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2009/08/09 on air  「心の強さって何ですか?」                       (guest) 高妻容一さん


社会人の実践!メンタルトレーニング―スポーツ心理学に学ぶ


社会人の実践!メンタルトレーニング―スポーツ心理学に学ぶ


高妻 容一



(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思っています。

えー、今日はですね “心の強さ” ということを考えてみたいと思います。
心が強いって、何でしょうね。
例えば、イチロー選手など、一流のスポーツ選手は、心が強いかんじがします。
あるいは、僕らのような仕事でも、人前に出ても 全然アガらない人。
そういう人は、たくさんいますよね。

特に、うちの事務所の人達は、強いんじゃないでしょうかねぇ。
僕ぐらいですよ、緊張するのは、たぶん。 まあ、そんな事はないでしょうけどね。
でも、なんだろう。 経験が多いんですよね、うちの事務所の人達は。
あのー・・・ジュニア。 ジャニーズジュニアの頃に、
『とりあえず出ちゃいなよ!』 って、社長に言われるんですよ。『You 出ちゃいなよ!』って。
んで、2時間前とか、1時間前に振り付け。 踊りの振り付けね。 振り付けをされて、
それで、急に出させられるんですよ。
やっぱ、そういう経験を 何度もしている子達が、やっぱり いるので、そういう意味では、
そういう経験て意味では、すごく 強くなってしまうとか、
なんとかなるや、って思ってしまうっていうのは 多いかもしれないですけど、
僕は もう、ものすごい緊張しいなので、全然ダメなんですけど。

うーん。 まあ、どんな状況でも、いつも通りのパフォーマンスが発揮できる人や、
逆境に強い人とは、どんな心の強さの持ち主なんでしょうか。
そして、心とは、強くすることが出来るのか?
出来るとすれば、どうやれば強くなるのか、気になります。
根性や気合と呼ばれているものと、同じなのか、違うものなのか、知りたいですよね。

そこで 今日は、メンタルトレーニングの第一人者の方に、お話を お伺いします。
本日のゲストは、東海大教授で、スポーツ心理学の専門家の 高妻容一さん。
オリンピックや Jリーグなど、いろいろなスポーツをサポートして来たほか、
メンタルトレーニングに関する著書を たくさん出している方です。

“心の強さって 何ですか?”
J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(岡田くんの 曲紹介)
「心が傷だらけになって、まわりの冷たい視線に耐えられなくなったとき、
振り向けば、私が見える。 さあ、心を解き放って、心の声を聞くの。
CYNDI LAUPER 『SET YOUR HEART』 」
ブリング・ヤー・トゥー・ザ・ブリンク~究極ガール~スペシャルエディション(DVD付)


