Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009/06/28 on air 「本谷有希子って何ですか?」                        (guest) 本谷有希子さん


幸せ最高ありがとうマジで!



幸せ最高ありがとうマジで!


本谷 有希子




(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいと思っています。

えー、今日はですね、久し振りに、同世代のクリエーターの方と お話をします。
女性の方なんですが、いままで 来ていただいた女性の 同世代のクリエーターというと、
写真家の梅佳代さんとか。 彼女も 面白かったですねー。
あと、ジャズピアニストの上原ひろみさん。
彼女もね、こだわりがあって、刺激を受けるトークをさしてもらいましたけど、
二人とも、マイペースで、のんびり屋さんみたいに みえるんですけども、実は、
自分の表現を追求して 信念がある。 そんなかんじの印象を受けました。

今日のゲストの方にも、そんなイメージがあるんですが、
まあ、はっきり言います。 僕は、ちょっと、変わってる人だと思ってます。
実際ね、今日。 僕、お会いしたことないので、顔も、実は、見たことがないんですよ。
なんか、出たこともあるというのを お聞きしたんですが、見たことないので、
ちょっと ドキドキしますけども。

そんな今日のゲストは、劇作家で小説家。
そして、劇団 本谷有希子主宰の本谷有希子さんです。

えー、本谷さんはですねえ、いろいろ されてるんですよね。
映画も、公開されるような 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 みたいな。
これも、映画化されましたし。 サトエリちゃんで、映画化されましたし。
これを書いて、自分の劇団も持って、たくさんやってる、ね。 劇団、自分でやってる と。
あと、三島由紀夫賞の候補にも入ってたりね、芥川賞候補にも なってますね。
そんな、才能豊かな彼女に、いろいろ お聞きしたいと思います。

そこで、今日はですね 『本谷有希子って何ですか?』 というテーマで、お話を お伺いします。

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
ALANIS MORISSETTE 『CRAZY』
The Collection


