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2009/12/27 on air  「日本は来年どうなりそうですか?」                 (guest) 夏野剛さん


1兆円を稼いだ男の仕事術



1兆円を稼いだ男の仕事術


夏野 剛



(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思います。

今日のゲストはですね、日本のネットビジネスを変えた キーパーソンの方です。
もはや、現代社会に 無くてはならないものとなった、インターネット。
そして、携帯電話。
その、ネットビジネス界のリーダーの一人である 夏野剛さんに、
今日は、スタジオに お越しいただきます。

えー、夏野さんはですねえ、これ びっくりしますね。 iモードの生みの親として知られまして、
現在は、慶應義塾大学教授 他、ドワンゴ顧問、セガサミーホールディングス、ぴあ、
トランスコスモス、SBIホールディングス、グリー の取締役を兼務してらっしゃいます。

まぁ、すっごい数のね、これ、こんだけ出来てんのかなあ って。
普通、一個の会社で取締役っていうだけで、大変なのに、
こんなにもやってるってのは、びっくりしますけど。

iモードをはじめとする 携帯電話のネットサービス。
これを使って 日本を変えて行った方なんですけども。
いま、iモードはですね、5000万人近いユーザーが、日常的に使ってるみたいです。
えー、夏野さんは それを、iモードだけではなくて、
なんと、おサイフケータイの生みの親でもあるということですね。

そんな 夏野さんが、現在 力を入れてるのが、ドワンゴの ニコニコ動画。
インターネットで、映像を投稿したり、見たりするだけではなく、
それに コメントを書き込める など、
日本独自の、ネット映像のサービスである、ニコニコ動画 なんですけども、
実は 僕も、いまいち、その魅力は わかっていません。

でも、夏野さんによると、ニコニコ動画だけではなく、
日本独自のコンテンツだったり、技術力だったりは、世界に通用するものになるそうです。
もしかすると、日本の経済には、まだまだ 希望があるということですよね。

そこで 今日は、夏野さんに、
日本のネットビジネスにはじまり、日本経済、
日本の未来は どうなって行くのかを、お聞きしたいと思います。

“日本は来年どうなりそうですか?”

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
BLACK EYED PEAS 『I GOTTA FEELING』
I Gotta Feeling



