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2010/06/27 on air  「映画を作る喜びって何ですか?」                  (guest) 小栗旬さん


監督 小栗旬×映画 『シュアリー・サムデイ』~マジに面白いもの作ろうぜ~ [DVD]




監督 小栗旬×映画 『シュアリー・サムデイ』
~マジに面白いもの作ろうぜ~ [DVD]






(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思います。

えー、今日のゲストはですね、友達です。
これはねえ、どうなんでしょう。 やり易いのか やり難いのか っていうのも、難しい話ですけど、
まあ、発表しちゃいましょうか。 えー、発表します。
今日のゲストは、俳優で、尚且つ 映画監督の、小栗旬さん です。

ま、旬 て呼んでんので、でも ま、今日は 小栗・・・小栗くんて言いますけど、アハハ(笑)あの、
小栗くんとはですね、あのー、22ぐらいかな? オレが。 21か 2ぐらい。
彼が、19ぐらいのときにですね、一緒に 作品に出たことがあって、そんときから なんですよね。
そんときに すごく、ま、僕の方が 年上だった っていうことと、ま、いろんなことで、
そっから すごく、連絡を、ずっと くれ続ける(笑)俳優さんというか、
すごく、熱いし 真面目だしね、あの・・・なんか、照れくさいスね(笑)
あの、普通に、仲間だから、
やっぱ、友達 っていうよりも、仲間な かんじがするので、
なんか、今日は 何を聞いて・・・

実は もう、話してあることが 多いんですよ。
今日、聞こうかみたいなの、スタッフと話をしてた、こう、映画のこととか、
実は もう 『感想 聞かしてくれ』 っつって、個人的に、映画を渡されて、観て、
感想は もう、伝えているのでね。
ちょっと、難しいような、楽しみなような、いろんな感じは ありますけども。

えー、そうですね、小栗くんに、今日はですね、
“映画を作る喜びって何ですか?” というテーマで、お話をしたいんですけども。
7月17日から、小栗旬 初監督作品 『シュアリー・サムデイ』 が公開されます。
俳優ではなくて 監督として、映画の現場に関わってみて どうだったのか。
なぜ、映画監督を やりたいと思ったのか、など。
ここ数年、映画ばっかりやってる 二人で、真剣にね、じっくり話してみたいと思います。

“映画を作る喜びって何ですか?”

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
GEORGE BAKER 『LITTLE GREEN BAG』

