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2010/10/10 on air  「好きなことを仕事にするにはどうしたらいいですか?」          (guest) 青木良太さん



(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思います。

今日のゲストはですね、若手陶芸家の 注目株。 青木良太さん です。

青木さんは、1978年、富山県生まれ。
2002年、多治見市 陶磁器意匠研究所を卒業後、陶芸作家となり、
現在は、岐阜県の土岐市に、工房を持ってらっしゃいます。

まあ、国内外で、数々の賞を 受賞されていますし、
『週刊モーニング』 で連載中のマンガ 『へうげもの』 から生まれた 若手陶芸家ユニット、
『へうげ十作』 のリーダーとしても活動中です。

他にも 『イケヤン☆』 という、若手陶芸家の発掘、交流イベントも、主催してるそうなんですが、
この 『イケヤン☆』 とは、20代から 30代前半の、
“イケイケヤング陶芸家集会” の略称だそうですね。
もうねえ、いわゆる、渋い陶芸家のイメージとは ちょっと違う、
ターバン巻いて、ボンボン爆音 聴きながら作ってる っていう話を(笑)聞いたことありますけど。

僕も ほんと、実は、陶芸、ものすごい 興味あるんですよ。
やりたくて たまんないんだけど、やれるとこが見つからない っていう。
土集めとかね、大変だ って 聞きますし。

ほんとに 今日は、若手陶芸家のリーダー ですから。
世界が注目する 陶芸家の、青木良太さん。
そんな 良太さんに、今日は、
“好きなことを仕事にするにはどうしたらいいんですか?” というテーマで、
お話を お聞きしたいと思います。