岡田くん
  「今ですね、目の前に、先生の書かれた本が 山ほどあるんですけども。
  こんなに出てるんですね! メンタルトレーニングの本。 先生が書かれただけでも。」
高妻さん
  「そうですね、私が書いただけでも、20冊 30冊あると思うんですが。」
岡田くん
  「そのぐらい、重要視されていることだっていうことですよね。」
高妻さん
  「ようやくですね。」
岡田くん
  「ようやくですか。」
高妻さん
  「30年遅れで、日本に入って来ました。 それが、1985年です。」
岡田くん
  「85年に。」
高妻さん
  「はい。」
岡田くん
  「僕、5歳ですね。」
高妻さん
  「はい(笑)」
岡田くん
  「先生が、初めのほうですか? 」
高妻さん
  「そうですね。 私が、アメリカに留学して、
  ちょうどアメリカが いまからスタートするというときに、留学してましたので、
  まあ、そのへんで、最初の方に勉強したと。」
岡田くん
  「ぶっちゃけて、日本は遅れてるんですか?」
高妻さん
  「遅れてます。」
岡田くん
  「ほぉ。 それが、例えば、スポーツ選手なら、
  差とか、出てきたりっていうことは・・・」
高妻さん
  「もう、完全に、そうですね。
  特に、オリンピックレベル、プロレベルでは、北米を中心として、
  専属のメンタルトレーニングの専門家を、チームが雇って。」
岡田くん
  「いま、日本は いないんですか? メンタルトレーナーっていうの・・・」
高妻さん
  「メンタルトレーナーっていう言葉は、私達、使いません。」
岡田くん
  「あっ、何て使うんですか?」
高妻さん
  「スポーツメンタルトレーニング指導士という、資格があります。」
岡田くん
  「それ、どうやって取るんですか?」
高妻さん
  「まず、簡単に言うと、
  体育学部というところに入って、大学院で、スポーツ心理学を専攻して、
  いろんな単位、資格を取って、認められたら 取れます。」
岡田くん
  「あー、じゃ 結構、すごい難しい資格の・・・」
高妻さん
  「そうですね。 アメリカでは、博士号が必要でした、一時期まで。
  最近は、修士号でも 行けますけど。」
岡田くん
  「博士号まで いるんですね。」
高妻さん
  「博士号を取ったぐらい勉強しないと、専門的には指導出来ないっていうのが、
  まあ、世界の流れです。」
岡田くん
  「おー・・・すごい。 先生は、どういう状況で、
  いつ頃から メンタルトレーニングに興味を持たれたんですか?」
高妻さん
  「まず 最初は、大学一年生で、まあ、スポーツ心理学という授業がありました。
  ま、そこで、あ、面白いなと。
  で、そこで ちょうど 大学院に入ったときに、
  私の、大学院のときの恩師が、アメリカで、博士号を取って来られて、
  その時の研究が、今でいう イメージトレーニング。
  “メンタルプラクティス” という、イメージを使ったトレーニングをすると、
  もっと、上手く 強く 早くなるよっていう研究されてたんですよ。
  それが面白くて、あっ、それを勉強したい、ということで アメリカに行きました。」
岡田くん
  「うーん。 それで、この分野に・・・メンタルトレーニング。
  なんか、いっぱい種類があるんですね。」
高妻さん
  「そうですね。」
岡田くん
  「心理学っていっても。」
高妻さん
  「心理学が、約54の分野があって、その 47番目に、スポーツ心理学。
  その スポーツ心理学から、今度は、
  現場での実践とか 応用をしようというかたちで、応用スポーツ心理学が出来て、
  その中の一つに、メンタルトレーニングというものがあります。」
岡田くん
  「それ、いっぱいある中で、メンタルトレーニングを選ばれたんですか?
  それとも、なんだろう、全部、スポーツ心理学をやって・・・」
高妻さん
  「やっぱり、自分が一番 興味があった、プレッシャーに、
  自分が ちょうど、野球やったとき、あんまり強くなかったんですよね。
  そのあと、武道をやりまして、
  で、自分等がやって来たことが、ピタッとはまったっていうんですかね。」
岡田くん
  「おー・・・」
高妻さん
  「自分の経験と、研究、学問が。」
岡田くん
  「それ、どこが はまったんですか?」
高妻さん
  「例えば、先ほど言った、プレッシャーに。
  私、野球やって、ピッチャーで、ホームランか三振か、
  ひどいときは、フォアボール 5連続やるとか、
  いいときは、ノーヒット ノーランやるみたいな、
  いわゆる、調子の波が 大きかったんですよね。」
岡田くん
  「その、調子の波って、整えられるってことですか?」
高妻さん
  「そうですね。」
岡田くん
  「それを、今日 ちょっと、聞きたいんですけど、
  例えば、心の強さっていうのは、根性だとかって、
  日本では昔、言われてたじゃないですか。」
高妻さん
  「そうですね、はい。」
岡田くん
  「それは、合ってますか?」
高妻さん
  「合ってます。 根性は大切です。」
岡田くん
  「あ、それは 合ってんだ。 根性は大切なんですか。」
高妻さん
  「ただし、昔、私・・・私等、もろに、根性の時代なんですよ。」
岡田くん
  「スポ根て いわれてた時代ですよね。」
高妻さん
  「そうなんです、 『巨人の星』 の時代で、
  たくさん練習をすれば・・・」
岡田くん
  「『水、飲むな!』 って言われる時代じゃないですか。」
高妻さん
  「そうなんですよ。 私の同級生が 15人、クビになりました。 水 飲んで、野球部を。」
岡田くん
  「はい、はい。 そういう時代ですよね。」
高妻さん
  「はい。 今は、スポーツ心理学という学問を背景とした、科学的なメンタル面 強化。
  科学的な根性論といっても いいと思うんですね。」
岡田くん
  「(笑)科学的な根性論。」
高妻さん
  「つまり、根拠がある。
  目的と根拠があって、何をどうしたら 根性が付くか。
  根性が出ると、どういうふうに効果があるかまでもね、そういったものを、こう、
  証明できるっていうか、話せると。 説明できるということですね。」
岡田くん
  「まあ、だから、根性は必要だってことですね。」
高妻さん
  「絶対 必要です。」
岡田くん
  「絶対に必要ですよね。」
高妻さん
  「はい。」
岡田くん
  「じゃあ、気合っていうのは どうですか?」
高妻さん
  「気合も必要です。」
岡田くん
  「ハハ、気合も必要・・・」
高妻さん
  「ただ、気合という とらえ方が、日本では いろいろあるんですけど、
  私自身は、気合というのは、呼吸法と思ってますので、
  声を出すとか、いわゆる、そこから声を出すことによって、集中力 高まる。」
岡田くん
  「あぁ。」
高妻さん
  「ぐっと、体中にね、全身にエネルギーがみなぎるみたいな。」
岡田くん
  「はい、はい。」
高妻さん 
  「気合っていうのは、よく、武道で使う言葉ですよね。」
岡田くん
  「武道ですよね。」
高妻さん
  「武道は、よく、声を出しますね。」
岡田くん
  「はい。」
高妻さん
  「それを、まあ 一般的に、気合っていうふうに、広がって行ったと思うんですけども。
  まあ、そういったかたちで 捉えていただければと思います。」
岡田くん
  「じゃあ、心の強さとは、平常心ですか?」
高妻さん
  「たしかに そうです。
  平常心ていうことは、コンスタントに力を発揮するっていうことで、
  平常心を保つためには、心が 一喜一憂しては いけないわけですね。
  例えば、試合の結果とか ミスをしたとかで、一喜一憂すれば、
  試合で勝てば のるけど、負ければ落ち込む。
  これ、非常に、平常心が無いというか、メンタル弱い。」
岡田くん
  「でも、反省とか しますよね、その試合の。」
高妻さん
  「反省は必要です。 反省をして、最後は ポジティブに終わるという、
  例えば、簡単に言うと、イメージトレーニングなんですよ。
  例えば、私達は、練習日誌を使って、まず、今日の試合は こうだったと、反省しますね。
  反省したことを、修正しなければいけない。
  で、イメージとか 体を使って修正して、その 成功イメージを何度も何度も繰り返して、
  次の試合で、その失敗を生かすという。
  そこまで やらないと、平常心は保てないし。
  ま、一番いい例が、イチロー選手がね、バット回しをやる。
  あれは、コンスタントに力を発揮するための、一つの手法。
  ま、僕らは “プレ・パフォーマンス・ルーティーン” とか。
  彼は、なんか、10年近くも、毎朝 カレーライスを食べるとか、
  そういった、自分が 平常心を保つための、一つのパターンというか、手順をね、
  彼は、実践してるんじゃないかなと思います。」