レザボア・ドッグス ― オリジナル・サウンドトラック


岡田くん
  「なんか、仕事で会うとね、微妙・・・だね。」
小栗くん
  「なんか、そうッスね。」
岡田くん
  「(笑)」
小栗くん
  「おはようございます、なんて、久しぶりに言った っていう感じが。」
岡田くん
  「アハハハ!
  なんか、夜、いつも、なんか 会うかんじだから(笑)」
小栗くん
  「仕事で会うのは・・・」
岡田くん
  「仕事で会うのは、22とか。
  旬が・・・」
小栗くん
  「もう、オレが、21とか ぐらいだから、7年ぶりとか。」
岡田くん
  「(笑)」
小栗くん
  「仕事場で 会うのは。」
岡田くん
  「そっから、二人で いろいろね、チョロチョロ やってますけど。」
小栗くん
  「チョロチョロ パッパ、してますけど。」
岡田くん
  「チョロチョロ やってますけど(笑)
  こうやって、なんか、二人で話す ってうのも、なかなか無いからねえ。」
小栗くん
  「でも、オレ、すっごい 出たかったんですよ、ほんとに。」
岡田くん
  「そう、だから、電話して。 オレに 電話して来て 『出して』 って。
  なんで、そんなに・・・」
小栗くん 
  「このラジオ って、
  頭が良かったり、何かを 成し遂げた人しか 出れない番組だと、ずっと 思っていて、
  だけど この間、ほんとに たまたま、藤原竜也が 出てるのを聴いて、
  あ、なんだ、コイツ 出れんなら、オレも 出れんじゃん、て思ったんですよ。」
岡田くん
  「アハハハ!」
小栗くん
  「うん。」
岡田くん
  「そうよね。」
小栗くん
  「俺より たぶん、ちょっと 知能指数 低い方だから、アイツは。」
岡田くん
  「ウハハハハ!」
小栗くん
  「だから、いいんだな と思って。」
岡田くん
  「オレ、めっちゃ 気い使って 喋ったけどね。 あ、それで?」
小栗くん
  「そうそう、それで、あっ・・・」
岡田くん
  「その、オンエアの日かな。」
小栗くん
  「そうそう、ほんと、ちょうど聴いて すぐに、たぶん、電話したんだよね。」
岡田くん 
  「オンエアの日に、電話くれて。」
小栗くん
  「オレも出してよ! っつって(笑)
  『いや、お前、そんなこと言ったら、みんな 喜んでくれるだろうけど、タイミング合うの?』
  みたいな、そんな感じだったんですよね。
  今回、タイミング 合ったんで、ほんと 良かったです。」
岡田くん
  「そうそう、良かった。 スケジュールも 合わして来てくれて。」
小栗くん
  「で、このラジオは 絶対に、ちょっと 違うタイプの リスナー達がいるラジオだと思うので、
  そういう人達にも ちょっと、この、今回の映画のね ことも 伝えたくて。」
岡田くん 
  「 『シュアリー・サムデイ』 」
シュアリー・サムデイ (角川文庫 ん 35-1)
小栗くん 
  「はい。」
岡田くん 
  「そうなんですよ。 初監督作品 『シュアリー・サムデイ』 これまず、どんな映画ですか。
  オレ、もうね、話しちゃってるから、ちょっと まあ、気持ち悪いかもしれないけど。」
小栗くん
  「全然いいです、全然いいです。 もう、大いに 褒めて下さい。」
岡田くん
  「アハハ! 話しちゃってるから、あれだけど、まず、どういう作品か っていうのをね。」
小栗くん 
  「どういう作品か。」
岡田くん
  「オレが言った方が いいか。」
小栗くん
  「そうですね、じゃあ、言ってもらってもいいです。」
岡田くん 
  「(笑)あのね、あのー、あんま 面と向かって言うの、なんですけど、
  ほんとに、いい映画ですよ。」
小栗くん 
  「ほぅ。」
岡田くん
  「ほんとに いい映画。 ほんとにね あの、
  映画として、これが わかんない って言うのであれば、その、
  ちゃんと観れてんの? って思う 作品だと思うし、
  あの、申し訳ないけど、こんなにやれるんだと 思わなかったです。」
小栗くん
  「(笑)」
岡田くん
  「あの(笑)こーんなに、本気で ちゃんとやれるし、その まあ、伝えたよね。」
小栗くん
  「うん。」
岡田くん
  「こんだけ、監督として しっかりやれて、撮れて、演出も出来て、役者さんも、よく見えるし、
  愛情もって 映画を作って、その なんか、わかってる人達は、足りないとか、
  引きが足りないとか、いろんなこと 言うかもしんないけど、そういうもんではなくて、
  勢い だったりとか、日本の、なんだろう、映画の勢いだったりとか、
  そういうものが しっかりある、ほんとに いい映画だと思いますよ。
  気まずいね。」
小栗くん
  「そうスね。」
岡田くん 
  「アハハハハ!」
小栗くん
  「いや、でも 実際、この間も、こういうふうに お褒めを頂きまして、  
  ま、すごい・・・すっごい 僕も、映画を渡すとき、ドキドキ してたんですよ。」
岡田くん
  「しかも なんか、すごい、映画も、普通 これ、なんか、出る ってなったら、
  その前に、オレ 『SP』 の撮影を、東宝で してて。」
小栗くん
  「そうそうそう。」
岡田くん
  「4スタ かなんかで してて、
  旬が、いまの映画を・・・」
小栗くん
  「3スタ で、撮ってたんですよ。」
岡田くん 
  「3スタで、隣に来て。 家、取りに帰ってまで、映画を 見せてくれたんだよね。
  マネージャーさんに、ちょっと、家、取りに帰って って 言ってまで、映画を 持って来てくれて。」