岡田くん
  「いや もう、意外でした。 夏野さんのキャラクターに。」
夏野さん
  「キャラ?」
岡田くん
  「(笑)キャラ。 キャラクター、意外でした。」
夏野さん
  「あっ、結構 言われるんですよ。」
岡田くん
  「意外ですよねぇ。」
夏野さん
  「なんか そのー、冷たい雰囲気とか、カッコつけてるとか、それから なんか、
  ビジネスに冷酷で、こう、なんか、若い人の話を聞かないんじゃないかとか。
  そういうふうに、ウェブとかで見てる人とか、たまーに テレビとか出たりすると、
  そういう印象で思われるんですけど、
  ぶっちゃけ です。」
岡田くん
  「アハハハ! 今日は、ぶっちゃけで お願いしますよ。」
夏野さん
  「はい。」
岡田くん
  「あのー、ニコニコ動画、すごいみたいですね。」
夏野さん
  「ニコニコ動画は、僕も、想像以上でしたね。」
岡田くん
  「想像以上だったんですか。」
夏野さん 
  「動画のサービスって、いっぱいあるじゃないですか。
  普通の 動画のサービスっていうのは、やっぱりですね、
  テレビのコンテンツが、つまり 番組ですよね。
  誰かが録画したのを上げて、ネットに、で
  『なんだ、テレビで見れなかったから 良かった~!』
  とか言って 見てるようなサービスが多いんですよ。
  ニコニコ動画っていうサービスは、世界でも稀なんですけど、
  テレビの番組は 全部、事前に削除しちゃうんです。
  これは、テレビ局さんに、いろいろ文句を言われたりしたから っていうのもあるんですが、
  いまでは、事前検閲で 全部、テレビの番組が そのまま上がってると 落としちゃうので、
  テレビが無いのに、こんなに、
  ユーザーさんが たくさん観ている動画共有サービスっていうのは、
  やっぱり、世界でも ニコニコ動画ぐらいでしょうね。」
岡田くん
  「それ、なんでだと思いますか?」
夏野さん 
  「これはねえ、あの、観ていただくと わかるんですけど、まずですね、
  コメントっていうのが、画面の上に 載って来るんですけど、
  これがですね、面白いんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「たぶんね、岡田さんとかは、自分にコメントされてるの見ると、
  最初、嫌かもしれません。 そのうち、絶対 楽しめます。」
岡田くん
  「(笑)ほんとですか。」
夏野さん
  「なんでかっていうと、これね、自分に自信がある人は、楽しめる。」
岡田くん
  「あー・・・」
夏野さん
  「自分に自信があるって言ったら、言い方 違うな。
  自分のキャラが 確立してる人は、平気なんです。
  つまり、自分を飾ってる人は、ユーザーは 容赦なく、
  『なーに カッコつけてんだよ!』 とか、書いて来るんですけど、
  でも、ちゃんと、自分の言ってること 言ってる人には、
  結構 ユーザーは、普通に反応しますから。」
岡田くん
  「うーん・・・そう、そうですかね。」
夏野さん
  「例えば 面白かったのは、今回の総選挙、面白かったんですけど、
  ほとんど 全ての政治家さんが、特に 党首クラスが、ニコニコ動画で、発信したんですね。
  自分の、政治の見方とか。
  この中には、まともなことを、みなさん おっしゃってるんだけど、
  なんか イメージ通りな方と
  『え? こんなに、もっと柔らかい人だったの?』 っていう人とか、いるわけですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「意外に この、顔つきは厳つくて、すごく厳つい方のイメージが伝わっているんだけども、
  話してる内容が 面白くって、しかも、サービス精神に富んでる人が、
  ものすごい 人気 出ちゃって。
  で、その方 実は、小選挙区で 自民党だったんで、結構 苦戦してたんですけど、
  20代の得票を伸ばして、選挙区で勝った。」
岡田くん
  「はーぁ。 でも、すごいみたいですよね、20代前半とか もう、
  “ニコ動 ニコ動” つって。」
夏野さん
  「今はですね、登録ユーザー制 というのを とってまして、
  会員の、何歳とか わかるんですけど、人口で調べたら、20代の方は 半分以上。
  50パーセント以上が、登録してます。」
岡田くん
  「そうらしいっスねぇ、ニコ動が、こーんなに・・・」
夏野さん
  「30代が 10パーセント、10代は たぶん 30パーセントぐらい。」
岡田くん 
  「何に 感じたんですか。 夏野さんは・・・」
夏野さん
  「真面目に 生きてたんですよ!」
岡田くん
  「(笑)」
夏野さん
  「いまも 生きてますよ。」
岡田くん
  「商売人なんですか。 なんなんですか? 研究・・・」
夏野さん
  「あっ、僕は一応・・・」
岡田くん
  「研究家なんですか?」
夏野さん
  「いや、僕の 人生のテーマは、一つなんですね。」
岡田くん
  「なんですか。」
夏野さん
  「あのー、まあ、ちょっと カッコつけちゃうと “世直し”」
岡田くん
  「ほー、世直し。」
夏野さん
  「ちょっと、カッコつけ過ぎかな?」
岡田くん
  「いや、だいじょぶ、だいじょぶ。 今日は、言って下さい。」
夏野さん
  「カッコつけてるわけじゃないんです。 世直しっていうのは、
  なんか、悪いこと正す 世直しじゃなくて、
  世の中に、なんか、本当は こんなはずじゃないのに とかね、
  本当は もっと、こういうふうに あったら便利なのに とか、
  こんな会社なんだから、こんなことやればいいのに とか、そういう なんか、
  悪いことを成敗するっていう 世直しじゃなくて、こういう製品、
  携帯電話だったら、こんな機能が付いたらいいのに とか、
  ウェブのね、インターネットのサービスだったら、
  こんなサービス あったらいいのに っていうのが あったら、
  きっと 楽しいだろうなって思うじゃないですか。」
岡田くん
  「はい。」
夏野さん
  「これ、僕なりの 世直しなんですよ。」
岡田くん
  「あー、それで iモードを作って。」
夏野さん
  「そうですね、iモードなんかは、最初、ドコモで やり始めたときに、
  当時の社長も含めて、ぜんぜん 成功すると思ってなかったんですよ。
  そんなもん、まあ、携帯電話で 小さいスクリーンで インターネット見る人なんかいない。
  大体、インターネット 知らなかった。
  大体、おじさん達なんで、僕が 元いた会社の役員とかね、おじさんですから、
  わかるわけないじゃないですか、携帯が どんなにすごいかなんてね、大体。」
岡田くん
  「いや まあ、そうなんですよね。」
夏野さん
  「そうなんですよ。」
岡田くん
  「(笑)」
夏野さん
  「だから、好き勝手に 作れたんです。」
岡田くん
  「(笑)どこに いたかは、よく、わかっちゃうと思いますけど。」
夏野さん
  「ちょっと、社名 言えませんけど(笑)」
岡田くん
  「大きな会社ですよね。」
夏野さん
  「大きな会社ね。 あの それで、そういう会社なんで、逆に、
  自分の信念で いろいろ ものを作ろうって言ったときに、
  誰も止めないんで、作っちゃったんですね。
  だから、正直 言うと、携帯電話が 一番 身近なツールじゃないですか。
  だから、携帯電話の中に、ぜーんぶ 機能を押し込んじゃったら、
  自分の生活、いいな って思ったんです。」
岡田くん
  「で、おサイフケータイまで作って。」
夏野さん
  「うん。特に 僕ね、お財布 よく無くしたんですよ、タクシーの中に忘れたりね、落としたり
  で、携帯に一緒になれば、たぶん 大丈夫になるんじゃないかと思って、
  おサイフケータイ作りました。 小銭 大嫌いなんで。」
岡田くん
  「あー・・・そういう理由なんですね。」
夏野さん
  「結構、そうですね。 例えば、キッズフォンというのを作ったんですけど、
  子供向けの電話ね。 これは、うちに 娘が生まれたんで、ふと 考えて、
  これは、うちの娘に 持たせるためには、どういう電話がいいかなぁ と。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「それまで、キッズフォンというのは、大体、
  なんか キャラクターものが多かったんですよ。
  うちの娘に キャラクターものなんか、絶対 待たせたくないな と。
  むしろ、キャラクターものとか、そういう 可愛い電話じゃなくて、
  親が安心して持たせられるような電話がいいよなと思って 作ったのが、キッズフォンで。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「だから、大きなブザーが付いてたり、
  ママが いつでも GPS で、場所を特定できたりする機能を 付けたんですけど、
  世界で初めてだったんですよね。」
岡田くん
  「へーぇ。」
夏野さん
  「だから あの、すいません。 親バカで作りました。」


