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2009/06/14 on air 「青春て何ですか?」                           (guest) あさのあつこさん


バッテリー (教育画劇の創作文学)



バッテリー


あさの あつこ



「こんばんは、岡田准一です。 今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も、みなさんと一緒に、成長したいなぁと思っています。

今日のゲストは、あの 大人気シリーズ 『バッテリー』 を書いた方、
と言えば、おわかりの方も多いでしょう。
作家の、あさのあつこさん です。

『バッテリー』 は、ですね、映画にも なりました。
もともとは、児童文学として書かれていたんですが、
大人が感動できる 青春小説として話題を呼び、大ヒットを記録しました。

あさのあつこさんは、岡山県生まれ。
青山学院大学在学中から、児童文学を書き始めました。
『ほたる館物語』 で 作家デビュー。
『バッテリー』 および その続編で、
野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞 を受賞されました。

えー、この 『バッテリー』    僕は 『バッテリー』 しか読んでないんですけども、
ほんとにね、青春というか、なんだろうな、
なんで、こんなに、子供の気持ちが わかるんだろうっていうね、
すごく感じたのを覚えています。
非常に、真っ直ぐな青春を感じて、ノスタルジックな気分になること 間違いなしです。

そこで 今日は、あさのさんに、少々照れくさいですが、
こんなテーマで、お話をお聞きしたいと思います。
『青春て 何ですか?』

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。 ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(岡田くんの 曲紹介)
「幻想は、決して、現実には変わらない。 目覚めれば、雲ひとつない空は、傷だらけ。
NATALIE IMBRUGLIA 『TORN』 」
レフト・オブ・ザ・ミドル