小栗くん
  「もう、早く 見せたくって。
  で、まあ、いろんな こう、言い訳、補足を、DVD 渡すときに しながら・・・」
岡田くん
  「アハハハハ(笑)」
小栗くん 
  「無理に、圧縮したタイプだから、口と声が 合ってないとことか あるかもしんないけど、
  その辺は、大目に見てくれる? とか っつって、
  最初から ちょっと、弱腰で、伝えて行ったんですけどね。」
岡田くん 
  「いや、すっごい 良かった。
  自分では、どうだったんですか? やっぱ、この作品に取り組む っていうのは、
  やっぱり、相当な チャレンジだし。」
小栗くん
  「そうですね。 正直、現場的なことを言えば、
  確かに スタッフさんからも、こんなに 演出する監督、久しぶりに会いました って、
  言われるぐらいの状況では あったんですが、
  自分的には、そんなに してるつもりも ないし、当たり前のことを やっているつもりで、
  何かが出来ているとか、こう、思ったように動けてるってことは、ほとんど無くて、
  実際、結構 いろんなところで 撮っているんですよ、ロケが多くて。
  だから、スケジュール的にも、かなり タイトで、ほんとに、現場を撮ってる最中は、
  自分が、前日 見ていたビジョンに、上手く 当てはまっていないことの方が、すごく 多くて、
  撮れてる達成感も あまり無いし、いけてるんだろうか、これは、って思って、家に帰って、
  とにかく もう、明日のことは、もう少し クリアにしなきゃ、もう少し クリアにしなきゃ、
  っていうことの 連続だったんですよね。
  で、現場でも、やっぱり それは、スタッフから 言われたんだけど、
  俳優を 大事にしすぎているから、ほんとは もっと、別の言い方で伝えちゃえば 早いことなのに、
  監督は ちょっと、時間が かかり過ぎる と、言われたり・・・」
岡田くん
  「演出する部分でね。」
小栗くん
  「そうそう、そうそう。 ってこともある って言われて。
  でも、僕自身が、こう、ガンガン 言われるのが、嫌いなタイプなんですよ。
  だって、怒ったから 良くなるわけじゃないと思っているので、  
  見たいものは、自分が こんなふうにしてほしい っていうことを 相手に伝えて、
  その彼が やっぱり、腑に落ちて動き出す っていうことが、大事だと思うんで、
  そこには 時間が、結構 かかってしまったんだけど、
  みんなからは、ちょっと 優しすぎるとか、気い使い過ぎてる とかって言われちゃって、
  そんなつもりは無いんだけどなぁ と思いながらも、
  でも、やっぱり その、僕の中では、そこは すごい、弱気な部分なんだけど、やっぱり、
  どんなものを作るのか わからない人間が、目の前で 動いていて、
  それに 乗って来てくれた人達に、やっぱ、不信感とか 不快な思いをさせながらも、
  現場を回して行きたくない っていう思いが、すごく 強くあったんですよね。」
岡田くん
  「うん。」
小栗くん 
  「だから やっぱ、気持ち良く 芝居してほしいし、なんか その、
  例えば、中には、現場で、ワァー! って叫んで 怒鳴るスタッフも、中には いたりするけれども、
  それによって、昔 僕は、委縮したことがあったから、
  いまは もう、全然そんな、いいや と思って、
  自分は、俳優の立場で やるときには、やってるんだけど、
  中には、それはちょっと、あ、これは嫌だなあと思って、そんなことに 気を取られてて、
  芝居が ちょっとこう、疎かになるっていうね・・・」
岡田くん
  「やりづらいよね。」
小栗くん
  「こととかが あることだけは、絶対に したくないと思っていたから、そうしたんだけど、
  なんか まあ、そういうことは、いろいろ、ほんとに ありながら、
  だから ほんと、毎日 毎日、正しいことが出来ているんだろうか。 で、それこそ、作ってて、
  思い通りに行かない なんてことは、当たり前にあると 思ってはいたんだけど、
  こんなに、自信を持てなくて、だいじょぶなのだろうか っていう・・・」
岡田くん
  「アハハ! なんかね、やっぱ、撮ってたときも、ちょこちょこ 連絡くれて、
  うーん・・・て言ってたのを 覚えてる(笑)」
小栗くん
  「(笑)」
岡田くん
  「なんか 『やっぱ ちょっと、人に伝えるのって 難しい ッスよねえ』 みたいな話とか。」
小栗くん
  「(笑)」
岡田くん
  「いや、サイズの。 カメラサイズが、うーん、とかって言いながら、
  相当、悩んでたじゃん。 あんだけ、カット割りを撮る って言ったら、
  やっぱり、嫌がるスタッフも、もちろん いるし。」
小栗くん
  「そう。 だから、ほとんどが 映画のチーム、だったんだけど、24(ニイヨン)P で撮って。」
岡田くん
  「24(ニイヨン)P、はいはい。 カメラの種類ですね。」
小栗くん
  「カメラの種類ですね。 で、やってたときに、照明部のヤツとかが、端っこの方で、
  チッ (舌打ち) ドラマのカット割りじゃねえんだよ、とかって 言ったりするわけよ。」
岡田くん
  「アハハ! あるよね。」
小栗くん
  「そう。 うわっ、言われた! みたいな(笑)」
岡田くん
  「そんなの、しょっちゅう あるよね、こだわると。」
小栗くん
  「そうそう、そうそう。 あー、出たな~、みたいな。」


