督と こうやって話すのも、なかなか 無いですよね」
波多野さん
  「突然、始まるんですね」
岡田くん
  「アハハ! 始まりますよ。 突然ですよ」
波多野さん
  「はい」
岡田くん
  「こうやって話すのも、どう・・・ありますか?」
波多野さん
  「無い・・・ですね」
岡田くん
  「電話とかでも、話しますもんね」
波多野さん
  「まあ、電話とか、話しますけどね」
岡田くん
  「普通に、でも、こうやって 露出して、こうやって 話すのも、あんま無いんで」
波多野さん
  「無いですね」
岡田くん
  「ね。 監督との出会い って、なんでしたっけ? はじめ」
波多野さん
  「あれですね」
岡田くん
  「監督が、サード ぐらいん時に」
波多野さん
  「助監督 の時に」
岡田くん
  「助監 の・・・」
波多野さん
  「3番手の時に、TBS の連ドラ」
岡田くん
  「 『オヤジぃ。』 !」
波多野さん
  「 『オヤジぃ。』 」
岡田くん
  「あ、そっか。 実は 『オヤジぃ。』 っていう番組で、一緒なんですよね」
波多野さん
  「そうですね」
岡田くん
  「(笑)」
波多野さん
  「そのあと、2時間ドラマで」
岡田くん
  「2時間の、スペシャルで」
波多野さん
  「地方を、回りながら」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「てのが・・・」
岡田くん
  「一緒に、風呂 入りましたね」
波多野さん
  「そうですね。 毎日ね」
岡田くん
  「アハハハハ! 地方ロケで、ずうっとね、回るような あれで」
波多野さん
  「そうっスね」
岡田くん
  「あれから ほんとに・・・」
波多野さん
  「あれから、会わなかったですね」
岡田くん
  「会わなかったですけど。 やっぱり、助監督で・・・で、『SP』 は」
波多野さん
  「いつの間にやら」
岡田くん
  「監督ですから」
波多野さん
  「ありがとうございます。 おかげさまで」
岡田くん
  「こちらこそ。 初対面の印象とか、どうでしたか?」
波多野さん
  「あ。 岡田准一だ、って・・・」
岡田くん
  「(笑)」
波多野さん
  「ハハハハハ!
  なんだろう。 まだ 僕も、一生懸命だったので、なんかこう、
  一生懸命 っていうか、今も 一生懸命ですけど(笑)
  何も、右も 左も わからずな感じだったから」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「あっ、この人、知ってる、って思いながら」
岡田くん
  「(笑)」
波多野さん
  「どういう人か っていうの、よく わかんなかったですね、なんか」
岡田くん
  「そうですねえ・・・」
波多野さん
  「何 考えてんだろう、とか。 『SP』 の時に、再会した時は、ちょっと、
  岡田くんの 印象というよりは、
  照れくさい、みたいな感じが」
岡田くん
  「ほんとですか?」
波多野さん
  「なんか、久しぶりに会って」
岡田くん
  「あー・・」
波多野さん
  「なんか・・・」
岡田くん
  「監督に なられてましたからね」
波多野さん
  「そう。 主演の人と、みたいな」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「で、なんか、実は 久しぶり 会ったけど、覚えてないかな? みたいな こととか」
岡田くん
  「あー・・・」
波多野さん
  「距離が できてるかな って、こう、なんか、あるじゃないですか」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「こう、久々に会って。 昔 知ってたけど、久しぶりに 会って、主演に なってて。
  すると なんか、ちょっと こう、壁 とういうか、距離が できてんのかなぁ なんて思いながら」
岡田くん
  「でも、どうでしたか?」
波多野さん
  「全然、無かったですね」
岡田くん
  「アハハハハ(笑)」
波多野さん
  「(笑)」
岡田くん
  「無かったですよね」
波多野さん
  「無かったですね」
岡田くん
  「なんか、でも、僕は きっぱり、現場では、ちゃんと “監督” って、呼んでましたけど、
  でも、監督自体が こう、みんなに “ハタ坊 ハタ坊” って 呼ばれるぐらいの・・・」
波多野さん
  「ハハハハ!」
岡田くん
  「この、なんだろう・・・見た目とは 違うんですよ。
  こういう ねえ、優しそうな顔 してますけど、ほんとに・・・」
波多野さん
  「ラジオじゃ、わかんないじゃないですか」
岡田くん
  「あのねえ、なんだろね。 なんか、七分のパンツとか 穿いて来るんですけど・・・」
波多野さん
  「ハハハハ!」
岡田くん
  「優しそうな・・・こだわり とか、粘り は、すごい強い 監督ですよね」
波多野さん
  「そうですか? 自分だから、わかんないですね、それは、なんか」
岡田くん
  「諦めないで いてくれるじゃないですか」
波多野さん
  「あー・・・」
岡田くん
  「やっぱ でもさ、その、ちょっと離れたところにいる スタッフとかさ、
  『もう、OK だろう』 みたいな ノリ って、ちょっと 出てきたりするじゃないですか」
波多野さん
  「あー、はいはい」
岡田くん
  「現場の中心で、ガー っと 撮ってる人達は、
  『いや、もうちょっと こだわっていこう』 っていう ノリ って、絶対 あるんだけど。
  ちょっと、一歩 離れたりとか、スケジュール管理してたりとか、わかんないけど、
  そういう こう、部署の方々にとっては、やっぱり、
  その、こだわりが 近くに無いから、わかんなくて、
  『もう、OK だろう』 みたいな ノリがあっても、監督は 諦めず、撮り続けるじゃないですか」
波多野さん
  「まあ、見ないように してますからね」
岡田くん
  「(笑)」
波多野さん
  「ハハハハ!」
岡田くん
  「そういうとこは、すごいなあ とは思うんですよ。
  流されないで、きっちり こだわり抜いたものを 撮れるというか」
波多野さん
  「もう、なんか、なんだろう。 スタッフが辛いとか、あるじゃないですか。
  なんかこう、大変だ とか、寝てない とか。  
  そういうことを 思い始めると、もう、ブレちゃって。 そこは もう・・・」
岡田くん
  「 『SP』 で、大事にしてたこと って、何ですか?」
波多野さん
  「やめないこと? 諦めないこと っていうか・・・ですかね、なんか」
岡田くん
  「大変でしたよねえ・・・(笑)」
波多野さん
  「なんと言われようと、やめない、みたいな」
岡田くん
  「オレ達(笑)オレ達、大変でしたよね(笑)」
波多野さん
  「(笑)」
岡田くん
  「ま、言えないこと、たくさん ありますけど」
波多野さん
  「そうっスねえ」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「まあ・・・まあ、まあ、まあ」
岡田くん
  「でも、元々が、無謀 と言ったら 変ですけど」
波多野さん
  「ま、そうですね」
岡田くん
  「アクション やろうよ、っていうとこからの、
  ほとんど、ねえ、肉体を使ったアクション て、日本に。 ま、最近の映画では 無くて。
  ま、それは、ケガするとか。 時間がかかる、ってことは、予算が かかる ってことだし。
  ね。 どうなるかも わからない っていう」
波多野さん
  「たしかに。 だって、ハリウッド で、スタッフ に
  『これは、ハリウッド では 撮れない』 って、言われましたからね」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「要は、主演俳優が、こんだけ 体 張ってたら、ケガするかも しんないので、
  保険が おりないから、ハリウッド では 撮れないんだ、って言われて、  
  おぉ、そっか、みたいな。 なんか ちょっと、じゃあ、
  ある意味、ハリウッド では撮れないものを 撮ったんだな、と思って(笑)」
岡田くん
  「アハハ!」
波多野さん
  「ちょっと、嬉しいみたいな」
岡田くん
  「音処理とかね、向こうで・・・」
波多野さん
  「そうそう、向こうで やって。 色とか、やったときに、スタッフ が、そう言ってて。
  あぁ、ま、そうなんだ、と思って」
岡田くん
  「うーん。 ま、チャレンジでしたもんね」
波多野さん
  「そうですね」
岡田くん
  「ドラマシリーズ んときから、でも、チャレンジでしたよね」
波多野さん
  「でしたねえ。 なんか、ほんとに、セリフが少ないし、
  これ、観てくれんのかなぁ とかっていうのは、やっぱ みんな思ってたし。 ドラマの時も。
  “説明” しないじゃないですか。」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「だから、なんかこう、難しいのかなあ とか、思ったり しましたけどね」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「でも、意外に みんな、ちゃんと 想像して、やっぱり もう、
  観てくれる みたいなことは、わかったので。
  だから 今回も 『野望篇』 は、テレビの説明の、
  頭に、ダイジェスト付けよう 付けない、って話も あったんですけど、それも やめて。
  もう、説明、また してないんですけど」
岡田くん
  「(笑) いや、もう、それ 正解だと思いますよ」