(曲)
DI JOHNSTON 『SUGAR DADDY(CLASSICAL REMIX)』


夏野さん
  「99年に、iモードってサービス 始まったんですけど、
  いまや、某社の収入の 3分の1になっちゃって、1兆4千億円とか 稼いでんですよ。」
岡田くん
  「うん。」
夏野さん
  「なんですけど、僕 11年いて、給料 あんまり変わんなかったんで、まあ ちょっと、
  そろそろ卒業かなぁ? と思って、去年 辞めたんですけどね。」
岡田くん
  「(笑)まあ、ま、辞めるしかないなあってのは・・・」
夏野さん
  「いや、別に いいんですよ。 役員まで やらしてもらったんで、ま、良かったんですけど、
  まあ ちょっとね、周りの人 みんな お金持ちにすることは出来たけど、
  自分は お金持ちになってないんで、ま、いまでも なってないですけど。」
岡田くん
  「よく言いますよ(笑)何個、取り締まり やってんですか。
  何社、取り締まり やれば、気が済むんですか。」
夏野さん
  「いまねぇ、8社。」
岡田くん
  「そんなに、出来るもんなんですか、取り締まり って。」
夏野さん
  「実はね、僕、某社にいたときも、10社ぐらい 役員やってたんですね。」
岡田くん
  「あー。」
夏野さん
  「それは、なんでかって言うと、僕が その会社にいたときに、
  いろんな 合弁事業を立ち上げたりして、会社を作ったり、
  あるいは 会社を、まあ、その会社を買収して、
  その 買収した会社の役員を出さなきゃいけないんで、
  ですから、10社ぐらい、実は 兼務してたんです。
  その会社の役員の他に、10社ぐらい。
  音楽業界だったら、タワーレコードの役員とかも やってましたから。」
岡田くん
  「そんだけ、求められてるってことですよね。」
夏野さん
  「いやいや、某社のときは、
  自分が仕掛けた、いわゆるね、ビジネスの一環で なってたんですけど、
  今回は 一応ね、求めていただいてるんで、
  某社のときは、給料もらわない兼務役員でしたけど、今回は、給料をいただいた社外役員。」
岡田くん
  「なんで、大学の先生も、そんなかに入れてるんですか?」
夏野さん
  「あっ、これはねぇ・・・」
岡田くん
  「それが、気になったんですけど。
  一つだけ、企業じゃないものを、まあ、企業も似たようなもんですけど。」
夏野さん
  「いやぁ、あの やっぱり、大学の、まあ、教授っていう仕事は、
  やっぱり、企業の役員とは 全く違って、これは、人を育てるというか、逆に言うと、
  自分が知ってるものをなんとか伝える っていう仕事なんですね。」
岡田くん
  「なんで、それを やろうと思ったんですか?」
夏野さん
  「いや、これはね、実は 僕は、アメリカの大学院を出ているんですけども、
  その大学院を出ていなかったら、
  例えば、iモード っていうサービス、作れなかったんです。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「実は、僕が 留学していた 2年間ていうのが、
  アメリカで インターネットが 初めて出て来た時で、
  その時に、インターネットがビジネスに どういう影響を与えるか っていう授業が、
  もう、あったんですよ。 これはもう、15年前なんですけど。
  そんなね、みんな まだ、インターネットなんて 技術だと思ってる時代に、
  ビジネスを変えるんだぞ これは、っていう授業を教え込まれたんで、
  それから 日本に帰って来て、インターネット、ビジネスだろう、って思って 作ったのが、
  iモード なんですね。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「だから、そういう意味では、すごく感謝してて、
  その、教育っていうものにですね。
  で、どっかで 恩返ししたいと思ってたんです。
  次世代に向かって、僕が伝えられることを伝えたい。」
岡田くん 
  「それも まあ、世直しの一つ ってことですね。」
夏野さん
  「まあ そう、まあね。 “世直し” って言うと、やっぱ カッコ悪いっすね。」
岡田くん
  「いやいや、いいですよ。 今回は 大丈夫です。」
夏野さん
  「あんまり、なんか・・・カッコつけ過ぎ?
  世の中、少しでも 良くなればいいなと思ってるんで。」
岡田くん
  「何を教えてますか? いまは。」
夏野さん
  「いまはね、実は “ネットワーク産業論” ていうのが、僕が持ってる授業なんですけども
  これは 何かっていうと、インターネットとか、ネットワークとか、
  コンピュータのテクノロジーが、どう 世の中に影響を与えて行くか、
  どんな産業を作って行くか、あるいは、
  今の産業に どういう影響を与えるか っていうのを、一つずつ 説いて行くんですね。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「面白いですよ。 15年間で、あらゆる産業に変化が あるわけですね。
  例えば、ラジオもね、昔、ほんとに ハガキ読んでたじゃないですか。
  いまどき、メールでしょう。」
岡田くん
  「メールですよね。」
夏野さん
  「これだって、一つの 大きな変化。
  例えば、飛行機会社さんなんていうのは、いま、チケットの予約っていうのは、
  半分以上が、インターネットになっちゃいました。 でも、10年前はね、
  代理店に行かないと、飛行機の予約、出来なかったんですよ、旅行代理店とか。
  ものすごい勢いで、変わってます。」
岡田くん
  「まあ、変わりましたけど、それを どう考えるか、
  インターネットが、普及して行って 変わって行く、これは でも、
  いいことも悪いこともあると思うんですよ。」
夏野さん
  「僕みたいにね、世の中 もうちょっとでも良くしたい、
  まあ、世直し屋 みたいなことをやりたい と思っている人間にとっては、
  最高の環境になって来てます。
  つまり、昔はですね、こんなサービスがあったらいいのにと思っても、
  それは ちょっと無理だよな とか、お金がかかる とか、そんな技術は無いよ とか、
  そんなことは無理でしょ っていうようなことが、いっぱいあったんです。
  例えば そうですね “1万人の人に 動画を伝えたい” っていってもね、
  そんなの、インターネットが無ければ 無理じゃないですか、同時に伝えるなんて。
  テレビ局さんが協力してくれない限りは、無理だったでしょ。 
  いま、誰でも出来るように。 個人でも出来ますよね。 中身が、面白ければ。
  つまり、発想があったときに、
  それが出来ない理由っていうのが、どんどん少なくなって来てるんです。
  これが、インターネットの革命。 IT革命ですね。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「ですから、これを 上手く利用するか、
  それを なるべく取り入れないで、昔のスタイルを守ろうとするか、
  どっちも、生き方として あるんですけど、
  まあ、若い世代の方ほど、上手く利用した方が、残りの人生 楽しくなりますから。」
岡田くん
  「うーん。 上手く利用するっていうことの、その、難しさってのは ありますか?」
夏野さん
  「実はね、大体、ないんですよ。
  例えばね、車の運転とかね、
  昔 50年前はね、すごい難しいことじゃないかと、みんな思ってたと思うんですよ。
  だから 『いや、オレは馬車だ! 馬だ!』 とか言ってる人も、いたはずなんですよ。
  馬の方が、よっぽど難しいもんね。 大体 コンピューターとかなんて、
  別に、コンピューターの知識なんて いらないじゃないですか。
  なんか、ブラウザ っていうやつ? 立ち上げたら、あとは なんか知らないけど、
  なんか聞いたことある名前を ちょっと入れてみるとか、やりゃあいいんです。
  最初 一本指でもいいから、やりゃあいいんです。
  それは、いまの若い人は そんなこと、もう 全然ないでしょうけど、
  今の おじさん達、いまだに そうですからね。
  嫌だ! って言って やめちゃう人は、別に やめちゃえばいいんですけど、
  たぶん、使える方が 楽しいっすよ。」
岡田くん
  「まあねえ。 でも あの、ネットとか “ニコ動” とかもそうですけど、
  難しいことも無いですか?」
夏野さん
  「全然ないですね。」
岡田くん
  「おっ!」
夏野さん
  「使っちゃえば。」
岡田くん
  「使っちゃえば。」
夏野さん
  「 “ニコ動” なんか、一番 面白いのは、実は、今シーズン、パリーグに、
  クライマックスシリーズ って、あったじゃないですか。
  あれで、楽天の野球試合が、生放送されたんですよ、ニコ動 で。
  まあ、テレビで最近 あんまり、野球試合やりませんけど、
  テレビでも、生放送とか ありますよね。 ニコ動 の方が、面白いんですよ。
  なぜかっていうと、みんなで、例えば 鉄平選手とか 出て来ると、
  『鉄平! ガンバレ~!』 って、みんなで コメントが出て来るんで、なんかね、
  球場に行ったみたいな雰囲気になって来るんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「それとか、三振すると 『アァ~!・・・』 って みんな アァ~! って入れるんで、
  で “アァ~!・・・” っていう文字で、画面が埋まると、
  ほんとに、アァ~!・・・っていう かんじなんです。
  そういうふうに、普通の映像より もっと楽しめちゃうんです。
  簡単です。」


