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2009/11/29 on air 「アートディレクターって 何ですか?」                (guest) 森本千絵さん


育育児典



育育児典






(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思います。

今夜のゲストは、アートディレクターの 森本千絵さん。
“アートディレクター” カッコいい名前ですよね。
でも、どんな仕事なんでしょうか?

森本さんは、1976年生まれ。
武蔵野美術大学 卒業後、博報堂、博報堂クリエイティブ・ヴォックスを経て、2007年に独立、
『株式会社 goen(ゴエン)』 を設立しました。
これまでの 主な仕事に、
サントリー『BOSS SILKY BLACK』 や、三菱地所の 『想像力会議』 などの広告の他、
Mr.Children や、坂本美雨 、ゆず、キマグレン などの、
アートワークの担当をしていらっしゃいます。

最近では、環境問題や子供への関心も高く、
育児がテーマの、岩波書店 『育育児典』 のアートディレクションで、グッドデザイン賞を受賞。
定期的に、子供達のワークショップ 『ちびgoen』 を開催するなど、
広告やデザインという枠を越えて、活躍中です。
今年の 3月から 5月にかけては、
初の個展を、北九州の動物園で行ったそうですよ。
なぜ、動物園だったんでしょうか。

様々な側面から、社会に向けて発信している森本さんに、
アートディレクター としての仕事は、いったい何なのか、
アートディレクター という仕事を通して、何を発信したいのかを お聞きします。

“アートディレクターって 何ですか?”

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
BIRD AND THE BEE/CORNELIUS 『HEART THROBS AND APPLE SEEDS』
ナツカシイ未来