岡田くん
  「はじめまして ですよね。」
本谷さん
  「はい。 はじめまして。」
岡田くん
  「もう、ビックリですよ。」
本谷さん
  「アハハハハ! 何がですか?」
岡田くん
  「イメージが、全然違います。」
本谷さん
  「あ、ホントですか?(笑)」
岡田くん
  「(笑)」
本谷さん
  「(笑)なんだろうか・・・」
岡田くん
  「ビックリ!」
本谷さん
  「えー!」
岡田くん
  「ちょっと、いい匂いするしねー。」
本谷さん
  「しない! しない!」
岡田くん
  「アハハハ!」
本谷さん
  「なぜ、そう言うんですか。 そんな、近くないじゃないですか。」
岡田くん
  「いや、近くないですけど(笑)」
本谷さん
  「はい。」
岡田くん
  「もっとねえ。 いや、申し訳ないですけど・・・」
本谷さん
  「もっと、臭そうだった?」
岡田くん
  「臭そうじゃない。
  もっと、変わってるイメージが・・・」
本谷さん
  「変わってる? なんか、風変わりな?」
岡田くん
  「風変りな。」
本谷さん
  「あー・・・」
岡田くん
  「意外と、だって、普通の・・・一個 上なんですよね、僕の。」
本谷さん
  「うん、そうです。」
岡田くん
  「普通の、一個 上なかんじですよ。」
本谷さん
  「はい。 よく、普通の お姉ちゃんだっていう ことが・・・」
岡田くん
  「ビックリされないですか?」
本谷さん
  「普通の お姉ちゃんだ! ってことに?」
岡田くん
  「うん。」
本谷さん
  「うん、 ビックリされますね。
  てか、どんなイメージが、逆に あって、みんな そんなこと言うかが、
  わかんないんですけど(笑)」
岡田くん
  「いや、自分の作品 読んだら、わかるでしょ。 わかるでしょ! 自分の作品 読めば。」
本谷さん
  「激しそうなかんじ?」
岡田くん
  「激しそうっていうか、やっぱ なんかこう、
  いま 注目されてるじゃないですか、演劇界とかね。」
本谷さん
  「ハハハハ・・・」
岡田くん
  「照れくさい?」
本谷さん
  「ううん。 いやいや、褒められるとね、嬉しいです。」
岡田くん
  「いま もう、注目されて、演劇界でも、小説界でも、いろんな候補に入り。」
本谷さん
  「はい。 候補にね。」
岡田くん
  「いやいやいや、もう・・・」
本谷さん
  「賞も、取ってるんですよ、ちゃんと。」
岡田くん
  「何でしたっけ?」
本谷さん
  「鶴屋南北戯曲賞と、岸田戯曲賞と・・・」
岡田くん
  「芥川は、あれですよね、候補ですよね?」
本谷さん
  「そうです、そうです。 まだ、取ってないです。 まだって 言っちゃった。 アハハハハ!」
岡田くん
  「これから、取る気満々じゃないですか!」
本谷さん
  「これから、取る気満々・・・」
岡田くん
  「 三島由紀夫賞も、候補ですよね?」
本谷さん
  「はい、候補にしてもらって。
  でも まあ、賞は ね。 フフ。」
岡田くん
  「賞は 欲しいですよね?」
本谷さん
  「別に、賞は 欲しくないもん! ハハハ!」
岡田くん
  「もう、いい作品 書ければいい?」
本谷さん
  「うーん。 じゃない? でも、そうだね・・・」
岡田くん
  「普通、そうですよね?」
本谷さん
  「普通、そう、そう。
  賞は、貰ったら、うん。 やー、お金持ちになれるかねーとか、そんな・・・」
岡田くん
  「プレゼント。 プレゼントみたいなもんですかね。」
本谷さん
  「プレゼントみたいなもんですね。
  だって、やっぱり、変なの もらってたりするもの。
  なんか、私が読んでて、えー!それか? みたいなのとか、貰ってたりするから、
  別に、あてにならんですよ(笑)」
岡田くん
  「(笑)だいたいね。
  “本谷有希子を知りましょう” と。 本名ですか?」
本谷さん
  「もちろん、はい。」
岡田くん
  「本名なんだ。」
本谷さん
  「はい。 本名ですね。」
岡田くん
  「本名か。 どういう子ですか?」
本谷さん
  「うーん?! 何が?!」
岡田くん
  「こんな 進行表なんで。」
本谷さん
  「もうちょっと、ちゃんと 興味持って下さい!」
岡田くん
  「アハハハ! 興味持ってます。」
本谷さん
  「何、その、ざっくしした・・・」
岡田くん
  「そっから、広げていこうかなと思って。」
本谷さん
  「どういう子なんですか? って?! 私が?」
岡田くん
  「だから、ま、ラジオ聴いてる人に言うと、やっぱり ちょっと、その、
  演劇とかで注目され、映画化にもなりましたよね。」
本谷さん
  「映画にも なって・・・」
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
岡田くん
  「 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 とか、映画化にもなって、
  次も、映画化になる? 舞台。舞台もありますよね、新作もあるし。」
本谷さん
  「舞台の新作があって。」
岡田くん
  「たくさんの、演劇界では 注目を集め。」
本谷さん
  「はい、はい。 注目を集めてるのかな。」
岡田くん
  「これから・・・」
本谷さん
  「そうですね、これから。」
岡田くん
  「巨匠になるんだろうと・・・」
本谷さん
  「アハハ! テキトー・・・」
岡田くん
  「言われている・・・」
本谷さん
  「言われている私が? どんな子なのか?」
岡田くん
  「うん。」
本谷さん
  「うーん・・・」
岡田くん
  「何が 好きですか?」
本谷さん
  「何が好き?」
岡田くん
  「何? 好きなもの 教えてください。」
本谷さん
  「うーん・・・」
岡田くん
  「何で 形造られているのかが 知りたいんですよ。」
本谷さん
  「私? 何だろう。 うーんとね、自分への興味? かな・・・」
岡田くん
  「自分なんですね。」
本谷さん
  「うん、うん、私。 自分。
  自分だけの興味で いろいろ もの書いたりとか、作ったりしてたら、
  今のようなポジションが、いつの間にかあったってかんじかな・・・」
岡田くん
  「自分を、掘り下げて行ってるってかんじですか?」
本谷さん
  「掘り下げて・・・うん、私が欲しいものが何で、私が欲しくないもの何かなーとか、
  そういうことばっかり 考えてるんです、普段。」
岡田くん
  「欲しいもの、何ですか?」
本谷さん
  「欲しいものは、何だろうなあ・・・忘れちゃった(笑)」
岡田くん
  「(笑)忘れちゃった?」
本谷さん
  「考えるんだけどね。 結構 ちゃんと考えるんだけど、すぐ忘れ・・・」
岡田くん
  「そんときに、変わるってことですか。」
本谷さん
  「うん、そうそう。 いま、例えば、新作の舞台を書いてるんですけど、戯曲をね。
  それで、今回の舞台の戯曲で、私が欲しいものは何だろう? と思ったら、
  わりかし、物語で、ガンガン行く。
  重くてズッシリした、正統派な、ちょっと古いかんじの演劇とか、そういうかんじかな。
  この一個前は、例えば、すっごいチャランポランな、適当な、アドリブで 全部 物語が進んで、
  人が考えたことよりも もっとなんか、考えも及ばないものが出たらいいなあ みたいな。
  運とかが 欲しい。 運が欲しい と思って。 今回は、超考えたやつが欲しいとか。
  そういうことを、一作一作、考えたりとかは してますけど。」
岡田くん
  「例えば、あの・・・肩書きというか、劇作家であり小説家、あと 演出も。」
本谷さん
  「うん、演出。 舞台演出家。」
岡田くん
  「それを、例えば、一個一個 分けるにして、どう 言葉が出て来ます?
  自分の生きてる証明だ って言う人もいるわけじゃないですか。
  何か、ものを作る人って、例えば、これを作るから、それは、生きてる証明なんだ とか。」
本谷さん
  「うん、うん。 わかんないけど、私は、肩書きは すごい、
  演出家でしょ、小説家でしょ、劇作家でしょ。 超 モテそー! と思う(笑)」
岡田くん
  「いやいや、イメージが違う。 ぜーったいモテない!」
本谷さん
  「(笑)いや、そう・・・ウソー!! 」
岡田くん
  「間違ってる! それ、間違ってる。」
本谷さん
  「エー!? 絶対・・・」
岡田くん
  「絶対、間違ってる!」
本谷さん
  「かなり、人がひれ伏す・・・」
岡田くん
  「いや、いや、いや・・・」
本谷さん
  「無条件にね、その職業 聞いただけで
  『うわっ! コイツ ちょっと、人間として 器デカイんじゃないの?』 」
岡田くん
  「いや、いや、いや・・・」
本谷さん
  「って思われるものを 手に入れたー! と思うんですけど(笑)」
岡田くん
  「あのね、わかんない・・・小説家は モテますよ、たぶん。」
本谷さん
  「小説家。 そうでしょ? 『作家です』 って、すごい カッコいいでしょ。」
岡田くん
  「小説家は、たぶん モテる。 でも、劇団の劇作家とか、演出っての、モテない、モテない!」
本谷さん
  「マジで?!」
岡田くん
  「絶対、モテない。」
本谷さん
  「え? なんで、なんで?!」
岡田くん
  「なんか、変な言い方したら ××× と思う。」
(×××は、突然入った 爆発の衝撃音。 言葉をかき消すための 効果音)
本谷さん
  「やめてよー!」
岡田くん
  「アハハハハ!」
本谷さん
  「やめてよー!」
岡田くん
  「だって、何か、欠けてるから 出来るんですよ。」
本谷さん
  「いやいや、その、作家だって ××× じゃないですか!」
(×××は、さっきと同じ衝撃音)
岡田くん
  「ルールを。 ありきたりとか。 ありきたりなルールを破壊して、作って行けるから、
  そういうことができるわけですよ。 演出とかね。」
本谷さん
  「それはー、うん、そうだけど。」
岡田くん
  「だから、人の、普通じゃないってこと。
  『私、普通じゃないわよ!』 って言ってるみたいなもん。」
本谷さん
  「それは、たぶん、キミが(笑)キミがね。」
岡田くん
  「(笑)はい、はい。 オレがね。」
本谷さん
  「そういう人達を 間近で見てるから、そいつらが クレージーだってことが わかってるだけで、
  一般世間は 『舞台演出家です』 って言ったら、
  『おっ、ちょっと、なんかコイツ 頭いいの?』 みたいなかんじの・・・」
岡田くん
  「カッコいい! みたいなね。」
本谷さん
  「そう、そう。 私にとって、肩書きっていうか、そういう職業は、
  人から、ちょっと 『コイツ、特別なのかね?』 とか思われるものの言葉?」
岡田くん
  「あー。」
本谷さん
  「だから、ヤッター! と思う(笑)」
岡田くん
  「アハハハハ!」