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
NELLY 『JUST A DREAM』


岡田くん
  「青木さん」
青木さん
  「はい」
岡田くん
  「ホームページ。 いろんな人に、見てもらいたいですけど
  ホームページ見ると、いきなり、日の丸が・・・」
青木さん
  「そうですね、ドーンと 出てきますね」
岡田くん
  「ドーン! と・・・これは、何でですか?」
青木さん
  「 “自称 日本代表” って、言ってるんですけど、
  日本を代表する作家になりたくて、自分で 国旗を掲げてます」
岡田くん
  「その、心構えが すごいですよね “日本を代表する作家になるんだ” っていう」
青木さん
  「うーん。 ま、生きてるからには、なりたいなぁ と思ってますね」
岡田くん
  「でも そう、こう、大きいこと っていうのか、目標を掲げて、
  『日本代表、なるためだ!』 って言ったりすると、
  いろんなことも 言われたりも するじゃないですか」
青木さん
  「もちろん すごい、波風 っていうんですか?」
岡田くj
  「立つし。 自分でも、言った手前ねえ」
青木さん
  「そうそう、そうそう(笑)」
岡田くん
  「やらなきゃいけない っていう、プレッシャーも あるじゃないですか」
青木さん
  「ありますね」
岡田くん
  「その中での、やっていくんだ っていうのが」
青木さん
  「それぐらい、ギラギラしてますね、作ってるときは」
岡田くん
  「作ってるときは、ほんとに あれなんですか。 音楽、ガンガン鳴らしながら」
青木さん
  「ほとんど まあ、日本語ラップ 中心なんですけど、ボンボンいいながら、
  クラブのようなとこで 作ってます」
岡田くん
  「岐阜の工房で・・・」
青木さん
  「山奥の工房で」
岡田くん
  「(笑)ねえ。 それ やっぱり、岐阜の山奥の土が、一番 良かったんですか?」
青木さん
  「えーと、岐阜が良かったのは、いま、土は、世界中の土が とれるんですけど、
  僕が住んでる岐阜は、美濃焼 っていう場所なんですね。
  日本の量産陶器の、7割は、全部 そこで作られてるんですよ。
  だから まあ、すぐ近くに 窯屋さんが あったり、土屋さんが あったり、材料屋さんが あったりとか、
  すぐに、何か無くなったり 困ったりしたら、ピョイ っと買いに行ける、
  作るには、最高の環境なんですよ」
岡田くん
  「うーん。 だから、そこを こう、選んで」
青木さん
  「そうです」
岡田くん
  「もう “陶芸と心中する” っていうねぇ、記事を見たぐらいですから、僕はね」
青木さん
  「ちょっと、アブない感じですけどね(笑)」
岡田くん
  「アハハハ! それだけ、賭けてる ってことですよね」
青木さん
  「賭けてますねえ」
岡田くん
  「陶芸の・・・これ、理由は 何ですか? そこまで、陶芸・・・
  “これだと思った!” っていう記事を、読んだことが あるんですけど」
青木さん
  「僕、生まれが 富山県出身で、
  大学が、愛知県の豊橋市にある、経営情報学部 経営情報学科 という、
  全く 全然、畑違いの 学校に行ったんですよ。 今から 見ると。
  そこで 主に、中小企業の経営者を養うための勉強を してたんですけど、
  そこまでは、聞こえがいいんですけど、ハタチまで、ずうっと 遊び呆けてたんですね。
  サッカーしたり、なんかまぁ、クラブ行ったり いろいろ遊んでて。
  ハタチになったときに、
  あ、これじゃ マズいなあ。 人間ちょっと おかしくなるなぁ、と思って、
  で、次、将来のことを、考えたんですよ。 卒業してから、どうしよう と思って。
  で、卒業してからは、できれば 自分の好きなことを仕事にできたら、
  一番 幸せなんじゃないかなあ と思って。
  一日24時間あって、まあ 大体、8時間 仕事して、8時間 睡眠して、残り 8時間 趣味、じゃなくて。
  その、最初の8時間、仕事の8時間も 好きなことだったら、
  最高の人生なんじゃないかなぁ と思って。
  そこから まず、模索しはじめましたね」
岡田くん
  「うん」
青木さん
  「で、ハタチのとき、興味があったのは ファッションだったんで、
  あっ、じゃあ 服を作ろう! と思って、
  近くに、ブラザー っていう、ミシン会社が あったんで、そこで まあ、
  中古で1万円で買えるミシン ないですか? とか言って、買いに行って。
  いまでも使ってるんですけど、弱中強しかない 古いミシンを買ってきて、
  で、次は まあ 『装苑』 とか、そういう本を見ながら、
  あっ! ズポン って、こうやって作るんだ! 型紙 って、こうやって作るんだ! とか なって。
  で、その次は、自分の好きなジャケットとか ほどいて、
  あっ! こういうふうに作るんだなぁ とかいうのを 1年ぐらい、自己流で ずうっと やってたら、
  名古屋と豊橋で、委託なんですけど、服を置いてくれる店が できたんですよ」
岡田くん
  「うんうん」
青木さん
  「その次、その服が、ちょっとずつ 売れ始めてくるんですけど、