(曲)
FLO RIDA FEAT.NELLY FURTADO 『JUMP(LET'S GO ICHIRO REMIX)』


岡田くん
  「よく聞くのは、イチロー選手とか、
  ほんとかどうかは知らないですよ。 あの、ほんとかどうかは知らないけど、
  米の炊き方 一つにとっても、調子の良かったときの硬さとか、
  そういうの、こだわってやるって言うじゃないですか。」
高妻さん
  「そう、そのこだわりが 重要なんです。」
岡田くん
  「あー。 そこまで こう、例えば、スポーツ選手って、そこまで、
  やっぱストイックに やってるもんですかね。」
高妻さん
  「そうなんですよ。 実は、さきほど言いましたように、
  平常心で、力を出し切れる状態を、僕らは、まあ、英語で言うと、
  ゾーンに入った フロー状態 “ピーク・パフォーマンス” まあ、理想的な守備状態。
  昔の言葉で言えば “火事場の馬鹿力 ” 状態なんです。 その状態を、いかに作るか。
  そうすると、たぶん、一流選手は、それを経験したことがある。
  その、経験したことを、もう一度 あの状態に戻りたい! と感じるわけですね。」
岡田くん
  「あー。」
高妻さん
  「それが、ジンクスであったり、こういう、自分が こだわりに入って行くわけですね。」
岡田くん
  「それって やっぱ、そっちの方がいいんですかね。
  なんか、自分でも なんか、調子いいときって あるじゃないですか。
  戻りたい! っていうよりも、新たに探したい! って、なってしまうんですけど。」
高妻さん
  「うーん。」
岡田くん
  「例えば、その時の状態に戻るっていうの、よく聞くんです、スポーツ選手とかでは。」
高妻さん
  「戻るときに、私達は まず、
  『その日の練習日誌をチェックして下さい。
  朝起きてから、試合が終わるまでに、どういうパターンで行動してましたか?
  どういう考え方をしてましたか?』
  そして 今度は、それを、もうちょっと遡って、
  『前の日、一週間前から何をしたら どうですか?』
  ていうことまで調べて、分析して行くと、一つの、そこのゾーンていうか、
  ソーンに入るというか、最高のパフォーマンスを発揮する状態の、
  一つのアウトラインが 見えて来るわけです。」
岡田くん
  「スポーツ選手、大変だなぁ・・・大変ですよねえ。」
高妻さん
  「そうですね。」
岡田くん
  「探して、自分が 調子良かったの探して、
  イチロー選手が、毎朝 カレー食べるみたいなもんだと思いますけど。」
高妻さん
  「昔は、多くの選手が、偶然 たまたま見つけてた。
  でも、いまは 私達が、こういう選手は こうやってますよ って教えることが出来る。」
岡田くん
  「みんな、違うんですか、やっぱり。」
高妻さん
  「違います。 個人差があって、同じパターンでは 無理ですね。
  また、そのゾーンの状態も 違うんですよ。
  例えば、簡単に言うと、サッカーでいえば、
  中田ヒデ選手みたいに、ちょとクールに、プレイしている選手がいれば、
  ゴン中山選手みたいに、グーっと ノッたほうが、
  力 発揮できる選手もいるわけですよね。」
岡田くん
  「あー。」
高妻さん
  「野球でも、ピッチャーで、クールにね、野茂選手みたいに投げる選手がいれば、
  いま、マーくんとかですね、ロッテにいた黒木さんみたいに、
  ガー!っと 口で言葉を発して、燃えながら投げる選手がいる。
  ま、そういったところで、その、ソーンの状態というか、
  最高のプレーをする心理状態が違うと考えています。」
岡田くん
  「それは、どうやったら見つけられるんですか? 普通の人達とか。」
高妻さん
  「それは、まず 経験で見つけるのが一番なんですが、それを、みなさん 見逃すんですよ。
  普通の選手は。
  一流選手は、それを こだわって 『あれを もう一度』 と思って、
  試行錯誤しながら 見つけて行くんですけど、
  いまは、私達が指導できるように なってきました。」
岡田くん
  「うーん。 それ、自分が 調子いいときですか?
  それとも、打てて調子がいいとか。 点 取れて調子がいいとか。」
高妻さん
  「まず、簡単に言うと、最高のプレーをしたときを まず思い出す。」
岡田くん
  「あー。」
高妻さん
  「最高のプレーをしたとき、例えば、サッカーでいえば ハットトリック。
  野球でいえば 3連続ホームランとか、4打席 4安打とか、
  素晴らしいプレーをしたときを、まず思い出す。 そこに、ヒントが隠されてる。」
岡田くん
  「じゃ、自分が、結果を求めていけばいいってことですね。
  自分が 調子いいときと、たぶん、違ったりするんですか?」
高妻さん
  「いや、実はね、結果を求めると、失敗するんですよ。
  結果を求める選手は、僕等は、一流になれないと考えてます。」
岡田くん
  「おっ。」
高妻さん
  「結果を出すのは 当たり前じゃないですか、スポーツ選手、プロでも。
  その結果を出すためのプロセスに、意識をする。
  つまり、さっき言いましたように、ゾーンに入るためのプロセスですね。
  手順をしっかりやって行くと、最終的に、ゾーンに入れて、
  その後に、結果が付いて来るみたいなかんじですね。」
岡田くん
  「うーん・・・例えば “心が折れる” っていう言葉とか、あると思うんですけど、
  これは どういう・・・」
高妻さん
  「簡単に言うと、マイナス思考になった。」
岡田くん
  「あー・・・」
高妻さん
  「マイナス思考といいますと・・・」
岡田くん
  「も、ダメだ! っていうのが、マイナス思考ですね。」
高妻さん
  「つまり、弱気とか、守りに入るとか、よく 言葉 使われますね。」
岡田くん
  「はい。」
高妻さん
  「積極性が無くなる。」
岡田くん
  「それは もう、こう、戻らないって言うじゃないですか。」
高妻さん
  「戻れます。」
岡田くん
  「戻れます?」
高妻さん
  「戻すトレーニングがあると。」
岡田くん
  「どう、どうやって・・・」
高妻さん
  「英語で、リ・フォーカシングというんです。
  つまり、簡単に言うと “気持ちを切り替える” と、日本語の言葉で 言いますね。」
岡田くん
  「はい。」
高妻さん
  「気持を切り替えるための、テクニックを使って・・・」
岡田くん
  「ちょっと 教えて下さいよ。 多いと思うんですよ、ラジオ聴いてる人でも、
  心が折れるっていうか、ちょっと、ダメかも とか、自信がないとか。」
高妻さん
  「はい。 簡単に言うと、いろんな手法があるんですけども、
  まず、集中力を回復しなきゃいけないんで、集中力 高めるトレーニングをして、
  集中力を、パッと切り替える。
  例えば、簡単に言うと、よく 野球選手達が、円陣を組んで 声出してますね。」
岡田くん
  「はい。」
高妻さん
  「あれを、僕等 “チームルーティーン” て言うんですけど、
  チームで、パッと気持ちを切り替えたり、
  あとは、甲子園のマウンドで、胸を張って上を向いて、なんかしてる選手、
  見たことないですか?」
岡田くん
  「あー、でも ありますね。」
高妻さん
  「それから、ロージンバックを使って、ポンと降ろした瞬間に、
  ヨシッ! と 気持ちを切り替えるとか、
  円陣を組んで 上を向いて、気持ちを切り替える。
  それから、まあ、頬っぺたを バチバチ叩く、高見盛関みたいな方も おられる。
  あれも、気持を切り替えたり、ゾーンに入る 一つのテクニックと、私達は考えてます。」
岡田くん
  「じゃ、なんか “行動してる” ってことですよね。」
高妻さん
  「そうですね。 行動・・・アクションを、大きなアクションを使った方が、
  より 気持ちの切り替えがやり易いし、
  同時に、言葉ですね。 “セルフトーク” という専門用語があるんですが、
  ポジティブな言葉を発する。
  それと、呼吸法なんで、気合ですね、さっきの。
  大きい声を出した方が、グッと集中しまして、気持が切り替わりやすい。」
岡田くん
  「うーん・・・」
高妻さん
  「て ことですね。」
岡田くん
  「やっぱ、ありますか、あの・・・いい言葉とか。」
高妻さん
  「もちろんです。」
岡田くん
  「悪い言葉 吐くより、いい言葉を出してた方が いいっていう・・・」
高妻さん 
  「はい。 僕等が お薦めするのは 『絶好調!』 とか 『ヨッシャー!』 とか、ですね。」
岡田くん
  「(笑) 『絶好調!!』」
高妻さん
  「 “絶好調” です。」
岡田くん
  「これ、みなさん、試してもらいたいですよね。」
高妻さん
  「常に もう、何か 『調子は?』 って聞かれたら 『絶好調!』 っていう、もう、
  口癖にしちゃう。 口癖っていうことは、習慣化されるわけですから、
  絶好調! と言ったときに、どうですか? マイナス思考じゃないでしょ?」
岡田くん
  「ないですね。」
高妻さん
  「で 『絶好調!』 と言ったときは、語尾が上がるんですよ。
  言葉 使った時に 『ヨーシ! まだまだ! 次! 次!』 って、語尾 上がるでしょ?」
岡田くん
  「うん。」
高妻さん
  「 『えーっ? ウッソー・・・マジー・・・』 って、語尾 下がってませんか?
  こういう呼吸法なんですよね。」
岡田くん
  「あっ、それも、呼吸法なんですね。」
高妻さん
  「私は、呼吸法と捉えて、その 語尾上がりの、
  いわゆる 気合が入るっていうか、集中、真っ直ぐ気持ちが切り替わる、
  ポジティブな言葉を、意識して使って トレーニングする。
  それを、自分のテクニックとして、洗練して、
  いつでも どこでも、気持が切り替わるように持って行く ってことです。」
岡田くん
  「ちょっと、調子が悪いなぁとかっていうのでも、それで変えたりとかって・・・」
高妻さん
  「そうです、もちろんです。」
岡田くん
  「ほほぅ。 それで だいぶ、なんか、前向きになって 変わったりとかっていう事も・・・」
高妻さん
  「そうですね。
  しかし、トレーニングしなきゃ、これ、出来ないというのが、私達の考えですから、
  毎日の生活、例えば、24時間。
  ちょっと こう、あんまり いい話じゃないんですけどね、
  スポーツ選手って やっぱり、緊張すると、トイレに行きたくなるんですよ。」
岡田くん
  「はい。」
高妻さん
  「で、トイレで、
  すいません、僕等 “放尿トレーニング”(笑)っていう言葉 使うんですが。」
岡田くん
  「(笑)放尿トレーニング?」
高妻さん
  「はい。 おしっこをした瞬間に 『よし、行くぞ!』
  っていうセルフトークをすることで、気持を切り替えるとか。 頭の中で、
  おしっこと一緒に、マイナス思考を出すようなイメージをするということですね。」
岡田くん
  「あー・・・僕、サウナとかでは やったりしますね。
  嫌なもんが出て行くみたいな。」
高妻さん
  「そうですね、全く同じ感覚です。」