(曲)
GNARLS BARKLEY 『CRAZY』
St Elsewhere


岡田くん
  「アクションについて、どう 思ってるんですか?」
波多野さん
  「どういう・・・」
岡田くん
  「(笑)」
波多野さん
  「また、難(むず)・・・大きい質問ですね」」
岡田くん
  「アクションに ついて、どう 思ってるんですか」
波多野さん
  「うん?」
岡田くん
  「アクションに ついて(笑)」
波多野さん
  「 『SP』 全体的に ですか?」
岡田くん
  「うーん、アクション について」
波多野さん
  「アハハハ! 」
岡田くん
  「ハハハ(笑)」
波多野さん
  「アクションについて?」
岡田くん
  「いえいえ。 元々は、ほんとに 金城・・・
  僕からすると、金城さんに、7年前ぐらいに、アクション やろうぜ! って 誘われて、
  二人で ずうっと、格闘技とか 武術とか、世界中を調べて、
  日本で どういうアクションが できんのか、っていうのを こう、ずっと やり続けて。
  ドラマんときなんて、今だから 言いますけど、
  最初に、僕と 金城さんで。 監督 いましたっけ?
  ビデオ 見せた・・・」
波多野さん
  「見た見た見た、いました。 あそこで、練習した後でしょ?」
岡田くん
  「練習した後に(笑) フジテレビの スタジオに行って、
  『いやいや 違うんだ、オレ達が やりたいのは、こういうアクションなんだ』 って言って」
波多野さん
  「ま “渋スタ” だけどね(笑)」
岡田くん
  「渋スタ で 『この 接近戦が やりたくて』 って、ビデオ 見せた・・・」
波多野さん
  「うんうん。 見ました」
岡田くん
  「そのときに 『あ~・・・』 みたいな、
  『こういうのが やりたいんだ~』 みたいなとっから、スタートしてるから・・・」
波多野さん
  「そうですね。
  まあ でも、僕は、どっちか っていうと、その、
  日本に あんまり無い っていうのも、あるじゃないですか、アクションとか。
  で、やる って なった時に、なんかちょっと、おっきいですけど、
  世界に出れるのは、アクションだな って」
岡田くん
  「そうですね」
波多野さん
  「思ってて。 あ、すごい、きっかけというか、チャンス というか、って思ってましたね」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「なんか その、ね。
  人間ドラマ やっても、日本人の感覚が 伝わらないこととかも、やっぱ あるけど、
  アクション て、体で会話するから、よく、世界に出せるものの 一つだな、みたいな」
岡田くん
  「言葉が通じなくても、伝わりますからね」
波多野さん
  「それは やっぱり、ほんとに、
  ハリウッドのスタッフとか、ルーカスのスタッフとかにも、よく伝わって、
  たぶん、好きになってくれてたみたいなんで」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「なんか、よかったですけどね」
岡田くん
  「ま、僕の場合は 映画版も、監督に 呼んでいただき、
  スタッフ の中に、いられましたけど」
波多野さん
  「あっ、はい。 ありがとうございました」
岡田くん
  「いや、こちらこそ。 どうでしたか?(笑)」
波多野さん
  「 『SP』 のキャラとかね・・・」
岡田くん
  「世界観」
波多野さん
  「世界観とか、理解してるというか、
  ほんとに、どういう 殺陣をつける っていうところまで、やっぱり、どうしても 構築できないので、
  そこは ほんとに、ありがたかったですね」
岡田くん
  「まあ ほんとに、設定が決まってるじゃないですか 『SP』 って。  
  警察官だから、柔道か 合気道の、まあ 有段者。 どっちかの 有段者であって、 
  例えば、真木よう子ちゃん演じる 笹本なら、それに、
  銃の腕前は オリンピック並みで “クラヴマガ” って、イスラエル軍隊の格闘技と、
  あと、合気道が ちょっと使えるとか、
  石田なら、柔道 とか。 山本なら、総合格闘技 とか。
  そういう、設定が わかってて、それを、
  “クラヴマガ” だったら どういう動きなのか、っていうのを わかってるのが、
  僕と、金城さん だけだったので。 
  僕は、金城さん だったり、監督だったり、アクション監督 の意見を聞いて、
  はじめの、なんだろう、字コンテ みたいなの作って、監督に提出する ってう役割を(笑)」
波多野さん
  「大学みたい でしたけどね」
岡田くん
  「(笑)やってましたけど」
波多野さん
  「そうですね。 だから やっぱり、その、基礎となる部分、構築してくれて、
  非常に 助かりましたし」
岡田くん
  「監督が ねえ、なかなか 来ないんですよ」
波多野さん
  「いやいやいや・・・」
岡田くん
  「それは、大変だったんですけど」
波多野さん
  「それは・・・別に、サボってるわけでは ない」
岡田くん
  「アハハハハハ!
  ほんとにねえ、打ち合わせを してるんです。
  8か月、撮影してたんですけど、そのまあ、何ヶ月前とか、3~4か月前ぐらいから、
  僕も 現場に入って、考えてきたものを 監督に提出するために、
  字コンテ じゃ わかんないので、アクションチーム と、それを やってみて、
  監督が見て、いいか悪いか 決めるみたいなのを、ずうっと やってたんですよね」
波多野さん
  「そうですね」
岡田くん
  「だけど 監督が、美術の方に 行ったりとか、違う方に 行ったりするから、僕、待たされて、
  ずうっと 『監督、来ねえな~』 つって」
波多野さん
  「そうね、この、天下の、忙しい 岡田准一 ・・・」
岡田くん
  「いやいや(笑)」
波多野さん
  「東宝スタジオ、2時間待ち、とか ありましたね」
岡田くん
  「(笑)監督待ち をして。 でも、一番 すごいなあ と思ったのは、
  監督が こう、スパスパ 切っていってくれる」
波多野さん
  「(笑)そう・・・そうっスか?」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「全く、そんなつもり、無いんですけど(笑)」
岡田くん
  「いや、なんか 『やりすぎ!』 とかって、結構、切られましたよね、めちゃくちゃ」
波多野さん
  「(笑)だって、トラックから なんか、飛び跳ねて、別の車に 飛び乗る とかっていう・・・」
岡田くん
  「アハハハ!」
波多野さん
  「そりゃあ、ないでしょう! みたいなのだから」
岡田くん
  「いや、だって、監督が 『マックスで 書いてこい!』 っつったから」
波多野さん
  「(笑)そうだけどさ」
岡田くん
  「その やりとりしたら、普通のね、あれですけど」
波多野さん
  「(笑)そうだけどさぁ・・・」
岡田くん
  「 『とりあえず、じゃ、マックスで書いてきてよ!』 って言うから」
波多野さん
  「言ったけど・・・それは ちょっと、やりすぎでしょう、って・・・まあね」
岡田くん
  「まあ、それだって なんか。 もうちょっと やれんだろう、って言われるより・・・」
波多野さん
  「はぁ、まあね」
岡田くん
  「とりあえず、思いつくこと、バァー って書いて」
波多野さん
  「ほんとに・・・ビックリしたよ。 『マトリックス』 やるのかと思った」
岡田くん
  「いやいや(笑)」