(曲)
菅野よう子×巧&Unsung Heroes 『SURELY SOMEDAY』

SURELY SOMEDAY


岡田くん 
  「相当、悩んでたよね。」
小栗くん
  「そうですねえ。」
岡田くん
  「イン する前とか。」
小栗くん
  「イン する前は ほんとに、前日、2日前ぐらいですかねえ、プロデューサー の方に、
  いままで掛かった資金、全部 返すから、
  やめさしてほしい、っていうメールを 送った時もありましたね。」
岡田くん
  「だよね。」
小栗くん
  「いや、でも、考え方として、やっぱり 自分のやりたいことを やろうとしてるから、
  たまたま 今回は、プロデュース陣が、それに乗ってくれて、動いてくれて、
  製作委員会 ってものを作ってくれたから、
  僕は、人のお金で 踊らせてもらった部分は ありますけど、
  やっぱ、これを 現実化させるって なったときには、やっぱり、自分の、
  言ったら ポケットマネー で作ることも、やっぱり、あることだとは思ってるし、
  そのために 自分は、俳優として、
  ま、お金のために働いてるつもりは ないですけど、でも、俳優として 手に入れた それは、
  いつか そういう、製作資金に回すんだ っていう思いで、動いて来たりしてる部分もあったんで、
  でも、本当に、今回の、インする前は、そのぐらい、
  もう いままで、とりあえず きっと、これじゃ たぶん、
  オレの貯金じゃ 足りないけど、数年かけて お支払いするから。」
岡田くん
  「アハハハ。」
小栗くん 
  「ちょっと、もう一回、この、映画を作るという、
  よくわからない こう、無限のループ みたいのが、見えて来ちゃったんだよね(笑)」
岡田くん
  「(笑)」
小栗くん 
  「だから、一回 ちょっと、離脱さしてくれないかなと思って。」
岡田くん
  「なぜ、監督をやろうと 思ったんですか?」
小栗くん
  「うーん・・・一番に、影響は、うちの兄 なんですけど。
  うちは、両親が、すごい 映画好きで、
  昔、ブロックバスターズ ビデオ っていう、ビデオレンタル屋さんが、実家の側にあって、
  で、両親が、
  その当時 まだ、二泊三日しか 映画が借りれなかったんですよ。 7泊8日とか 無くって。
  で、2泊3日の 3本を、ほぼ 同じペースで 借りてるお家で、
  だから、家に帰ると 必ず、映画が3本ある っていう家だったんですよね。
  でも、両親 あんまり、邦画は観ない人達だったんで、
  で、親父は、スティーヴン・セガール しか観ないし。」
岡田くん
  「渋いね。」
小栗くん
  「ハードボイルド系。」
岡田くん
  「ハハハハ!」
小栗くん
  「沈黙の なんとかシリーズ とか ばっかり観てたんだけど、
  お袋は すごい、多ジャンル 観る人で、そういうのを観てるうちに、うちの家族は、
  兄が、映画監督になりたい っていうふうに言い出して、
  姉が、特殊メイク やりたい なんていう話になって、
  でも 僕は、すごい 目立ちがり屋 だったんで、出たい 出たい とかっていう、
  そんな 家族構成だったんですよ。」
岡田くん
  「うん。」
小栗くん
  「で、オレが 中学 上がるときに、兄が 高校卒業して、留学して、 
  海外の そういう、シアター コース みたいな学校に、
  語学学校 行ってから、行くように なったりしているなか、
  兄と、結構、映画のことを話す機会があって、その中から、
  自分の夢としては、いつか、兄の撮るものに出る っていう考え方が、
  最初に、スタートは して行ったんですけど、
  だんだん、年齢 上がって来るうえで、こう、話して行くうちに、なんか、
  もしくは、この人のために、プロデュース っていうことも出来ないかなとか、
  なんか、この人の、オレは いつも、話 聞いてると、兄は、才能があると思うから、
  この才能のある人を、なんとか 世に出せないかなとか、
  そういう考えになって行ってたんだけれども、
  それとは 別で、芝居を、俳優として やって行くなかで、
  どんどん やっぱ、演出を受けることが 少なくなって行ったんですよね。」
岡田くん
  「年を重ねるたびに・・・」
小栗くん
  「うん。 で、監督から、
  現場に行っても、こうしてほしい ああしてほしい って言われることが、どんどん 無くなって行って。
  で、僕は、自分の考え方として、自分一人の発想 って、やっぱ、限界があると思うんで、
  そこに、演出家だったり、それぞれ いろんなスタッフの 何かの力が、要素が加わって、
  自分の幅が、どんどん 広がって行くものだと思っているから、
  どんな 些細な意見でも、言ってもらった方が いいと思うタイプ なんだけど、
  やっぱり、どんどん 言われなくなって行くし。 ほんと、心の中では、
  お前が 演出するより、オレが 演出した方がいい って思ってる監督なんて、山ほど 出て来て、
  その結果、やっぱり、ちゃんと 芝居をする映画を、オレは 撮りたい、
  っていうふうに、なって行ったんですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
小栗くん
  「だから、 今回の映画も、自分が撮った映画も、
  かと言って、すごい、芝居をしてるか っつったら、そうではないんだけれども、
  ただ、キャラクター 作りだったり、テンションの 振り幅だったり、あとは、
  フィクションだから、敢えて、こんなことをしてほしい っていうことを、
  チャレンジしてもらう っていうことが、やっぱり、ものを作る って、大事なことだな と思うので、
  そういうことを言える 監督でありたい っていうことは、ありましたね。」
岡田くん
  「うーん。」
小栗くん
  「そういう思いから、結果、撮りたい 撮りたい って言って、
  去年 やっと、撮らせてもらえることになった っていう感じですかね。」
岡田くん
  「まあ、でも なんか、すごく 芯 があって、取り組んでるじゃない。 いろんなことに。
  それは でも、すごいなあと思うしね。 あの、なんだろう、ほんとに、出るの 嫌がってたじゃん。」
小栗くん
  「ハハハハハ。 そうッスね。」
岡田くん
  「監督だったら、監督しか出来ない って言ってて、
  でも、周りの いろんなのがあって、結局、ちょっとした役で 出ることになったし、
  ブレてないよね。」
小栗くん
  「ハハハ! 結構ね、ブレるんですけどね。」
岡田くん
  「ブレた?」
小栗くん
  「結構、ブレるんだけど・・・」
岡田くん
  「ブレてたら、ゲスト出演で 出てくれてる人んとこ、カットしないからね。」
小栗くん
  「アハハハハ! 結構、ブレるんだけど、バァー っと、こう、ブレた結果、
  元に ポンと、戻って来るっていう感じなんですよね。」
岡田くん
  「うーん・・・元に戻る。
  なんかこう、監督をするにあたって、なんか、学んだこと って、あるんですか?」
小栗くん
  「学んだこと。」
岡田くん
  「うん。」
小栗くん
  「そうですねえ。 一番、学んだことは、
  僕ら 俳優が、作品に携わる手前には、こんなに多くのプロセスがあって、
  作品 って、立ち上がっているんだ っていうことは、初めて 知ったかな。
  監督という立場で、この作品に 携わって。
  まあ、監督 兼 企画者なんで、結局 最初の一歩から、ずうっと、
  ずうっと 段階 経て、ここまで来てたから。」
岡田くん
  「いろんな現状、知っちゃうわけだよね。」
小栗くん
  「そうですねえ。」
岡田くん
  「ものを作るにあたっての、しがらみだったり 現状だったり。」
小栗くん
  「そう 例えば、いまは、松竹さんが 配給になってくれてますけど、
  配給会社を決める っていうところからの話だったり、そういう部分でいうと、
  ある 某、超大手 アニメ会社。」
岡田くん
  「ああ、アニメ・・・」
小栗くん
  「某大手アニメ会社が、邦画を 初めて、配給で 掛けてもいいと、この映画を、
  言っている なんていう話になったときに、
  ただ、僕の映画、
  (・・・ ピー音 ・・・【音声を消すための効果音】) とか (・・・ ピー音 ・・・) とか、
  そういうセリフが、すごい多いんですよね。」
岡田くん
  「うん。」
小栗くん
  「そうすると、台本の このセリフを、これだけ直してくれたら 考える っていうオファー・・・」
岡田くん
  「まあ、条件がね。」
小栗くん
  「条件が。
  ふざけんじゃねえよ! それじゃ、この映画の意味、無くなっちゃうじゃん、
  とか っつって、そんなことになるみたいな(笑)」
岡田くん
  「それは、つきもんだよ、何でもね。
  それは、わかる、わかる。 オレも、経験してるから。」
小栗くん
  「なんか、ほんとに、大変な階段が、すごいあって、これを クリアして・・・」
岡田くん
  「いや、でも、強くなったでしょ。」
小栗くん
  「そう。 で、僕らの目の前にいた プロデューサー とか、監督 っていう人が、
  オレらは、何にも知らないで、平気で 文句言ってたんだな みたいなところとかも、
  考えたわけですよ。」
岡田くん
  「(笑)」


(曲)
BLACK EYED PEAS FEAT.STING 『UNION』

Monkey Business (Dig)