(曲)
BLACK EYED PEAS 『I GOTTA FEELING』



高妻さん
  「一番 簡単なのが、挨拶です。」
岡田くん
  「はい、挨拶。」
高妻さん
  「朝 起きて、まず、中学生 高校生の人達であれば、
  『オハヨー! お母さん、朝ごはん ありがとー!』 って言えるかどうかですね。
  一流選手は、これが 言えるんです。」
岡田くん
  「へぇー。」
高妻さん
  「例えば 『オハヨー!』 って言ったときに、
  人に対して言う コミュニケーション・スキルでもあるんですが、
  自分自身に対するセルフトーク。
  気持ちいい挨拶するときって、まず、大きな声で挨拶すると、気持ち良くなりません?」
岡田くん
  「なりますね。」
高妻さん
  「それを、テクニックにした。」
岡田くん
  「あー、もう、だから、生活の習慣から、そういうのを やって行かなきゃいけない。」
高妻さん
  「そうですね。
  24時間を使って、メンタル面 強化をして行くという考え方を、私達は してます。」
岡田くん
  「松岡修造さんとかも、最高に いいかんじがしますね。」
高妻さん
  「ああ、いいですね。
  彼もね、現役のとき アメリカで、メンタルトレーニング学ばれてます。」
岡田くん
  「だから、こう、気持の持って行き方とか、メンタルの持って行き方とか、
  すごく言うので。」
高妻さん
  「だから、そういう 一流選手だった方は、ご存じなんです。 自分の経験の中で。
  こうした方が、自分にって、ベストのパフォーマンスに たどり着けるという。」
岡田くん
  「うん、うんうん。」