  次は 『サイズに合わせてくれ』とか。
  『私のサイズに合わせてくれ』 とか言われるんですけど、
  そうすると こう、手間もかかるし、結構、割に合わないなぁ と思って、服の仕事というのは」
岡田くん
  「フッ(笑)」
青木さん
  「これ たぶん、工場で生産するもんだ と思って。
  次に始めたのが、いま付けてる、こう、シルバーの・・・」
岡田くん
  「アクセサリー」
青木さん
  「アクセサリー。 ピアスとか。
  これも、作り始めて半年ぐらいすると、3店舗ぐらい、置いてもらえるようになって。  
  これも また、注文が来ると、金属が 手に合わなかったみたいで、
  なんか 痛いし、なんか 手 荒れるし、と思って。
  あぁ、これも違うなぁ、と思って。
  その他、アルバイトを通じて、まだ いろいろ やってたんです。
  レゲエバー で働いたり。 サービス業が好きだから とか思って。
  で、いろいろ やってたら、気が付いたら、卒業まで あと半年になって、
  あっ、まずい! すべて やりつくした と思って。 どうしようかなあ と思って、
  他に やりたいこと無いなあ と思って。
  ちょうど、ボー っと、なんか テレビとか、なんか そういうの観てたら、
  ちょうど 僕らの時、カリスマ美容師ブーム って、あったじゃないですか」
岡田くん
  「ありましたねえ。 カリスマ、流行りましたね」
青木さん
  「カリスマ美容師(笑)」
岡田くん
  「はい」
青木さん
  「あ、これは モテそうだなあ と思って(笑)不順な動機で、アルバイト 始めたんですよ」
岡田くん
  「美容師の・・・」
青木さん
  「美容師の」
岡田くん
  「美容室で」
青木さん
  「美容室で。 一人で やってる、カッコいい美容室さんが あったんで。
  ま、掃き掃除しか、さしてもらえてなかったんですけど。
  美容師になるのも いいのかなぁ とか、ボンヤリ思ってて。
  けど まだ、学校に行かなくて、時間があったんで。
  で、雑貨屋さんとか、見てまわるの好きで、
  ちょこちょこ見てたら、なんか、湯呑みとか あって、
  あっ! 湯呑み とか、シブいじゃん、これ、とか 思ってたんですよ。
  で、まあ ちょっと、感性 磨くために、陶芸教室でも 行っちゃおっかなあ、と思って、
  近所にある、おじいちゃんと おばあちゃんが やってる、陶芸教室に フラっと行って、
  やらしてくださ~い! って言って。
  で、そこで初めて、作らしてもらったんですけど、
  土 触った瞬間に 『わっ! これしかない!』 って、すごい衝撃が あったんですよ」
岡田くん
  「うーん」
青木さん
  「いままで、いろいろ やってきた中で、そんな衝撃 なかったんですね」
岡田くん
  「うん」
青木さん
  「最初の1か月は、
  いや、陶芸家、夢みたいな職業だから なれるわけない、と思って、諦めてたんですよ。
  どうしても、諦められなくなって、陶芸家さんの経歴を、バー っと 調べたら、
  どうやったら、陶芸家になれるんだろう と思って。
  そしたら みんな、東京芸大 とか、武蔵野美術大学 とか、
  みんな、美大 芸大を出てるわけ なんですよ。
  いまさら、大学 行けないしなぁ と思って、で、もうちょっと探してみると、
  窯業地。 産地 って いわれるとこに、職業訓練校 みたいなとこが あったんですね」
岡田くん
  「うんうん」
青木さん
  「2年間で、授業料 ものすごく安くて。
  あっ、ここなら俺、バイトしてでも 行ける! と思って。
  で、そこで、まあ そういうとこ、受験しようと思って。
  もう、二次募集しか なかったので、必死で 勉強して、で、受験を したんですね。
  で、受けたところが、いま住んでる、岐阜県の 多治見市と、隣の、愛知県の 瀬戸市。
  あと、石川県の 九谷焼研究所 と、3つ あって。
  奇跡的に、この3つ、受かったんですよ。 で、あっ、嬉しいなぁ と思って。
  で、まあ、条件 一緒だったんですね。 2年間、授業料も そんな変わんないし。
  どこにしようかなぁ と思って。
  まあ、オレ、人間国宝に なりたいから、多治見は、人間国宝 一番 出てるから、
  多治見にしよ~ って かんじで」
岡田くん
  「アハハハ!」
青木さん
  「で、多治見に したんですよ」
岡田くん
  「へぇー」
青木さん
  「で、そこで、ちょっと 勘違い だったんですけど、
  僕、陶芸教室で 3か月、陶芸 やってたじゃないですか。
  ちょっとだけ、湯呑み 作れるようになってて、
  オレ、みんなに教えちゃうんじゃないのかなぁ~ と思って、行って。
  学校 入って、みんな どっから来たの? って聞いたら、
  『私は、武蔵野美術大学 から来ました』 とか 『大阪芸術大学 から来ました』 (笑)」
岡田くん
  「ムサビ から来てっか! みたいな(笑)」
青木さん
  「(笑)半分ぐらい、みんな、4年間 陶芸やってる方、来てて、
  うわぁ! オレ、ほんと 勘違いだ~! と思って」
岡田くん
  「(笑)」
青木さん
  「そこで、覚悟 決まりましたね。」