(曲)
KELLY CLARKSON 『MY LIFE WOULD SUCK WITHOUT YOU』
All I Ever Wanted


岡田くん
  「やったら 出来ちゃったかんじですか?」
本谷さん
  「やったら・・・うん、別に、そう、
  何になりたいかとかっていうのは、あんまり考えたことがなくて、
  なんかすごい、特別扱いされたいな と思って、いろいろやってたら、
  そういうポジションにいたっていうかんじだから、
  職業に、こういうものになりたい とかじゃなかった。」
岡田くん
  「作品にも、そういうのが出たりしますよね。」
本谷さん
  「出ますね。」
岡田くん
  「 “特別” っていう言葉っていうのが。」
本谷さん
  「うん、うん、そう。 そういう言葉。
  そういうことしか考えて来ないから、そういうことしか考えなくても、
  こんなかんじに なれるんだーっていう、希望にならないかなあ、みんなの(笑)
  そんな欲望だけでいいんだ っていう。」
岡田くん
  「へぇー。 やってみたら出来たかんじでは ないんですか?
  『私・・・』 じゃあ 『やってける!』 と思ったのは、いつですか?」
本谷さん
  「うーん・・・」
岡田くん
  「 『ちょっと すごいかも』 みたいな。 」
本谷さん
  「うーん・・・ううん、特に、いまだ 無いですよ、実感というか。
  一作 書いて、手ごたえがあっても、やっぱり、それで やってけるとは思わないというか。」
岡田くん
  「うん。」
本谷さん
  「この間、例えば、作品が 賞を貰ったりするじゃないですか。
  それでも、そこで 喜んでる暇がないというか。
  実際、いま、私が向かってる台本の、ゼロ行なわけですよ。 一行も 書けてなくて。
  どうやって 演劇って書くの? とか思ってるから、割と やっぱ、
  いまだに、演劇って どうやって作るんだっけ? とか、
  小説って どうやって作るんだっけ? とか、毎回 思うし。」
岡田くん
  「ああ、それ わかる・・・毎回、忘れるんですよ。 忘れるっつったら 変・・・」
本谷さん
  「この間やったから 出来るでしょう、とかじゃないんですよね。」
岡田くん
  「そう、そう。」
本谷さん
  「いっつも、問題に 立ち帰って行って、 演劇とかの台本 書いてると、
  なんで こんな、みんな しゃべるんだろう? とか(笑)
  みんな、なんか、なんだろう、会話ばっかしてんなーとか、黙れ! とか思う(笑)」
岡田くん
  「アハハハハ!」
本谷さん
  「演劇、黙ったらいいのに! とか、なんじゃこりゃ! とか思いますよ(笑)」
岡田くん
  「なんか、でも どうなんだろうねえ、
  なんかこう、染まってるかんじもするし、染まってないかんじもするんですよね。
  それ、何でなんだろう。 印象として、僕がね、本谷さんに、こう、受ける印象として、
  演劇とか、もの作りに、染まってるかんじもするけど、
  逆に、なんか、普通の子みたいなかんじも・・・」
本谷さん
  「そうですねえ。 それは ある。 だから、例えば、
  演劇、好きなんだけど、お洋服も好きだし、
  なんか 『セックス・アンド・ザ・シティ』 みたいな演劇 作りたいなぁとか(笑)
  そういう、なんかね・・・」
岡田くん
  「意外!」
本谷さん
  「そうなんです、そうなんです! なんか、ああいう 『あー! お洋服 かわいい! キャー!』
  とか言っているテンションが、すごい好きだから・・・」
岡田くん
  「えー?! ぜんぜん違う・・・」
本谷さん
  「この間、パルコで、劇とかも したんだけど、
  洋服 買いながら、劇場行く ぐらいのかんじが いいと思ってて。
  逆に言うと、そういう なんかこう、チャラいかんじの? ものを作らせたら、
  私しか作れませんぜ、演劇界では、みたいなかんじがある。」
岡田くん
  「・・・ものを探してる?
  いまでも、じゃあ、自分の、自分しか作れないものってのを 探してる。」
本谷さん
  「探してとか、もう なんとなくある。
  こういう、その、女の子がキャッキャして、普通の女の子がね。
  かんじとして、こういう演劇 作りたーい。 お洋服 買いながら 作りたーいとか、
  そういうのは・・・(笑)」
岡田くん
  「いやいや・・・はっきり言いますよ。」
本谷さん
  「はい、はい。」
岡田くん
  「普通の女の子よりも、女優さんが好きそうですね。」
本谷さん
  「えっ? どういうこと?」
岡田くん
  「なんていうのかなあ・・・」
本谷さん
  「なにー?(笑)」
岡田くん
  「女優さんがね、絶対、やりたい! って言う、あの、話ですよ。 あの、女の汚さとか。」
本谷さん
  「はい、はい。」
岡田くん
  「女の、こう、何ていう・・・業(ごう)みたいな。」
本谷さん
  「業ね。」
岡田くん
  「業とか、性(さが)とか。」
本谷さん
  「そう。 だから、きれいな女優さんとかは、もう、きれいな役とかより、
  がぜん こっちの 汚い役? 」
岡田くん
  「こっちの(笑)こっちのって・・・アハハハ!」
本谷さん
  「エゴ丸出しの、私サイドの、ダークサイドの。」
岡田くん
  「ダークサイドのね。」
本谷さん
  「もう、きれいとか すっ飛ばして、
  無茶苦茶 なんかもう自分勝手で、コイツ嫌いだなーみたいな役を、
  やっぱ、進んでやりたがる方が 多いですね。」
岡田くん
  「多いですよね。 でも、そういう作品だったり するじゃないですか。
  でも、先ほど言ってたのは、まあ、そういう作品が アングラだとすれば、
  さっきの、一般の子が キャアって言えるようなのとは、メジャーな方じゃないですか。」
本谷さん
  「うんうん。」
岡田くん