岡田くん
  「森本さん。」
森本さん
  「はい(笑)」
岡田くん
  「森本千絵さん。」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「お会いしたかったです。」
森本さん
  「はじめまして。」
岡田くん
  「アハハ! はじめまして。
  なんか、いろいろ、繋がりはあるんですけどね。」
森本さん
  「そうですね。
  なんか、いつか、なんか 一緒に お仕事するかなとか、会うかなぁとか 思ってはいて、
  一方的に 応援は しつつ・・・」
岡田くん
  「アハハ、ほんと・・・(笑)ありがとうございます。」
森本さん
  「そうそう、なんか こういう機会に・・・」
岡田くん
  「森本さんは、ほんとに、変な話ですけども、悪い噂は まったく聞かないんですよ。」
森本さん
  「あ、ほんとですか?」
岡田くん
  「うん。 『ほんとに いい人だよ』 とか。」
森本さん
  「へぇ~(笑)会いたい、そんな人に。」
岡田くん
  「(笑)」
森本さん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「え、そんなこと ないですか?」
森本さん
  「いや、うーん、どうなんだろう。 でも、あんまり
  誰に対しても、なんか、上手く、気づかいを コントロール出来なくて、
  ある時から、もう、このままでいいや、と思って、
  本音で しゃべっちゃいけないことも全部 含めて・・・」
岡田くん
  「あ、だからかなぁ。」
森本さん
  「本音で しゃべってるんで、
  急に、たぶん、裏切られたとか、全然 違ったっていうのは、無いんで・・・」
岡田くん
  「あー・・・」
森本さん
  「とは 思います。 無いというか、出来ない・・・です。」
岡田くん
  「だから、なんか、僕の中で、
  いつも すごい いい人だ、とか、なんか、聞いてたので。」
森本さん
  「(笑)」
岡田くん
  「今日、お会いできるって聞いて、
  アートディレクター っていう、こう、括りですけど。」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「真面目な? アートディレクター。 美人アートディレクターとして、有名じゃないですか。
  ねえ。 よく、アートディレクター界ではね、よく・・・」
森本さん
  「そう、女性は めずらしいですよね。 男性社会だから。」
岡田くん
  「そうそうそう、言われる中で、
  ちょっと、真面目な 森本さんを、今日、お聞きしたいなと。
  僕の、なんか、勝手なイメージで いいですか?」
森本さん  
  「はい。」
岡田くん
  「森本さんの・・・」
森本さん
  「あ、全然。」
岡田くん
  「なんか、作品のイメージなんですけど、昔から見てて、
  あの、なんていうのかなぁ・・・えーと、
  デザインだけではなくて、一個、足を止めさしてくれるデザインというか、
  パッて見たときに、何かを ちょっと考えたりとか、
  ストーリーがある かんじがしたりとか。」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「ビジュアル的に、カッコいいでしょう とか、
  かわいいでしょう っていうことだけじゃない、
  アートディレクションを目指しているのかな っていう、かんじがするんですよ。
  違いますか?」
森本さん
  「正解です! (笑) 目指してます、でも、ほんとに。」
岡田くん
  「そこが、すごい、なんかこう、なんだろう、
  他の人から、森本さんだ、って言われる所以ていうか・・・」
森本さん
  「そうかな・・・うん。」
岡田くん
  「なんか、物語があるかんじがするんです。
  それは もう、意識して作られてますか?」
森本さん
  「それは、そうですね。 意識してて、ほんとに なんか、
  デザインが上手いか下手かって言われたら、
  上手いか 下手かも わからないぐらい、興味がなくて(笑)」
岡田くん
  「エヘヘヘ!? 興味がないって、どういうことですか?」
森本さん
  「あの・・・これが カッコいい。
  例えば、この文字より、もっと こんな文字にしたら、カッコいい。」
岡田くん
  「あー・・・はい、はい。」
森本さん
  「こんな雰囲気が、なんか、ロックっぽい、かわいいっぽい っていうのが、
  なんか よくわからなくて。」
岡田くん
  「でも、デザインて、そこに 走りがちじゃないですか。」
森本さん
  「そこには 走るんですけど、もともと ほんとに得意じゃないうちに、
  自分が出来ることが、唯一、
  あのー、誕生日プレゼントとか、年賀状とか、すごい得意で(笑) 小さい頃から。
  なんか、こういうことを考えて、サプライズパーティーとか、
  この人に これ あげたら、喜ばれる。 なぜなら、この人は こんな人だから。
  ていう方が 得意で、美術とか そういうものよりも。
  それが そのまま延長して、そういう、届けたりとか、なんか 伝える、あの、なんだろう、
  あんまり上手く しゃべれないから、小さい頃とか。」
岡田くん 
  「うん。」
森本さん
  「なんか その、物を介した方が、本音とか、なんか アドバイスとか いろいろ言えるから
  そこだけで、来ちゃったんです。」
岡田くん
  「うーん。 でも、美大ですよね。」
森本さん
  「一応ね(笑) だから、いっぱい・・・」
岡田くん
  「何、習ったんですか?・・・アハハ。
  一応、デザインとしての・・・」
森本さん
  「遊びを作るルールとか。」
岡田くん
  「あー・・・
  ここで、質問します。 “アートディレクション” て、何ですか?」
森本さん
  「うーん・・・」
岡田くん
  「 “アートディレクター” か。 何をする人ですか?」
森本さん
  「アートディレクターは、なんか・・・
  なんか、いい感じのラブレターとか 書くような人じゃないですか?(笑)」
岡田くん
  「いや、いいですよ。 カッコいいですよ。
  いや、いいです。 いま、グッと来ました。
  “いい感じの、ラブレターを書く人” 」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「あー・・・やっぱ、伝えたいことを 形にするっていう・・・」
森本さん
  「そうですね。 とか、誰かが 誰かのこと好きなんだよ~とか、
  誰かが、謝りたいんだけど、直接は言えないとか。
  直接 言うよりは、何か、どういうことがあるかなぁ、みたいなときに、
  一緒に、同じ方向 向いて、
  もうちょっと、
  だったら、こういう色だったり、こういうメッセージだったり、こんな展開だったら、
  喜ぶし、喜んだら、あなたも喜ぶんじゃない? っていう、こう、
  双方の間に立って、見えるものを 全て こう、一緒に作ってくような・・・」
岡田くん
  「それ、でも、最初から そう思われてました?」
森本さん
  「うーん、割とそう。 最初からね、
  あの、私、博報堂という会社に いたんですけど。 広告、いっぱい作ってて。
  なんか、入るチームが、ちょっと、おかしくて(笑)」
岡田くん
  「おかしいというのは、どういうことですか?」
森本さん
  「例えば、美大 出た子とか、例えば、先輩でいう、佐藤可士和さんとか、
  グラフィックやってる人達は、グラフィックの部署に・・・」
岡田くん
  「グラフィックチーム みたいな・・・ね。」
森本さん
  「つくんですね。」
岡田くん
  「はい。」
森本さん
  「で、ちゃんと びっしり、先輩がついてて、手取り足取り こう、ちゃんと 習って行く。
  で、私は、研修のときに かぶり物をして、なんか、頭の上が DJ だとか、
  変なことばっかり発表してたら、これ ダメだなと思われて、
  CM のチームで、使いっぱしりみたいな、なんかこう、宴会芸みたいなチームに(笑)
  とか、おばちゃん達の集いみたいなチームに入ったんですね、コマーシャル中心に。」
岡田くん
  「はい。」
森本さん
  「で、グラフィックとか、すごい やりたくて、
  たまたま、迷い込んで来ちゃった 最初の、Mr.Children さんの仕事、
  たまたま、迷い込んで来たものが、グラフィックで、
  大騒ぎになったんですよ、チームで。」
岡田くん
  「はい、はい。」
森本さん
  「誰も、デザイナーがいないし、どうすんだ? っていう(笑)
  私、一応、デザイナーなんですけど・・・とか言って(笑)」
岡田くん
  「(笑)へぇー、そうなんだ。」
森本さん
  「でも、みんな、シーンとしてて。
  一緒に考えたら やれるかもしれないっていうことになって。
  なんにも 習うことなく やってたら、それが たまたま、先輩の写真ていうか、
  実際に会いに行って、
  子供たちと、最終的に、絵を描くような仕事に 繋がったんだけれども、結果的に。
  そのときに、あっ、なんか、教えてもらう技術じゃなくて、
  そこで、この子達に会ったこととか、なんかその、作ってく過程が、すごく幸せで、
  それでこう、夢中になって作ってたら、
  結果的に、初めて、会社で、なんか そのポスターが 褒められたりとかして・・・」
岡田くん
  「ふーん・・・」
森本さん
  「思い返すと、何をやったわけでもないし。」