(曲)MARILYN MANSON 『ROCK IS DEAD』
マトリックス


岡田くん
  「なんで、僕、全部 スタント無し でやる って話に なったんでしたっけ。
  自然に ですよね」
波多野さん
  「自然に」
岡田くん
  「なんか、プロデューサー が、
  『岡田が、全部やりたい って言って、やってる』 みたいなことを 言ったりとか してるんですけど、
  僕、あの、一言も 言ったこと ないですよね(笑)」
波多野さん
  「まあ、そうですねえ。 あとは・・・」
岡田くん
  「 『オレが やるんだ~!』 とは、一言も、言ってないですよね。 自然に・・・」
波多野さん
  「自然に なったし。 後は その、立ち姿とか、転んだ後の 立ちあがり方 とか、っていうのって、
  やっぱり、井上を演じる、岡田准一 じゃないと、ちょっと、ニュアンスが違うんですよね」
岡田くん
  「そうですね」
波多野さん
  「だから、そこが やっぱり、スタントには なれなかったところですよね」
岡田くん
  「ま、でも もちろん、自分としても、監督が こだわる、画の撮り方?
  吹き替え だったら、サイドから撮らなきゃいけないとか、後ろから撮らなきゃいけないとか。
  正面も。 ほんとは、監督は 回りたいのに、サイドに回るか。 サイドに回って、オレが。
  アクションの方が、顔 隠して飛ぶ とか。
  それよりも 監督が、一番 『この画が 欲しいんだ』 っていうことを、
  撮ってもらうために、準備をしてきた っていうことも、もちろん ありますけど」
波多野さん
  「素敵なこと、言いましたね」
岡田くん
  「いえ、それは・・・(笑)
  出方としての役割の、プロフェッショナル っていうと、やっぱ そこなので」
波多野さん
  「たしかに」
岡田くん
  「それを求めて、トレーニングは、してきたけど、
  でも 『オレが 絶対やるんだ!』 と言って、やったわけでは ないので(笑)」
波多野さん
  「まあ、まあ そうですね」
岡田くん
  「でも、その思いに 応えるためには、やる っていうつもりは、全然 ありますけどね」
波多野さん
  「たしかに、でも、そこの ほんとに、ストレスは無かったですけどね。
  どうしなきゃいけない みたいなのは無いから、
  逆に、顔 映ってないのに、本人で やってる(笑)アクションとかもね、あるから。
  そこが たぶん、プロデューサー的には、
  映ってないんだったら、そんな危ないの、スタントで っていう思いも、あったでしょうからね」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「なんか その、自然に、なっていく っていう、
  その、微妙なニュアンス っていうところで いくと、また ちょっとね。
  演出の面とは 違ったかも しんないですけど」
岡田くん
  「うーん。 監督から見た 僕って(笑)どんなですか?」
波多野さん
  「ま、一途 じゃないですか。 なんかね。 探究心が すごいじゃないですか。
  『SP』 だけじゃなくて、突き詰めていくじゃないですか、全部。」
岡田くん
  「うーん。 まあ、そう・・・ですけどね」
波多野さん
  「いろんなことを ね」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「それが、一個じゃないところが、また すごいと思うけど」
岡田くん
  「うーん。 でも まあ 『SP』 は、特別ですけどねえ。
  やっぱ、波多野監督も、そうだと思いますけども、いろいろ あったじゃないですか」
波多野さん
  「そうね・・・」
岡田くん
  「(笑)いろいろ・・・」
波多野さん
  「なんか それ、悪い意味 みたいな(笑)」
岡田くん
  「悪い意味じゃなくて、いい意味でも、
  たくさん こう、一緒に、ものを作っていこう! って言って、誓い合って、
  そんなかで こう、ね。 ブレないでいる強さ って、難しいぐらい・・・」
波多野さん
  「あー・・・ま、そりゃあ、あなたが ブレないですからねえ」
岡田くん
  「いやいやいや(笑)」
波多野さん
  「こっちは、ブレらんないですねえ」
岡田くん
  「(笑)いやいや。 難しい・・・」
波多野さん
  「ま いっか、って なれないですよね」
岡田くん
  「うーん・・・ま。 でも、監督とかの こだわりとかも、なんだろう。
  最初の ブレなさ、って あるじゃないですか。 こだわり抜くというか。
  何を大事に、撮ってきたんですか?」
波多野さん
  「何を大事に・・・そうですねえ」
岡田くん
  「マニアックな あれでも いいですよ」
波多野さん
  「いや、なんか、僕が面白いもの(笑)と 思うもの? っていうところ ですかねえ・・・
  最終的にいくと、なんか。 だから なんかね。
  例えば、アクションでも、角度が違った っていうことがあると、
  そのまんまでもね、わからないことも 多いでしょうけど、
  でも、そこ 気づいてしまったときに、やっぱ 引っ掛かるじゃないですか、なんか」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「だから そういう、自分が観たいもの というか・・・うーん、ですかねえ。
  結論、最終的にいくと、そういうことかもしれないです」
岡田くん
  「自分が、観たいもの?」
波多野さん
  「台本 読んで、カット割り するときだって、
  みんな、いろんな カット割りの仕方が あったり」
岡田くん
  「うん、ありますよね」
波多野さん
  「ね、表現の仕方が あるんでしょうけど。 だから、こだわる・・・
  一応、イメージ して行くけど、現場で やっぱり、それが変わったりとか、することも あるし、
  でも、この画は、どうしても欲しい っていうときも あるし」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「だから 無理して、間を作ってもらう、っていうときも ありますからね。
  結局 だから、自分が観たいものを撮ってる ってことなんですかね」
岡田くん
  「うーん。 なんか、現場が 一つになった って、感じたことは ありますか?」
波多野さん
  「ある瞬間から なったとは、思わなかったですけど、
  新しくね 『野望篇』 が始まって、新しいチームが 来て、レギュラーの キャストがいて、
  合わさったときの、荒削り感が 『野望篇』 には あって、
  その 荒々しさが、画にも 反映されてるし。
  『革命篇』 に なったら、やっぱり ほら、成熟していくじゃないですか、チームが」
岡田くん
  「ちょっと、まとまって いく?」
波多野さん
  「なんか みんな、性格とかも、ちょっとずつ わかってきたりとかして。
  仕事から、なんか やっぱ、8か月 っていう 長い撮影期間だったので、
  家族より、一緒にいる時間が、長かったりも するから、
  その 成熟具合が、たぶん 『革命篇』 には、出てると思うし。
  いつから 一体感 とか っていうよりは、なんか 自然と。 もう、最初から チームだった っていうか、
  集められたときから、すでに チームで、
  そのチームが、どう成長していったか っていう感じですかね、なんか」


(曲)
PE'Z × NATE JAMES 『LIVE FOR THE GROOVE』 
LIVE FOR THE GROOVE E.P.