  「言ってることと やってることが、こう、ちょっと 違うくないですか?」
本谷さん
  「そうなんですよ。 だから、私が 『セックス・アンド・ザ・シティ』 作っても、たぶん、
  私は それを 『セックス・アンド・ザ・シティ』 だと言うけど、
  たぶん 誰にも、そう見えてないと思うんですよね(笑)」
岡田くん
  「ぜったい、アングラですから!」
本谷さん
  「アハハハハ! アングラじゃないですよ!」
岡田くん
  「アングラですよ!」
本谷さん
  「メジャーですよ! 永作博美 主演ですよ!」
岡田くん
  「次のやつ・・・あれ?」
本谷さん
  「次は、りょうさん。」
岡田くん
  「あっ、そうか。」
本谷さん
  「りょうさんとかが、アングラじゃないです。
  私のはもう、キャピキャピ演劇ですよ(笑)」
岡田くん
  「いやいや、キャピキャピじゃないですよ。 だいたい・・・」
本谷さん
  「いやいや、全然、商業では ないですけど、私が・・・」
岡田くん
  「あのねえ・・・」
本谷さん
  「うん、なになに?」
岡田くん
  「半ページ以上 使ってね、
  私が(笑)“終わる” っていう言葉を、ず~っと書く作家なんか いないですよ。
  ほんとに(笑)半ページ以上ね。」
本谷さん
  「それはね、まあね、ちょっと 行っちゃってるかんじは しますけど。」
岡田くん
  「だから、オレ、もうねえ、ラジオなんで 言葉だけで悪いんですけど。
  いや、顔をね、見たこと なかったんで・・・」
本谷さん
  「はい、はい。」
岡田くん
  「もう ほんとに、頭、ずうっと掻いてたりとか・・・アハハハハ!」
本谷さん
  「え? なに、なに、なに?!」
岡田くん
  「頭、ずうっと掻いてたりとか・・・どういうふうに書くんですか?」
本谷さん
  「(笑)」
岡田くん
  「いや、勝手なイメージね。」
本谷さん
  「えー?!」
岡田くん
  「 勝手なイメージは、もう、なんかこう、なんだろう、宗教ミュージックみたいな・・・」
本谷さん
  「(笑)」
岡田くん
  「アハハハ! 」
本谷さん
  「激しいなあ・・・」
岡田くん
  「真っ暗ん中で あったま掻きながら、ダー つって書く・・・」
本谷さん
  「いやいや、全然、そんな人 いないよ(笑)」
岡田くん
  「(笑)斜めんなりながら・・・アハハハ! 書いてるイメージです。
  そのぐらい、パワーがあるってことですよ。」
本谷さん
  「あー・・・そうですねえ。」
岡田くん  
  「だから まあ、聴いてる人にも、勘違いされちゃ困るんだけど。
  昔の文豪みたいに、こう、削って? ちょっとづつ、こう・・・」
本谷さん
  「あー、そうですねえ、魂を削って・・・」
岡田くん
  「なんか・・・爪 溜めてるみたいな。」
本谷さん
  「(笑)」
岡田くん
  「アハハハ。 壺に・・・壺に爪 溜めて・・・生きてる(笑)」
本谷さん
  「そんな・・・壺・・・そんなに 私は、なんかね、あの・・・」
岡田くん
  「いや、だから、びっくりしたんですよ。 普通・・・あっ、入って来たときは、
  あれっ? 普通の人が来た・・・」
本谷さん
  「アハハハハ! 普通の姉ちゃんが来た?」
岡田くん
  「どっちかと言うと、だって、かわいらしいかんじ じゃないですか。」
本谷さん
  「(笑)普通の姉ちゃんですねえ、うん。」
岡田くん
  「顔も。」
本谷さん
  「そこはねえ、そこは・・・だから いや、書きスタイルとかも、まあ割と ほんと 普通ですよ。
  Wii Fit で、走ったりとかして、やっぱり、頭だけで考えてちゃダメだなあとか言って・・・」
岡田くん
  「いや、逆に、おかしい。」
本谷さん
  「なんでー!!」
岡田くん
  「逆に、おかしい。 逆に、入り込んでないと、これ書いてるの おかしい。」
本谷さん
  「いやいや、いやいや・・・!」
岡田くん
  「絶対 おかしい(笑)絶対 モテない。 絶対、モテない(笑)」
本谷さん
  「いやだ、いやだ! モテたいから。」
岡田くん
  「ぜーったい おかしい。 これ、いや 例えばですよ、例えばね、変な話ですけど、
  例えば、ま、オレと二人で こう、例えば、付き合ってるとするじゃないですか。」
本谷さん
  「うん、うん。」
岡田くん
  「で、ワハハー! って Wii Fit して。
  何か書いてるなーと思って。
  ワハハー! って やった後に、書いてるのが これだったら、引きますもん(笑)
  ウワッー! つって、この子 なんなんだろう? みたいに。 いま 笑ってたのに・・・」
本谷さん
  「そうですよねー(笑)こんなこと考えとるんかーと思って。」
岡田くん
  「アハハハ。 笑ってたのに なんか、業とか・・・」
本谷さん
  「そうですね。 それは、そう、お芝居見た人にも、みんな 言われる。
  やっぱり、エグいかんじとか、やっぱ、うん そう、
  黒いかんじとかを、よく 作品内に出したりするから、
  本人が こんな、なんだろう、適当な お姉ちゃんなんか? みたいなかんじは あるけど。」
岡田くん
  「でも そこが、自分の中の、こう、テーマだったりするんですか?
  書くときに、やっぱ そういうのが 多くなってしまうというか。」
本谷さん
  「うーん・・・でも、まあ そうですね。 私のことを書いているかんじはなくて、
  そういう女の人って おもしれえなーと思って、自分の中で やっぱり、鉱脈を見つけて、
  そういう、イタイ 人とか、なんかその、七転八倒してる人とかを、
  エンターテイメントとして、自分が捉えているから、
  そういうふうに、なんか ちょっと 毒があるかんじ。
  そうそう、毒があるかんじでは 書いちゃったりしますけどね。」