岡田くん
  「まず、はじめに お聞きしたかったのはですね。」
あさのさん
  「はい。」
岡田くん
  「なぜ、児童文学という方に 行かれたんですか?」
あさのさん
  「ああ、そうですねえ。
  実は、私も、ほんとに、中学生の時から 物書きになりたくって。」
岡田くん
  「へーぇ!」
あさのさん
  「で、大学に入って、ともかく、書くサークルを探そう というふうにしたときに、
  たまたま出会ったのが、児童文学のサークルだった っていうだけなんですけれど。」
岡田くん
  「うん。」
あさのさん
  「ただ、ま、18ですから。 18の小娘が 書こうと思うと、
  やっぱり 全部、児童文学になってしまうっていうことは ありましたよね。」
岡田くん
  「僕のまわりでも 『バッテリー』 とか、
  すごく、このスタッフにも ファンがいてですね。」
あさのさん
  「あっ、ありがとうございます。」
岡田くん
  「すごいんですけど。」
あさのさん
  「うれしい。」
岡田くん 
  「でも、ご本人的には、たぶん、
  ただの児童文学とは 思ってらっしゃらないですよね、きっと。
  今回、ちょっと、わかんないです、
  テーマが “青春” なんですけど。」
あさのさん
  「ちょっと、ファ~! みたいなかんじですよね(笑)」
岡田くん
  「僕も、読んだんですけど、なんていうのかな、
  “青春小説” って、言われたくもないだろうなって かんじもしたんですよ。」
あさのさん
  「あっ! ありがとうございます。
  それは、そういうふうに感じて下さったわけですか?」
岡田くん
  「そう、なんか、青春小説という括りにも 入れたくないだろうし、
  児童文学という括りにも、単純に、入れたくないだろうし。」
あさのさん
  「うん、うん。」
岡田くん
  「主人公の 持って行き方も、書いてるときに、相当 辛かったんじゃないかなぁと。」
あさのさん
  「あー・・・」
岡田くん
  「キャラクターを、ブレさせないじゃないですか、なかなか。」
あさのさん 
  「あっ! ありがとうございます。」
岡田くん
  「その、なんだろう、こだわりだったり、持って行き方だったりするのって、
  すごいなーと思ったんですよね。」
あさのさん
  「あー。 そうですね。 なんか、でも、自分の中で、あまり、児童文学を書いてるとか、
  例えば、スポーツ小説だとか、青春小説だとかっていう意識は、もう全く、
  書き始めた当初から、無かったですね。」
岡田くん
  「うーん。」
あさのさん
  「主人公の、巧っていう少年を書きたくて。 ともかく、この子を書くんだっていう、
  ただ、それだけのことだったんです。」
岡田くん
  「なんで そこに 行ったんですか? 思いついたんですか?」
あさのさん
  「いや、あのね・・・
  いや~。 そこらへんが、つっ込みどころが、いや~ なんですけれど。」
岡田くん
  「(笑) なんで、その 『バッテリー』 の、あの、なんだろうなぁ、
  中学生の、家族の お話だったりとか、映画も、あの、仲間とか、こう、
  書こうと思ったんですか?」
あさのさん
  「いや、あの、ともかく 私は、ずっと、少年が書きたくって、その・・・
  自分が、中学校時代に、し残したことっていうか・・・」
岡田くん
  「うん。」
あさのさん
  「例えば、己を貫ける力 とか、それから、
  人を傷つけても、自分が傷ついてもいいから、自分の足で、前に進む力 とか。
  なんか やっぱり、そういうものを、ちゃんと持った少年を書きたいなあっていうのが、
  すごく あって。」
岡田くん
  「大人が見落としてる 子供の、なんだろう、本質 みたいな気もしたんですよ。」
あさのさん
  「はあ、はあ。 はい。」
岡田くん
  「大人は 『子供なんだから、そんな 考えてないだろう』 とかって思うんだけど、
  実は、子供って、いっぱい考えてて・・・」
あさのさん
  「うん、うん。」
岡田くん
  「なんか、生き方とかも 考えてるのに、
  それを、こう、ダイレクトに書いてる小説って、あんまりない というか。
  逆に、なんか そういう こう、個性を持った、強がっている。
  例えば、強がってる って表現したとしても、強がってる男が、最終的には、例えば、
  周りを こう わかって、性格が変わって行く って物語に、しがちじゃないですか。」
あさのさん
  「はいはい、はいはい。 だから、それは すごく嫌だったんですよ。
  ま、岡田さんなんかね、たぶん、少年ていう記憶とか 思い出とか、
  まだ、少年ていう 心みたいなものを持っていらっしゃるから、
  おわかりになると思うんですけど。
  なんかね、大人によって変えられて行く子ども像、みたいなものが すごく嫌で。
  私なんかね、それは 自分が、なんだろう、子供 育てたからなのか、
  自分が かつて、子供だったからなのか、わかんないんですけれど、
  子供によって変えられて行く大人って、いっぱいいる はずなのに、なんか、
  そこら辺の力 みたいなのも書きたいなあっていうのが やっぱり ありましたねえ。」
岡田くん
  「なんか、リアルだっていうことを、よく言われないですか?」
あさのさん
  「あっ、そうですね。
  ただ、『こんな中学生 いるか!』 っていうのは、言われます(笑)
  いいじゃん、別に! みたいな。」
岡田くん
  「そうなんですかね。」
あさのさん
  「うん。 結構ね、男の大人の人から。で、野球をやってた人とかからは
  『絶対、こんな中学生、いない』 とかって、言われるんですよ。
  だから やっぱり、そういう人達って、中学生ってのは こういうもんだ とか、
  10代っていうのは こういうもんだ とか、少年ていうのは こういうもんだ とかっていう、
  括りがあるわけですよね。 そこから、だいぶ 出ちゃってるので 、
  『こういうのは変だ』 とかっていうふうには、言われることはありますね。
  『あ~、そうですか』 って、答えますけど(笑)
  ふ~ん、みたいな。」
岡田くん
  「なんか すごい、でも、青春物語って括るには、ちょと おかしいとは思うんですけど、
  でも、青春が詰まってるじゃないですか。」
あさのさん
  「そうですね! はい。」
岡田くん
  「友達だったりとか、家族だったりとか、なんだろう、
  でも、大人っぽい部分も あるんですけどね。
  自分の こだわりを捨てたら、生きて行けないから、強がって、こう、生きて行くとか、
  プロ根性みたいなものも あったりとか、
  一人の人間として、しっかり描かれてるかんじがするんですけど。」
あさのさん
  「はい。 あっ、ありがとうございます。」
岡田くん
  「すごく、なんだろう、僕ん中で、青春ていうか 言葉も、やっぱ 合うんですけど、
  それを やっぱり、意識はしていたんですか? 青春。」
あさのさん
  「いや、もう、全く ないですね。 それは ほんとに無くって、
  たぶん、私が意識しちゃって、
  例えば、自分で、青春の定義みたいなの しちゃうわけですよね。
  そうしちゃって、そこに合うように、彼を書いて行ったら、たぶん 彼、
  巧っていう少年は、個性とか命は、持ち得なかったような気は するんですよ。」
岡田くん
  「うん・・・」
あさのさん
  「でも、例えば、だから、岡田さんの感じる青春とか、それから、
  私の感じる青春とか、Aさんの感じる青春て、
  青春ていう言葉で表されながら、個々 全然 違うもののような気がするんですよね。」


