Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010/02/14 on air  「魅力的な本棚の作り方を教えてください」               (guest) 幅允孝さん


つかう本

つかう本


幅 允孝





(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思います。

今日のゲストは、ブックディレクターの幅允孝さん です。
J-WAVE リスナーには、
平日午後のプログラム 『RENDEZ-VOUS』 で お馴染みの 幅さん ですが、
今日は、幅さんの本業である ブックディレクター という仕事について、詳しく お聞きします。

“ブックディレクター”
耳慣れない職業ですが “本棚の編集者” という意味だそうです。
といっても、まだ よくわかりませんよね。
まず、幅さんのプロフィールを 簡単に紹介します。

幅さんは、慶應大学卒業後、青山ブックセンター に入社。
その後、編集者の 石川次郎さんの会社に入社し、
六本木ヒルズのコンセプトブックストア 『TSUTAYA TOKYO ROPPONGI』 の、
コンセプト作りや ブックセレクトを手掛け、話題となりました。
独立し、旅の専門書店 『BOOK 246』 のプロデュースをはじめ、
アパレルショップ 『LOVELESS』 や、
国立新美術館のミュージアムショップ 『スーベニアフロムトーキョー』 など、
様々なショップの コンセプトを踏まえた、ブックコーナーのディレクションを行いました。

つまり、お店にある本棚に、どんな本を揃えると その店と合っているかを考えて、
揃える仕事が “ブックディレクション”
本棚の編集、ということなんでしょうね。
まあ 確かに、人の家の本棚を見ると、その人が どんな人なのかわかる、というように、
本棚というのは、その人だったり、店の場合は その店だったりが よく表れますよね。

ま、ちなみに、僕の本棚は、あのー・・・親からすると、
『だいじょぶか?』 と言われてしまう本棚でもありまして。
最近 ちょっと、本を整理しまして、だいぶ、まとまった本棚になっているかなぁと思いますが、
ま、ちょっと変なのは 否めない、っていうのは ありますけどね。

今日は、本棚のプロフェッショナル、幅允孝さん に、いろいろ聞いて行きたいと思います。
えー、今日はですね “魅力的な本棚の作り方 教えてください” というテーマで、
お話を お聞きしたいと思います。

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
STING 『FIELDS OF GOLD』
Ten Summoner's Tales