  
岡田くん
  「これ、どこまで行けば 成功って言えるんですか、メンタルトレーニングって。」
高妻さん
  「成功の感覚、難しいですね。
  まあ、試合で勝つ世界チャンピオンになれば、成功って言う人もいるけど、
  それは、結果ですよね。
  でも、一人のチャンピオンに対して、多くの敗者がいるわけですよ。
  じゃあ、試合で負けた人が 敗者かというと、そうでもない。
  でも、その本人が・・・いわゆる 満足度ですよね、最終的には。」
岡田くん
  「うーん。 上手く行かなかった例とか、ありますか?」
高妻さん
  「と、いいますと?」
岡田くん
  「うーん、なんだろう、そういう メンタルトレーニングをするんだけど、
  こう、なかなか 結果が伸びないとか・・・」
高妻さん
  「ああ、あります、もちろん。
  いま、私達が、一番 問題っていうか 困ってるのが、指導者です。」
岡田くん
  「指導者が、いない。」
高妻さん
  「いや、指導者が 理解してない。」
岡田くん
  「(笑)」
高妻さん
  「指導者の時代は “根性” で やってます、多くの指導者。
  自分達は、メンタルトレーニング 知らない。
  で、若い選手達に、メンタルトレーニング、プラス思考で、
  『はい、笑って!スマイル。 スマイルすると気持ちが プラス思考になるよ』 って言うと、
  『なにをヘラヘラ笑っとんじゃ~!』 という コーチが出て来るんですね。」
岡田くん
  「まあ、そうですよね。」
高妻さん
  「例えば、音楽を使って。 これ、気持を切り替える 呼吸法なんですよ。
  テクニックなんです。
  で、音楽を聴いて、心の準備をしてる選手に、『ホラ! 音楽なんか使うな~!』
  と言うコーチとか、なんとか連盟の おエライさんが いたりするわけですよ。」
岡田くん
  「はい、はい・・・ま、言えないでしょうけどね、こう、
  チャラチャラしてるとか・・・のも ありますもんね。」
高妻さん
  「はい。 チャラチャラ、例えば、ガムを噛むということもですね。」
岡田くん
  「変わりましたけどね。 昔は、ガム噛んでるだけで 『アイツ、なに、ガム噛んでんだ!』
  って言われてましたけど。」
高妻さん
  「日本は、恰好をね、マナーの文化で、
  外国は、ガムを噛むことによって、口の表情をリラックスさせて、
  いわゆる アイドリング状態を作って、
  最高のパフォーマンスを出すための準備として、ガムを噛むんですね、外国の選手達は。
  意味と目的があるんです。」
岡田くん
  「意味と目的。」
高妻さん
  「日本は、それを、マナーが悪いとか・・・」
岡田くん
  「まだ、やっぱり ありますか?」
高妻さん
  「まだ、多いですねー。
  簡単に言いますと、北米でいえば、もう、ほとんどのオリンピックチームに、
  僕らみたいな、メンタルトレーニング専門家が ついてるんですよ、4年計画で。
  日本のオリンピックチームで、メンタルトレーニング専門家がついてるっていうのはね、
  あんまり 聞いたことないですね。」
岡田くん
  「聞いてないですよね。」
高妻さん
  「私も、一時期、あるチームに ついてましたけど、
  監督が替わると、コロっと、変わっちゃったり 『もう いいです』 とか、
  そういう状態が 日本で、アメリカは、監督が替わろうが替わるまいが、
  ちゃんと 強化して行くっていうのがね、アメリカ オリンピック委員会で やったり。
  それから、プロ野球のチームであれば、
  もう、フロントの方で、しっかりと そういうことをやってるから、
  監督が何人 替わろうが、ちゃんとやるみたいな。」
岡田くん
  「じゃあ、なんだろう、まだ 日本が遅れてて、
  重視は、そんなに されてないってことですか。」
高妻さん 
  「うん、かなり 変わりました。」
岡田くん
  「個々で やれっていうものに なってるってことですか?」
高妻さん
  「いや、いままでは、メンタル面が 強い弱いは、選手の責任にされてたんです。
  僕等から見ると、海外から見ると、
  『ちょっと待って下さい。 監督さん、あなたが、
  この選手が、メンタルが強くて、試合で実力を発揮するようなトレーニング、
  環境を作ってないからでしょ』 っていうのが、僕等の考えなんですよ。」
岡田くん
  「うーん、うんうん、そういうところにも あるんですかねえ。
  海外の選手とかは、例えば もう、ここぞっていうときに、やるじゃないですか。」
高妻さん
  「海外の選手は、もう、そういうこと わかってるから、
  マイナスなこと考えないんですよ、あんまり。
  日本人は すぐ、マイナスなこと考えちゃうんです。」
岡田くん
  「それは、国民性ですかね?」
高妻さん
  「いや、僕ね、日本の、まあ こう言ったら怒られるかもしれませんけど、
  教育とか、スポーツの環境が、欠点修正なんですよ。
  外国は、外国というか、特に、アメリカとかね 西洋諸国は、
  ボジティブなとこ、長所を伸ばす教育がされてるために、
  あまり ネガティブなとこに、目を行かさない。」
岡田くん
  「うん、うん。」
高妻さん
  「日本は、ミスすると怒られる。
  海外では 『オッ、いまのミスいいぞ~! そこ 直したら、上手くなるぞ~!』
  みたいなかんじなんですよ。」
岡田くん
  「うん、うん。」
高妻さん
  「ミスをすることは、上手くなる過程で、絶対 必要ですよね。
  ミスをしないスポーツ選手は いない。 その、ミスに対する考え方ですよね。
  ポジティブか ネガティブか。」
岡田くん
  「ボジティブに行けるというは、
  例えば、明日 プレゼンがあるサラリーマンとかも いるわけじゃないですか、