岡田くん
  「懐かしいね。 もう、7年か。」
小栗くん
  「そうですねえ。 いや、僕は 結構、衝撃を受けたんですよね、彼と 出会って。」
岡田くん
  「彼って、オレ?(笑)」
小栗くん
  「はい。」
岡田くん
  「あ、オレか(笑) オレか。
  何を、衝撃 受けたの?」
小栗くん
  「20・・・たぶん、准一くんは 23歳で、僕は 21歳で、
  NHK の 『大化改新』 ていうドラマを、一緒にさせてもらって、京都で撮影してたんですけど、
  その当時、僕は、まず、岡田准一、オレとなんか、口 聞いてくれないだろうな、
  っていうところからの スタートだったんですよ。」
岡田くん
  「(笑)」
小栗くん
  「ちょっと、距離感が。」
岡田くん
  「そんなこと ないよ(笑)」
小栗くん
  「V6 と、まだ 大して売れてない俳優だったんで(笑) かなりの距離感が あったんだけど、
  ある日、新幹線が一緒になって、帰るときに。
  『あ、となり座る?』 って 言われて 『あ、はい』 っつって、座ったところから、
  すごく こう、いま 僕が思ってること っていうのを、彼が、ずうっと 喋ってくれて。」
岡田くん
  「ウハハ!」
小栗くん
  「その当時、読んでる本とかの お薦めを、すごい、教えてくれたんですよ。
  たかだか、2個しか変わらないのに、こんなに 勉強してるんだ! この人、って思って、
  まあ 実際、こう、ちょっと、斜め横から見てた自分を、反省したわけですよね、
  岡田准一 に対して。」
岡田くん
  「そう・・・・アハハ、どうなんだろう・・・恥ずかしいなあ。」
小栗くん
  「それで、このラジオのことも、それも、うちの兄貴から聞いたんですけども、
  兄貴が、岡田くんのラジオ、すっげえ面白いよ、っていうの 兄貴から聞いて、
  あ、どんなの やってんだろ と思って、聴いたら、
  勉強がしたいから、勉強できる人達に 会って行く ラジオだ、っつって、
  この人、どんだけ 勉強したいんだろう! みたいな(笑)」