岡田くん
  「いやー、幅さん。」
幅さん
  「はい。」
岡田くん
  「幅さん、めちゃめちゃ 忙しいんじゃないですか?」
幅さん
  「いやいやいや、そんなことも・・・」
岡田くん
  「いやいや、言いますよね、また。」
幅さん
  「ないですよ、あんまり。 やれることと やれないことは、
  ちゃんと もう、自分の中では、クリアなので。
  まあ、やれることを着実に といいますか・・・(笑)」
岡田くん
  「でも相当、いま どれぐらいのディレクション されてます? 数というか。」
幅さん
  「お店だと 大体その、なんていうんですか、
  僕らは やっぱり、本を作ってお仕舞いというより、
  本屋さんですと、本のコーナーを作って お仕舞いというよりは、
  継続しなきゃいけないので、やっぱり、見れるのって、7店舗とか それぐらいじゃないと。
  結構、作った後の方が、お店っていうのは大変で、
  お店できて、わぁ良かったなあ で終わりだったら、もっと 楽なんですけど、
  やっぱり そこは、お客さんが育てたりとか、ユーザーが やっぱり、使ってはじめて、
  機能してナンポ っていうんですかね。 だから やっぱり、そのためには、
  こういうものが売れるんだったら、こういうもの入れようとか、
  定期的なミーティングを 週一とかで やったり、結構そうですね、
  いまも、羽田の お店とか、2週間にいっぺんとか行って、こう、棚を並べ替えたりとか。
  こないだ 新宿に作った 『Brooklyn Parlor 』 っていうお店とかも、
  週一ぐらいかな・・・」
岡田くん
  「打ち合わせで、行って。」
幅さん
  「いや、打ち合わせというよりは、僕らは メンテナンス って呼ぶんですけど。」
岡田くん
  「どうやって、そういうのって やるんですか? メンテナンス っていうのは。」
幅さん
  「要はね、あのー、元々こう、
  仕事の ちょっと 紹介みたいなところからすると、
  僕、仕事としては、本の批評家 でもなければ、本の研究者 でもなくて、
  そもそもは こう ね、シェア願望、共有欲、みたいなところで やってるんですよ。
  要は、自分が面白かった本を、どうやって 誰かに伝えることが出来るのかというか、
  で、それをこう、だから なんだろうな、
  美味しい なんか ホルモン焼き屋さんかなんか 見つけたらば、
  次の日、誰かに言いたくてたまらないのと、ほぼ おんなじようなレベル(笑)
  なんですけれど、その、シェア願望は。
  でも、実は、自分の好きな本を、ただただ持ってくと、
  ただの、お節介の オヤジにしかならないんですよ。
  だから、それをこう、お節介でなくするために、
  相手が どういうものが欲しいのかなあっていうのを、なるべく 聞いて聞いて、
  いつも 僕らは、仕事するとき、インタビューからスタートするんですけれど。」
岡田くん
  「へぇー。」
幅さん
  「話を とにかく聞いて、答えは 結局のところ、
  そこのユーザーが持っているって、僕は いつも 思っているので、
  それを どんどん聞いて、
  なんか それは、具体的な書名では なかなか上がって来ないんです。
  なんか 形容詞だったり、なんかこう、
  『こういうとこ行ったときに 気持ちがいい本 ないかなぁ』 とか、
  なんかこう、まったりした とか、緩やかな とか、
  そういう 抽象的な言葉で来るのを、いくつか それを集めて行って、
  で、ひょとしたら あの本 いいんじゃないかな? とか、
  ひょっとしたら この本 いいんじゃないのかな? っていうふうに お薦めするので、
  なかなかこう、なんていうんですかね、
  『この本、いいっスよ!』 つってこう、バッと持ってって お仕舞いっていうよりは、
  実は、そこの現場の、スタッフも もちろんだし、お客様も そうだし、
  いろんな人と コミュニケーションして、本棚を作って行くっていう かんじなんですよね。
  とにかく こう、本が、いっぱい出ている。
  だけど、本屋さん 行くと、とにかく あり過ぎて、
  どれを 手に取っていいのか 全くわからない状態になっていて、
  で、僕が やってるのは、それを 整理整頓するっていうんですかね、
  本 一冊を 手に取るにも、いろんなモチベーションがあると思うんだけれど、
  その辺の、モチベーションの 整理整頓をして。
  旅に行きたい人だったら、こちらの 『BOOK246』 とかは、旅の本の専門店で、
  本棚が こう、大陸別に分かれてるんですよ。 アジアとか、ヨーロッパとか。
  でも、ただの こう、ガイドブックとか地図だけではなくて、
  そこには、小説も入ってれば 写真集も入ってたりとか。 もっと別の、なんだろうな、
  全然関係ない なんかこう、建築の本も入ってたりとか するんですけどね。
  なんか、そういうこう、じゃ、旅に行くモチベーションの人は、こちらの本屋さんに行って、
  いろんな本、手に取ってみては というか。 そういうかんじで こう、なんだろうな、
  どれを手に取っていいのか わからない人を、
  上手く 整理整頓する仕事みたいなのかもしれない。」
岡田くん
  「それは、どうやって 思いついたんですか?」
幅さん
  「それはね、思いついたのは やっぱり、六本木ヒルズの、
  『TSUTAYA TOKYO ROPPONGI』 の ディレクションをさせてもらったときに、
  それこそ、以前 この番組にも出られた 石川次郎さんの会社に、僕が いたときに、
  新しい本屋さんを、六本木ヒルズに作ります と。
  だけど、実は、売場面積としては、そんなに大きくない。
  じゃあ、総合書店みたいには置けないから、どうするべ? っていうときに、
  どんな本が あるべきなのか みたいなのを、すごく やっぱり、インタビューしたりとか、
  なんか ずーっと、次郎さんと一緒に、
  TSUTAYA さんの 目の前で、ずっと立ってたりとかして、
  あんな車が止まったね、とか、ああいう人が通り過ぎて行くね とか、
  女の人が、意外に この辺りは綺麗だとか、そういうのを全部(笑)」
岡田くん
  「リサーチをして。」
幅さん
  「そう、リサーチして、それを さらに アナライズをして、
  で、さらに言えば TSUTAYA さんの お話も聞いて。」
岡田くん
  「うん。」
幅さん
  「 TSUTAYA さんは、ライフスタイルの提案がしたい と。
  なんじゃ? ライフスタイルは。 なんか 抽象的で。
  したら、やっぱり、食 かなぁとか、旅 かなぁとか。
  なんか、デザインとか アートも入れたいとか、
  そいうふうに、だんだん話を聞いてるうちに、
  そこにある 骨格みたいなものが、目に浮き上がって来る っていうんですかね、
  自分の置きたい本と そこに あるべき本の、
  距離感が縮まって来るような感覚なんですけれど。
  で、特に その中でも、旅のコーナーはですね。
  まあ、やっぱり、ライフスタイルの一環として、旅コーナーを作りたいと。
  でも、それ以前は、旅コーナー っていうと 『るるぶ』 とか 『地球の歩き方』か、
  ガイドブックか、ほんとに 地図とか、あと、旅専門エッセイストみたいな方の エッセイしか、
  大体 無い っていうところだったんですけれど、
  僕は なんだろうな、一冊、ものすごく好きな本があって。」
岡田くん
  「それ、なんですか?」
幅さん
  「ガルシア・マルケス という コロンビア人の作家が書いた、
  『百年の孤独』 という小説が 大好きで、
百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))