岡田くん
  「異常な現場 では なかったですか?」
波多野さん
  「異常な現場でしたね、なんか」
岡田くん
  「(笑)ま、異常ですよね」
波多野さん
  「あんまり、体験したことのない。 なんですかね、ストイックだし、和気あいあいと してるし・・・」
岡田くん
  「異常は 異常でしたよね。 それ、なんなんだろう。 本、ですかね」
波多野さん
  「本、かもしれないですね。
  『SP』 の 求心力と、あと やっぱり、これを守ろう っていう、
  いままで、ドラマを守ろう っていう、それまで いた、スタッフとか キャストとかと。
  新しく入ったスタッフは、それを、超えてやろう っていう 意気込みと。
  なんか、それが、いい融合 だったなあ みたいな」
岡田くん
  「なんか、撮りながら、地面に座って。
  その日、撮影 終わって、地面に座って、みんなで こう、話したりとか、したじゃないですか。
  ま、役者は、僕だけ ですけど。
  なんか、そういう ノリも、無いですよね、普通」
波多野さん
  「無いですね」
岡田くん
  「そこに、僕がいる(笑)主演が いる ってことも ないですし。
  どうやったら、潤滑に撮れるのか とか」
波多野さん
  「なんか あの、ほら、例えば そういうことで、破たんしていくことも あるじゃないですか、
  チーム に よっては」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「なんだよ! みたいなことに なったりとか。 なんか、そういうことが無くて。
  うちのチーム って、なんか その、話を聴く というか、
  みんなが、いいものは受け入れる っていう体制が、
  すごく あったかなあ、っていう感じは しますけどね、なんか。
  例えば、カメラマン とかにしても、ま、撮りたい画も あるでしょうけど、
  こっちの方が より いいんだ、わかりやすいんだ って言うと、そっちに、
  『あっ、そうか』 みたいなことも あったし」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「なんか、そういうのはね、不思議なチームでしたよね、なんか」
岡田くん
  「そうですねぇ、まあ・・・」
波多野さん
  「だって、主演がね(笑)殺陣 作る っていうのも、また、あまり 無いでしょ?」
岡田くん
  「日本ではね」
波多野さん
  「でも、世界には あるけど、日本では なかなか無いし、
  それが なんか やっぱりね、難しくなっていくことも あるけど」
岡田くん
  「うーん。 でも、ま、それは 監督が、ちゃんと 言っててくれたからですけどね。
  岡田が やるよ、って、スタッフに。
  それ 僕、だって、最初、すげえ心配して、言ってたんですよね」
波多野さん
  「そうね、してたよね」
岡田くん
  「主演だからって、しゃしゃり出てる っていうふうに なるのが、一番 怖いから、
  そうなるんだったら 嫌だ、って言っていたし。
  それを、監督が、すごい 周りに。 打ち合わせのとき、言ってくれてたんですよね」
波多野さん
  「そうですね。 あの、なんだっけ、最初の、お祓いの日?」
岡田くん
  「お祓いの日」
波多野さん
  「あの時、そうでしたね」
岡田くん
  「言ってくれたり。
  監督は、ま、面白いな、と思ったんですね。
  モニター 横に いて 『見てて』 って言ったの、覚えてます? モニター を」
波多野さん
  「そう?(笑)」
岡田くん
  「 『僕に わかんないこと あるから』 って 言って。
  『角度が どうのこうの、っつったら、わかんないから』 って、
  『見てて』 って、言われたんです。 最初の頃。
  『これ、だいじょぶなの? これで』 みたいな。
  『どうなの? これ。 イケてんの? いいの?』 みたいな」
波多野さん
  「(笑)」
岡田くん
  「自分の判断も、もちろん あって。 でも、もっと上 狙えるんだったら、言ってくれ、
  っていう ことだったりとか。
  監督のライン? が、独特なラインが あるっていうか」
波多野さん
  「まあ、ぶっちゃけ、ほんとに わかんないですもん」
岡田くん
  「ハハハ(笑)」
波多野さん
  「やってないし、みたいな」
岡田くん
  「そこを、普通の監督 って、隠す じゃないですか。」
波多野さん
  「あー」
岡田くん
  「自分は わかってて、監督の ものだから、僕らも そう思って、監督、
  自分が こう、殺陣を、ねえ、監修さんから聞いて とか、監督から聞いて っていうものを まとめて、
  じゃあ、もっと こうしたらいいんじゃないか って、作っては いくけど、
  やっぱ、監督が、最終ジャッジをして、
  監督が いらない って言ったら、ハイ って言って、切るもんだ と思って、やるじゃないですか」
波多野さん
  「(笑)はい」
岡田くん
  「監督が トップで、自分達は 下で、考えることも 考えるし、