(曲)
LA'S 『THERE SHE GOES』
The La's


岡田くん
  「巧の物語だって言ってましたけど、
  巧を理解するのには、どうだったんですか。 大変だったんですか?」
あさのさん
  「いや、もう、6巻まで、ほんとに・・・ほんとに、書いたんですけど(笑)」
岡田くん
  「違う人が書いたわけじゃないですよね(笑)」
あさのさん
  「いやいや、オイオイみたいな(笑)
  書き終えて、何が残ったかというと、
  『あぁ、ついに、彼を捉まえきれなかったな』 っていうか、
  私は、ここまでだなっていう・・・」
岡田くん
  「まだ、先があるじゃないですか。」
あさのさん
  「そうなんです。 先がねえ。 おばちゃん、先があるよ~とかと思うんですけど(笑)」
岡田くん
  「高校の物語も、全然 書けちゃうじゃないですか。」
あさのさん
  「そう、なんか。 なんですけど、でも、
  いまの私が、巧っていう少年を捉まえきれるのは、
  ギリギリここまでだったなっていうのがあって、ほんとに なんかね、
  手の平から、するりと逃げて行って、見えなくなったっていうか。
  彼が、何を思い、何を考え、なぜ投げるのか? とか。」
岡田くん
  「うーん。」
あさのさん
  「そういうことを含めて、ほのかにでも 見えていたはずのものが・・・」
岡田くん
  「見えなくなった・・・」
あさのさん
  「見えなくなった。 あっ、もう、ここまでだなっていうのが、実は。
  それで、6巻で、終わらせ・・・
  終わらせたっていうか、終わっちゃったんですけどね。」
バッテリー〈2〉 (教育画劇の創作文学)






バッテリー〈2〉




バッテリー〈3〉 (教育画劇の創作文学)






バッテリー〈3〉




バッテリー〈4〉 (教育画劇の創作文学)






バッテリー〈4〉




バッテリー〈5〉 (教育画劇の創作文学)






バッテリー〈5〉




バッテリー〈6〉(教育画劇の創作文学)