(曲)
EAGLES 『TAKE IT EASY』  
Eagles


岡田くん
  「楽しめることと、ポジティブな やつと、
  ネガティブなことに流れること あるじゃないですか。
  そういう場合は、どうするんですか?」
夏野さん
  「実はね、あんまり 言っちゃいけないんですけど、
  すごいネガティブなやつは カットしてます。」
岡田くん
  「普通そう、まあ、そうですね。」
夏野さん
  「 NGワード っていうのがあって、ものすごい変な発言は、実は あんまり無いんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「誹謗中傷系の酷いやつは、実は カットする。」
岡田くん
  「もう、あんまりにも酷いものは、カットしてるんですね。」
夏野さん
  「ていうか、元々、事前 NGワード って、決まってて。」
岡田くん
  「あ、それが 入ってると・・・」
夏野さん
  「もう、出て来ない。」
岡田くん
  「あー・・・ように、設定されてるってことですよね。」
夏野さん
  「実は。 でも、あんまり言うと、面白くないんで、あんまり 言ってないんですけど。」
岡田くん
  「全部、一応 チェックはして、出してるってことですね、個人の・・・」
夏野さん
  「えっと、一応ね、システム的に出ちゃうんですけど、
  24時間以内に、全部 チェックします。」
岡田くん
  「うーん。 そういうのも、大変ですよね、でも。」
夏野さん
  「まあ、でも ビジネスだからね。 僕、やってないし。」
岡田くん
  「(笑)」
夏野さん
  「チェックする専門の人がいるんで。」
岡田くん
  「アハハ。 それ、大変じゃないかなぁと思って。
  ネットで、そういうことって やっぱり、山ほど あるじゃないですか。」
夏野さん
  「でもね、思ってるほど、酷くないですよ。
  なぜかっていうと、ものすごく変なこと やる人っていうのは、
  なんかね、ユーザー同士でね、いじめられてんですよ、やっぱり、結構。
  なんで そんなこと やってんだ! とか。
  そういう、変なコメント入れたやつは 出てけ! とか。
  やっぱ、世論ていうのがあるから、余りにも変なこと書く人っていうのは、やっぱりもう、
  みんなの雰囲気 乱して行くんで。 意外と、ネットの自浄作用ってあるんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「誰でも 発言できる代わりに、まあ、それなりの 秩序 っていうのがあって。」
岡田くん
  「うーん。 ま、どっかに収まるっていうことなんですかね。」
夏野さん
  「それはね、なんでかっていうと、例えば コメントだって、
  野球場へ行ったら、そんな発言 いくらでも やってるわけですよ、みんな。」
岡田くん
  「まあ、そうですね。 野次 っていう・・・」
夏野さん
  「うん。 でも、それが楽しかったりするじゃないですか。
  ワーワー ワーワー って言ってんのが。
  それから やっぱり、例えば テレビの番組でも、
  何人かで観てるときには、きっと 言ってんですよ。
  『な~んか、つまんないね これ』 とか、『いまの ヤラセっぽいね~』 とか、
  言ってんですよ。
  どうせ、言われてることが、字に 出て来るんだから、ま いいじゃん、ていうふうに捉えるか  
  いやいや いやいや、そういうものは 出て来てはいけない って思うか、
  まあ、考え方の違いなんで。
  でも 最近は、テレビ局さんなんかでも、さっきの 楽天の試合みたいに、
  どんどん 本当の番組を出して来て、一部ね、したりしてるので、
  ま どんどん、時代は 変わって行くと思いますよ。」
岡田くん
  「うん。」