(曲)
ZEEBRA 『STREET DREAMS』
The New Beginning


岡田くん
  「周りは、陶芸家に なる! って言って やったときは、なんか言われたんですか?」
青木さん
  「みんな、ポカーン としてましたね、もう(笑)」
岡田くん
  「できんのか? みたいな」
青木さん
  「だいじょぶか? って 言われて」
岡田くん
  「ま、陶芸家 ね。 食える 食えない さえも、ちょっと わからない・・・」
青木さん
  「わからないですよね(笑)」
岡田くん
  「実際、食えてんのか 食えないのか、とか」
青木さん
  「わからないし」
岡田くん
  「わかんないスかねぇ・・・」
青木さん
  「うん。 で、しかも その前は、ファッション やりたいとか言ったし、美容師やりたいとか、
  コロコロ変わってるから、もう みんな、
  好きにして、って かんじでしたね」
岡田くん
  「うーん。 食えるように なるために、こんな努力をした っていうのは あるんですか?」
青木さん
  「そうですね、ほんとに もう、最初 ほんとに大変で、食えるまでは。
  住んでるとこも、大田アパート。 普通、105号室とかじゃないですか。
  僕、“は号室” だったんですよ」
岡田くん
  「は号室」
青木さん
  「 “いろはにほへと” の、は号室 で(笑)戦前から あるとこで」
岡田くん
  「(笑)」
青木さん
  「寝てたら、上から ナメクジ とか、落ちてくるんですよ(笑)
  そういうとこで、ハングリー な時代を過ごして。
  だから 僕、人が たぶん、テレビを観てたり、女の子とデートしたりとかする時間も、
  全部、陶芸に 費やしましたね。
  技術を 上げるためとか、知識を たたき込むため、本を、すごい 読みましたし」
岡田くん
  「うーん・・・陶芸に賭けて」
青木さん
  「賭けてましたね」
岡田くん
  「これ、練ってるとき。 練ってるとき って言うのかな、作ってるとき って、こう、
  どういうことを思いながら、作るんですか?」
青木さん
  「えーと、最初の頃は、自分の作りたい形の イメージが、頭の中に あるので、
  それを 手で、土を 押し殺して作る っていうかんじだったんですけど、
  ここ最近、ちょっと アブなくなっちゃって。 3年前ぐらいかな、
  土が、形を教えてくれる っていう状態に なってるんですね」
岡田くん
  「うーん」
青木さん
  「料理人で言うと、素材の良さを生かす みたいなかんじ。
  あまり、自分のエゴを押し付けるんじゃなくて、土が 形を教えてくれる。 素材が」
岡田くん
  「そこ、行きましたか」
青木さん
  「いま、そんな かんじですね(笑)」
岡田くん
  「そこ行けるのは、すごいですよね。
  みんな こう、一流の方とか、よく・・・」
青木さん
  「あっ、そうなんだ・・・」
岡田くん
  「陶芸家の人とかね。 こう・・・言うじゃないですか。 絵描きさん とかでも そうだし、こう、
  語りかけてくれる とか」
青木さん
  「うんうん、うんうん」
岡田くん
  「ねえ」
青木さん
  「アブないですよね、ほんとに」
岡田くん
  「いや、アブない とは、違うと思うんですよね。
  ピアノ やってる人とかでも、やっぱり こう、音が出るのが “色が出る” って言う」
青木さん
  「へぇー!」
岡田くん
  「言ったりするんですよね。 こう、なんかこう、なんか ポーン て、
  “ミ” なんだけど、ミ の音が こう、
  この曲は、緑色から なんとかで、とか」
青木さん
  「視覚で、見える」
岡田くん
  「視覚でも見えて、その、奥行き だったり 深さ だったり とかが、こう、見える っていう。
  ずうっと、突き詰めて やってる人達は、そういう表現の仕方なのか、ほんとに 見えるのか。
  変わってくる、っていう。 それが まあ、一流 って言われる、こう、場所なんだと思うんですけど。
  やっぱ、語りかけてくる、っていうのは あるんでしょうね」
青木さん
  「ありますね。 アイツら、生きてる素材なので、土 っていうのは。 地球の」
岡田くん
  「それ、どの時代が好き っていうのは、あるんですか? この時代、
  例えば、東山文化 っていうんですかね、わび・さび だったりとか」
青木さん
  「そうですね。 いろいろ ありますけど」
岡田くん
  「日本の文化が 出来てきた、固まった時期 って 言われるのも ありますけど」
青木さん
  「一番 盛り上がった時期が、400年前の 安土桃山時代 っていうとこで」
岡田くん
  「安土桃山」
青木さん
  「そのときに、秀吉とか 信長が、茶の湯を、日本に 根付かせて、
  すごい、日本中、陶芸が盛んだった時代が ありますよね」
岡田くん
  「うんうん。 そこらへんが やっぱり、一番 こう、歴史として惹かれるとか」
青木さん
  「いや、僕は もう、陶芸全体が好きなんで(笑)
  どこが好きとかじゃなくて、もう、全部 好き っていう。 縄文から」
岡田くん
  「なんか でも、その・・・意外でした、僕、見たときに。
  まず、お顔を見た後に、作品を観たので、
  もっと、ファンキー なのかなぁ と、思ってたんですよ(笑)
  お顔 見た後に、その・・・バンバン鳴らして 作ってます! みたいなこと読んで、
  そっちが先だったので、その後、作品 観たら。 その なんだろう、やっぱり こう、