(曲)
TOMMY SPARKS 『SHE'S GOT ME DANCING』
Tommy Sparks


岡田くん
  「なにか その、作品を作るにあたって、こう、自分の中で 気づいたこととか、
  作るにあたって、形にして行くっていうのを・・・」
森本さん
  「なんかね、そのアイディアを、まず 喜ばれたいっていう、単純な気持から、
  作って行くときに わからないことは、わかった振りというか、頑張るのは もう、
  無理は 全部やめて、いろんな人に 聞きながら、一緒になって 作ったりしてて、
  そこの、作ってる人達自身を 好きになるというか、
  一緒に作ってる人達が、もう、好きで。
  で、好きな人達で どんどん好きになって来て、スタッフが。
  好きなスタッフと作ってるものだから、もっと いいものにしたい って、
  どんどん 好きになってって、なんか、もう・・・(笑)」
岡田くん
  「はぁー・・・いい人・・・ですねぇ。」
森本さん
  「(笑)いや、違います!」
岡田くん
  「アハハハ!」
森本さん
  「なんか、そんな感じでした。 簡単な理由から。」
岡田くん
  「そうかぁ。 でも ま、そういうふうに こう、自分が、
  ま、素敵な言葉だと思うんですよ。
  “ラブレターを代わりに作ってあげる” みたいな
  代わりに こう、届けるために、みたいな。
  なんか でも、変わったりしないですか?
  もう、だんだん だんだん、売れてきたわけじゃないですか、自分が。」
森本さん
  「そうですね、お仕事いただけるようになって(笑)」
岡田くん
  「お仕事が いただけるようになって、なんか、変わったりはしなかったですか?」
森本さん
  「ああ、なんか、早起きになったとか、そういうこと以外で ですよね(笑)あの・・・」
岡田くん
  「なんか 、なんかこう、なんだろう、ほんとに、
  変なこと言うと、作ってる現場が 見てみたいです。」
森本さん
  「あー! ぜひ、一緒に 作りましょうよ(笑)見に来て下さい。」
岡田くん
  「なんか、いや、ほんとに、スタッフとか、結構 いま、何名ぐらいですか?」
森本さん
  「いまは、社内は、小屋ん中に 5人ぐらいは いて、
  それは もう、体の内側ぐらいの スタッフで、あとは全部、
  やっぱ、制作の現場は もう、何十人 何百人ですよね。
  外の人達と 作ってますけど、ライブですね、もう。
  客のいないライブ(笑) もう なんでこんな・・・」
岡田くん 
  「どんな感じなんですか? 『オラ~! あそこ!』 みたいなこと やってるんですか。」
森本さん
  「盛り上がってますよ。 やってますね。」
岡田くん
  「へぇー。」
森本さん
  「声も どんどん、大きくなって来ちゃったし。
  いま、がんばって小さな声ですよ(笑)」
岡田くん
  「アハハハ。 森本さんの 仕切りとか、見てみたいですけどね。」
森本さん
  「はしゃいでます。」
岡田くん
  「もう、こうやって、チェックしながら 『違う! 違う! 違う!』 みたいなこと・・・」
森本さん
  「やってますよ。」
岡田くん
  「やって行くんですねぇ。」
森本さん
  「やって行きます。」
岡田くん
  「アートディレクターっていうと、例えば、会社で、
  いっぱい こう、デザイナーを何人かいて、
  そん中で、指揮をしていく・・・」
森本さん  
  「そうですね、指揮して、転がして 転がりながら、一緒に 動いてってますけど、
  たまに、ちょっと先。 そうですね、
  みんなより たぶん、ちょっと先の方を、見てる感じがしますね。
  ここ、こう行ったら こうなることが あり得るから、
  こっちになっても 楽しめるように、なんか、考えとかなきゃ って。」
岡田くん
  「ちょっと 先を見て、みんなより 先を見ながら、進んで行く。」
森本さん
  「そうですねえ。 ていうことは、あるかもしれない。
  俯瞰だとは思いますよ、やっぱり。」
岡田くん
  「出来上がった先は、見てますか?」
森本さん
  「出来上がった先も 見てて、どっちかっていうと、
  例えば、クライアントというか、誰かが喜ぶというか、まあ、
  世の中に出て、世の中で出たときの CD とか発売したら、初日に買いに行くし。」
岡田くん
  「うーん。」
森本さん
  「行くんですよ、レコード店 回って、しかも 写真とか撮って、
  怒られるんですけど。 ハハハハ!」
岡田くん
  「いまだに、やります?」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「こんなに、作品 出てるのに。」
森本さん
  「はい、やります。
  こないだ、ゆずの 『虹』 っていうシングル、関わらしていただいたときも、
  買いに行って、ポップ 見て はしゃいでました。 タワーレコードとかで。」
岡田くん
  「う~ん。」
森本さん
  「もう全部、これも買い・・・あ、これは、そう・・・」
岡田くん
  「 『HOME』 とか、ミスチルの・・・」
森本さん
  「 HMV 全部、回ります。
  アマゾンでも 買ってるし(笑)届いたりとかして。」