(曲)
BJORK 『JOGA』
Homogenic


本谷さん
  「まあ、基本的に 自分がその、いい人の映画とか、いいかんじの感動作とかで、
  ほとんど 胸を打たれたことが無かったりするんで、
  そこで やっぱ、じゃあ 自分が観たいものは なんだろうか? とかって考えてくと、
  そういう・・・不道徳なかんじ?(笑)」
岡田くん
  「うーん。」
本谷さん
  「うん。 ちょっと、モラルが無いかんじとか そういうものに、すごく・・・」
岡田くん
  「共感できたり・・・」
本谷さん
  「うんうん。 やっぱり、もの書くときに、最初に考えるのは、
  固定観念が あるかもしれないと思って、
  その固定観念に縛られないように、話 書こうと思って。
  言ったら、舞台の上だったら、誰に迷惑かけても、実際、犯罪に ならないじゃないですか。
  だから、そういう場所を、私が持ってるなあと思って やったりしますね。」



岡田くん
  「生きる楽しみって、何ですか?」
本谷さん
  「生きる楽しみ か。 うーん・・・」
岡田くん
  「いや、なんか、例えば その、アメリカの有名な作家さんが 言った言葉で。」
本谷さん
  「はい。」
岡田くん
  「ちょっと、治安が悪いとこに住んでたんですよ、その人。
  なんで 治安が悪いとこに住んでんだ? って言うと、
  『豪華なとこに 人生なんか無いんだ』 と。」
本谷さん
  「ほう。」
岡田くん
  「その・・・昨日、親子が 巻き込まれて、子供が クスリが欲しくて、親を 打ち殺した と。
  そういうとこに、人生の絶望とか悲しみさ っていうのが 見えるとこに、
  人生ってものがあるんだ と。 学ぶこともあるし。
  て言って、その人は 住んでたらしいんですよ。
  そういう 匂いがする。」
本谷さん
  「いえー。 でも・・・私は違いますよ。  
  私は むしろ、セレブな生活を手に入れられないものかーって考えてて。
  で、やっぱり、大多数の人が、そういう、絶望の方が、
  いま、岡田さんが言ったような、絶望の方が遠くて、
  むしろ 普通に生活してる中に、じゃあ、絶望 無いのか?って言われたら、あるし と思って。」
岡田くん
  「あー。」
本谷さん
  「それは たぶん、ライトな絶望なんですよ。
  でも、ライトな絶望なんだけど、絶対 それはあるから、
  それを 逆に、書けるのは 私だ とか思ったり。」
岡田くん
  「まあ、人それぞれ、大なり小なり、いろんなもの抱えて 生きて行くわけじゃないですか。」
本谷さん
  「うんうん、うん。」
岡田くん
  「人が 共感できる できないは別として、その、大きな問題 小さな問題は別としてね。 一人、
  高校生でも、中学生以降ぐらいから、もっと ちっちゃくても あるけど、悩みとか抱えて。
  それを、描いて行きたい?」
本谷さん
  「そうですね。 文学は やっぱり、悩みとか 苦悩とか 絶望とかが、まあ、テーマになるけど、
  私が知ってるのは、たぶん 時代とかも あるんだけど、
  もっと、たぶん 昔の文豪が書いてたものよりもライト。
  だけど、切実っていう点が、なんか、突破口があるような気がして、
  そっちの方が 逆に言うと、心に響く層も いるだろうとか思って、軽いやつ書きますね(笑)」
岡田くん
  「敢えて、軽いの書いて。 それは なんかこう、何ていうのかな、
  そういうのが 共感を得るんだと思うんですけど。」
本谷さん
  「うーん。 でも、共感を欲しいとは思わないんですけどね。」
岡田くん
  「もう、あれですよね、自分が観たいものを 観たい。」
本谷さん
  「うん、そう。 自分の書く本質は、すごく、共感とか、どうせ されないだろうっていう、
  例えば、すごく、やっぱ 不道徳なものばっかりだから。
  コアは そうだけど、でも、表現力?
  表現力は、たぶん、すごく わかりやすいものが、一番いいって 私は思ってて、
  だから、それは、万人に伝わる 表現力を身に付けて、
  でも、伝えたい事は、すっごく 誰も、だぶん 共感できないような、
  コアなことだろうなぁと思ってるんだけど。」
岡田くん
  「ご自分の中で、文学だと思ってますか? 自分の作品は。 何と・・・」
本谷さん
  「うーん・・・」
岡田くん
  「文学? エンターテイメント?」
本谷さん
  「うーん、思ってないな。 うーん・・・いや、文字(笑)」
岡田くん
  「あー、文字か・・・その こころは。」
本谷さん
  「すごい不思議だけど、紙に書いた文字が、
  なんでこんなに 面白いやつがあって、面白くないやつがあって、
  人が 熱狂するものがあって、泣くものがあって、
  いらねえ 死んじまえ、クソ と思うものがあって、
  とかっていうのが 不思議だー と思って、それは すごく。
  ほんとに、だって同じでしょ? 紙に書いた文字でしょ?
  それが、なぜ そんなに いろいろ、人の心に届くまでに、いろんなものが違って来るのかなあ、
  とかって思っている かんじがありますね。」
岡田くん
  「うーん・・・」
本谷さん
  「フフフフフ。 文字の羅列ですよ。 ただの。」
岡田くん
  「ま、そうですけどね。」
本谷さん
  「すごい、不思議じゃないですか? 不思議じゃな~ みたいな。」
岡田くん
  「まあ、文字を操れる人なわけじゃないですか。」
本谷さん
  「うーん、だからまあ、コラムも エッセイも 戯曲も、全部やっぱ、
  文字を書いてるっていう 一括りなかんじですね。」
岡田くん
  「なんか やっぱ 意外なのが、いろんなこと やってるじゃないですか。」
本谷さん
  「はい、はい。 やってます。」
岡田くん
  「ラジオのパーソナリティーも やられてたし。 声優も。」
本谷さん
  「ちょっと やってましたね。」
岡田くん
  「女優やること 無いですか?」
本谷さん
  「無いですね。」
岡田くん
  「無い?」
本谷さん
  「うん。 あんな恥ずかしいこと ないですよ(笑)あの、目の前にしては、なんですけど。」
岡田くん
  「いやいやいや、それは わかってます。 わかってますよ。」
本谷さん
  「なんか やっぱり、ぶっ壊れてるんでしょ? あなた達って。」
岡田くん
  「いやいや、オレは・・・」
本谷さん
  「何が ぶっ壊れてたら、あんな 人前で演技できるの?(笑)」
岡田くん
  「オレは、ぶっ壊れてないです。」
本谷さん
  「いやいやいや・・・」
岡田くん
  「違う、違う、違う。」
本谷さん
  「それは、自覚してないんですか?」
岡田くん
  「違う、違う。 だって、一緒に 仕事したことないじゃない。アハハハ!」
本谷さん
  「ないですけど。」
岡田くん
  「ぶっ壊れてない。」
本谷さん
  「普通の感覚だと・・・」
岡田くん
  「いやいや、だから・・・」
本谷さん
  「人の前で演技とか、あと、チューとか するじゃないですか。」
岡田くん
  「うん。」
本谷さん
  「もう、ぶっ壊れてないと、チューとか できないわ。」
岡田くん
  「だから、女優さんは ぶっ壊れてるんです。」
本谷さん
  「アハハ! なんで? なんで違うの?」
岡田くん
  「いや・・・ダメだ!
  あんまり言うと、あれだけどさ・・・」
本谷さん
  「アハハハハ!」
岡田くん
  「男と女の、あれは 違いますよ。 女優さんは、もう、女優っていう生き物だから。」
本谷さん
  「はあー・・・」
岡田くん
  「あの、何? 男、女、じゃないんですよ、もう。」
本谷さん
  「はあー、なるほどね。」
岡田くん
  「女優っていうのは、恐竜みたいなもんですよ。」
本谷さん
  「(笑)」
岡田くん
  「あの、何て言うのか(笑)生物学的に。」
本谷さん
  「うんうんうん、なるほどね。 女優は。」
岡田くん
  「そう。 だからもう、なんかこう、やっぱ、ねえ、ちょっと 変わってないと出来ないし。
  普通じゃないですよ。
  男は、もう ほんと、繊細な人 多いですから、僕の周り。」
本谷さん
  「でも、チューは できるの?(笑)」
岡田くん
  「チューは やっぱり、それはさあ、ちょっとこう、なんか・・・」
本谷さん
  「何を思ってすんの? あんなとき と思って。
  何を思って、真剣な顔で泣いたりするの?(笑)」
岡田くん
  「そうだよねえ・・・」
本谷さん
  「なんか(笑)不思議なんだよなー、私からしたら、生態が。」
岡田くん
  「そうなんだよね・・・いや、だから、なんていうのかなー・・・
  演出してるときに、なんか あるんですか? 怒ったりするんですか?」
本谷さん
  「全然。」
岡田くん
  「灰皿 投げたりとか しない?」
本谷さん
  「しないよ、しないよ(笑)超ヘラヘラしてる。」
岡田くん
  「アハハハ!」
本谷さん
  「私は、そう・・・逆に、怒らなくても・・・」
岡田くん
  「逆に、怖いかんじ・・・」
本谷さん
  「ヘラヘラしてて、で、逆に なんだろう、怒らないと 逆に 『できないの? プロなのに』
  みたいなかんじ(笑)ダメなことがあったときに。」
岡田くん
  「怖っ!」
本谷さん
  「怒らないと出来ないんですか? みたいな(笑)」
岡田くん
  「怖っ。 『あれ、怒らないと出来ないの?』 みたいな。」
本谷さん
  「『へーえ、じゃあ、怒りますけど』 みたいな(笑)」
岡田くん
  「怖いなぁ・・・」
本谷さん  
  「でも、プロだから そんなことしなくても やってくれるでしょうよ、みたいなかんじですね」
岡田くん
  「あー。」
本谷さん
  「全然、声 荒げるのとかも好きじゃないし、楽しい方がいいじゃないですか、稽古場。」
岡田くん
  「うん。」
本谷さん
  「どんだけ シビアな芝居をしてても、ハイ! って言って シビアなことしてくれないと、
  なんで お金取るの? って思っちゃう(笑)」
岡田くん
  「うん。 まあ、それはそうです。 正しいっスよ。」
本谷さん
  「だから、うちの稽古場は、ホンワカしてますよ。 ウフフフ!」
岡田くん
  「でも やっぱ さすがに、中はね、煮えくり返ったりしてるでしょ。」
本谷さん
  「まあ、もう ほんとに、みんなに、死ねと思われますけどね、私。」
岡田くん
  「 『こんなんで 金もらう気かよ!』 みたいな。」
本谷さん
  「アハハ! そこは やっぱりね。」
岡田くん
  「次、りょうさん 出る作品、何でしたっけ? タイトル。」
本谷さん
  「 出ますね。 『来来来来来』 です。」
岡田くん
  「タイトルがね、相変わらず・・・その前、何でしたっけ? その前、何だっけ?」
本谷さん
  「えっと 『幸せ最高ありがとうマジで!』 」
岡田くん
  「いや、違う、違う、その・・・」
本谷さん
  「え? なに?」
岡田くん
  「ま、それもあるけど、あと 何でしたっけ?」
本谷さん
  「 『生きてるだけで、愛』 とか?」
生きてるだけで、愛
岡田くん
  「 『生きてるだけで、愛』 とか ありましたね。
  ナントカ ナントカ、変! みたいなの ない?」
本谷さん
  「ああ 『あの子の考えることは変』 」
群像 2009年 06月号 [雑誌]