百年の孤独

ガブリエル ガルシア=マルケス


  で、僕にとって、なんだろうな、小説の壮大さ みたいなところ。
  ブエンディア家 っていう家の、7代に亘る サーガ みたいなの、
  わずか こんな 500ページぐらいに入ってて、
  いや、小説 スゲーな! やっぱり、みたいな。 こんなね、みたいだけど。
  それ、どうしても、やっぱり、自分が作る本屋さんに 入れたかった。
  だけど、さっきも言ったように、
  外国文学コーナー っていうのは、そこの本屋さんでは 無くなっていて、
  さっき 言った “旅 食 アート” しか置かない って決めたから、外文コーナー は置かない。
  でも なんか、置きたい。
  で、しょうがねえなぁ みたいなかんじで、南米の旅行コーナーの、例えば なんだろう、
  “個人旅行 南米” とかの横に、その、ガルシア・マルケス とかを、置くんですよ。
  そうすると、普段は そんなところに、ノーベル文学賞も取った 大文豪の本が、
  『地球の歩き方 南米』 の横とかには 並ばないんだけれど、
  逆に なんか、ちょっと面白い 引っかかり、ポジティブな つまづき っていうんですか、
  そいういうのが出来たんじゃないか。
  なんか、本棚の、そういう編集みたいな、
  実は、そういうところからスタートして。」
岡田くん
  「うーん。」


(曲)
K.D.LANG 『CONSTANT CRAVING』  
Ing醇PnueIngénue

k.d. lang

 