岡田くん
  「いま、秘密の カンペが いま出て来まして、言わしてもらいますけど、
  “ニコ動は 儲かってるの?” 」
夏野さん
  「赤字だね。」
岡田くん
  「アハハ!」
夏野さん
  「これはね、サービス開始して・・・」
岡田くん
  「儲かってるでしょ・・・ 5000万人でしたっけ?」
夏野さん
  「いや、それは iモード。 ニコ動は、1400万人。」
岡田くん
  「シヘヘヘ(笑) 1400万人が登録すると、いくら あれなんですか?」
夏野さん
  「登録は タダなんですけど、そのうちの60万人が、いま 500円、月 払ってます。」
岡田くん
  「うん。」
夏野さん
  「で、残りの人は、どちらかというと 広告ビジネスモデルなんです。
  広告 出してるんですよ、ニコ動で。 広告 見るから。」
岡田くん
  「どこら辺を込めて、赤字になる あれがあるんですか。」
夏野さん
  「面白いけど、やり過ぎだね、先にね。」
岡田くん
  「あー。」
夏野さん
  「どんどん、新しい開発してるんで。」
岡田くん
  「あっ、開発費が・・・」
夏野さん
  「開発費と、それから やっぱりね、インターネットのバックボーンていうのに、
  すーごい太い回線で 繋いでるので、それの維持費とか あるんですけど、
  いよいよ、来年後半には 黒字化します。 メド立ってます! 頑張ります。」
岡田くん
  「うぉー、すごい。 どういう メドが立って・・・」
夏野さん
  「もうねぇ、ちゃんと バランスが取れる状態に、やっと なりそうなかんじ。
  本当は、広告 もうちょっと入ると、もっと早く 黒字化してるんですけど、
  広告が いま、あんまり良くないんですよ、景気が悪くて。
  これは、ネットだけじゃなくて。」
岡田くん
  「そうですね、全・・・」
夏野さん
  「たぶん、J-WAVE も、景気が悪いと 思うんですけど。 でも、あんまり良くないんですが、
  広告が良ければ、もっと早く 黒字化できると思うんですけど。 でも やっぱりね、
  どんなに いいサービスを出しても、ビジネスとして回らないっていうことは、
  長く続かないんですよね。
  よく、面白いサービスをやってる人は、あんまり儲けない方がいいんだよ、
  みたいなことを言う人もいるんだけど、やっぱ ダメですよ。
  やっぱり、こういう、日本みたいに 市場経済の国なんだから、やっぱり、
  適切に ちゃんとね、ある程度 儲かるような仕組みにしとかないと続かない。
  どっかで倒産しちゃったら 終わりじゃないですか。
  この、ニコ動 っていうプラットホーム 維持するためにも、きちっとね、
  黒字化しないと いかんと思ってるんで。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「これは、やります。 もう、プライドを懸けて。 実績 懸けて。」
岡田くん
  「あのー、それは、日本のデジタル技術の こう、全般に言える っていうことですかね。」
夏野さん
  「これはね、日本では、日本ていうのは 実は、
  デジタル系のサービスとか、それから 携帯も そうですし、パソコンも そうなんですけど、
  世界で一番 進んでんですよ。」
岡田くん
  「技術という面では。」
夏野さん
  「そうです。 で、日本にいると、あまり そんなかんじしないんだけど、
  もう ヨーロッパの 普通の若者とか、アメリカの若者に、日本の携帯 見せたり、
  日本の 薄いパソコンとか、いっぱい出てるじゃないですか、
  見せると 『ウォ~!』 って。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「僕なんか、結構、海外出張も多いんで、こないだも ある国から帰って来たんですけど、
  パソコンと携帯をね、通すじゃないですか、飛行機に乗るとき。
  そこの セキュリティーの人が 『そのパソコンは 売ってるのか?』 とか、
  『この携帯は なんなんだ』 とか、いきなり そこで、足止め食らっちゃって、
  僕は、なんか マズイもん 持ってんのかな~ って思ったんだけど、違って、
  パソコンが 余りに薄いとか、携帯が あまりに なんか凄そうとか。
  それで、足止め 食らうぐらいなんですね。」
岡田くん  
  「世界的には、技術は もう、通用している・・・」
夏野さん
  「あー もう、おもいっきり通用しますね。
  実際に、通用してるもの、いっぱい あるじゃないですか。
  例えば、自動車。 あるいは、ゲーム機。
  これはもうね、wii とか、PS プレイステーション とかいうと もう、
  世界 席巻してますから。 こういうものも、いっぱい あるんですよ。
  だけど、少ないですよね、まだね。 もっと あっていいですよね。
  もったいないと思ってます。」
岡田くん
  「ニコ動 みたいなのは・・・」
夏野さん  
  「サービスもね、まず 日本で黒字化したら、次、世界に出て行きますよ。」
岡田くん
  「また、儲けちゃうんですか。」
夏野さん
  「いや、儲けのためっていうよりは、こういうサービスは、僕はね、
  イタリア人とか スペイン人、ウケると思うんだよね。 もう、喋るの好きだし。」
岡田くん
  「あ、そっち系ですか。 あー・・・」
夏野さん
  「アメリカ人も、南の方のね、よく喋るね スパニッシュ系はね、
  もう、めちゃめちゃ ウケると思うんですよね。 もっぱら、南。」
岡田くん
  「それはもう、まだ 世界には広めないんですか?」
夏野さん  
  「いまねぇ、いろいろ忙しくって(笑)
  でも やっぱりね、中、国内 ホームベース黒字にしないと、