(『あの子の考えることは変』 掲載)
群像 2009年 06月号



岡田くん
  「アハハハハ!」
本谷さん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「もう さ(笑)タイトルは さあ・・・」
本谷さん
  「はい、はい(笑)」
岡田くん
  「秀逸ですよね。 やっぱ なんかね。」
本谷さん
  「まあ、秀逸というか、無茶苦茶ですねえ。」
岡田くん
  「唯一、あれは、 『ぜつぼう』 っていうね、タイトルはね。」
ぜつぼう
本谷さん
  「はい、はい。」
岡田くん
  「まあ 唯一 長くなく・・・」
本谷さん
  「タイトルっぽかったですかね。」
岡田くん
  「タイトルっぽいですけどね。」
本谷さん
  「はい、はい。」
岡田くん
  「まあ、本谷さんっぽい 『ぜつぼう』 」
本谷さん
  「はい、そうですね。」
岡田くん
  「絶対 “ハッピー” っていうタイトルは、作らないですよね。」
本谷さん
  「ハッピーは、だから 『幸せ最高ありがとうマジで!』 ですよ!
  超ハッピーじゃないですか!」
岡田くん
  「長くなっちゃった!」
本谷さん
  「あ、長くなっちゃった。 言い過ぎて、逆に もう、裏があるじゃん みたいになるんだけど。」
岡田くん
  「あー・・・」