幅さん
  「言い換えるとしたら、きっかけしか作れないとも思っていて、
  というのも、やっぱり 僕が、どんだけ頑張って お薦めしても、
  文体が合わないとか、マンガだったら 絵が嫌いとか、そういうのは あると思うんですよ。
  つまり、なんだろう、100人中 100人が面白いなんていう本は、僕は、危険な本だと思うし、
  だけど、とにかく 今は こう、なんですかね、本ていう 紙束を 手に取って、
  パラパラめくるという行為 自体が、
  日常の、そういう所作の中から、だんだん 損なわれつつあるっていうんですかね。
  みんな、なんかこう、忘れてるというか、
  それを とにかく、もう一度 こう、日常の そういう動作の一部というか、日々の、
  日常の一部として、なんか、僕は やっぱ、本 好きだし、読んでもらいたい。
  ま、強制も出来ないんだけど、とにかく、
  手に取って、パラパラめくると、その本に関しての、ドアを開けてることになるというか、
  鍵を開けてることになると思うんですけど、
  そうしないと、やっぱ わかんないと思うんですよね。
  ネット上で、表紙の画僧データ見て、目次だけ見て、
  あー、この本は だいたいこんな感じね、って、わかった気分になってしまうんだけど、
  実は やっぱり、本て もっと多面的で、
  いろんな方向から 働きかけて来るもんだから、やっぱ 手に取ってもらいたくって。
  それを やっぱり、いろんなとこ・・・」
岡田くん
  「あー、それが 本屋の面白さというか・・・」
幅さん
  「そうですね。」
岡田くん
  「ネットの、関連・・・なんか 本みたいなのとかも あるじゃないですか。」
幅さん
  「この本を買った人は、これを買ってます、みたいに。」
岡田くん
  「うん。」
幅さん
  「あれも全然、僕はポジティブだと思うんですけれど、
  何か興味があって、手に取られるものがあれば。
  ただ、残念ながら、この本を買った人は これを、っていうのは、
  基本的に あれは 多数決の世界だから、
  ほんとに、数字が上のものから 順々に来るっていうんですかね。
  だから やっぱり、それこそ、あれの会社が・・・っていうか、
  “アマゾンが” って、言っていいんですかね(笑)」
岡田くん
  「大丈夫です。」
幅さん
  「読み込んでいて、中身まで ちゃんと読んだうえで、
  これ読んだら、これ いいんじゃない? っていう、レコメンドをしてくれてれば、
  もう パーフェクトだと思うんですけど、
  あれは 単純に、数字の積み重ねの偶然性も はらんでいるので、
  だとしたら 僕は、読んだ本。 自分が読んだ本で、
  これ読んだらこれ、意外に行ってるんじゃない、とか、そういうのを 、
  その本の傍らに置いたりして お薦めしたりしたいっていう。
  だから、多数決の、本の お薦めの仕方じゃなくて、
  僕の すごく偏った、私的なお薦めなんだけど、
  でも、それは こう、主語のある お薦めというか、
  そういうのは したいなぁとは思ってるんですよね。」
岡田くん
  「まあ、偏っていい ってことですかね。」
幅さん
  「うーん、なんか 偏ってた方が、僕、面白い気がするというか、なかなか こうね、すごく、
  人間て 理性的だと思われるかもしれないし、わからない。
  それこそ、岡田さんなんかは 仕事柄、
  そういう 偏りが許され難いようなポジショニングだと思うんですけれど、
  なんか、やっぱり それを・・・なんて言うんだろうな。
  やっぱり、人間て 本来は そんなね、なんだろう、
  いろいろなことが パーフェクトで こなせるかとか、そういうわけではない。
  何かが、すごく優れてるように見える人でも、絶対どこかが 欠落してたりするのが、
  どっちかといえば、僕は 健康的だと思うから、僕は、僕の偏りを 提案できるんだけど、
  なんかもっと そういう、偏りというか、
  そういうものを みんな、堂々と言えるようなかんじになると、
  本屋さんとか だけじゃなくてもいいかなって・・・」
岡田くん
  「本屋さんていうのは、すごく 変わりましたよね。」
幅さん
  「うん、なんかね・・・」
岡田くん
  「時代ですかね。」
幅さん
  「うーん、どうなんでしょうねえ。」
岡田くん
  「なんか、本 読む人が、
  僕とか、本 読むタイプなので。」
幅さん
  「うん、そうですね。」
岡田くん
  「本、読まない人が、探さなくなってるんですかね。
  こっちから 提案しないと とか・・・」
幅さん 
  「そうかもしれない。
  なんか、読む方は、放っといてもね、自分から探して 読まれるんですけれど、
  読まない人は、もう完全に、ページを開くっていう行為を 忘れ去ってるみたいな人もいて。
  これは、ミットタウンという施設で、シルバーウイークに、僕、
  “パーク ライブラリー” っていう、イベントをやらしていただいたんですよ。
  それは、まあ 一言で言うと、貸本屋さん。
  ピクニックバスケットの中に、本が三冊と 敷物が入っていて、
  バスケットに 1個1個、名札が付いてるんです。
  例えば、名札に “こんなところに行きたいなあ” とか、そういうふうに 書いてあって。
  で、それは、シルバーウイーク、残念ながら、都内で過ごすことに なっちゃた人が、
  次なる 旅行先を探すために 使えるんじゃないか、っていう本が入っていて、
  例えば、ナショナル ジオグラフィックの、いつかは行きたい なんとかの絶景 とか、
  そういう本が 入っているんですけれど、
  なんかね、それを 芝生で 貸し出して、読んでもらおう と。
  で、敷物も 中に入ってるから、バー っと広げて、なんかこう 横になって、
  近くで、ビールとか、焼きそば とかも売ってるし(笑)
  焼きそば、売ってなかったかもしんないんですけれど(笑)」
岡田くん
  「(笑)」
幅さん
  「気持ち良くて いいじゃないか って。
  で、そういう イベントを やったときに、実はね、すごく 人気があって、
  ものすごく 貸し出されたんですけれど、びっくりしたのがね、
  結構、敷物 目当てで、それを 借りに来る人もいて(笑) 本じゃなくって。」
岡田くん
  「うん。」
幅さん
  「で 『あ、ここ、敷物が タダで借りれるよ』 つって、
  なんかこう、家族連れとかが借りて(笑)それで、バッと 敷物 広げて、
  本とかは、だからこう、四隅に、重しみたいに なってるんですよ。
  だけども、今までの 本屋さん的な、ちょっと アカデミックな 立ち位置からしたら、
  本が そんなんで、けしからん みたいな、言うかもしれないんだけど、
  僕は、なんかこう、フラッと 横になったときに、重しの本があったら、
  まあ、なんとなく 開いてみたくは なるでしょう というか。
  で、パラパラっと開いてみて、100人に一人でも、あー なんかこれ面白そうじゃん、と思って
  興味を持ってくれれば ハッピーというか。」
岡田くん
  「うん。」
幅さん
  「で、実際 そこで聞いたらば。 なんかこう、本も いっぱい読んでる人に 聞いたらば、
  いや、なんかもう、本なんて久しく読んでない・・・2年ぶりです、みたいな人、
  ほんとに いらっしゃって。
  でも なんかね、とにかく、うーん・・・どういう、邪なモチベーションでもいいんですけれど、
  本を手に取る機会みたいなのが 増えるといいなぁと思いながら・・・」
岡田くん
  「結構、精力的に、そういうイベント やられてますよね。」
幅さん
  「そうですねえ。 まあ、精力的 つっても、やっぱり まあ、
  ささやかな ちっちゃな会社なので、僕ら 5人とかで やっていて、
  だから、やれる範囲は 限られてるんですけど、
  まあ、なんていうんですかね、本、まだまだ 面白いっスよ~ みたいなことを、
  いろんなところで アナウンスしたいというか、そういうふうに思って、仕事をしてますね。」
岡田くん
  「うーん。」