(曲)
BPA FEAT.SIMON THORNTON 『SUPERMAN』

I THINK WE'RE GONNA NEED A BIGGER BOAT


岡田くん
  「いろいろねえ、この、二人で やっぱり、語って来たことって あるじゃん。」
小栗くん
  「そうですね。」
岡田くん
  「時代をね、時代を憂いでる っていうか、変えたいとか。
  エンターテイメント界を なんとかしよう、つってね、話して来たからね。
  面白いよね。 いろいろ、広がって行くなあ とは、思う。」
小栗くん
  「思いますね。」
岡田くん
  「この前さあ、藤原くんに、こう・・・来たじゃん。 藤原くんが 来た時にさあ、こう、
  『オレら 役者が ちょっと、動いて やんなきゃ ダメなんですよ』 とかって言ってたの。」
小栗くん
  「うん。」
岡田くん
  「それは(笑)旬 から聞いたんだろうな っと思ったわけ。」
小栗くん
  「アハハハハ!」
岡田くん
  「旬 から 与えたんだろうな(笑)って思って、
  『岡田くんも、なんか・・・』 って、言われたわけよ。
  オレは(笑)こう、旬 とか誘って、周りから また、誘われ直れた、
  あれ? みたいな。」
小栗くん
  「(笑)」
岡田くん
  「戻って来た! みたいな とこがあって、
  やっぱ でも、そういうのって、面白いなって思うし。」
小栗くん
  「そうですね。」
岡田くん
  「いろんなとこの 考えがね、こう、まとまって、いろんな人が 変わって来たりとか。」
小栗くん
  「ほんと、ちょっと、言い方によっては、過激派ですからね。」
岡田くん
  「ま、普段ね。」
小栗くん
  「うん。」
岡田くん
  「オレら、危ないから、あんまり言えないこと、たくさん あるんだけど。」
小栗くん
  「まあ、それは やっぱ、そうやって、自分は 共演して、ちょっと、
  この人 いいなと思う人には、やっぱり、なんだかんだ、酒飲みに行く席で、そんな話をして、
  で、してると、それが そっちに また、行ってる みたいな(笑)」
岡田くん
  「世代とか って、どう思ってる?」
小栗くん
  「世代?」
岡田くん
  「世代とか、自分の世代とか、その なんだろう、すごく 集めて来るじゃん、人を。」
小栗くん
  「うん、オレが?」
岡田くん
  「うん。 集めて来るというか、なんか、準備してくれる っていうか(笑)」
小栗くん
  「わっかんないんですけどね、ただ、ま ほんとに、例えばの話、
  僕らの世代は、俳優が、すごい 豊富だ なんて、言われている世代だったりしたときに、
  いいも悪いも 別にしても、自分が こう、やっぱり 会ってみて、
  あ、この人は いい、この人は いい とかって、
  そういうふうに思う人達は、やっぱり 自分の世代ではあると思うから、
  そうすると、この世代で 何かしないと、もう ぼちぼち、
  ほんとに、何にも変わんねえだろうな とは思っている。」
岡田くん
  「まあ、オレらの世代で 変えなきゃいけないってことはね、
  ずうっと、言い合っているからね。 難しいけど・・・
  この前、松潤に会ったの。」
小栗くん
  「うんうん。」
岡田くん
  「うんだら、なんか・・・
  『旬から聞いたんですけど』 って、真面目な顔して、急に 来られて、
  『旬と話してるとこに、僕も 入れて下さい』 とか・・・」
小栗くん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「真面目に 言われて(笑)
  『ああ、いいよ~』 って 言ったんだけど、
  そういうふうに、すっげえ 広げてんなあ と思ったわけ。」
小栗くん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「アハ(笑)なんか、
  『僕も一緒に、そこの話 させて下さい』 って、ほんと 言われて(笑)
  『ああ、いいよ~』 って言うんだけど、
  ね、危ないからね、オレ達。」
小栗くん
  「そうね。」
岡田くん
  「あんまり、こうねえ。」
小栗くん 
  「そうなの、だから、ほんとに 何か、出来る環境みたいなものを、ちゃんと作って 渡さないと、 
  やっぱり、ただ、オレらと話をして、
  思いを そこに 持って行って、どうにもならない っていうことだと、
  やっぱり こう、問題が どんどん、生まれて行ってしまったりすると思うんで。」
岡田くん
  「ま、この前 話してた、
  7年 かかったんだよね。実際、具現化するのも、
  旬が 監督をやって、本気で こう、動き出すとかっていうのって。
  ずうっと昔から、やろうぜ、オレらが やんなきゃいけないとか、
  オレらの世代が こう、なんだろう、本当に責任持って、
  エンターテイメント っていうの 責任持って、ものを作って行かないと、
  ほんと もっと悪くなって行くし、
  下の世代に、アイツら、何やってたんだ って言われるぜ、みたいな話を、ずっと し続けて来てて、
  で、やっとね、責任もてる年に なった っていうか、お互いに。」
小栗くん
  「そうですね。 やっと ほんとに、そういう、
  ただ、ガキんちょが叫んでいる っていうだけでは なくなって来た、
  自分達の 立ち位置 っていうのにも、なって来ましたしね。」
岡田くん
  「いろんなことがね、わかったうえで、
  まあ いろいろあるけど、変えた方がいいよね、みたいな とか、
  言えるようになったというか(笑)ていうのは ありますけど。
  日本の映画界。
  (笑)これ、聞き難いな・・・」
小栗くん 
  「実際、いま 話してる、この感じね。」
岡田くん
  「もっと 過激だからね、二人んときはね。」
小栗くん
  「ラジオの前の、向こうの人達は、
  何 言ってんだろう コイツら、って 思ってるかもしれないですけどね。」
岡田くん  
  「わかんないでしょ。」
小栗くん
  「うん、絶対 たぶん・・・」
岡田くん
  「だから、わかんないんだよ、きっと。」
小栗くん
  「あ、コイツら、なんか、自分達 スゲエと思ってんだろうな って、
  たぶん 聴いてると思いますけど。」
岡田くん
  「アハハハハ! そうねえ。」
小栗くん
  「決して、そういうことでは ないんですけどね。
  自分らに足りないから、欲してるものが いっぱいある っていうことも、ありますけどね。」
岡田くん
  「うーん。 でも、なんかこう、言うと 荒波 立つし、調子に乗ってるとかって言われんだけど、
  でも、言わないと 伝わんないんだよね。」
小栗くん
  「そうですね。」
岡田くん
  「ていうの、すごく悩んだ 2~3年間 ていうの、オレん中で あって。」
小栗くん
  「いや、オレも、すっごい ありましたね。
  もう、いまや、調子に乗ってる、バンザイ、みたいなとこも ありますけどね。」
岡田くん
  「ハハハ! いや、でも、大変やない?」
小栗くん
  「いや、でも ほんとに、やっぱ・・・」
岡田くん
  「大変じゃない? 二人で会って、こう、いろいろね、
  時代が時代だったら、旗 持って、走ってんじゃん、きっと。」
小栗くん
  「(笑)」
岡田くん
  「すぐ、死んでんじゃん、オレ達。 でも・・・」
小栗くん
  「ウワー! つってね(笑)」
岡田くん
  「だけど、大変じゃない、と思うことはない?
  その なんだろう、いろんなことを、
  例えば・・・システムから わき出て やろうよ って、いろんなこと言い合って、
  進む力 って いって、いろんなこと思う人がいるから、
  こう、いろんな、大変だな って思うことは あるじゃない、きっと。
  システムとか、しがらみとか、会社とか。 そういうのは、どう?」
小栗くん
  「うーん。」
岡田くん
  「すごい いろんなこと、考えた上で 喋ってるから、
  あんまり、中途半端になってるかも しんないけど。」
小栗くん
  「それこそ、昔はね やっぱり、思うこと いろいろ あったし、
  やっぱ、俳優として、一生 生きて行きたい と思っているところがありましたけど、
  ま、実際 いま、この芸能界で、がんばって生きてても、そんな 楽しいことねえなあと思うから、
  逆に言うと、自分達の志 半ばで終わるぐらいなら、いつだって こんな、
  (・・・ ピー音 ・・・) と思っているところは あります。」
岡田くん
  「もっと、優しく 言った方がいい(笑)」