(曲)
MACY GRAY 『FINALLY MADE ME HAPPY』
Big


岡田くん
  「なんで、女性の、嫌なとこを描くんですか?」
本谷さん
  「うーん・・・」
岡田くん
  「嫌なとこ っつったら 変かな?」
本谷さん
  「うーん。 いや、やっぱり、私には、それが 魅力的に見えるし、
  生命力があるものが 好きなんですよ、そもそも。 で、元気な、アッパーなもの 好きだし、
  て なったときに、やっぱり その、別に 女の人に限らないけど、
  一番、生命力があるときは なんだろうとか思ったら、やっぱり その、
  何が欲しい とか、欲望がむき出しになってるとことか、自分のことしか考えてないこととか、
  そういうのって、なんか 素敵やん? と思いますよね。」
岡田くん
  「あー、それはもう、女優には 好かれるタイプですよ。」
本谷さん
  「マジですか。
  でも やっぱり、地獄だと言われますけどね、うちの稽古は。」
岡田くん
  「地獄?」
本谷さん
  「うん。 辛いんだって(笑) しつこいんだって。
  『本谷、しつけーよ!』 って、超 言われる(笑)」
岡田くん
  「ハハハハ! まあ、そうなんでしょうね。
  なんかこう さあ、嫌らしい部分 出さなきゃいけない。」
本谷さん
  「うん、うん。 出さなきゃいけない・・・」
岡田くん
  「それが、しんどいのかなあ。」
本谷さん
  「うん、しぃ、あたしが書いてるのって割と、2次元ではないけど、
  キャラクター小説とか、キャラクター芝居だったりとかして、
  生身の人間の体力じゃ、到底 こんなこと 出来ませんよっていうテンションなんですよ。
  テンション、高いんですよね。
  だから、たぶん、アニメとかだったら いいんだろうけどねー とか言われますね(笑)
  永作さんにも言われました 『本谷、人間はね、疲れるんだよ』 って言われて(笑)」
岡田くん
  「アハハハ。 永作さんが・・・」
本谷さん
  「 『知ってる?』 って(笑)」
岡田くん
  「ねえ。」
本谷さん
  「 『ああ、疲れるんだ! ごめん』 って言って(笑)」
岡田くん
  「ホンワカじゃ なさそうですね。」
本谷さん
  「いや、ホンワカですけど(笑) でも まあ、舞台やるって、面白いですね。」
岡田くん
  「わかった。 なんか、女優さんに好かれるかんじが。」
本谷さん
  「あ、ホントですか?(笑) ほんと。 だったらいい・・・」
岡田くん
  「女優 選び、困らないでしょ?」
本谷さん
  「いや、困りますよ!」
岡田くん
  「自分で 決めてるんですか?」
本谷さん
  「自分と制作と、一緒に、決めてますねえ。」
岡田くん
  「困んないでしょ。 頼んだら、出てくれるでしょ。」
本谷さん
  「困ります、困ります。 あっ、頼んだら出て、くれないですよ。 くれやしないですよ。
  やっぱり、しんどいっていうのが、もう、ちょっと 噂として広まってるのと、
  それ以前に、私が、この人 面白いな って思う女優さんが、そんなにいるわけではない。」
岡田くん
  「うん。」
本谷さん
  「うん。 だから、テレビとか見てて、誰か いい人 いあないかなあとかって見たりしますけど、
  やっぱり その、内面まで すごく面白そうだなって思える人は、数少ないですね。」
岡田くん
  「うーん・・・なんだろね。 本谷さんは・・・」
本谷さん
  「え、なに? 人間分析して下さいよ。」
岡田くん
  「ちょっと、でも、毒は ありますよね。」
本谷さん
  「ありますよ!」
岡田くん
  「女優さんに 近いのかなあ。 女優さんで、よく いるタイプ。」
本谷さん
  「マジで?」
岡田くん
  「よくは いないけど。」
本谷さん
  「うん、うん。」
岡田くん
  「女優さん・・・」
本谷さん
  「毒があるの? 女優さんて。」
岡田くん
  「いや・・・ね。」
本谷さん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「あんまり 言えないけどね・・・ ま、いろんな方 いますよ。
  全く無い人もいれば、ほんとに 素直に やってる子も いれば・・・」
本谷さん
  「でも やっぱ、毒はね、私、もう 全てにおいて 必要だと思ってるんですよ。
  笑いも、すごい 必要だし、で、笑いに、毒は やっぱり必要だし、
  何か、ものの中に、毒は 絶対 入れた方がいいと思ってるの。」
岡田くん
  「自分の中の毒は、何ですか?」
本谷さん
  「自分の中の毒?!」
岡田くん
  「難しいよね?」
本谷さん
  「難しいよね!」
岡田くん
  「それが、聞きたい。 何で、構成されてるか。」
本谷さん
  「でも やっぱり、うーん、毒とは言わないかもしれないけど、たまに、やっぱり、
  自分の言いたいこととか、自分が思ってることは、
  もしかしたら、世界中の誰にも 伝わらないことなのかもしれないとか思って、
  そういう・・・なんだろう、すごく傷付くときがある・・・から、
  すっごく、傷付きやすいところは、あると思う。」
岡田くん
  「傷付いたら、どうなっちゃうタイプですか?」
本谷さん
  「うーん、泣いちゃう(笑) 泣いちゃう。」
岡田くん
  「普通なんだ・・・」
本谷さん
  「普通。 だって、ほんとに、すっごく傷付く瞬間が、ほんとに ふとしたところだけど、
  やっぱ、何とも繋がってないかも とか思って、ワッー! ってなったりとかは・・・」
岡田くん
  「頭 良過ぎちゃう?」
本谷さん
  「頭 良過ぎるところと、バカなところが、私の魅力ですよ。 アハハハ!」
岡田くん
  「てさあ、自分で・・・」
本谷さん
  「魅力ですが!?」
岡田くん
  「頭 良過ぎちゃう・・・」
本谷さん
  「いや、頭いい女とさあ、バカな女、どっち好き?」
岡田くん
  「そりゃあ、頭いい方が いいでしょう。」
本谷さん
  「何で?」
岡田くん
  「えっ?!」
本谷さん
  「頭いいんだぜ(笑) 頭いいってさ、めんどくさくない?」
岡田くん
  「頭 悪い方が、めんどくさいですよ。
  だって、それは、人としてでしょ? 勉強が出来る出来ないじゃなくて、人として 頭いい でしょ?
  そりゃあ、頭いい方がいい。」
本谷さん
  「そうなの?」
岡田くん
  「うん。」
本谷さん
  「なんか、でも、世間の男の人は、頭悪い派が好きなのも多くない?」
岡田くん
  「頭 悪い・・・うーん、どうなんだろう・・・」
本谷さん
  「お話にならないってこと?」
岡田くん
  「なんか でも、あれでしょうね。 守りたいとかさ、男って あるじゃないですか。」
本谷さん
  「女の子を?」
岡田くん
  「そりゃ、弱かろうがね、自分が弱かろうが、もう、あるんですよ、本能的に。
  女性を守りたいとか。 そういうのに 引っかかるんじゃないですか?」
本谷さん
  「バカな かんじが?」
岡田くん
  「バカな かんじに・・・守ってやりてえなーみたいな。」
本谷さん
  「頭いいのは、じゃあ、そんな 思わないの?」
岡田くん
  「いや、だから、関係ないですよ。 男次第ですけど。」
本谷さん
  「オレは、頭 良かろうが、オレの方が 人間がデカイから。」
岡田くん
  「いや、いや!」
本谷さん
  「守るぜ~。 オレ、守るぜ~的なこと。」
岡田くん
  「言ってねー! 言ってねー! そこまで。」
本谷さん
  「アハハ! いや、私は、女の子は、隙もあったりとか 頭いいのも いいけど、
  やっぱ なんか、抜けてていいと思うの。 抜けてるとこがあって、なんか あの・・・」
岡田くん
  「でも、抜けてないでしょ。」
本谷さん
  「抜けてるよ! やめてよー! だから、やめて。」
岡田くん
  「抜けてない。」
本谷さん
  「私 ほんとに、モテたくて ずっとやって来て、こういうかんじだから。」
岡田くん
  「モテたいなら、もうちょと 考えた方が(笑)作品 考えた方がいいよ。」
本谷さん
  「マジで? ほんとに?」
岡田くん
  「モテたいなら・・・」
本谷さん
  「そうかしら。 あー、行く行くは でも、大学教授とかになってですなー。
  権力を手に入れてですなー。」
岡田くん
  「もう、だから その時点で、頭 良過ぎるじゃないですか。」
本谷さん
  「うわぁ、そうですなー。」
岡田くん
  「抜けてない、抜けてない。」
本谷さん
  「でも、ケツを揉んだりしたいわけですよ(笑)」
岡田くん
  「男どもの?」
本谷さん
  「いや、女の子のも全部。 もう(笑)」
岡田くん
  「(笑)オラーッ! つって?」
本谷さん
  「ケツ揉み天国みたいなのに行きたいの(笑)」
岡田くん
  「ちょっと 変わってるなー、やっぱり。」
本谷さん
  「そうかしら・・・」