(曲)
ELVIIN 『GOOD BOOKS』


岡田くん
  「いままで見た本棚で、いいなぁ とか、やられた~ とか思った本棚ってありますか?」
幅さん
  「いままで見た本棚で、やられた・・・」
岡田くん
  「はい。」
幅さん
  「どこだろう・・・でも 僕、ちょうど この前、
  松岡正剛さんと 対談をさせてもらったんですけれど、彼が いま、丸善の本店?
  あの オアゾ に入っている・・・に 『松丸本舗』 という、丸善さんと 松岡正剛さんが、
  丸善さんが主宰で、松岡さんが編集みたいな感じで入った、
  ショップ イン ショップ っていうんですかね、あそこに行ったんですけれどね、
  あそこの本棚は、やられましたね。」
岡田くん
  「この前、来ていただきましたね。」
幅さん
  「あっ、ほんとですか?」
岡田くん
  「はい。」
幅さん
  「あっ、でも 松岡さん、ちょっと話してた気がする、岡田さんのこと。」
岡田くん  
  「ほんとですか?」
幅さん
  「そう(笑)対談のとき。」
岡田くん
  「本棚・・・そうそう、
  出せ。 出さないか? って 言われました。」
幅さん
  「アハハハハハ!」
岡田くん
  「そこに(笑)
  いや、僕んとこ、ちょっと・・・親にも だいじょぶか? って言われる本棚なんで、
  ちょっと やめといた方がいいと思います、って言って(笑)」
幅さん  
  「それは じゃあ、いいタイミングの話なのか、悪いタイミングなのか わかんないんですけど。
  あれは やっぱり、面白かったですね。 何が楽しいって、
  普通、本屋さんでは、本を 縦積み とか しないんですけど、そういうのが 平気でしてあって、
  まるで、松岡さんの家の本棚が、そのまま 移築されて来ました とか、
  彼の脳みその中が そのまま、ここに移植されました というか、
  なんか そんな感じが、とっても面白かったですね。
  しかも それが、ものすごい あっちゃこっちゃ 行くんですよ。
  すごいシリアスに、哲学を語っていれば、
  こっちには すごい 色物っぽい、エロ~いものが置いてあったりとか、
  その なんていうんですか、縦横無尽な感じとか、急に あっち行って、急に こっちとか、
  なんか でも、そういう ハイなもの ローなものを、
  平然と 並列に並んでる感覚っていうのは、僕は とっても面白いなと思いましたけどね。」
岡田くん
  「うーん。 あの、なんていうのか、幅さんの本棚って、どんなのですか?」
幅さん
  「僕んち ですか?」
岡田くん
  「はい。」
幅さん
  「僕んちはね、結構 これ、恥ずかしいというかね・・・」
岡田くん
  「どっかで 見せて下さいよ、幅さんの本棚。」
幅さん
  「いや あのねえ、すごい、量は とにかくあるんですよ。
  うちは、奥さんも 編集の仕事をやってるから、彼女も買うし。
  あと、僕自身が、基本、本は 身銭を切らないと、嫌なタイプというか、
  根が ケチだからか、自分で お金 払わないと、読まなきゃ みたいにならないというか。  
  あと、もう一個 言うなら、本て こう、僕は、自分の痕跡というか 来歴だと思っていて、
  買った本を こう、僕、ネタに困ると、本棚の前に 立つんですよ。
  そうすると、なんかこう、あっ そういえば この時、こんなこと考えてたなぁ とか、
  こんなもの、そういえば 好きだったわ とか、なんか そういう、
  自分が いままで通って来た歴史だったりとか、そういうようなことを思い出させてくれる、
  そういう つまり、外部記憶装置みたいな意味で、本て、僕は 結構、
  普段は、ほとんど そんな、本のこと 忘れてるんですけど、
  見ると、あー そういえば これ、とか、思い出すというか、
  なんか そういう 外部記憶装置として、働かしてるというか、
  だから、取っとくんですよ、本。
  ほとんど 絶対、ブックオフとかにも、捨てたりとか、しかも、なんていうんですかね・・・」
岡田くん
  「とんでもない量に ならないですか?」
幅さん
  「すごい量ですね。 いま、もう たぶん、何千冊を突破してる気がするんですけれど。
  でも 絶対、トランクルームとか。 よく言われるんですよ、そんな、
  預ければ、もうちょっと あなたの居住空間は 多くなるのに、
  みたいなことを言われるんですけど(笑)」
岡田くん
  「部屋 一つ 潰れますからね。」
幅さん
  「そう。 でも、トランクルームに預けちゃうと、見たい時に 見れないっていうのは、
  やっぱり、僕の中では 致命的というか、
  本である意味が、もう ほとんど 無いに等しいというか、
  そんなかんじだから、やっぱり 目の前で、いつ使うかは わかんないんだけど、
  なんか そこに置いてあって、パッと見ると、
  あぁ そういえば! みたいなかんじが、いいですね。
  ただ、僕、お店つくるとき、結構 きれいに セグメント分けをしたりとか、
  すごく 気をつけてやるんですけど、家はね、すんごいですね、ぐちゃぐちゃですね。」
岡田くん
  「カバーとかも、全部 取ってたりとか。」
幅さん
  「カバーも 取ってたりとかも あるんですけど、
  その ぐちゃぐちゃ具合は、もっと すごくって、
  あのねえ、恥ずかしいんですけど、うちの 今の本棚は、
  引越しラクラクパックの おばちゃんが詰めた、そのまんまに なってますね(笑)」
岡田くん
  「アハハハハ!」
幅さん
  「(笑)そう。 引っ越した時に、
  もう、おばちゃ~ん、もう じゃあ、こうやって下さ~い って、やるじゃないですか。
  で、それでね(笑)本来は、こういう仕事もやってるから、
  ちゃんとしなきゃって思うんだけれど、
  意外に それが、僕の中では 面白かった というか。
  普段、実は 引っ越す以前は、結構 きれいに 揃ってたんですよ。
  だから、僕が よく使う本ていうのは、この辺にあるとか、
  じゃあ、食関係のは この辺に、とか。そういう、自分の中の こう、
  古典的な名作は この辺にとか、決まってたんですけれど、  
  ラクラクパックのおばちゃんに入れてもらったことで、
  それが完全に、ランダムに、いま 配置されていて、
  それを見ると、俺 こんな本 持ってたっけ? みたいなのとか、
  全然 知らない本とかが、こんなの いつ読んだ? みたいなのが出て来たりして、
  それで、意外に 新鮮だったんですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
幅さん
  「で まあ、自分が グータラな 言い訳でもあるんですけれど(笑)
  じゃあ、いっか このまんまで、みたいなかんじでやって、もう 2年ぐらいですかね。
  やっぱり、本棚って、だんだん だんだん、やっぱり それでも、使うものは、
  目線に近いところに 集まって来るから、少しずつ、ラクラクパックおばちゃん本棚?(笑)
  少しずつ 自分仕様には、カスタマイズは されてるんですけど、
  意図せずに、それが 自然と集まって来るみたいな、まあ、混沌とした、あの、
  無法地帯みたいな感じになってて(笑) まあ、困りますけどね。」