  監督が、最終ジャッジ を決めるんだと思って、
  それは 一貫して、監督が決めてくれ っていうことを 言ってましたけど」
波多野さん
  「はい」
岡田くん
  「普通は、やっぱね、これは こうなんだ! とかって、言ったりするんですよね」
波多野さん
  「結局、自分より 鋭い目線を持ってる人がいれば、それを 取り入れた方が 得だし。
  だから、例えば 今回、アクションで、すごい・・・僕の中で 難しかったのは、
  岡田くんが やってる、リアルなアクションと、アクションチームが やってる、見せるアクションを、
  いかに 融合させるか っていうのが、非常に難しくて。
  リアルだけで 押した場合 って、やっぱ 見えないとこは 映んない とかだったりとか、
  わざと、ここ 大きく。 本当は ウソだけど、大きくすると見やすい っていう、その融合が、
  カット割りと、編集とか、あと、音付け? 効果音の音付け とか。
  そこが 一番、難しかったですね、なんか」
岡田くん
  「だって、アクション打ち してる・・・結構、長い時間 やりましたもんね」
波多野さん
  「ほんと、ねえ、深夜まで。 なんか、夜中 終わって、  
  いろいろな 収録が終わって、東宝 来て、やったりとか してたもんね、なんか」
岡田くん
  「やって、監督に見せて・・・」
波多野さん
  「待たしたりねぇ(笑)」
岡田くん
  「監督は 『うーん・・・』 って言ってて。
  でも その “うん” を、はっきり言ってくれるわけじゃないから(笑)
  ここが! っていうのじゃないから、どうしようか~ みたいので、まあ、やりなおして、
  とかって、ずっと やってましたもんね」
波多野さん
  「そうですねえ。 その、アクションの動きが、自分の中で わからないから、
  明確に、この動きが違う、って、たぶん、繋がりじゃないですか、アクションも 会話だから。
  その中で、ここ ピンポイント というよりは、何かを変えることによって、
  例えば、編集点も、A のカットと B のカットが並んでて、B が長いと思った時に、
  でも、実は B が長いんじゃなくて、A が短か過ぎるから そう思うんだ、みたいなこともあるから、
  単純に、B を短くするだけじゃ、いい っていうことでも ないので。 そういうことで いうと、
  うーん、何か他にある? みたいなことに なっちゃうよね」
岡田くん
  「(笑)そうですね~ 結構 長い。
  まあ でも、ねえ、映画に向けて、やっぱり、ドラマとは違う 激しいアクションを、
  まず 『野望篇』 で やろう、っていうことが 目標には あったから、やっぱり、相当な時間をかけて」
波多野さん
  「うん」
岡田くん
  「それぞれの、いろんな部署での こだわり とか」
波多野さん
  「そうスねえ。 『野望篇』 ていうと、やっぱ、アクションの映画、みたいな、
  なんか ちょっと、聞こえ方を することが多いですけど、
  ドラマの中に アクションがあるから 『SP』 は 面白いんだろうな~ みたいな。
  守ったりね、相手の感情の 押し合い とか、あったりするし」
岡田くん
  「アクションの中に、ストーリー が あるというか」
波多野さん
  「『SP』 という、ストーリー の流れの中に、無理くり じゃなく、置いてあるから、
  なんか、そこが いいのかなぁ と」
岡田くん
  「それはね、金城さんの 構成力 っていうのがね、やっぱ 大きいとは思いますけど」
波多野さん
  「そうですね。 この本を 提示された時にね、みんな、ビックリしてましたからね」
岡田くん
  「僕なんか、東宝の方に 『これ、できんの?』 って、言われましたから」
波多野さん
  「(笑)まあ、それ、僕も 言われましたよ」
岡田くん
  「ねえ」
波多野さん
  「 『これ、できないっしょ。 本 通り、できないっしょ』 って、そう言ってね」
岡田くん
  「(笑)言われましたよね。 その、温度差 といったら・・・」
波多野さん
  「うん。 『やりますよ・・・』」
岡田くん
  「(笑)」
波多野さん
  「でも、金城さん自体が 『これ、日本じゃ できないよね』 って、言ったりもしてたから」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「 『できますよ』 みたいな(笑)」
岡田くん
  「ぎりぎりですよね。」
波多野さん
  「とりあえず・・・
  あっ、いま思ったら、僕、金城さんにも 『MAXで書いてくれ』 って、言ってましたね、 
  そういえば(笑)」
岡田くん
  「うーん。 ね。」
波多野さん
  「でも、今回 この、やっぱり チャレンジしたことによって、見えてきたところがあるから、
  それは、次に生かせるので、そうすると、日本で できない と思ってたことも、
  実は ちょっと、ね、一歩 前進したなあ っていうのは ありますけどね」