  伝統 とか、茶の湯 とか、陶磁器 とか っていう、ほんとの良さの、
  質感 だったりとか、形 だったりとか、デザイン だったりとか、
  昔と通じるものの良さも 作ってるし。
  もちろん、今だからできることも、もちろん・・・」
青木さん
  「そうですね、やってます」
岡田くん
  「形とかも、ワイングラス の形にしてみたりとか。
  今だからできる やり方とかも やってるけど、ちゃんと 伝統も入れた、
  ちゃんと これ、勉強して、もちろん やっていて、っていう塗り方だったり、
  この、土の使い方だったり とかっていうの、してんだぁ、っていうのが こう、
  あ、ファンキー だけじゃねえんだ~ みたいな」
青木さん 
  「(笑)」
岡田くん
  「(笑)そりゃ、国宝になりたい って、
  人間国宝になりたい って言ってるのも、わかるなあ っていうのが、すごく 感じましたけど。
  陶芸家として デビュー っていうのは、いつに なるんですか?」
青木さん
  「えーと、いま 2010年なんで。 学校 卒業したのが、2002年ですね。 8年前に なります」
岡田くん
  「うーん・・・2002年、デビュー。
  その頃の 陶芸界と、今の 陶芸界、違いますか?」
青木さん
  「違いますよね。 その頃は、若手作家 といわれる年齢の人が、
  40代 50代が、若手 といわれてたんです、陶芸家 って。
  僕らみたいな、20代 30代なんて、デビュー なんて できるわけがない、っていう時代でしたね」
岡田くん
  「なんか、ねえ、革命を起こした人 だって言われてますけど」
青木さん
  「叩かれたりしてるんですけどね、それで(笑)」
岡田くん
  「アハハ! わかってて、だって、闘ってんじゃないんですか?」
青木さん
  「闘ってますよ(笑)」
岡田くん
  「そんな、知るか! つって」
青木さん
  「うん・・・」
岡田くん
  「伝統は、重く 受けとめるし、尊敬しますけど、っていう気持ちで やられてるんですよね」
青木さん
  「もちろんです。」
岡田くん
  「もちろん、全部 反対ではなくて」
青木さん
  「もちろん」
岡田くん
  「伝統工芸だし。 それ、わかったうえで、若手作家 集めて」
青木さん
  「そうですね。 いいものは、いいじゃないか、っていう。 年功序列 じゃなくて」
岡田くん
  「うーん。 結構、闘ってますよね」
青木さん
  「だいぶ 闘ってますね」
岡田くん
  「(笑)」
青木さん
  「(笑)先陣 切って」
岡田くん
  「リーダー ですからね。 『イケヤン☆』 ていうの作って」
青木さん
  「はい」
岡田くん
  「なんでしたっけ “イケイケ・・・”」
青木さん
  「 “イケイケヤング陶芸家集会” と、また、ダサい ネーミングなんですけど」
岡田くん
  「アハハ。 それを 始めたのは、何でなんですか?」
青木さん
  「えーと、これ 始めたのが、僕の 昔の夢が、陶芸家になることが 夢だったんですね。
  自分の好きな作品を作って、それで 生活をする。
  それが、ある時期 叶ったんですよ、夢が」
岡田くん
  「食えるようには なった。」
青木さん
  「食えるようになった、と。
  じゃあ、陶芸に 恩返しをしたいと思ったんですよ、僕。
  陶芸の恩返し って、何だろうと思ったら、
  400年前に比べたら、今の陶芸家 っていうのは、結構 マイナー な 位置にあって、
  やっぱり、陶芸を もうちょっと、世の中の人に 知ってほしい、魅力を。
  そのために、若手作家さんを 活性化してく。
  そうすることで、業界も 活性化してくんで、注目されてくんじゃないかなぁ と思って、
  この、若手作家さんだけを集めた、イベントを いま、やってますね」
岡田くん
  「変わりつつは ありますか?」
青木さん
  「いや、すごい、変わりつつ ありますね」
岡田くん
  「うーん。 難しくないですか、でも その、伝統の こう、美しさとか、
  “美” って 言われるものって、あるじゃないですか」
青木さん
  「ありますね」
岡田くん
  「日本美 というか。 僕、それも 大好きなんですよね」
青木さん
  「へぇー」
岡田くん
  「お茶碗の持ち方でも、こう、中指を持てるとこは、ちょっと 凹ましてやったりとか・・・」
青木さん
  「うんうん」
岡田くん
  「機能と、その、なんだろう、
  情緒感 とか、優美 っていうのか、無駄の無さだったり とかっていうものが、詰まってるものと。
  今のデザイン ていうと、やっぱ、そこだけじゃない じゃないですか」
青木さん
  「そうですね、うーん」
岡田くん
  「伝統の美しさと、いま言われてる、デザイン とかっていうもの って、
  もっと ちょっと、違うとこ 見てたりもするし」
青木さん
  「うんうん、うんうん」
岡田くん
  「そこ、両方を混ぜながらの、美術 っていうのかな・・・ってなると、
  難しかったりは しないですか?」
青木さん
  「うーん。 あまり、デザインに寄り過ぎると、難しいんですけど、必然と、
  昔からある、伝統とされてる、素材や技術を使ってるので、
  自然と、伝統 っていうのは入ってきますね、作品に」
岡田くん
  「うーん」
青木さん
  「冷たさ っていうのは、結構、削ぎ落とされるというか、しっかり、伝統が入ってますね」