(曲)
VEGA4 『LIFE IS BEAUTIFUL』
You and Others


幅さん
  「一個 言えるのは、僕は 一言で言うなら、使える本棚が いい本棚。」
岡田くん
  「使える本棚。」
幅さん
  「そう。 それは つまり、その持ち主の、日常の どこかの側面に、
  ちゃんと 作用するっていうか。」
岡田くん
  「うーん。」
幅さん
  「僕、実は、本を読むの 大好きなんですけれど、
  本を読むこと自体を目的化するのは、あんまり好きじゃないんですよ。
  つまり、本を読んで、2時間 別世界 行けて良かったっていうよりは、
  その 読んだ本を、いかに その人の日常で ちゃんと使えるか っていうんですか。
  つまり、うちのスタッフとかで 結構いるのが、
  月曜日の朝とかに 『昨日は 家に籠って、これとこれ 2冊も読んじゃいましたよ』
  みたいな子が いるんですけれど、いや、僕は、まあ いいけど、
  ちょっと それ、暗くない? って言うんですよ。
  で、1冊か 1冊半ぐらいで やめといて、そこで得た情報を元に、誰かと飲みに行くとか、
  女の子とデートしに行くとか、そうした方が なんか楽しくない? というか。
  つまり、本を読むこと自体で 完結してしまうんじゃなくって、
  読んだ本を、いかに使うのか みたいな。」
岡田くん
  「あー。」
幅さん
  「例えばなんですけど、
  二人、男がいて、ものすごく モテたいというモチベーションで 本を読んでる。
  で、一人は、すごい勤勉で、月 20冊も 30冊も読みます。  
  一人は、グータラなんで、月 1冊とかかなぁ みたいな。
  だけど、その 一人は、その 読んだ一冊の いろいろなところを、上手く咀嚼して、
  なんかこう、上手く使ってというか、日々 モテまくっている と。
  一方で、20冊 30冊のヤツは、なんか 読むんだけど、全然 モテてないとしたら、
  僕は その、1冊しか読まないんだけども、モテまくってるヤツの方が、やっぱり、
  読み手としては、上だと思うんですよ。  
  だからこう、本て、量は たくさんある方がいいとか、
  いろいろな可能性はあると思うんですけれども、やっぱり その、そもそもは、
  自分の人生、どう 面白おかしく過ごして行くための、頼れるツールというか 道具だと、
  僕は思っているから、なんか そういう意味で、上手く本を使えてるヤツの本棚みたいなのが、
  やっぱり、究極に いいのかなあっていう気は しますね。」