(曲)
KT TUNSTALL 『SUDDENLY I SEE』
アイ・トゥ・ザ・テレスコープ



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、本谷有希子さんと お話をさせていただきました。
いやっ、楽しかったですねー、やっぱり。
やっぱね、でもねえ、すごく かわいらしい方なんですよ。
かわいいし、見た目もね ファッションも。 何か ほんとに、なんだろう、
ねえ、かわいらしいんだけど。
やっぱね、ちょっと 変わってますよね。 目とかね(笑)
たまにねえ、眼光がね、こう、なんだろう、剣豪の目になる?(笑)
剣豪の目になるっつったら、変ですけど。
なんかねえ、やっぱね、面白いですよ。
面白い才能だぁって、みんなが言うのが すごくわかるというか。
やっぱね、業界内での人気が高いんですよね。
ま、普通のね、人気も 高いとは思いますけど、業界内で やっぱ、
『本谷、面白いよー』 つって 言うの、聞いたりしますからねえ。
だから、それだけ人気があるっていうのも わかりますし。

いやー・・・面白いですね、やっぱ、同世代トークっていうのも。 女の子は3人目か、ですけど。
やっぱこう、フランクにね、しゃべって、いろいろ。
そういう歳になったんだなっていうことが、やっぱ 嬉しいですね。
自分も、やっぱ、14から働いているので、みんな 上しかいなかったんですよ。
で、同世代 つったら、同じ、自分が考えてることとの話が出来なかったんですね、14だから。
で、高校生になっても、同級生で同じ話。 仕事をしてる人は、まず いないから、
出来なかったっていうのが、ずうっと続いて、やっとですよ!
26、7、8 ぐらいかなー、から、なんか、同世代が面白い人が出て来て、
話せるようになったっていうのは、すごく、僕としては幸せだというか、すごく面白いし、
同じ会話が出来るようになったっていうのは、すごく嬉しいし、
もう ほんとに、みんなに頑張ってもらいたいです。」


(曲)
CORINNE BAILEY RAE 『CALL ME WHEN YOU GET THIS』
ギフト・パック TOCP-70407-08 (DVD付)



(本谷さんからの コメント

「私が、なんか 舞台とかで、出演してもらうとしたら、
でもなあ 『木更津』 とかでの、岡田くん、すごい良かったんですけど、
こないだ、ブラッド・ピットがやってたような、超バカで、鼻ほじったりとかする、
も、すんごいバカをやらしてみたいですね(笑)
それ、すごい やったら楽しそうだと思う なあって、今日、思いました。」


Appendix

Archives

全ての記事を表示する

02  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12 


Growing Reed

J-WAVE
every Sunday
  24:00~25:00
Navigator
  Junichi Okada
  ・・・・・・・・・・・・・・・・

J-WAVEとは関係のない
一般のリスナーですが、
素晴らしい番組内容を残したくて
『Growing Reed』を
文字にしています。


Blog Search


QRcode

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。