  これを聴いてる、
  『明日、なんか 緊張するなぁ』 とか。
  緊張っていうのは、取れるんですか?」
高妻さん
  「緊張は、やっぱり します。 そこで・・・」
岡田くん
  「それは、取れない・・・」
高妻さん
  「緊張を お友達。 味方にするか 敵にするかっていう考え方は、いかかですか。」
岡田くん
  「(笑)それは、どういうふうにしたら いいんですか?」
高妻さん
  「例えば、高校野球の甲子園大会ね。 すごい観客がいる。
  『よーし、ここでオレが決めればヒーローになって、ドラフトでプロ野球選手になれる!』
  と思うか、
  『ヤバイ。 ここでミスったら、地元に帰ったら、石投げられる』 と思うかですね。」
岡田くん
  「フフフ(笑)」
高妻さん
  「その環境で、どっちを選ぶかです。」
岡田くん
  「あー・・・
  僕の場合、例えば、もう 緊張してるときとか、
  そんなに自分に 期待しないようにするんですよ。
  そうすると、割と いいパフォーマンスが出来たりとか。」
高妻さん
  「そうですね。」
岡田くん
  「そういうのも、一つの手なんですか。」
高妻さん
  「一つの リスクマネージメント、考えてるわけですね。
  緊張しても、まあ、死ぬことねぇな、みたいな 開き直りですね。」
岡田くん
  「死ぬことは無いやとか、まあ こう、イメージは、その 例えば、
  出来ることイメージするんですけど、まあ、出来なくてもいいっか、みたいな。」
高妻さん
  「ま それが、開き直りですね、一種の。 開き直りも、テクニックに出来ます。」
岡田くん
  「あ、そういう 一つのテクニックがあるんですね。」
高妻さん
  「はい。」
岡田くん
  「あと、なんかこう、なんだろう、サラリーマンとか 普通の人が使える、
  緊張しない方法って。
  うち、お姉ちゃんが、例えば、ピアノをやってるんですけど、
  いまだに 緊張するって言うんですよ。
  で、コンクールとかあると、緊張して出来ないと。
  いつも 家で弾いてるみたいに、感情を持って行けないと。
  で、どうしたらいいんだ って言われて、
  僕は もう 『経験だよ』 しか答えられなかったんですよ。」
高妻さん
  「たしかに、経験も重要なんですが、じゃあ、経験がないと勝てないのか、
  コンクール 失敗するのかってことに なっちゃうんで。」
岡田くん
  「そうなんですよね。
  で、なんて言ってあげれば よかったのかなって、いつも思うんですけど。」
高妻さん
  「私達は、リラクゼーション、サイキングアップというプログラムを、
  いわゆる実技があるんですよ。 こうやったら、リラックスできる、
  こうやったら、もっと 燃えることができる というプログラムをやって、
  それを 毎日の練習で取り入れて、また、生活で取り入れて やることによって、
  さっき 言ったように、テクニックとして洗練して、いつでもどこでも使えるようにする、
  ていう考え方ですね。」
岡田くん
  「うーん。」
高妻さん
  「ま、簡単に言うと、まず 笑う。」
岡田くん
  「笑う。」
高妻さん
  「音楽を聴く。 好きな音楽。 顔マッサージをしたり。
  全身に 力を入れて抜いたりという、全身式筋弛緩法というプログラムが あるんですが、
  それを やったり。
  それから ちょっと、メディテーション。 ま、寝てですね。
  そういったものを やった後に、ちょっと寝て、気持を落ち着けるテクニックをやるとか。
  それから、そういったことで、
  何を どうしたら、緊張から解放されるかという、やり方を知ってて、
  その方法を洗練しとけば、
  いつでも どこでも、緊張感をいい方向に持って行けると。」
岡田くん
  「うーん。 そうすると、いいパフォーマンスが、全てにおいて出来る。」
高妻さん
  「はい。」
岡田くん
  「ほー。 どうなんですか、みんなに こう、始まる前に 笑わしたりとか・・・」
高妻さん
  「やってます。 例えば、
  『オイ、頑張るなよ』 って言われたらどうです。 『エッ?』 って思うじゃないですか。
  で、だいたい、緊張してる選手は、頭ん中で ごちゃごちゃ ごちゃごちゃ、
  いらんこと考えてるんです。
  それを 飛ばさないと、つまり、集中できないんです。」
岡田くん
  「そうですよね。 やっぱ、なんか 緊張すると、いろんなこと考えちゃいますもんね。
  マイナス思考だったりとか、
  ああ これ、失敗したら どうしようかなぁ とか・・・」
高妻さん
  「だから、学校の勉強、受験でも、そういった 仕事でも、プレゼンテーション、
  スポーツでも、いわゆる、調子がいいときって 楽しいはずなんです。
  ですから、僕等は “内発的なモチベーション” って言うんですけど、
  “好き 楽しい 面白い” という気持ちを大切にする。
  で、まあ、いろんなトレーニングをして準備をして来た中で、
  最後の最後で “楽しむ” という言葉が出て来るんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
高妻さん
  「いま、オリンピック選手達 、楽しむ って言ってるじゃないですか。
  やっと言えるようになりました。」
岡田くん
  「はぁー。」
高妻さん
  「これが、20年前 言ったら、大変だったですよ。
  メディアのかたから 叩かれるね(笑)」
岡田くん
  「ハハハ(笑)時代も変わって来て。」
高妻さん
  「そうです。
  私達が やってる、こういう スポーツ心理学とか、メンタルトレーニングが広がって来て、
  それが 当たり前になってきたと。
  僕等としては、嬉しい限りですね。」