(曲)
MYLENE FARMER/MOBY 『LOOKING FOR MY NAME』
Point De Suture


岡田くん
  「でも、ほんとに、スタッフ の知恵 って・・・」
波多野さん
  「ありますよね」
岡田くん
  「すごいですよね。 すごい っていうか、じゃあ、
  例えば、車の台数が この台数しかない、って言ったら、
  どうやって クラッシュするか、っていったら、
  いろんな こう、意見が出てきて、
  台数が、何台も ありゃあいい ってもんでもない 画に、撮れたりとか、できるじゃないですか」
波多野さん
  「そうですね。 だから ほんとに、そういうところは、なんか すごく、いい意味で、
  意見を言ってくれる人が、すごく たくさん いたなあ っていう」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「スタッフ の中でも、部署を超えて、結構ね、そういうのに助けられてるなぁ と思いますよね」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「でも、冒頭の ほら、でもね、あの 車 並べる。 で、上 走るやつ。 爽快だったでしょ? あれ」
岡田くん
  「あれは、楽しかったですね」
波多野さん
  「あの車は もう、全部、廃車ですからね、アナタ」
岡田くん
  「(笑)いや、オレの せいスか。 アハハ!
  まあね、あれねえ、人の車だと できないですからね。
  自分達で用意した 車に なっちゃいますからね」
波多野さん
  「あの辺は、プロデューサー も、頑張ったとは 思いますけどね」
岡田くん
  「そうですよねえ」
波多野さん
  「うん。 あの台数、なかなか 用意できない。
  だから もう、廃車寸前の ねえ、車を持ってくりゃあ、まだ 楽だったんでしょうけど、
  それだと ちょっと、リアリティー ないんで、って言ったら、
  結構がんばって、ちゃんとしたのを 持ってきてくれて」
岡田くん
  「いや、だから、その いろんな部署での 正義があって」
波多野さん
  「そうそう」
岡田くん
  「いろいろ、闘ってきたじゃないですか(笑)」
波多野さん
  「そうそう(笑) いろんな部署とも闘ったし、部署も いろんなとこと闘ったし、
  ほんとに みんな、それは なんだろうな、諦めずに 闘ってくれたチーム でしたね」




波多野さん
  「結構、言われてた?」
岡田くん
  「言われましたよ」
波多野さん
  「オレも、結構 言われてた(笑)」
岡田くん
  「何に こだわってんのか わかんない、とか」
波多野さん
  「そうそうそう」
岡田くん
  「やっぱり、現場の みんなに、こう、面白い って思われないと いけない、みたいな ことがあって、
  いや、編集したら だいじょぶだと思うんだけど、と思いながら(笑)
  殺陣にしてもね、言われたりとか。 やっぱり、責任問題 ですよね」
波多野さん
  「ま、そう」
岡田くん
  「 『ケガをしたら ストップする ってこと、わかってんのか!』 って言われるし。
  いや、わかってるから、トレーニング 2年半も 3年もしてきて、
  ケガをしないように、やってきてるんですけど。 
  でも、上を目指さなきゃいけないでしょ?
  だから 『わかってない、アイツは!』 みたいな。
  『ケガしたら、自分が、撮影ストップする ってことも、わかってない!』
  って思う方も、いらっしゃるし」
波多野さん
  「だって、僕だって 『お前、フィルム。 初監督なのに、何フィート 回すんだ』
  みたいなことに なってね」
岡田くん
  「アハハハ! ま、それはさ、いろんな部署での、こう、
  闘いがあるから、しょうがないですよね」
波多野さん
  「今回、今年 一番、回ってると思う。 フィルム(笑)」
岡田くん
  「そうっスよねえ。 フィルム回しゃあ、どんだけ お金かかるか、わかってんのか っていうね(笑)」
波多野さん
  「アクションで、2カメ で 撮ってたから(笑)」
岡田くん
  「まあ、いろんな、ねえ、乗り越えながらも」
波多野さん
  「そうですねぇ」
岡田くん
  「僕の場合は、自分の中でも、大義が あったんですよね。 やっぱり こう、いろんな 大義があって、
  日本の、こう、大きなこと言うと、
  映像界だったり、エンターテイメントに 救われて、生きてきたので、
  それに こう、少しでも 力になれるように、
  別に、アクション俳優に なりたいわけでは ないんですけど」
波多野さん
  「まあ、そうでしょうね」
岡田くん
  「アクションも、やっぱり、どういうアクションが できるか っていうのを、 
  やっぱり、日本の映画界とかのために、自分の力が使えるなら、これを やっていくんだとか、
  あと まあ、金城さんを はじめとする、ほんとに、現場のスタッフの味方なので、
  現場のスタッフのみなさんが、誇れるものとか、力が発揮できること。
  やりきった、って思えるものを、ほんとに 作っていきたい っていうんで、
  妥協をさせたくない、というか。 そのために、自分が妥協を・・・
  ま、自分が できないと 妥協を。 全部、監督にも妥協させることになるし、
  できるだけ 妥協さないで、自分は、いる っていうことが、
  この作品にとっての 自分の大義 だったんですね」
波多野さん