岡田くん
  「スゴイですよ、でも、だから。 それかなぁ、みんながスゴイっていうのは。」
森本さん
  「もう、嬉しくって・・・」
岡田くん
  「ピュアだ、とか、なんかもう、みんな やらなくなるじゃないですか。
  そんだけ・・・まあ、下世話な あれになるかもしれないけど、
  そんだけ売れてたら、一個 一個 こう、見なくなるとか。」
森本さん
  「あー・・・いや、もう、ポスター 見に行ったりしますよ。
  もう、レジに行って、お金を払って、袋に入れてもらって 出て来る っていうか、
  その責任というか、うわー、この お金を払う感じの気持ちというか。
  なんかちょっと、2枚以上は・・・ま、1枚ぐらいかなとか(笑)
  10枚ぐらい買っちゃおうかなと思ったりとか、そういう、ドキドキする感じで。」
岡田くん
  「いまも、ドキドキされます? ものを作っていて。」
森本さん
  「します。 出るときとか、ドキドキします。 もう、真っ先に 見に行く。」
岡田くん
  「なんで そんな、こう、なんだろう、慣れずに、ドキドキ出来るんですか?」
森本さん
  「(笑)」
岡田くん 
  「例えばですよ、ちょっと、森本さんの 黒いとこも聞きたいので。」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「例えば もう、全然 わかんない話が来るとするじゃないですか。」
森本さん
  「わかんない話・・・」
岡田くん
  「うん。 何を言ってるか・・・作ってくれっていう狙いが わかんないとか・・・」
森本さん
  「はい、断わりますね。」
岡田くん
  「あー。 ハハハハハ!」
森本さん
  「(笑)」
岡田くん
  「そうですよね。」
森本さん
  「なんか、ただ、なんとなく かわいいの作って とか、
  女の子の商品だから、女の人が いいと思って とか。
  あと、時間が無いから、なんか その辺で、ぐらいのこととか。
  事情というか、言われると、もう すぐカチン。 私、キレやすいんで。 アハハハハ!
  カチーン て なってですね。」
岡田くん
  「へぇー。」
森本さん
  「いろんなスタッフとか、いろんなものとかを考えると、そんな、
  依頼してくれる人が、そこに 愛情とか 責任とか、気合がなくて どうする。
  そんなのって、不幸すぎると思って、
  そういうのは ヤダって言って、断わっちゃうんです。」
岡田くん
  「うーん。 やっぱ こう、依頼してくれる人も、情熱があって、
  面白いもん作りたいんだっていうものを、愛したいっていうかんじ。」
森本さん
  「うん。」
岡田くん
  「じゃあ、アートディレクター って、こう、
  僕、一番 大事なのは、発想だと思ってるんですよ。」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「その、なんだろう、アイディア?
  アイディアが、どんだけ出るかみたいなとこ ないですか?」
森本さん
  「アイディアは、たぶん ずっと出てて、でも、その 出てるアイディアは、
  たぶん ダジャレだったりとか、カッコ悪いアイディアとか、そのへんに、
  なんかの影響とかは、もう いっぱい出てるんですよ。」
岡田くん
  「うん、うん。」
森本さん
  「だから、出てないってことは無くて、たくさん出してて、
  100は 200は、ずうっと出し続けてるうちに、だんだん 途中ぐらいに、
  あ、こんなアイディアにしたら褒められるかも とか、
  賞を取るかも、カッコいいかも とかいう時期も出て来て、数のうちに。
  でも、それも 通り過ぎてみようと思って、やって行くうちに だんだん、
  こないだ、病院ていうか、おばあちゃんの病室で、こんなことがあったな とか。」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「こないだ、こんな ときめきが・・・っていうか(笑)
  こんな感情になったな とか、
  すごい、私生活の感情しか、もう ネタが無くなって来て、最後とかは。
  もう、影響のものは 全部 出したり、出し切ってて、
  そこで やってるうちに、ポン て なんか、心の方から、なんか出て来て、最後の方に。
  あの、ほんと 変な話、尿漏れみたいな・・・(笑)」
岡田くん
  「尿漏れ。 森本さんから、そういう言葉が・・・尿漏れみたいな。」
森本さん
  「みたいな(笑)」
岡田くん
  「フッと。」
森本さん
  「フッと。」
岡田くん
  「フッと、出て来たりして(笑)」
森本さん
  「ここだ! と思って、決めて 出したものの先に、ポロ って・・・」
岡田くん
  「うーん。」
森本さん
  「なんか、出ちゃって。 で、それに、
  その後、頭が追いついて、出会ったときに、なんか、感動しちゃったりとか、
  やっぱ、全部の辻褄が合うとか、
  やっぱ、それは 合うかも ってなって、そんときに出たアイディアだけを、
  ゆず なり、Mr.Children さんなり、みなさんに、見てもらいに 持ってってます。
  そこまでの、カッコ付けは 持ってってないです。」