  向こうとパートナーシップ組むときに、条件 悪くなっちゃうんで、
  いますぐ 持ってってもいいんですけど、
  いま組むと たぶんね、あんまり、いい条件にならないので。」
岡田くん
  「うーん。 もうちょっと、足場 固めてからの っていう・・・」
夏野さん
  「いや、もう 来年 行きます。」
岡田くん
  「来年に。」
夏野さん
  「来年、いろんなこと、新しいことやります。」
岡田くん
  「おっ! 日本じゃ 変えなきゃいけないことは 無いですか。」
夏野さん
  「いっぱい ありますよ!
  まず、日本 変えなきゃいけないのは簡単で、やっぱりね、50代以上ですね。
  まず、IT 使えない。 金 持ってるんだけど、金 使わない。
  で、新しいものには ネガティブ。」
岡田くん
  「まあ でも、いま こう、多くないですか?
  そういう 50代 60代の人が、いま 偉いわけで。」
夏野さん
  「うん、そうなんだよねぇ。 そこが問題でね。
  でも、50代 60代の優秀な人 いっぱいいるんで、全員じゃないんですけど、
  もう ちょっとね、ミックスした方が いいですね。」
岡田くん
  「堅い人が多いってことですか。」
夏野さん
  「うーん、じゃなくてね。 やっぱり 新しいことを受け入れるときには、
  みんな おんなじような人だけで固まってる会社とか、固まってるシステムだと、
  なかなか 新しいことを入れようって気にならないと思うんです。
  みんな 同じような ものの見方してるから。
  でも、いろんな世代の人がいて、性別も、男性も女性も いろいろ いたりすると、
  違うことが 当然になるじゃないですか。 意見が違うこともね。
  その方が、世の中 みんな いろんな人がいるんで、意見が違う人が 多いので、
  そこに合わせて 新しい商品を作ったりしないとダメ。
  それから もう一つは、海外に出るんだったら、当然なんですけど、
  外国人の役員とかね、いないとダメですよね。
  だって、向こうに、アメリカに出てこうっていうのに、
  アメリカのこと わかんない 日本人だけでやってても、しょうがないじゃないですか。
  だから、国籍も含めて、もっと 多様化をしないと、あるいは すれば、
  日本の企業、もっと もっと 強くなりますよ。」
岡田くん
  「強くなれますかね。」
夏野さん
  「なれますね。 なにしろね、日本ていう国は、実は すごい国でね、
  まずですね、日本には お金があるんですよ。
  で、なんで お金があるかっていうと、個人金融資産ていう、個人が持ってる 金融資産。
  つまり、土地とか建物を入れないで。
  これがですね、日本の場合、まあ、1400兆円 あるんです。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「1400兆円とか言われると、全然 意味わかんないんですけど、ま、たくさんです。
  で、これが、日本は 世界で一番、国の借金、政府の借金が多い国なんですけど、
  これが、800何十兆円なんで、これを はるかに上回る規模で、個人の貯金がある。」
岡田くん
  「金融資産が あるんですね。」
夏野さん
  「このうち、株の部分ていうのは、すごく少ないので、
  まぁ、大方が、預金の形であるんです。 これ、お金があるってことです。
  二番は、教育のレベルが高いっていうのは よく言われますけども、やっぱり 高いですね。
  教育のレベルが高いっていうのは、みんなが、例えば 算数が出来るとか、
  みんなが 字が書けるとか、そういう ベーシックな話も そうなんですが、
  給料 安くても、働くんですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「特に、いまの 20代とか 30代の人達っていうのは、
  まあ “ロスジェネ” なんて呼ばれてますけど、元々、
  まあ、昔、バブルって時代があった時期みたいに、ものすごく高い給料で 遊んでた~
  みたいなこと、あんまり、そんなことはないので、昔っから、普通に働くし、
  むしろ 仕事が面白ければ、給料 関係なく働いたりするじゃないですか。
  こういう国は、あんまり 無いんですよね。
  貰える分しか働かないっていうのが、常識なので。
  だから、すごく働くし、人の質がいい っていうことです。
  つまり、お金があって、人の質がいい。 さらにね、
  世界で最高の、IT インフラがあるんですよ。
  もう、沖縄の離島とか行っても、光ファイバーとか あったりしたり、
  日本中 どこでも、光回線があって、
  で、この 第三世代っていいますけど、こういう、新しい携帯電話、
  どこでも、使えるじゃないですか。
  こんな国も、日本しかないんですよ。」
岡田くん
  「うん。」
夏野さん
  「もう、こんな恵まれてるんだから、これをもう 発射台にしてね、
  世界の市場へ いっぱい出て行ってほしいし、これ、世界貢献になると思うんですよ。
  だから、電子マネーなんていうのはね、日本だけですよ、こんなに使われてるのは。
  でもね、アフリカの難民キャンプとかに、電子マネー 持ってったら、
  いいだろうなぁと思うんですね。
  だって すごい、日本が支援してもね、途中で 抜かれちゃったりするわけですよ。
  電子マネーで やったらね、横から抜けないですよね。 悪い人がいても。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「それとか、一人に何個 物が渡ったっていうの、全部 管理できるじゃないですか。
  こういうのね、日本の技術なんで、どんどん 行ってほしいですね。」