  「そうですね」
岡田くん
  「だから、監督にとって・・・いや もう、オレ 近くで見てるから。
  相当、大変だったんじゃないですか?」
波多野さん
  「でも、これに参加した人? スタッフ、キャストだけじゃなくて、
  協力してくれた エキストラとか、貸してくれた、ね、ロケ場所の人とか、  
  今回、宣伝とかで 協力してくれる人とか・・・」
岡田くん
  「たくさん」
波多野さん
  「ね、人達が 『SP』 に参加したことを、誇りに思ってもらえたらいいなぁ と思って、
  それは、みんなが 『やったんだよ、オレは!』 って、将来、言えたらいいな っていうのが、
  一つ、ありましたね、なんか」
岡田くん
  「うーん。 監督は、日本の映画界について、どう思っていますか?」
波多野さん
  「日本の映画界ですか?
  まだまだ、発展して いけんじゃねえか みたいな、なんか感じは しますけどね。
  なんか その、面白いこと。 『SP』 とかも、きっかけになれば いいなぁとは思いますし 」
岡田くん
  「 『SP』 まぁ 公開してないんで、どう ね、なるか・・・(笑) まだ、わかんないスけど」
波多野さん
  「うん。 なんか・・・ね、テレビとは、また違う役割が あるじゃないですか。 映画って」
岡田くん
  「元々は、だから ほんとに、
  映画館だからできることを作ろう っていうのが、基だったじゃないですか。
  映画館で、テーマソング 口ずさんで出てきて、
  『ちょっと オレ、強くなった気がした』 みたいなことが感じるのが 映画館なら、 
  そういう、映画だから味わえるものを作ろう、っていうのが、
  元々 『SP』 の映画になるにあたって、あったと思うんですけども」
波多野さん
  「そういうことで言うと、ほんと、映画ならではの 色味 とかね、画の切り取り方とか、
  アクションに かける時間とか、音の使い方とかも そうだし、
  やっぱり、映画ならでは っていうと、まあ、今回 『SP』 は ね、
  上手くいったんじゃないですかね(笑)」
岡田くん
  「上手く いきましたかね」
波多野さん
  「いってると思いますけどね。 でも、構成もね、今回、ちょっと 挑戦なんですよ。
  台本 読んでるから、わかると思うんですけど、2本で1本という・・・
  そこが ちょっと、観客に対しての、1個また 挑戦でも、僕達にとっては あるんですけどね。
  それは、観ていただけると・・・」
岡田くん
  「 『野望篇』 観たら、確実に 『革命篇』 は、観たくなっていただけるはずなんですけどね」
波多野さん
  「まあ、そうですね。 と、思いますけどね。
  また、色が違いますからね。 『革命篇』は 『野望篇』 と、全然。
  同じスタッフが、同じキャストが撮ってるのに、
  こんなに 毛色の違う映画 って、あんのかな、みたいな。
  なんか、そういうの よくね、昔の映画監督、
  チームで やったりするじゃないですか。 キャストも 含めて」
岡田くん
  「ま、ナントカ組 って。 波多野さんなら “波多野組” って いわれる・・・」
波多野さん
  「ああいう気持ちは、ちょっと わかりましたね。
  このチームで、また 違うの撮ったら、また ちょっと面白いんじゃないか みたいな。
  新しい血をね、どんどん入れてって 撮る っていう方も、面白いと思うんですけど、
  それは、なんか ありましたね」
岡田くん
  「うーん」
波多野さん
  「なんか、もう一本、撮りたいなあ みたいな・・・」
岡田くん
  「 『革命篇』」
波多野さん
  「はい」
岡田くん
  「どこよりも早く、ちょっとだけでも教えてほしい、っていう リクエストが、
  スタッフから、あるんですけども」
波多野さん
  「なるほど」
岡田くん
  「どうしましょうか」
波多野さん
  「難しいっスですね。 でも、なんか その・・・
  やっぱり、井上と尾形が どうなるか っていうのは、
  みんな、気になってるんじゃないですか、きっと。
  そこにね、決着つくんだけど、その決着のつき具合 っていうか、流れとかが、
  今回で 『SP』 は、終わっちゃうけど、
  また、続いて 想像さしていけるような かんじになってるから、それがまた ちょっとその、ね。
  普通、この1本の映画で 『はい、これで終わり』 って なるのが、
  世界観を想像できるから、そこが 面白いですけどね、なんか きっと」
岡田くん
  「 “アクションの 『野望篇』 ” と “スケールの 『革命篇』 ” って、言っていましたけど」
波多野さん
  「あー、ほんとですか?」
岡田くん
  「(笑)あれ?」
波多野さん
  「(笑)そうですね、たしかに」
岡田くん
  「言っているんですけど。 ま、最後の結末ですよね 『革命篇』 が」
波多野さん
  「そうですね。 やっと、正義が 見えるじゃないですか、お互いの正義が」
岡田くん
  「うん」
波多野さん
  「守ってたもの っていうか、プロフェショナルで 仕事していた中で、
  だからこそ、尾形が 守ってたもの っていうのが見えてきて、
  それを、井上がね、また守る っていうのが、面白いですよね」
岡田くん
  「波多野監督にとって 『SP』 とは、何ですか?」
波多野さん
  「 『SP』 とは、初めの 一歩? ですか。
  こっから、始まる・・・始まった、みたいなことですよね」