(曲)
KT TUNSTALL 『SUDDENLY I SEE』
アイ・トゥ・ザ・テレスコープ
   


岡田くん
  「そこまで・・・こう、例えば、アートディレクターを目指してる人達が、
  そこまでの感覚に行くには、どうしたらいいって アドバイスされますか。」
森本さん
  「なんか・・・そうですね、体を動かすというか、
  自分の中で、頭と心をバラバラにしないで、思いっきし、体と心を、近いというか、
  同じ目線で、自分で、これ ダメなんじゃないか とか、
  これやっても チープなんじゃないかとか、そういうのを、
  自分に向いちゃうと、閉じちゃうというか、もう 何も出て来なくなる、
  自分で、閉じちゃうから。」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「それよりは、こんなのも カッコ悪いし、誰が どう言おうといいから、 
  その、頭と心と体、ちゃんと並んで、せーの で、外に向くっていうか、
  外にも出す、恥ずかしいけど。 どんどん、出して行くし、
  どんどん 人に会ったり、しゃべったり、行ってみたり しちゃった方が、
  後で、ハッ とか言って、それに また出会えたりするから。」
  


森本さん
  「他力本願ですもんね、私 小さい頃から。 うーん(笑)」
岡田くん
  「でも、なんだろう、僕が知っている すごい人って、みんな そうなんですよ。」
森本さん
  「はぁ。」
岡田くん
  「自分の中には、別に なんもないんだよ つって、
  外に あるものを、きっかけを拾って、自分の中で 構築するだけで、
  自分の中で、なんの知識も、しゃべってもないのに、
  『自分で考えたって、いいものは出て来ないんだぜー』 つって。」
森本さん
  「アハハハハ。」
岡田くん
  「みんな、すごいと思う人は そう ゆう・・・ですよね。」
森本さん
  「へぇー。 そう、無理なんですよね、こう、机に向かってとか、
  なんか 一生懸命 記憶しても、忘れてくし・・・」
岡田くん
  「フフフフ(笑) そうなんですよね。」
森本さん
  「なんかこう、本とか見ても 忘れるよりは、
  その人に 会っちゃったりして、聞いちゃ・・・会話してる方が、覚えられたりとか。」
岡田くん
  「例えば、じゃあ、アートディレクターとして、大事に思ったのは、
  コミュニケーション能力だったりとかっていうことは あるんですか?」
森本さん
  「そうですね、ありますね。 やっぱり、コミュニケーション能力、
  長けてるかどうかは、自分では わからないんですけど、ときどき、極度の緊張で、こう、
  ヒュっとか、一人だけ いなくなったりとか、いまだに やるから・・・」
岡田くん
  「(笑)うん。」
森本さん
  「長けてるか わからないけど、やっぱり、人から頼まれて 人に渡して、
  たくさんの人と 作んなきゃいけないから、
  やっぱり、たった一人では 絶対 出来ないんで、アートディレクションだと。」
岡田くん
  「どういう、プレッシャーがあるんですか?
  僕は、アートディレクション って、相当なプレッシャーがあると思うんですよ。
  さっき 言われた通り、お願いをされて、
  例えば、ミスチルだったら、まあ、会社から お願いをされて、で、
  本人にも、見せに行くわけじゃないですか。」
森本さん
  「もう、緊張しますよ。」
岡田くん
  「(笑)」
森本さん
  「やっぱり、緊張しますよ。 だって、なんか・・・」
岡田くん
  「ミスチルが揃ってる中、こう 『これ、今度・・・』 」
森本さん
  「そう、ペラペラ話して、ほんとに もう・・・」
岡田くん
  「本人達も、曲 作ってるから、やっぱり、そのイメージを すごく大事にしたいし とか、
  いわゆる こう、作業としては、なんだろう、
  どうでしょうか? っていうのは・・・」
森本さん
  「そうですよね、プルプル プルプル ってなりますね、手とか、やっぱり。 でも・・・」
岡田くん
  「なんか、わかんないけど、自分だったら 『オレ、どうですか?』 って、
  言ってるみたいなもんなんですよ。 なんか、気がするんですよ。
  監督とか、映画監督とか そうだけど、その・・・
  アートディレクターの方とかって、
  『私、こうなんですけど』 みたいな。」
森本さん
  「そうですね。 でも、そんな感じには なるというか、
  たぶん ほんとに、音楽家にとっては、ミュージシャンにとっては、ジャケット・・・
  本来は、いらないっていうか、なんでも良く・・・なんでもいいって言い方は 変だけど、
  やっぱり、音楽で勝負してるから、作る楽曲が全てで、
  尚且つ、お客さんとの間に ライブが控えてたとしても、
  その音が全て、歌詞にしても。
  だから、それが 手に届くまでの間に、ちょこっと付くもので(笑)ジャケットとか。
  だけど それを、せっかくだから、その、皮膚っていうか、手で触って、お金を払って、
  買ってもらう時に、より良く っていうか、
  その音楽より 以下なことは、もう 絶対 あり得ないっていうか・・・」
岡田くん
  「うん、うん。」
森本さん
  「もうちょっと こうだったら、もっと こんなふうにも思ってもらえたり、残ったり。
  数年後か見て、CD のラックとか見たときに、何か、匂い立つ感じとか、
  身体的なコミュニケーションの部分ですね。
  音楽が (聞き取れず) だとしたら、
  肌で触ったり、なんか 全体の、街に その色が並んでるかんじとか。