(曲)
NEIL YOUNG 『ROCKIN' IN THE FREE WORLD』

Rockin in the Free World


小栗くん
  「いまね、ずっと 准一くんなんかと話していることの、先のことで言えば、
  やっぱり、自分の志を、もちろん 受け入れられなかったり、
  それが、間違っている可能性も、絶対あると思うんですけど、
  でも、それを 具現化させたり、実現させたり、誰かの手元に届ける っていうことが、
  出来なくなるぐらいだったら、まあ、自分の 俳優という仕事が 無くなってしまっても、
  それはそれで、しょうがないかな っていうふうには、思っているかな。」
岡田くん 
  「まあ、オレらは そうだよね。」
小栗くん
  「実際 ほんとに、変な話だけど、家庭を持ったりしたら、
  また、考え方って変わらなきゃいけないのかなあ とは思うんだけど。」
岡田くん
  「そうだね。 ま、環境にもよると思うんだけど、
  なんか、この仕事をやってる意味 ってのを探せたじゃない。
  オレは もう、早くから探したし、旬も 探したんだと思うんだよね。 
  で、なんだろう、ねえ、名前を売って 顔も売って、何で この仕事をやってんだ って言った時に、
  決して、売れたいから っていうのではない っていうことが、わかってしまった人達じゃん。
  (笑)オレ達って。
  売れたい、キャアキャア 言われたい っていうよりも、
  もっと いいものを作って、面白いものを作りたいとか、
  クリエーター として、この仕事をしているし。」
小栗くん
  「まあ その、人気商売 っていうところもあるので、絶対ね、それも 必要なことだと思うし、
  もちろん、ガキの頃は、テレビに出たい 売れたい っていう、そういう目標があって、
  10代後半か、とか やっぱり、それなりに、
  街で 気付かれたいとか って、思ってたときも、絶対あったんですけどね、
  でも、それも全部ふまえて、今となっては、必ずしも、
  作品としての人気は、取らなきゃいけなかったりは するんですけど。」
岡田くん
  「もちろんね。」
小栗くん
  「でも、結果として そういうのは、後から付いてくるというか、二の次というか、
  二の次 って言ったら、また 誤解を生むかもしれないけど、
  でも、いいもの作って、観てる人達が 喜んで 楽しんだり、何か感じる っていうことを、
  まず、大前提に考えて やって行かないと、
  そこに やっぱ、自分達がどうの ってことは、意外と いらないんですよね。」
岡田くん
  「その、どこを目指して・・・」
小栗くん
  「え?(笑)」
岡田くん
  「この仕事、やってますか?」
小栗くん
  「どこを 目指して。」
岡田くん
  「うん。」
小栗くん
  「どこを 目指して・・・」
岡田くん
  「どこを 目指して、っつったら 変だけど、なんかさ、オレとかはさ、
  ほんとの 本質のとこへ行くとさ、現場のクリエーター だったり こう、
  いろんなクリエーター が、周りに 才能ある っていう人がいて、
  その人達が、力を発揮できる環境を作りたい と思って、全てに動いているんでね、
  そういう環境づくりをしたい。 そこが まあ、基本であるけど。」
小栗くん
  「でも それは、すっごい 僕も、ほんとに そう思いますし、
  ただ それは、准一くんの場合は、ちょっと オレらの、違う部分で言うと、
  准一くんの場合は、クリエーター っていう部分が、すごく強かったりすると思うけど、
  オレは、逆に言うと、いい俳優が 出て来ない ってことに、
  やっぱ、すごくムカついてることが いっぱいあるんですよね。
  こんなに素晴らしい 俳優達が、
  例えば、演劇界の裏側には いるのにとか、自分の身近な存在で いたりするのに、
  なんで 彼らに、こんなに、出来る環境が無いのか っていうことも、やっぱ、僕は 考えるから、
  そういう人達が、どんどん 出て行ってほしい。
  ていうのは、言ってることは おんなじだけど、求めてる人材の部分が、ちょっと 違うけど、
  でも それを、オレは いつも、准一くんから 聞いて、
  オレも、その話 行くと、ああ、あらためて そうだなと、
  やっぱり、クリエーター の人達だって、すごく 燻っているのに、
  ほんとに 表現できる場所を与えられていない ってことは、すごく思うし、
  それは、役者の そういうことに対しても同じであって、
  間口を もっと広げたい っていうことは、ほんとに、うーん・・・」
岡田くん
  「まあね、いつも、どうやって 変えて行こうか みたいな話は するんだけど・・・ね(笑)
  あんまり言えないことがあるから、あれだけど。」
小栗くん
  「でも、なんか その、やっぱり、前にも 話してたことだけど、
  ほんとに 才能ある人が、どんどん やめて行ってしまう っていうのは、
  すごく悲しい現実ですよね。」
岡田くん
  「まあ、なんか もう(笑)言っていいのか わかんないけど、
  まあ 大体、心ある、ほんとに 大義 持って、こう、やってると、その、難しいんですよね。」
小栗くん
  「やっぱり たぶん、向き合っているのに、疲れちゃうんですよねえ、きっと。」
岡田くん
  「もう、変えられないから いいや、って言って、諦めるか やめるか、
  どっちか なんですよね、いまの日本は。 まあ、やってる方も、もちろん いるし。」
小栗くん
  「オレも、だから 逆に、自分で 『シュアリー・サムデイ』 っていう映画を 撮る前までは、
  どちらかというと、そっちに なりかけてましたからね。
  ああ、もう いいや、面白くないから もう やめちゃおうかな、みたいな。
  それで、あらためて これを やれて、自分の中では、その、
  現場で そうやって、思い通りに行かなかったことが、いろいろ あったけれども、
  最終的な 完成を迎えたときには、自分なりに、すごく面白い映画が撮れた と思って、
  やれることが出来た、ちょっとでも やれることが出来た。 なんか、いつもの 自分の中で、
  どうせ ダメだよな、って思ってたことが、ちょっと変わった。 これが、かなりデカイことで、
  一歩 踏み出せば、結構 変わんじゃん みたいな。」