幅さん
  「とにかく いま、情報って いっぱりあり過ぎてしまって、
  どの情報を ネットから引っ張って来るべきで、どの情報を 本で得るべきで とか、
  そういうのが、全く 整理させていなくって、
  しかも 放っといても、ワーっと、情報はやって来るから、
  みんな それをこう カードするために、その表面張力でガードするために、
  必死で、余計な情報が入って来ないように 支えてるみたいな、
  そんな感じだと思うんですけど、そういう中で、
  だから、本て ものも、いままで全然 使ってなかったから、
  もう、自分に全然 関係ないものとして、横っちょに置かれているんですけれど、
  それを、なんていうのかな こう、
  上手く 自分に関係あるものに転化するっていうことですかね。」
岡田くん
  「うん。」
幅さん
  「自分の 日々 生きてる日常みたいなのに、どう 上手く使いきるのか ってのが、
  すごく 僕は、重要だと思っていて。
  だから、僕は レコメンドは出来るんですけど、あくまでも 僕なりのレコメンドであって、
  それは やっぱり、読み手によって、全然 受け取り方が違うと思うし、やっぱり その、
  余白の たっぷり具合が、本の いいところだとは思うから、あのー まあ、
  自由に読んでもらえればいんだけれども、
  でも、少なくとも、きっかけみたいなのを作りたいんですよね。」
岡田くん
  「うーん。
  僕 “自分を変えた本”ていうのが、
  例えば インタビューで聞かれたりするじゃないですか。」
幅さん
  「はい。」
岡田くん
  「まだ、無いんですよ。
  それが欲しくて・・・」
幅さん
  「なるほど、なるほど。」
岡田くん
  「あのー、よく言うじゃないですか、この本は、自分を変えた! とか っていう本が、
  まだ 無くて、それを ずうっと、探し続けてるんですけど。」
幅さん
  「(笑)探し続けて。」
岡田くん
  「探し続けて・・・うーん、そういう本棚 あったら、知りたいですけどね。
  みんなの “自分を変えた本” みたいな。」
幅さん
  「ああ。 一個、問題は、それは、人は変えたかもしれないけど、
  自分は変われるかどうか 定かじゃないっていうところが、難しいですよね。」
岡田くん
  「そうなんですよね。」
幅さん
  「なんか 僕は、なんだろうな、結構あるんですよ、逆に。」
岡田くん
  「あります?
  あー、無いんだよな・・・」
幅さん
  「いっぱい あっちゃって。 いや、でも それ、どこの基準なのかも 難しくって。」
岡田くん
  「だから、どこまでか・・・」
幅さん
  「どこまで 変わって。 やっぱり・・・」
岡田くん
  「沢木耕太郎さんの ねえ 『深夜特急』 とか、そういうの、
  影響を受けるとかってのは、あるじゃないですか。
  いろいろ こう、本を読んで、あー この人 カッコいいなあ、この人 いいなあ とか、
  こういう生き方したいなって思うけど、
  じゃ、自分の人生、100パー 変わったかって言うと、別に 変わっては・・・」
幅さん
  「あっ、でも そういう言い方で言うなら、僕も 変わってないと思う。
  やっぱりね、本 読んでも、人生 変わんないって、僕、思いますよ。
  あー 違う、自分 変わんない。」
岡田くん
  「ほんとですか(笑)変わりたいじゃないですか。 なんかこう・・・」
幅さん
  「あのね、残念ながら、僕、最近の風潮で ちょっと思うのは、
  結構 こう、イージーに、なんか この本 読んで、人生が変わりました とか、
  この本 読んで、ものすごく泣けましたとか、ああいうのが ちょっと僕、
  すごく もぞ痒くって、いつも 痒くなっちゃうんですよ。
  で、要はね、本も人生も、そんな イージーじゃねえだろう じゃないんですけど(笑)
  そんな簡単に、実は 変わんないとも思っていて、なんかね、
  僕は、本ていうのは、すごく 遅効性の道具だと思っているから、速効性の逆の。
  つまり、いつ効くかは わからんが、自分の中に こう、溜めこんでおくと、
  いつかは、どっかで作用するかもしれないみたいな、
  そういう引き出しを、自分の中に 増やしておく作業だと思っていて、
  その本 読んだから、パチっと、急にスイッチが 切り変わるとか、
  回路が逆転するとか、そういう・・・わかんない、
  読んだら 5キロ 痩せますとかね(笑)
  そういう、速効性のある道具とは、そもそも やっぱり違うから、
  後から 鑑みたときに、気が付けば、
  ああ そういえば、あの本が作用してたかもしんないなぁ とか、
  そういうんだと思うんですけれど。」
岡田くん
  「うーん。」
幅さん
  「僕はねえ、本に関しては とにかく、目先の こう なんていうんですかね、
  変えよう とか、泣こうとか、なんかこう お金持ちになろう とか、
  そういう、目先の何か、目に見える変化みたいなのを、すごい 求めて読んじゃうと、
  ちょっと 違う気がする。
  本てのは、もっと 遅効の道具だから、向いてない気がするんですよね、そういうのに。」
岡田くん
  「なんか でも “100回 読みたい本” とか、探したいですよね。」
幅さん
  「(笑)あー。」
岡田くん
  「あの(笑)わかんないけど、
  なんか、自分の バイブルじゃないけど、なんか ちょっと そう・・・
  僕も、活字に飢えるんですよね。 だから、ガー って読みたい時期と、
  でも、僕も 引き出しなんですよ。
  たくさん読んで、全然 受け入れられないものも あるし、
  わっかんねえなー ってのもあるし。」
幅さん
  「あぁ、そうですね。」
岡田くん
  「でも それは、年を重ねたら、全然 面白く 読めたりとか。」
幅さん
  「そうかもしれない・・・」
岡田くん
  「そう、その なんだろう、
  自分の、なんか 精神的なものだったり、いろんなものだったりっていうのも変わるから、
  そういうので、面白さって 変わるんですけど、
  なんか よく こう、昔の人は 『この本が 自分のバイブルなんです』 みたいのとか、
  そういうのが、いま、無いのかなぁ と。」
幅さん
  「それか もう、仮バイブル 作ったらどうですか?」
岡田くん
  「ていうのは・・・」
幅さん
  「聞かれたら、一応、プライオリティー順で。」
岡田くん
  「(笑)」
幅さん
  「究極を求めちゃうと。 いまんとこ、1位 これ、とか、2位 これ とか。 1位群とか。」
岡田くん
  「そうですね、ランキング付けるっていうのは。」
幅さん
  「まあ、なんとなく。
  でも それって、すごい こう、めちゃめちゃ 僕の場合は、変わったりとか、
  急に、これ読んだら これが、
  今とかだと、僕なんかだと なんだろうな、
  マイケルの 『THIS IS IT』 観て、ものすごい 大感銘を受けて、
  『ムーンウォーク』 っていう、彼の自叙伝みたいなもの、最近 再発されたんで、
  もう、それ いま、燦然と、トップに輝いてるんですけど(笑)」
岡田くん
  「アハハハ!」
幅さん
  「それが 果たして、来月まで そうなのかっていうと、わかんないというか。
  なんかこう、実は、すごく 変容するもの、
  自分にとっての 本も、変容するものだと思ってるから、
  究極の一冊みたいなのは、実はね、永遠に 変わり続ける気がするし、
  だから なんか “今の” 究極の一冊。 カッコ “今の” っていうのを、
  自分では すごい、大切にしてますね、うーん。」  