(曲)
DARIUS AND FINLAY FEAT.NICCO 『HOLD ON』
Hold on


(曲)
MACY GRAY 『BEAUTY IN THE WORLD』
Sellout


岡田くん
  「今の作品では、西洋的な要素も、どんどん 入ってきてる っていうのは、あるんですか?」
青木さん
  「うーん。 僕の作品で よく言われるのは、
  日本的でもないし、西洋的でもないし、どこの国か わからない、って よく言われますね」
岡田くん
  「うーん・・・そういうの、狙って やってるんですか?」
青木さん
  「いや、何も、狙って やってないですね。
  僕、作るものに対して、すごい、考えが シンプルで。
  どういったものを作りたいとか、コンセプトとか いろいろ聞かれるんですけど、
  ただ単に、僕は、自分が欲しいものを作ってるだけ」
岡田くん
  「はぁー」
青木さん
  「それだけ なんですよ」
岡田くん
  「陶芸界が 変わった、っていうのは、具体的に、どういうふうに 変わってきてる・・・」
青木さん
  「そうですね、まず、変わってるのは、
  僕らの世代、30代前後の作家さんが、いま、ものすごい 多いんですよ。
  いままでは、そういうことが 全く無かったんですけど、
  ほんと、ここ10年で、そういう、若い作家さんが、デビュー を しやすくなって、
  実際、展覧会を バンバンやって、陶芸家が増えてる。
  結構 いま、ジワジワ 活性化してきてるんですけど」
岡田くん
  「うん。 活性化 してきてるからなあ。 いやあ、最近ねぇ。
  好きな作家さんとか、いるんですか?」
青木さん
  「よく 聞かれるんですけど、好きな作家さん。
  いま 人気がある、陶芸家の 青木良太さん。 作家さんが 好きです、って、
  僕、自分の作品が、一番 好きなんですよ(笑)」
岡田くん
  「そらぁ まあ、そうですよねえ。
  自分の作品、好きだから 作っていけるんで」
青木さん
  「そう、で、カッコいいなあ! と思って、いつも 使ってる(笑)」
岡田くん
  「アハハハ! いつも そうなんですか。 自分の、
  あ、カッコいいなあ、これ! みたいな」
青木さん
  「って思います。 けど 僕、結構 いろんな 作家さんのものを買うんですね。 食器とかを 買って、
  あ、これ いいなあ! とか 使ってくんですけど、やっぱり、日が経ってくと、
  やっぱ、青木良太 のかな って。 そういう作家さんのは、食器棚の 後ろに行っちゃいますね」
岡田くん
  「うーん。 陶芸の良さ って、何だと思いますか?」
青木さん
  「陶芸の良さ。 陶芸の良さ かぁ・・・」
岡田くん
  「あの、なんだろう、本当の 陶芸の良さ って、こう、わかってほしいのか、
  それとも その、わかんなくてもいいのか、どっちが あります?」
青木さん
  「日本人なら 誰しも、陶芸の良さ っていうのは、わかれる・・・わかるんですよ」
岡田くん
  「例えば、デザイン として、陶器の良さ って、あるじゃないですか。」
青木さん
  「うん。 じゃあ、もっと言うと、面白いのが、
  陶芸家さんの お皿が、1枚、丸い 白い お皿が あるとします。
  例えば、コンビニで おそうざいを買ってきて、その おそうざいの上で、
  玉子焼きとか 肉じゃがを 食べるんじゃなくて、それを 移しかえる。
  お皿に 移しかえるだけで、すごい 美味しく見えるんですよ。
  これって、日本人が持ってる感性の一つであって、海外の人 って、まだ それが 薄くて、
  日本人の人 って、主婦の方が こう、
  『あっ、これ、サンマ用の お皿ね』 とか 『これ、肉じゃが用の お皿ね』 とか 買うんですけど、
  ヨーロッパとか アメリカの人は もう、白い ワンプレート のみで いいので、
  これは、日本が 受け止めてくれる土壌が あるというか・・・陶芸の魅力を」
岡田くん
  「そうなんだ・・・世界に見せていきたい 思い、ってうのは、強いんですよね」
青木さん
  「もちろん、すごい 強いですね」
岡田くん
  「理解してほしいとか」
青木さん
  「してほしいし、してもらえると思います。
  それは、400年前 桃山時代に、秀吉と 信長が、その文化を植え付けたので」
岡田くん
  「うん。 最近、キテるな、ってのは あります?」
青木さん
  「最近 キテる・・・」
岡田くん
  「最近、流れ、オレ達に キテんな、みたいな」
青木さん
  「いや、そんなこと言ったら、叩かれちゃうんで、言えないです(笑)」
岡田くん
  「(笑)もっと 知ってほしい って、ないですか?
  例えば、若い女の子では、例えば なんだろうな、
  海外の作家さん、ルーシー・リー とか。 ブームに なったりとか、展示会とかで ありましたけど、
  こう、もっと オレら、知ってくれよ とか」
青木さん
  「いや、すごい、その気持ち ありますね。 特に、若い世代に 知ってほしいですね」
岡田くん
  「うーん、若い世代。 どうしたら、知ってもらえますかね。
  いや、なんか、勝手な あれだと、陶器の 本当の良さ って、こう・・・
  わかんのかな? と思ったりもするんですよ、日本の人 って。 いまの子達」
青木さん
  「あー・・・」
岡田くん
  「なんか、陶芸家さん達が思う こだわり を、
  オレら、ほんとに わかってんのかな、って思ったりするんですよ」
青木さん
  「いや、そんな難しいこと考えなくても(笑)」
岡田くん
  「そういうの、いらない?」
青木さん
  「どっちでも・・・」
岡田くん
  「そうか。 いらないのか」
青木さん
  「安心です」
岡田くん
  「アハハハハ! 考えたりするんですよ、なんか・・・」
青木さん
  「そりゃ、しますよね」
岡田くん
  「もっと、なんかこう、本当の 陶器の良さ とか」
青木さん
  「うん」
岡田くん
  「東山文化、安土桃山 とかの・・・北山文化とか。 僕 好きなので」
青木さん
  「ふーん」
岡田くん
  「ナメちゃいけないと思ってる、構えちゃってる部分が あるのか、
  あの頃に できた、日本の文化 って、いまだに 残ってるし。
  美意識 だとか、今の時代に繋がる 礼節だったり、いろんなものが できてきた時で。
  その時代のもの って、すごいなぁ と思うんですよ。 そこから できて、今に繋がって。
  陶器も、その一つなので・・・」
青木さん
  「そうですね」
岡田くん
  「そっかあ。 でも、あんまり、ハードル上げなくても いい ってことですね」
青木さん
  「そうです。 ほんと、服とか アクセサリー 買う感覚で 『あっ、これ、私 好きかも』 って言って、
  それで 買うだけで、十分 いいと思うんですけど」
岡田くん
  「うーん。 自分のスタイル って、こう、何だって思ってますか?」
青木さん
  「自分のスタイル か・・・今の時代にしかできない作品を、僕が 作ることですかね。
  それ ってのは、いままでに見たこともない、美しい陶器を作ろうと 思ってるんですけど。
  そのために 僕は、人よりも、釉薬の研究 っていうの、ものすごい やってて、
  素材を引き出すために」
岡田くん
  「釉薬マスター」
青木さん
  「釉薬マスター ですね。 釉薬オタク」
岡田くん
  「光沢あるの、好きですよね」
青木さん
  「そうですね。 好きですね・・・」
岡田くん
  「それは やっぱり、意識して」
青木さん
  「いえ、いまは そういうシリーズを出してますけど、その他にも、
  すごい マットのものも あったり、ザラっとしたものだったりも、いろいろ 研究してます」
岡田くん
  「釉薬 って、結構、塗り重ねたりとかも するんですよね」
青木さん
  「あっ、結構 詳しいですね。 ほんとに そうで、普通 一回しか 掛けないんですけど、
  結構 ベテランの人になると、もっと こだわりをもって、何回も 塗り重ねて、
  もっと 複雑なものを作ったりとか、やってますね」
岡田くん
  「そこら辺 なるともう、すごいですよね」
青木さん
  「帰ってこれないですね、その世界は(笑)」
岡田くん
  「釉薬の研究 って、具体的に どうするんですか?」
青木さん
  「例えば、理科の実験室みたいに、いろんな粉が あるんですね。
  硝石 だったり、硅石 だったり、灰 だったり、
  それを、0.01グラムも測る 計量機 っていうんですかね、その 秤に、
  じゃあ、硝石を 10グラム、じゃ、このマンガンを 0.5グラム とか。
  で、コリコリコリ って ミックスして、水を入れて、
  それを テストピースという、四角い クッキー みたいなものに塗って 焼くと、
  発色して、出てきますね」
岡田くん
  「どういう 色味になっていくのかとか。 薄い・・・こだわり ですよね。
  細かい 色味とか、雰囲気とか、質感とか」
青木さん
  「そうです」
岡田くん
  「それを こだわって・・・何年かかりました? そういうの、わかってくるのは」
青木さん
  「えっと、僕、一番 陶芸の魅力と思ってるのは、釉薬だと思ってるんですけど、
  それは 僕、学生のうちに それ、気づかされましたね」
岡田くん
  「うーん」
青木さん
  「あ、釉薬 って、こんな 面白いんだ。 陶芸 って、こんなに 面白いんだ、と思って。
  それで、研究ばっかり してました」