  だから、すっごい聴き込んで、
  聴き込み過ぎて、勝手な解釈も たまにあるとは思うけれども、
  音楽を聴き込んで、聴き込み過ぎると、仕事ってことを忘れちゃうんで、 
  単純に、アルバムだったら、知らない間に 好きな曲ばっかり聴いてるし。」
岡田くん
  「うーん・・・そうですよね。」
森本さん
  「それは たぶん、ファンの人も そうだと思うんですけど、
  時間が経つと、聴き過ぎて 『意外と この何曲目が好きかも』 に変わってったりしながら、
  ずうっと聴いてて、車中も。
  そうして行くうちに、どんなふうに受け取ったらいいかな、っていうアイディアで、
  なって行くっていうか、わりと、発信側よりは、
  発信は、社会に対して、いま こういうものが、ビジュアルが出たら、影響というか、
  みんなが動き出すかな? っていうのは 考えるんだけど、
  定着するまでのアイディアのときは、完全に 自分が買う側というか・・・」
岡田くん
  「うーん・・・」
森本さん
  「こうだったら、裏切られない とか、
  例えば、Mr.Children だったら、こうであってほしいとか、こんなことも見たいとか。
  こうだったら、いままで 聴かなかったけど、ちょっと 買ってみちゃうかも とか、
  いろんな気持ちになって、
  好きになったり、すごい アンチになってみたり。」
岡田くん
  「へぇー。」
森本さん
  「(笑)」
岡田くん
  「それは でも、どんな、商品でも、一緒ってことですね。」
森本さん
  「全部そうです。 それを考えて、まあ、持ってくから、
  “一 消費者代表” みたいな(笑)気分というか、
  完全に、聴き込んだ感想を しゃべって。」
岡田くん
  「うん。 へぇー。」
森本さん
  「緊張しますよ。」
岡田くん
  「緊張しますよねえ、やっぱり。 すごい、仕事っていうか、
  さらけ出さなきゃいけないだろうし。
  さっき言った、コミュニケーションて、こう・・・」
森本さん
  「あ、もう、全裸ですよね。 プレゼンテーションのときは、もう(笑)」
岡田くん
  「僕らも、あるわけですよ。 その、あの、アートディレクターの方が、
  ジャケットを こう、持って来てくれるときに、やっぱ もう、相当な緊張されてるし、
  逆だったら、オレ、耐えられないなって・・・」
森本さん 
  「みんなでね、ずらっと 並ばれて・・・」
岡田くん
  「ずらっと 並ばれてるときに、こう 『こんな感じなんですけど・・・』 みたいな、
  やっぱ、みんな 緊張、なんかもう、見せないようにはしてますけど、やっぱり こうね、
  『これ、どう?』 って言いに来るのを、緊張するのを見えるから、すごいなぁと思うし。」
森本さん
  「数は、持ってきますね、いっぱい。 10 以下は ないかな。
  すごい 持ってった方向、全部、自分の中では ベストなんですね。
  もう、すごく好きだっていうか、
  自分が、心で感動できたアイディアを持ってってるんですけど。」
岡田くん  
  「うーん。」
森本さん
  「それ 持ってって、
  あの、決意するのが苦手で、これ!っていうふうに。
  なんか、一人で決められないんですよ。」
岡田くん
  「それは、普通の、あれとかでもそうですか?」
森本さん
  「普通の・・・」
岡田くん
  「10個は、作ります?」
森本さん
  「10個以上・・・なんか、こんなことも こんなことも考えられる って言って、
  全部、持ってっちゃうんです。」
岡田くん
  「それかぁ・・・それが出来る人、なかなか いないですよね。」
森本さん
  「なんですかね。 でも ほんとに、昔っから そうなんで。
  入社した頃から いっぱい、こんなことも こんなことも だったんで、
  他のアートディレクターと仕事することないから、わかんないんです。」
岡田くん 
  「(笑)そうか。 10個 作る人は、なかなかいないです。」
森本さん
  「いないです。 でも・・・」
岡田くん
  「大抵、だから、Aパターン Bパターン、それでもダメなら、
  Aパターンやって Bパターン、自分が やりたいの 二つ出して、
  『あと 一個は、違うこともありますよ』みたいな。」
森本さん
  「はぁー。」
岡田くん
  「あの・・・違うか、
  Aパターン Bパターンは、お願いされたこととかを 踏まえたのを作って、
  で、3つ目は 自分が やりたいことみたいな。だいたい、3つぐらいですよ。」
森本さん
  「あー、ないですねぇ。 アルバムの たぶん、大概、曲数ぐらいありますね。」
岡田くん
  「うーん、アルバム作るなら。」
森本さん
  「いろんな面が見えちゃって、聴き過ぎたからだと思うんですけど。
  いろいろ あるんですよ。」
岡田くん
  「それは、すごいですよ。」
森本さん
  「で、この間の、その、Mr.Children さん とかも、みんなで、
  でも これが好きとか、こうが、とか言って、反応してくれるのが嬉しくて、
  で、意見とか、希望とか 『この案と この案 両方いいな』 とか言うと、
  その場で 一緒に、アイディア考えて、
  だったら、こういうふうな って、また、新しい案に しちゃったりとか(笑)」
岡田くん
  「うーん。」
森本さん
  「はぁ、決めてくれて良かった って思って。
  そうすると、一緒に作ったっていうか、一緒に選んで行きたい。
  一回、私は 出すけど、一緒に どれがいいかを 選んで行きたいですよね。」