(曲)
MICHAEL JACKSON 『MAN IN THE MIRROR』
Bad



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、幅さんに、お話を お聞きしました。
いやあ、なんか、本が 好きだなあ っていう感じは、すごく しますよね。
あのね、僕も 好きなんですよ。 でも 僕、最近。
いろんな読み方したんですよね、
子供の頃というか、若い 10代の頃とかは、ノルマ決めて 読んでたし、
1日 2冊とか、1冊 必ず読むとか。 読めてたんですけど、
最近は、寝る前に読む。
あのー、ベッドに入って、サイドランプ 点けながら、寝る前に、とりあえず 気が済むまで。
無理せず読んで、途中でも やめて、寝る。
とにかく 毎日、それをするっていうのなんですけど、
でも、その時間が、やっぱ 一番 好きなんですよね。

だから、自分の好きな時間を作る っていうのが、たぶん、一番 大事なのかなあって、
最近、思うんですよ。
細かく、こうやって こうやって こうやってる時間が 好きなんだよねって、
東京に住んでると、言えなくなってる自分がいて。
感じれるとか、写真 撮るのも、そうだと思うんですけど、感じようとするんですよ。
写真 撮るモードのときって、この人の こういう顔って いいいなあ とか、
こうの撮りたいなあとか、そういう なんか、何かを感じるとか、何かを思う って。
なんかねえ、東京にいるとねえ、ていうか 仕事をしてると、
仕事のことでは思うんだけど、違うことで 全く遮断してしまうし、
情報も 楽しいことも、いっぱいあるから、
なんかこう、感じるとか。
与えられることも 多いじゃないですか。
テレビ見れば、与えてくれるし、バラエティーで 面白いこと言ってたら 嬉しいし、
この番組は好き とかって出来るけど、
そういうのじゃない、自分の こう、なんだろう、好きな時間とかっていうのを 作るには、
本って やっぱ いいなあって、すごく思うんですよね。

だから、本を好きになってくれ とは言わないけど、
自分の好きな時間を作るには、本て いいんじゃない? っていうのは、すごく思うし、
やっぱり、なんかこう、自分を変えた一冊って、ほんとに 見つけたいな って、
いつかは 思ってるんですけどね。
知りたいです。 いろんな人の “変えた一冊” ってのを。」


(曲)
TONY BENNETT/BILLY JOEL 『THE GOOD LIFE』
Duets: An American Classic



(幅さんからの コメント)

「じつは こう、昔 撮ったデジカメの写真とかって、
フォルダーから、あんまり 取り出して見ないような。
フォルダーって、定型で 全部 おんなじだから、
なんか そっから、わざわざ ピックアップしようとは思わないんだけど、
本て、不定形な良さがあって、なんか そういうものが身近にあると、
絶対 いいことがありますよ とは言えないんですけれど、
いいことがあるかもしれませんよ(笑)っていうのは言える。
まあ、少なくとも、僕は あった。」

Appendix

Archives

全ての記事を表示する

02  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12 


Growing Reed

J-WAVE
every Sunday
  24:00~25:00
Navigator
  Junichi Okada
  ・・・・・・・・・・・・・・・・

J-WAVEとは関係のない
一般のリスナーですが、
素晴らしい番組内容を残したくて
『Growing Reed』を
文字にしています。


Blog Search


QRcode

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。