(曲)
SEMISONIC 『CHEMISTRY』
All About Chemistry


岡田くん
  「絶対 陶芸家になる、っていう、意思を支えたもの ってのは 何ですか?」
青木さん
  「そうなんですよね、これ。 意思を支えたもの・・・
  ほんと、勘違い・・・なんですかね。 自分で(笑)勘違いしてる」
岡田くん
  「アハハハ。 勘違い、じゃない じゃないですか? 勘違い ですか」
青木さん
  「いや、オレは 陶芸家になるんだ! って、ずうっと 勘違いと・・・思い込ませてたから」
岡田くん
  「それが でも・・・どうなんスかね。 それが でも、いい方に。
  そのために、努力したわけですもんね」
青木さん
  「そうですね、ほんとに。 出会った瞬間に、これしかない! って、衝撃が あったので、
  これに決めよう、と思って、突っ走ってましたね」
岡田くん
  「出会った瞬間に、衝撃 持てる って・・・」
青木さん
  「あ、なんか ありますか? いままで」
岡田くん
  「オレねぇ、無いんですよー」
青木さん
  「いろいろ、経験されてそうじゃないですか」
岡田くん
  「いろいろ 経験したんですけど、やっていくうちに、これだな! っていうことは あるんですよ。
  例えば、芝居とか。 やっていくうちに、これが オレ、やりたいんだ、とか あるんですけど、
  でも、最初に ビビッ ときて、これだ! って思ってないので」
青木さん
  「あー」
岡田くん
  「もしかしたら、違うのかもしれない・・・(笑)」
青木さん
  「そんなことは ないですけど(笑)」
岡田くん
  「アハハ!」
青木さん
  「人によって、違うから」
岡田くん
  「人によって、違うんですよね、でも」
青木さん
  「違います」
岡田くん
  「ビビッ ってくる って、やっぱり でも、いいじゃないですか」
青木さん
  「恋愛に近いものかと思って。 徐々に好きになってく人もいるし、
  僕の場合は 最初から、わっ! この子しかない、っていうぐらいの かんじだったのかな」
岡田くん
  「うーん。 何が 違ったんですかね。 これしかない、って・・・」
青木さん
  「直感ですかね、この、やってく」
岡田くん
  「うーん。 作る上で、大事にしてること って、何ですか?」
青木さん
  「焼物 ってのは、ほんと、普通に 何万年も残るんで、焼いたら。
  だから、下手なものは、絶対に 残さない って思って やってますね。
  世の中に 出して、何これ、こんな ダセえの作りやがって って言われる作品は、
  絶対 出したくないと思ってますんで。
  そのクオリティー だけは、しっかり 守ってます」
岡田くん
  「作るときに 大切な感覚 って、何ですか?」
青木さん
  「感覚。 感覚かぁ・・・」
岡田くん
  「ノリ?」
青木さん
  「ノリ(笑)軽くなっちゃった」
岡田くん
  「(笑) ノリ って言っちゃうと、軽くなるじゃないですか」
青木さん
  「軽くなりますね(笑)」
岡田くん
  「難しいなあ と思って。 でも なんかこう、呼ばれたりとか、
  土に 教えてもらったりとかって こう、直感なんですかね」
青木さん
  「直感・・・」
岡田くん
  「直感 と 技術が、融合してる ってことですもんね」
青木さん
  「そうです」
岡田くん
  「上手く、こう、知識と技術が 融合して、直感 で 作り込んでいく っていう」
青木さん
  「うん。 ほんと、そこですね」
岡田くん
  「ねえ。 青木さんの作品は でも、
  なんだろねえ、暖かみのある・・・なんて言われたら、嬉しいですか?」
青木さん
  「カッコいいねえ って言われたら、一番 嬉しいです(笑)」
岡田くん
  「シンプルに・・・シンプルに。 いま、でも どんどん 高くなって・・・ねえ」
青木さん
  「いや、そんなことないものも あります(笑)だいじょぶです」
岡田くん
  「そんなこと ないですよ。 なかなか買えないものばっかり」
青木さん
  「いえいえ」
岡田くん
  「アハハハハ! でも、嬉しいことですよね」
青木さん
  「評価されてる ってことは、嬉しいことですね」
岡田くん
  「ねえ、どんどん・・・こっから、でも こう、いろんな人に 知ってもらいたいけど、
  ねえ、値段も 上がっていくし」
青木さん
  「うーん。 そこも、セーブしなきゃいけないし と、いろいろ考えてます」
岡田くん
  「うーん・・・人間国宝になりたい っていうこと、言ってますけども、
  今でも、目指してらっしゃいますよね」
青木さん
  「いや、残念ながら、今は 人間国宝、目指してないですね」
岡田くん
  「あっ、ほんとですか(笑)」
青木さん
  「ちょっと 残念なんですけど、これからは まあ、さっき言ったように、
  若い、新しい日本の世代の子達にも、知ってほしいだけじゃなくて、やっぱり、
  日本は、世界に誇る ナンバーワンの文化なんですよ」
岡田くん
  「うん」
青木さん
  「なので、これは 世界に広げていきたいなぁ、と思って やってますね」
岡田くん
  「どういうふうに、広げていきたいですか?」
青木さん
  「やっぱり、世界の アートマーケット とかでも、評価されるように なっていきたいと思ってます」
岡田くん
  「あぁ、そういえば そうですね。 そういえば、そんなに こう、
  言われないですね、日本の文化なのに。 文化 っていうか・・・」
青木さん
  「そうなんですよ。 まだ 認められてないんですよ、世界では」
岡田くん
  「400年 ていう、歴史だからですかね」
青木さん
  「いえ、もっと、縄文時代から、何万年前から あるんですけど、
  世界では、陶芸・・・セラミック っていうのは、結構、
  クラフト っていうかんじで、アート とは、されてなかった。
  軽いかんじで見られてて、ようやく いま、ちょっとずつ、考えも 変わってきてるんですけど」
岡田くん
  「あ、そっか。 そんなに こう、評価が高い っていうのでは ないんですね」
青木さん
  「ないです」
岡田くん
  「あんなに、面白い・・・」
青木さん
  「そうなんですよ」
岡田くん
  「美しいものなのに」
青木さん
  「うーん」
岡田くん
  「出来過ぎちゃったんですかね」
青木さん
  「いや、まだ 世界の人が、知らないだけでしたね。
  僕、この前、ニューヨークで 個展 やってきたときも、いろんな きれいな色、
  釉薬のシリーズの ボールを 持ってったんですよ。
  で、やっぱり、来る人 来る人 『あっ、こんな綺麗なの 見たことない!』 って言ってて、
  あっ、やっぱ 知らないだけなんだ、と思って」