(曲)
SEAN KINGSTON 『CHANGE』

Sean Kingston


岡田くん
  「面白い っていう、こう、昔で言うとさ、
  面白そうだね って言って、みんな、自然に やり出して来たことが、
  いま なかなか、動かせることが出来ないじゃん。 いろんな現状とか、いろんな しがらみとか。」
小栗くん
  「あっ、そう。 それで、そういうことで 言いたいなら、
  一番、僕が 怒っていることは・・・」
岡田くん 
  「アハハ(笑)」
小栗くん
  「日本 って、友達同士で仕事をすることを、結構 嫌う社会なんですよ。
  オレ、これは すごく、頭にきてることで、
  どうせ、仲良し同士で、自分達のやりたいこと やったんでしょ、って言う人が、すっげえ、
  6割方、7割方いるんですよね。
  でも、海外の作品づくり って、意外と、監督と俳優が 仲良くって、
  こんな企画あんだけど どうよ、やってみない? っつって、
  やってしまって、 立ち上げたものなんて、山ほどあったり、  
  プロデューサー と 俳優、もちろん、俳優同士で、
  これは、前に 僕、岡田くんにも 言った話なんですけど、
  イーサン・ホーク っていう俳優と、ジュード・ロウ っていう俳優が、
  イーさん、ホークが(笑)」
岡田くん
  「イーサン・ホークですよね。 ハハハハハ!」
小栗くん
  「なんで オレ、“イーさん” て、
  ちょっと、友達みたいなふうに なろうとしたのか、わかんないんですけど、
  イーサン・ホーク が、ちょっと はずれの街で、
  なんかこう、ライブ演奏みたいなのを やってるところに、
  ジュード・ロウ が、たまたま遊びに行っていて、なんか ノリで、ちょっと、
  二人で、即興芝居 やっちゃおうか みたいなことを やったことがあるんだ なんていうのを、
  ジュード・ロウ の記事で、読んだことが あったんですけど、
  そういうことって、すごくシンプルで、一番、お客さんに、何を届けたいか っていうための、
  その パブで 酒を飲んでた、若者だったり 年の人だったり、いろんな方達が、
  あれ? なんか始まった っつって、うわ、すげえ!
  言ったら、世界のトップ俳優 二人が、目の前で なんか、二人で始めちゃったよ。
  うわー、こんな貴重なもん 観れて 良かった、っていうようなことが、
  当たり前に 出来てしまったりすることが、僕は、ま、その、
  アメリカのビジネスの裏側は、そこまで知らないので、
  もしかしたら、もっともっと、いろいろ 大変なことも あるのかもしれないですけど、
  ただ、少なからず、いまの僕達よりも 夢があって、確実に、
  お互い 認めている才能同士が 出会うことが、
  この国よりは、確実に 簡単に出来ている と思うんですよね。
  それが、やっぱ、いま 僕達が、そういうことを やろうとすると、
  あ、どうせ、友達で 盛り上がって やっちゃったんでしょ、内輪ネタなんでしょ、みたいな。
  そういう、もう なんか、端から そういう見方をする人達が、あまりに多過ぎて、
  なんか、あなた達は、どういうメガネをかけているんだろう、っていうふうに・・・」
岡田くん
  「アハハ! いや、だから、そういうのは、オレらが 変えて行かなきゃいけない、
  まあ、その話を ずうっと してんだけど、
  クリエーター とか、出方 とかっていうのが、もうちょっと、ほんとの意味で、
  まわりの人達に 認められるように なって行かないと、
  昔でいうと、ねえ、松田優作さんとか、わかんない、昔の人達は、
  作家さんと組んで、ものをやろう っていうことが、当たり前だったんだけど、
  一時期、それが無くなった時代が、ずうっと あったじゃん。
  やっぱ、あるものを与えられて、役者は こなす。
  その、昔に 取り戻させなきゃいけないと、オレは 思うんだよね。
  だから、役者が監督をやったり、企画とか、作家さんと、
  オレは オレで 『SP』 っていうのを、金城さんと やったし、
  そういうのを どんどん、こう、役者が 増やして行かなきゃいけないし。」
小栗くん
  「そうですね。」
岡田くん
  「それを 観てる人達に、カッコいい とか、そういうのじゃなくて、
  ものを 作り手として 認められることを、もっと、オレら、やって行かなきゃいけないし、
  スタッフにも、アイツら なんか あんだよな、つって、
  アイツら だったら、金 出してもいいよな、っていうのもを、やらなきゃいけないんだよね。
  だから、そういう意味では、旬が 監督をやった っていうのは、すごい、
  日本のエンターテイメント界にとっては、すごい財産だと思うし、
  それは、すごい 功績だと思うんだよね。」


(曲)
BEN E.KING 『STAND BY ME』

スタンド・バイ・ミー



(小栗くんからの コメント)

「いや ほんとに、すごく楽しかったです。
で、やっぱり、いつも 話してるようなことを、ほんとに、
ラジオに乗せて 聴いてもらった っていうことなんで、
なんか、こんな話が出来て良かった とかっていうこととは、また ちょっと、違うんですけど、
ただ、なんか、ある意味、決意表明みたいなところも あったりとか、そういう部分もあるので、
今後も、ほんとに、すごく、
僕としては 尊敬している俳優であり、日本の トップスター である 彼と共に、
何か、面白い もの作り っていうことに、着手していけたらなあ と、ほんとに 思っています。」



(エンディング)

「 “映画を作る喜びって何ですか?” をテーマに、
俳優で映画監督の、小栗旬さんに お話をお伺いした、えー、J-WAVE 『Growing Reed』
いかがだったでしょうか。
えー、今日は 敢えて、最後のコメントを 言いませんでしたけども、
ね、みなさん、どうでしたでしょうか。

『Growing Reed』 では、みなさんからの メッセージをお待ちしております。
今日の番組を聴いて、感じたこと 考えたことを、番組のウェブサイトから、ぜひ、お寄せ下さい。
ウェブサイトには、ゲストの方の プロフィールや、
今夜 お送りした曲の オンエアリストなども 掲載していますので、ぜひ、アクセスしてみて下さい。

さて 次回の 『Growing Reed』 のテーマは “ポケモンて 何ですか?”
来ました、ポケモンです。
ゲストに、ゲームクリエーター で、株式会社ポケモン 代表取締役社長の、
石原恒和さんを お迎えして、
世界に進出した、ポケモンの誕生から、その 成功の裏話を 聞かせてもらいたいと思っています。

それでは、今夜は このへんで。
お相手は、岡田准一 でした。」

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素晴らしい番組内容を残したくて
『Growing Reed』を
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