(曲)
WYCLEF JEAN FEAT.NORAH JONES 『ANY OTHER DAY』
カーニヴァルII~ある移民の回顧録


岡田くん
  「なんで こんな状態になってると・・・」
夏野さん
  「いやあ、もう ひとえに、もう なんかね、固まっちゃって、つまり、
  例えば 経営陣は、みんな 50代 60代の男性に固まっちゃっる。 これ、良くない。  
  もうちょっと バラけた方がいい。
  それから、企業も、昔からやってることの延長に固まってる。
  これも やめた方がいいね。
  次から次に、新しいことやった方が いいじゃないですか。 
  その方が、人生 楽しいし。」
岡田くん
  「上を、じゃ、認めさせるには どうすればいいですか?」
夏野さん  
  「やっちゃうことです。 大丈夫です。」
岡田くん
  「やれるほと、会社が まあ、聞いてくれりゃあ いいですけど。」
夏野さん
  「自分で やりましょう、じゃあ 事業。」
岡田くん
  「事業を起こして・・・」
夏野さん
  「うん。 例えば 僕が、取締役をやってる会社の一つが、
  グリー っていう会社があるんですけど。 その会社が、もう・・・」
岡田くん
  「グリー も、儲けてますよねぇ。」
夏野さん
  「うん・・・まぁ、結果ね。」
岡田くん
  「(笑)結果ね。」
夏野さん
  「でも、別に、儲けようと思って 儲けたんじゃなくて、自分達が信じるものをやってたら、
  儲かることになっちゃった っていうかんじですよね。
  ニコ動 の場合は、やってたら儲かんなかったっていうだけですけど(笑)」
岡田くん
  「来年の・・・」
夏野さん
  「まぁ これは、直しますけど。
  でも、結果なんですよ。 やっぱり、儲かった 儲かんない なんていうのは。
  だから、そういう意味では、やっぱり、
  自分達が信じるものが、世の中に 受け入れられるかどうか。
  それを 受け入れてもらうために、会社っていうのは 道具なんで、
  自分の会社で、自分のね、絶対 受け入れてもらえるっていうことが、
  認められないんだったら、飛び出してやりましょう。
  だって 日本には、1400兆円の預金があるんだから、
岡田くん
  「でも それ、個人資産ですよね。」
夏野さん
  「大丈夫。 いいプランだったら、必ず、資金調達できます。」
岡田くん
  「ほぉー。 いいプランだったら 大丈夫ってことですね。」
夏野さん
  「いいプランだったら ちゃんと。 だって、お金 余ってるんですよ。
  で、銀行 預けてたって、0.2パーセントとかいう・・・」
岡田くん
  「金利は、まぁ、無いですけどね。」
夏野さん
  「めちゃめちゃ低いですからね。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「でも、いい会社とか、
  投資するのに いい会社とか、投資するのに いいプランが無いんですよ、いま。
  目に見える形。」
岡田くん
  「プランを作るには じゃあ、どうすればいいですか。」
夏野さん
  「えっ、そんなのは、ちゃんと 考えることです。 発想だけじゃなくって、
  こういうサービスをやったら、こういふうな、例えば 広告スペースだと。
  でも それは、どれぐらいの人数がいたら、どれぐらいの売り上げ なんていうのは、
  予測できますからね。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「だって、広告単価なんて、いくらでも、どこにでも出てるし。
  でも、大体ねぇ、発想があっても、そこまで ちゃんと詰めてないとかね、
  それから、誰かに 相談してないとか。
  あとは、信念を持って やり遂げても、『まあ、どうせ無理だから やんないや~』
  とか言う人、多いんですけど、諦めないで下さい。  
  ウェブの世界なんで、データは、いくらでも 手に入るし。
  それから、あらゆる伝手を頼って、必死になって、
  自分のビジネスプランは正しいと思ったときに、ぶつけてみればいいんです。」
岡田くん
  「うーん。 アイディアは、どうやって 生まれてるんですか?」
夏野さん
  「あっ、アイディアはね、僕の場合は 簡単ですね。
  僕が、これが欲しいと思ったものを、やってるだけだから。」
岡田くん
  「うーん。」
夏野さん
  「みんなそうだと思うんです。
  みんな それぞれ、自分が得意な分野とか、気に入ってるものとか、
  好きなものって あるんですいよ。 それを、やってほしい。
  “好きこそ ものの上手なれ” って言いますけど、どんなに優秀な人でも、
  自分が嫌いなもの やれって言われても、能力 発揮できないですから。」
岡田くん
  「じゃあ、今回のテーマなんですけど、日本は 来年・・・」
夏野さん
  「うん、来年ね。」
岡田くん
  「来年、どうなりますか?
  僕は・・・正直、苦しいと思って・・・」
夏野さん
  「あのですね、まず、全体のレベルの話をすると、
  全体的に 言うと、日本経済は 厳しくなります。 さらに、厳しくなります。
  なんで こうなるかって言うと、まず、長期的に見たら、
  人口が少なくなって行く 傾向があって、いま 実は、日本全体でいう平均年齢っていうのが、  日本の、いま 生きてる方の、全員の平均年齢が、いま、44歳なんですよ。
  僕なんですよ、僕。 僕、まさに 平均なの。
  だから、まあ 普通に考えると、44歳以上が 半分以上いるってことなんですよ。
  44歳以下が半分。 しかも、44歳以上の人が、より たくさん、お金 持ってますね。
  いま、個人金融資産 1400兆円と お話しましたが、そのうちの、ま、90パーセントが、
  50歳以上の方が持っていらしゃるので、となると、ますます、使わない方向なんです。」
岡田くん
  「うん。」
夏野さん
  「もちろん、その方々に向けた、商品とか サービス、いっぱいあるんですけど、
  まあ やっぱりね、消費性向っていいまして、どれぐらい お金 回すかっていうのは、
  若い世代の方が、絶対 高いんです。
  そうなると 日本は、お金が なかなか回りにくくなるんで、これが、長期的な傾向。
  で、短期的には やっぱり、海外の影響っていうのを 非常に受けるので、日本は。
  特に、製造業を中心に、アメリカの経済の影響を受けるので、
  アメリカの経済が、いま、キツくなってます。 来年、もっと キツくなりますから、
  そうなると、短期的にも 長期的にも、来年は 非常に、日本経済、厳しいです。
  ただ、厳しいときにこそ、チャンスがある っていう考え方も あるんですね。」
岡田くん
  「うん うん。」
夏野さん
  「つまり “順風満帆” ていう言い方 ありますけど、
  なにもかもが 上手く行ってるときっていうのは、
  すごく、ものを考えてる人と、あんまり考えないで ちゃらちゃら やってる人の、
  差が出ないんです。
  ところが、厳しいときは 出ますから。
  だから 僕は、すごく深く ものを考えたり、一生懸命 頑張る人にとっては、
  むしろ、チャンスだと思って 頑張ってほしい。
  で、チャンスは、掴む時にはですね。 これ、自分の努力なくして 掴めないんです。」
岡田くん
  「うん。」
夏野さん
  「だから、自分は 目一杯、100パーセント 頑張って、
  しかも、自分の向いてることに、100パーセント頑張れば、
  チャンスは、必ず来ます。
  ですけど、自分の向いてないことを いっくらやっても、ダメなんで。
  こういうときこそ、やること選んで、時間を 何に使うかを、すごく大事に考えて。
  もしかしたら、その準備まで行かない人は、やたら 勉強してもいいんですよ。」