(曲)
MICHELLE BRANCH 『ARE YOU HAPPY NOW?』
Hotel Paper (CCCD)


岡田くん
  「僕が、実は一番 聞きたかったのは、モチベーションが上がんないときは、
  どうしたらいいですか?」
高妻さん
  「それは、簡単です。」
岡田くん
  「おっ! 簡単ですか。
  いや、みんな 経験したことあると思うんですよ。
  なにかしろ、こう なんか、毎日のルーティーンの中で、こう、なんかこう、
  テンションが上がらないとか。」
高妻さん
  「まず、一番最初、さっき言った 内発的なモチベーションですから、
  “好き 楽しい 面白い” とか “チャレンジする” とか、
  これをやることで、上手くなるのが楽しい みたいな、そういったところ、
  いわゆる、心の底から湧き出るやる気、モチベーションを持つということ。」
岡田くん
  「探す。」
高妻さん
  「怒られたらどうしよう、結果出さないとヤバイとか、これ、外発的なモチベーション。
  これに行くと、必ず行き詰って来るんですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
高妻さん
  「これは もう、理論的に証明されてます。」
岡田くん
  「楽しめるっていうことは、
  例えば、オリンピック選手が、次のオリンピックは もう無いかもしんないとか、
  もう、真っ白になりましたとか、あるじゃないですか。
  そういう こう、モチベーションというか、こう なんだろう、
  一回 燃え尽きちゃって・・・」
高妻さん
  「はい。 また、戻って来る人、多いですよ。」
岡田くん
  「そう、多いですけどね。 やる気が起きないというときは、
  どういう手助けをするんですか?」
高妻さん 
  「もう、そこにあって、僕等、目標設定という、
  『あなたの夢は 何ですか? 50年後、30年後に どうなりたいですか? 10年後は?
  5,4,3,2,1年後は、どうなりたいですか?
  じゃあ、今月は、今週は、今日は 何したいですか?』
  と、まず、人生を考えてもらいます。
  そのなかで、いまやってるスポーツなり、まあ、受験勉強なり、会社の仕事、
  あなたの人生にとって、どれくらいのね、いわゆる 位置にあるんですか?
  いま やってるスポーツを将来、
  キャリア・トランジションていうんですけど、
  どういうふうに、自分の人生に活かしたいですか? みたいな目標設定用紙がありまして、
  それをですね、どんどんやって行くという方法もあります。」
岡田くん
  「これですよね。 『いますぐ使えるメンタルトレーニング・コーチ用』 っていうのも。」
今すぐ使えるメンタルトレーニング コーチ用

今すぐ使えるメンタルトレーニング コーチ用





今すぐ使えるメンタルトレーニング 選手用

今すぐ使えるメンタルトレーニング 選手用





高妻さん
  「そうですね、まあ、こういう 『コーチ用』 『選手用』 っていうのを、
  プログラムを作っていまして、こう・・・ですね。」
岡田くん
  「ああ、紙が書いてあるんだ・・・」
高妻さん
  「プログラムが、出来ていまして。」
岡田くん
  「50年後の目標。 目標設定用紙っていうのが あるんですね。 結果目標・・・」
高妻さん
  「結果目標は、例えば、多くの人が、金持ちになりたいっていうんですけど(笑)
  まあ、それは誰だって、金持ちになりたいんですが、
  この次に、こんな、プロセス目標っていうのがあって、
  じゃあ、いつまでに どれくらいの お金持ちになって、どのようにしてゲットするのかと。
  それがまた、現実的か 非現実的かを、今度は計画、プランして行く。
  で、何をどうしたら、自分の夢、目標に近づくのかということをですね、
  どんどん どんどん やって行くんですね。」
岡田くん
  「質問、すごいですね。
  『あなたの夢は、確実に達成できそうですか? それとも、夢だけで終わりそうですか?』
  『そうです。 達成できそうです』 って書かなきゃ もうね(笑)これ ちょっと、
  いけないですよね。」
高妻さん
  「いや、出来そうにしないと。
  そこでもう、出来ないとわかったら 諦めちゃうじゃないですか。  
  最初から、なんにもやんないでしょ。」
岡田くん
  「はい。」
高妻さん
  「ああ、この夢、もしかして出来そう! と思った瞬間。」
岡田くん
  「(笑)すごいですね、これ。 引退までのプラン用紙とか。」
高妻さん
  「そうです。 これですね、イメージトレーニングなんですよ。」
岡田くん
  「 『自分の引退記念パーティーの席上にいます』
  引退まで考えなきゃダメですか、やっぱり(笑)選手でも。」
高妻さん
  「そうですね。 一生というスパン。
  で、これを、さっき言った キャリア・トランジション。
  引退した後のことまでも考えながら、スポーツ、
  実は、一流選手は、これをやってるんです。
  だから、一流選手が やってるの真似しよう。 で、メンタルトレーニング自身が、
  世界のトップのレベルの選手が やってるものを分析すればするほど、
  共通して やってることがあった。
  まず、モチベーションを自分で高めれる。
  イメージを使ってる。
  集中力の高め方が上手い。
  常に、プラス思考でやる。
  そして、気持の切り替えが上手い。
  試合に対する準備が、ものすごく上手い。
  それから、コミュニケーション・スキル。
  チームメイトとか、監督 コーチの、周りの人との そういうものが素晴らしい。
  ということが わかったんで、じゃあ、それを、まだ若い選手とか、
  二流で終わり、三流までで終わりそうな選手に教えることによって、
  もっと、一流に持って行けることが可能だっていう考え方ですね。」
岡田くん
  「うーん。 メンタルトレーニングの限界ってのは、ないですか?」
高妻さん
  「限界ですか? 難しいですね。
  限界は、辞めたときでしょ。
  で、私は、引退するまで やるもんだと思ってます。 スポーツ選手は。
  ところが、最近はですね、もう、死ぬまでやるもんだ というふうな考え方に、
  私、変わって来てます。」
岡田くん
  「うーん。 普通にも使えるってことですよね。」
高妻さん
  「そうです。 ですから、例えばねぇ、
  若い人達は 恋人が出来る、一緒にいて楽しいですよね。 プラス思考です。
  でも、別れる時って、互いに 罵り合って喧嘩して、マイナス思考になってませんかと。
  じゃあ、何をどうしたらね、もっと楽しく 一緒に過ごせるのかと。
  で、最終的に、この人といたら過ごせるというのが、結婚ですよね、たぶん。」
岡田くん
  「うん。」
高妻さん
  「たぶん(笑)」
岡田くん
  「(笑)たぶん・・・」
高妻さん
  「(笑)」
岡田くん
  「うーん、そうかあ。
  毎日、心掛けて、生きて行かなきゃいけない。」
高妻さん
  「いや、トレーニングしてほしいってことです。 心掛けじゃダメですね。
  心掛けみたいな、甘い世界じゃないんです、スポーツは。 魔法じゃありませんので。
  『明日 試合だけど、なんとかしてくれ!』 っていう方、昔は 多かったんです。」
岡田くん
  「うん。」
高妻さん
  「すいません、私は 魔法使いじゃありません、と。
  コツコツと、トレーニングしなきゃダメですよ。
  例えば、ウエート・トレーニング考えて下さい。
  『明日、試合だ!』 って、ベンチプレス 100回やって、スクワット 500回やったら、
  ガタガタでしょ。
  やっぱり、コツコツと、一年 二年かけて。」
岡田くん
  「積み重ねを。」
高妻さん
  「メンタルも、そうです。」
岡田くん
  「自分を知らなきゃいけない ってことですね。」
高妻さん
  「そうですね。 そこで、自己分析というのがあって、
  心理テストというものを使って、科学的に分析して行くんですよ。
  いまは、スポーツ心理テストというのが出来て、
  『あなたのメンタル面が 弱いか強いか』 そういった、心理テストが出来てて、
  こういったものを使ってですね、科学的に分析して行く方法。
  で、何が弱いのか。 モチベーションが足らないのか、プレッシャーに弱いのか。
  そういったものをですね、科学的に分析する テストが出来てます。」
岡田くん
  「うーん。 これ、でも、やってみたいですね、皆さん。」
高妻さん
  「まず、トレーニングをやる前に、現在、メンタル 弱いか強いかを、
  チェックしなきゃいけません。」
岡田くん
  「はい。」
高妻さん
  「チェックしたうえで、トレーニングを始めて、
  半年後 一年後に、どんだけ成果があったかというのを、
  効果を見ないと わかんないんじゃないですか、メンタルって。」
岡田くん
  「スポーツじゃなくても、使えるってことですね。」
高妻さん
  「もちろんです。」
岡田くん
  「自分に自信が無い人とか・・・」
高妻さん
  「そうです。 自信をつけるためのトレーニングというのもあります。」
岡田くん
  「生きるために、助かる・・・」
高妻さん
  「そうですね。 スポーツから派生したメンタルトレーニングが、
  ビジネス、健康、生活、パフォーミングアーツ、
  いろんなところに広がって来てるというのが、現状ですね。」