(曲)
MARIO 『I CHOOSE YOU』
D.N.A.


岡田くん
  「あの・・・なんで、博報堂、抜けたんですか?」
森本さん
  「あ、なんか・・・」
岡田くん
  「なんのタイミング、
  ご縁があったって おっしゃったじゃないですか。」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「その ご縁があって、博報堂・・・」
森本さん
  「あったのも あるし、独立しようと思ってなかったんですよ。
  なんか、給料も貰えるし、いい会社っていうか、やっぱり なんか、
  面白かったんで、周りの人達が。」
岡田くん
  「ま、ねえ、変わった人 多いっていう・・・」
森本さん
  「変わってる人、多いんで(笑)
  でも、いつか 独立するときが来たら、タイミングがあるんだろうなと思って、
  タイミングまで、なんにも考えるの やめようとは思っていたら、
  あるとき こう、10年間ぐらい乗り続けた車が、もう、全面 カビになってて、車中が(笑)
  もう、ナウシカみたいに、シーンとなって、ハンドルとか グリーンになってて。」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「その車は、博報堂に入りたくて、博報堂のそばの教習所に通って、免許を取って(笑)
  もう ずっと、大学の頃から、そんなかで 企画を考えたりしてるから、
  何かが、なんか、プチって ちょっと 切れ始めて、
  そしたらこう、普通に 親族の方で、他界する人が出てきたりとか、
  いろんなものが、プチ プチ ってなってて。
  病院に入院してる おばあちゃんのところに行って、
  病院で、勝手に カーテン、ピンクに変えて、
  クリスマスまでの カウントダウンのカレンダー貼ったりとかしたら、
  病院の先生が 『そんなこと、周りの患者、ダメです』 と。 お皿とか変えたら。」
岡田くん
  「うん、うん。」
森本さん
  「でも 私、そこにデザインして、なにが悪いんだろうな と思って。」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「彼女は、花柄が好きだったし、
  なんで、花柄じゃ いけないんだろうとか思って、そういうところが。
  あの・・・すごい不満だったんですよ、そのとき。 その病院に対して。」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「博報堂にいたら、そういう以外で、なんかもっと、
  たくさん そういう部分でデザインする仕事、あるんじゃないかなと思って。」
岡田くん
  「うーん。」
森本さん
  「ちょうど、広告を学んできたりとか、やらしてもらってるから、
  単純に、こんなの可愛いでしょ? っていう提案は、たぶん、一生 無いと思うし、
  ちゃんと、そこは話し合いながら 作って行くと思うから、
  もっと、広告代理店が向き合うだけじゃない、
  普通に 個人。 例えば、隣のとか人でもいいんですけど、も全部、
  いままで やって来た広告も、全部、そういうのをやりたいなと思って・・・」
岡田くん
  「はぁー。 みんなが 惚れる理由が わかりますよ。」
森本さん
  「・・・思ったんです。 ほんとに(笑)」
岡田くん
  「 『森本さんは、いいよー』 と、みんなが言う理由が わかりますよ、なんか。」
森本さん
  「あ、言ってますか? って言って(笑)」
岡田くん
  「アハハハハ!」
森本さん
  「誰なんだ? って(笑)」
岡田くん
  「言ってますけど。」
森本さん
  「いや、いや。」
岡田くん
  「いや、だから、そういうのも含めて、いまは だから、  
  子供たちのワークショップ やったりとか。」
森本さん
  「してますね(笑)」
岡田くん
  「いろいろ こう、枠がね、広がって、 
  好きなことも やられていたりとか。」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「これは でも、どういうことをやってるんですか?
  子供達のワークショップっていうのは。」
森本さん
  「集まって。 集まってから、何をするかを考える。」
岡田くん
  「うーん! あぁ、いいことですね、でも。」
森本さん
  「なので、メチャクチャです、いつも。 なんか(笑)
  もう、仕上がりは、たぶん ご両親の皆さんに、子供たちが 持って帰ったら、
  『この数時間、何をやってたの?』 っていうものしか、与えられてないけど、
  みんなで ワイワイ、急に なんか、カップラーメンを 輪ゴムで作りだした子がいて、
  怒るわけでもなく、それ 面白いから、そっちやろう って言って、みんなで(笑)
  やってますよね・・・」
岡田くん
  「なんで、やろうと思われたんですか? 子供たちの ワークショップを。」
森本さん
  「うーん、反応力が やっぱり面白くて、飽きっぽくて、
  飽きっぽさと、反応する運動神経みたいなものっていうのは、
  私は ずっと、鍛えていたいっていうか、憧れているもので。」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「こう、パッて、その辺のものとか拾ったり、
  紐が転がってるだけで、ケタケタ笑えるっていうか、それで遊べる。
  で、どんどん ルールが出来て 『こうやって やったら、誰々が鬼~』 とか。
  あの感じで 仕事をしたいんですね。」
岡田くん
  「フッ(笑)」
森本さん
  「フフフフ(笑)」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「すぐ、飽きるし、どんなに いいこと言っても、そんなの興味がない。
  ほんとに面白いか 面白くないかぐらいで、動くじゃないですか。
  だから、一緒に作ってて、すごい 刺激になるというか。
  私も だんだん、同じように 飽きっぽくなって来たり(笑)」
岡田くん
  「でも、子供たちも、いい刺激に なりますもんね。
  いろんなものを作ったり、否定されずに、
  『やっていいんだ』 って思えたりとか。
  そういう意味ではね、すごく 有意義の・・・あることだと思いますけどね。」
森本さん
  「だといいですね(笑)」
岡田くん
  「じゃ、今度、デカイこと言いますけど。
  えーと “社会に対して”」
森本さん
  「はい。」
岡田くん
  「アハハハ!」
森本さん
  「おっきいですねぇ。」
岡田くん
  「どうですか。 考えてますか? 社会に対して、こう、自分がデザインするというか、
  やっぱり でも、なんだろう、影響は 大きいと思うんですよ。」
森本さん
  「思いますよ(笑)」
岡田くん  
  「なんかでも、そことは違うとこで やってるかな? ってかんじもするので。」
森本さん
  「なんか、いきなり スイッチ 一個で、社会を変えよう なんてふうには、
  思ったこと無いし、作れないというか 作らないとは思うんですよ。
  たまに、環境問題に向き合うので、
  デザインで 力になれるもので、お仕事いただいたりするんですけど、
  正直、わからないんですよ(笑)それも。
  ただ、私が・・・幸せであるために・・・(笑)」
岡田くん
  「フフフ(笑)いや、いいですよ。 素直な言葉で、ぜんぜん いいですよ。」
森本さん
  「なんか・・・ジコチューとは違うんだけど、結果的に、
  人のため 人のためって言っても、自分を置き去りに出来ないというか・・・」
岡田くん
  「まあ、あれですよね。 自分が楽しんでいることを、こう、まず やらないと・・・」
森本さん
  「そうですね。」
岡田くん
  「そのあとのことは、繋がって行かない っていうことですよね。」
森本さん
  「そうですね。 二人以上いないと、自分が わからないというか、
  なんか、相手がいると、相手が喜ぶと、
  『あ、喜ばした、嬉しい』 そんな自分がいる、っていうふうに、やっと、
  目の前に人がいると、自分が見える みたいに、
  そういう意味の、自分が幸せなかんじになれる、最低限のことを、
  もし ちょこっとずつ、その場その場で、目の前のことを作ってたら、
  なにかしら、それが コロコロコロって、バトンしてったり、誰かが、
  私が一人に伝えたことが、
  一人が三人に伝えて、三人が十人に伝えて、っていうふうになった場合に、
  もしかしたら、社会と繋がりがある仕事をしてんのかな とは、
  思えたりは(笑)しますけどね。」
岡田くん
  「うーん。」
森本さん
  「いきなり 社会で、もっと こんなデザインで世の中が、っていうふうには思わない・・・」
岡田くん
  「いや、逆に、思っててほしくないですけど、
  でも、ある一定を超えてると、すごい 共感できる話なんですよ。」
森本さん
  「あ、ほんとですか?(笑)」
岡田くん
  「やっぱり、年齢もあるのかな。
  年齢とかも、もしかしたら あるかもしれないですけど。」
森本さん
  「でも、いっぱい こう、行き着くっていうか、いろんなとこで、
  あがいたりとか、いろいろ言われたりとかして、泣いてみたりとかして、
  だんだん、この方が楽しいかも っていうふうに、変わってるだけだから、
  いいですよね、そうやって、暴れ回ってる年齢も(笑)」
岡田くん
  「フフフフ(笑)
  なんか、メッセージ ありますか? 若者に。」
森本さん
  「なんか、そういうのは・・・うーん。
  まあ、やらないより やった方がいいなかっていう・・・(笑)」
岡田くん
  「ハハハ(笑) まあ、コミュニケーションとか、全部 “ご縁” ですよね。」
森本さん
  「そうですね。 何か、自分で選ぼうとか、選択しようっていうことじゃなくて、
  二つ、やりたいこと あったら、両方やっちゃえばいいのに・・・(笑)思うんですよ。  
  でも、どうしても、物理的に 選択せざるを得ないことが来るとしたら、
  自分にとって、明るい方っていうか、ほんとに 本気で。 正しい方じゃなくて。」
岡田くん
  「うん。」
森本さん
  「自分にとって、明るい方を選べばいいかなあ って。
  そんなかんじです。 ハハハ(笑)」