(曲)
PRIMAL SCREAM 『BEAUTIFUL FUTURE』
Beautiful Future



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、えー、夏野さんと お話をさせていただきましたが、
いやぁ、あのね、こう、怒られるかもしれないですけど、
まあ、あの、ポジティブなオヤジ でしたね。 アハハハ! あの、いや(笑)
こうやって、みんなに 『だいじょぶだ! だいじょぶだ!』 っつって、
エネルギーがある。 とにかく。
エネルギーがあるし、それを、ものすごい強引に (笑)あの、話を進めて、あっ、ま、
それでいいや! って思わせてくれるって、大事だと思うんですよ。

あの、突っ込もうと思えば、じゃあ、これは これは これは、って言うのが、
いろいろ出て来ると思うんですね、お話を聞いてても。
じゃ、これは これは これは これは って言ってても、でも、それを たぶん、
何を言っても、ポジティブな波で 返して来るだろうなっていうかんじ。
だから、そのエネルギーが、きっと 会社にも与えたりとか、学生にも与えたりとか。
それが、下の 若い人たちが 頑張ったのを吸い上げて行ってるものにも なって行くんだろうし。
ていうの、すごく感じましたねぇ。

でも、ダメだ ダメだ って言っても、しょうがないですからね。
『来年ヤバイよ』 とか 『来年ダメだよ。 もう 2~3年ダメだな~』 って こう、言ってるのが、
夏野さんの言う、50代 60代の、こう、お金を落とさない、その、
ま、言えば、頭の堅い、50代 60代の人が多いっていうことなんだとすれば。
ねぇ、すごく いろんなことを言って、
『ダメた。 来年からも ダメだから、動かない方がいいよ』 って、言うタイプではないし。
やっぱり なんかこう、なんだろう、世直し っつってたけど、
カッコつけ過ぎて カッコ悪いな、って言ってたけど。
そういうことを意識してるんだなあって、すごく 思いましたね。

いや、でも、わかる気がする。
あの 夏野さんと、たぶん、一週間 一緒にいたら、
“ポジティブ焼け” するよね。 アハハ! わからないけど(笑)
ポジティブ焼け すると思う。 真黒になると思う、オレ。 ポジティブ洗脳 受けるよね。
それが、悪いことではなくてですよ。
あの(笑)すごく思いました。」


(曲)
R.KELLY 『THE WORLD'S GREATEST』
The R. in R&B Collection, Vol. 1



(夏野さんからの コメント)

「大体ですね、僕の人生は、ほんとに、予測したのと正反対に、全部 行ってるので、
そういう意味では、いまでも 自信が無いですね。
ただ、面白いのは、もう すべてを見通すことは、もともと 不可能なので、
まぁ 人生、行き当たりばったりですから、逆に言うと、何のチャンスが来てもいいように、
もう 普段から 『もう、なんでもOK!』 っていうスタイルで行った方が、
僕、チャンスはあると思います。
あんまり、キメキメにしない方が、ま、楽しいと思います。

ネガティブなことを、自分に言う方には、二種類いて、
一種類は 『もっと ここを直せば、お前 いいのに』 っていう意味で言ってる方と、
『オレはお前に 敵わないから、お前のことは認めない』 みたいな人がいるんですね。
前者の方は、むしろ、味方にしてくように 頑張る。 後者は、無視する。
大体、ま、ニッパチですね。
2割ぐらいしか、そういう、建設的な意味で 非難する人 いませんので、
8割は、もう、無視した方がいいです。
どうせ、もう、付き合う必要もないです。」

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