(曲)
MIKA 『WE ARE GOLDEN(RADIO EDIT)』
We Are Golden



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、高妻さんと お話をさせていただきました。
いやぁ、でもね、普通の生活・・・スポーツ選手じゃなくて、生活してても、
役に立つことは、大きかったんじゃないでしょうかねぇ、と思いますし、
うーん、なんだろう、やっぱ 正しいんですね、アニマル浜口さんは。
『気合だ! 気合だ! 気合だ~!』 って言うのも、やっぱりこう、必要ですし、

ねえ、でも、大変ですよね。 24時間 そう思い続けるって。
でも、トイレで、
ちょっと、まあ、汚い話かもしれないですけど、出すときに、
『悪いもん出たー!』 つって 『ヨッシャ、行ける! 行ける!』 って思うのは、いい、
なんかいいなぁと思いますし、
やっぱ、そういう なんか、日頃のトレーニング とかね。

僕、昔、よくやってて、そのとき 調子よかったのが、こう、恥ずかしいんですけど、
寝ながら 横んなって、腹式呼吸で、全部 小指とか、足の小指 薬指 中指 人差し指 親指 と、
一個一個に 集中して行く。
で、次、ふくらはぎ行って ヒザ行って、みたいな。 スネで、とか。
次、太ももの裏側で、とか。 左側の筋肉で、みたいな。 右側の筋肉で、みたいな。
そういう こう、一個一個の部位とかに集中して行くみたいなのを やってたら、
すごく 調子いいときがあって。
なんで それを始めたのか、自分でも よくわかんないです。
なんか読んだわけでもなく、その、例えば、サウナで 汗かいて、悪いもん出て来るとか。
腹式をしながら ハアーって吐くときに、
悪いもん出てった! ヨッシャ、行けー! とかって、自然に やってたんですけど、
最近やってないんですよね。
ちょっと、最近、やらなきゃいけないですよね。

うーん、大変ですよね、24時間 ずーっと おんなじこと続けるというか、ねえ。
なんか、そういうジンクスじゃないですけど、作るのも しんどいしなーと思いますけど。
でも、なんか、僕は そのとき、それをやってて、寝る前とか、
調子よかったんで、ぜひ、みなさんね、なんか見つけて やってみたら、
明日の 学校での発表だったりね、会社での 来週のプレゼンとか、
上手く行くかもしれないので、ぜひ、朝から 『行けるってばよ!』 つって、
アハハハ、思いながら、頑張ってもらいたいなぁと思います。」


(曲)
MADONNA 『RAY OF LIGHT』
Ray of Light



(高妻さんからの コメント)

「まず 『あぁ、あの選手、すごいなあ。 なんで、ああいう すごい選手になったんだろう』
ということを、興味持っていただきたい。
そうすると、彼等は 必ず、さっき言ったような、ボジティブでやるとか、
そういったものを お持ちなんで、
『あぁ、じゃあ ちょっと、真似してみようか』 と。
その、ちょっとした真似から、すこしづつ それが広がって行くと。

岡田さんと お会いしてみて、
ずばり メンタルトレーニングに興味持って、やってほしいと思います。
もう、これが一番です。
メンタルトレーニング自身が、そういったことですので、
まあ、もっと根本から言えば、お仕事、
好き 楽しい 面白いという 基本的なね ものを忘れない。
ていうか、それにチャレンジするみたいなところがあると、
もっと、気持ちが楽になって、もっといい仕事が出来る方向に行くんじゃないかと考えます。」


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