(曲)
SHERYL CROW 『SOAK UP THE SUN』
C'mon, C'mon



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、お話をさせていただきましたけどもね、
ほんとに、なんだろねえ、みんなが いい って言うのが、わかりますよね。
あんだけ、こう、ピュアに、
ピュア っていうのかなあ、なんかこう、一周 回って、楽に生きているし、
その、なんだろうなぁ。
やっぱ、なんかこう、人との発想で、なんか、生まれて来るものとか。
うん、いろいろ あったんだろうな とは、思いますけどね。
10代の頃とか、すごい、自分の中を 探って探って、なんか、
やって来たんだろうな ってかんじもしますけど。
こう、だんだん ね、外に向かって いろんなことを積み上げて、
ほんとに、聡明な 頭のいい、優しい・・・素敵な女性だなぁと思いますし。

帰り際にね “ご縁” っていってね、こう、なんだろう、
どこどこの おじいさんに作ってもらったんです、つって、こう、
丸い 銅板? に、こう、デザインが書かれた? ものを こう、くれたんですけど、
そういうとこも また、素晴らしいですよね。

ハハハ! 見習いたいな って思います。
やっぱり、なんかこう、なんだろう、
うん、最初 言ってた こう、自分に嘘がなく 話すから。
うん、それが すごく、嫌味に聞こえないし。
あの、ほんとに、人柄も ねぇ、素晴らしいと思いますし。

うん。 なんか でも、アートディレクター っていうものがね、今日、
どういうものかっていうものが、みなさんに わかってもらえて、
目指す人が 増えたらいいなぁって、思いました。」


(曲)
STEVIE WONDER 『FROM THE BOTTOM OF MY HEART』
A Time 2 Love



(森本さんからの コメント)

「岡田さんに 会ってみて、思ったことは、
“信じられる” と思いました。
信じられる 眼をしてたし、スジがあって、
いい意味で 柔軟な男らしさがあるというか。
あの、だから、自分で こんなに話すつもりがなかったのに(笑)
なんかこう、本音で話せちゃうような、なんか、吸引力が ありますよね。
はい。 たまげました(笑)」

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