(曲)
FOESUM 『SOME THINGS NEVER CHANGE』
Perfection [12 inch Analog]



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、青木さんと お話をさせていただきました。
いやぁ、でもねえ、ちゃんと されてますよね。
あの・・・ちゃんとして って言うと、変ですけど、
来るときにも、お菓子 『岐阜からの お土産です』 っつって、お菓子くれたり。
帰りも、だって 僕、陶器 いただいちゃいましたから。 これ、嬉しいですよねえ。
ほんとに、ちゃんと されてるし。 でも、なんか こう、イケイケで、
ちゃんと 伝統を踏まえながら、こう、やっていってんだなぁ と思うんですよね。

でも ほんとに、アート界では、
チャイナ って 呼ばれたりするんですよね、この、陶器の やつとかって。
やっぱ なんか、悔しいですよね。
そっから 伝統が来てたりも するんですけど、そことは違う、
日本独自の、進化した 陶磁器の流れ っていうの ありますから。
そこも、こう、知ってもらいたいな っていう思いは、すごく わかりますし。 うーん・・・

ほんとにねえ、僕も 好きなので。 面白いものは あるんですよ、やっぱり。
一個 それがあると、あ、存在感が コイツ 違うなぁ、みたいな。
いっぱい並んでるけど、コイツ 存在感 あんなぁ、みたいなのにね、出会ったりするんですよね。
そういうの、めっちゃ高かったり しますけど(笑)

そういう 陶器とか、手に触れたときに、
人が 練って作って、やってきた情熱だったり、その 土の質感だったりとか。
大量生産ではない 良さ、とかっていうのも あると思うんで、
そういうのも もしね、よければ、みなさんも 体験してもらえれば、いいんじゃないかなぁ と思います」


(曲)
RON SEXSMITH 『HANDS OF TIME』
Time Being (Dig)



(青木さんからの コメント)

「食べていけそうなとき ってのは、学校を卒業して、1年半を過ぎたぐらい だったんですけど、
その時に、すぐに 食べていけるとは 思わなかったんですけど、
バイト 辞めるか 辞めないか、ほんと、辞めたら、来月 死ぬかもしんないけど、
けど、もしかしたら 食えるかも、という時期だったんで、
より、崖っぷちに立たされて、もっと やってやろう って気持に なりましたね。

陶芸家として、食えるように なったときは、ほんとに すごい幸せで、
自分の好きなもん 作って、自分の 好きな生活が できる。
ほんとに、幸せでしたね」

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