(曲)
KILLERS 『READ MY MIND』
サムズ・タウン



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということでね、波多野監督と お話をさせていただきました。
いや、ほんとにね、まだ 観ていただいていないと思うので、
どういうかんじなんだ と(笑)思われている方も、たくさん いらっしゃると思いますし。
ただ、この作品に、すごく、みんな こう、チャレンジをしてきた っていうことは、
ちょっと、わかっていただけたら嬉しいなぁ とは思いますね。

ほんとに、アクションを やる っていうことを、
実際、日本で アクションは、やっぱり。 肉体を使った? アクションは、
なかなか 作られなかった理由 っていうのは、結構、まあ ほんとに あって。
そこを 敢えて、作る っていうことが、ほんとに、みんなの中で チャレンジでした、っていうこととか。

うーん、僕にとっては ほんとに、すごく大きなことを 言わせてもらいますと、やっぱり、
日本のエンターテイメント とか、映画 のために、
自分が、何が できるか っていうことを踏まえたうえでの、アクション ていうのを、
金城さんに誘われて ですけども、
やっぱり、映画に救われて生きてきた、映画ファン として、
やっぱ、日本の映画界のために、何ができるか っていうことで、やっぱり、アクションを選んで。
20代後半、スケジュールの調整だったり、自分のトレーニングだったり っていうのも含め、
ここに向けて、やってきましたし。
ねえ、反省も たくさん、いっぱい ありますけども、
でも、その時 できること、っていうのを選択しながら、
スタッフ、キャストを含め、みんなの こう、熱い思いと、チャレンジをした作品なので、
ぜひ、劇場で、その こだわりを感じてもらえたら、嬉しいな と思っています」


(曲)
U2 『WALK ON』
All That You Can't Leave Behind



(波多野監督からのコメントは、ありません)

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