バッテリー〈6〉




岡田くん
  「10年ぐらいでしたっけ? 書かれて・・・」
あさのさん
  「そうですね。 書き始めて、もう、12、3年は かかってると思います。」
岡田くん
  「言うと、中学生の間を、追っかけるわけですよね。 巧のね。」
あさのさん
  「そうですねえ。 ほんとに、一年間の物語なんですよ、実は。
  彼が、中一の春に始まって、6巻は、中二の春で終わってるので、
  1年間の物語なんですけれども。」
岡田くん
  「どうやって、探して行くんですか。 その、なんだろう、その、
  13から14の間の、巧という存在を 追っかけるっていうことは。」
あさのさん
  「うーん。 まずは、自分の中を探る っていうのが あるんですよね。
  私の巧 って言うと おかしいけど、私の13、14の中の 思い っていうのを、なんか、
  人って、ちゃんと忘れて 生きて行けるんですよ。
  それが、まあ、大人になることなんですね。
  例えば、あの時の悔しさ とか、敗北感とか、挫折とかっていうのを、
  結構、きちんと整理して、あるいは 忘れて、あるいは 忘れた振りが出来て、
  大人になっていくっていう。
  それがもう、大人になる段階だと思うんですけど、
  どうも、上手く そこが、踏めてないみたいで、
  いまだに、なんか、残ってるものが、すごく あるんですよね。
  そこを、掘って行くっていうのが ひとつと、あるいは、書いて行くうちに、
  巧っていう少年と、ずっと付き合って行くうちに、
  ああ、そうだった、こうだった、っていうふうに、なんか、なんだろう、
  生まれて来るものが あるんです。」
岡田くん
  「ほぉー!」
あさのさん
  「ちょっと、上手く言えないんですけど。」
岡田くん
  「どういう感じなんですか? 自分の子供みたいな感じですか?
  それとも、自分を照らし合わせているかんじ・・・」
あさのさん
  「そうですね、分身であり、ものすごい距離がある。 かけ離れた人間ていう(笑)
  ちょっと難しい、禅問答みたいに なっちゃうんですけど。 そんなかんじ なんです。
  だから、彼の痛みを、ものすごく自分の痛みとして感じることもあるし、
  ヒリヒリするほど。」
岡田くん
  「へぇー。」
あさのさん
  「そうかというと、彼の。 私は、絶対 こんなことはしないっていう。
  こんなふうな、人の傷つけ方は しないとか、
  自分の、傷の負い方はしないとかっていうこともあるんですけど。」
岡田くん
  「もう、その人格が出来るわけですよね。」
あさのさん
  「そうですね。 なんか、出て来てしまって。 だから、
  私でありながら、全くの他人であるっていう。」
岡田くん
  「モデルがいたとか、そういうわけではないんですよね。」
あさのさん
  「そうね。 よく 聞かれるんですけど、モデルは もう 一切。
  他の作品でも、そうなんですけれども、いないんですよね。」
岡田くん
  「じゃあ、なんで その、
  いわゆる 10・・・まあ、中学生っていったら、難しい時期じゃないですか。」
あさのさん
  「はい。」
岡田くん
  「その時期を、書こうと思ったのか とか。」
あさのさん
  「たぶん、端境 っていうか、間 っていうのが、すごく 魅力的だったと思うんです。
  大人でもなく、子供でもなくっていう。」
岡田くん
  「うーん。」
あさのさん
  「やっぱり、高校生ぐらいになると、安定して来るんですよね。
  やっぱり、もちろん、ご経験があるから わかると思うんですけど、
  16、7、8 になると、大人への移行として、
  自分を ちゃんと往なすことが出来るとか、諦めることが出来るとか、
  そういうことが、ちゃんと出来るようになって来るんですけど、
  そこらへんが ものすごく、中学生って、まだ出来ない。
  そうかといって、小学生みたいに、
  誰かに頼るとか、すがるとか、甘えるとかっていう事を、自分が自分に許さないって。
  そこらへんの、もう 何ともいえない不安定なものっていうのが、
  私は、惹かれましたね。」
岡田くん
  「まあねえ、親の期待とかの、その、なんだろう、ていうのもね、全部 こう、
  悩みとして描かれてますもんね。」
あさのさん
  「そうですねえ。 うーん。」
岡田くん
  「全部、それをこう、受け入れるのか・・・」
あさのさん
  「そうなんですよね。」
岡田くん
  「気持ちも わかるけど、やりたいことも あるし、みたいなね。」
あさのさん
  「で、なんか 『嫌だ!』 って言うにしても 『いいよ!』 って言うにしても、
  なかなか、言葉が、中学生って 持ってないっていうか。」
岡田くん
  「それは、よく 書かれてましたね、文章の中でも、
  上手く 自分が、言葉に出来ないのが もどかしいっていう言葉の、文章が よく・・・」
あさのさん
  「そうそう、そうそう。」
岡田くん
  「豪との。」
あさのさん
  「はい。」
岡田くん
  「 巧と豪との やりとりで、こう、書かれてた・・・ねえ。」
あさのさん
  「そうなんです。 自分が、やっぱり、言葉を持ってないっていうことに対して、
  やっぱり、すごく腹立たしかったり、敏感になれるのが、中学生だと思うんですけど。  
  高校生ぐらいになると、それを、持ってなくても しょうがないやとか、
  代替えの言葉っていうと おかしいけど、
  ほんとは 『すごく あなたが好きです』 って言いたいのを 『ちょっと付き合わない?』
  みたいな言葉で、言い換えることが出来るみたいな、
  そういうテクニックを身に付けて来るので、
  そのテクニックの無いところが、書きたかったの。」
岡田くん
  「ご自身が、そうだったんですか? 中学校のときとか。」
あさのさん
  「たぶんそうだと思うし・・・あのー、そうですね。
  私は、常に、だから、言葉を誤魔化して来たっていうと おかしいんですけど、とっても、
  無いなら無いなりに 『好きだよ』 っていう言葉を、こう、
  ぶつけて行けば良かったんですけど、やっぱり、そうではなくって、
  言葉が無いから、黙り込んじゃうとか、諦めちゃうとかっていう方に、
  行った方の人間なので、やっぱり その、言葉を、こう、
  無いっていうことを武器として、人に ぶつかって行くような、
  そういう人を書きたかったんだろうなって思います。」


(曲)
BLACK EYED PEAS 『I GOTTA FEELING』
The End


岡田くん
  「“青春” という言葉について、どう思われますか?」
あさのさん
  「そうですね。 正直、あまり 好きな言葉では、私は、ないんですけれど、なんかね、
  きらめいているとかね(笑)それから、未熟であるとか、素晴らしいとか、
  なんか結構、きれいな言葉が好きそうじゃないですか、青春て。」
岡田くん
  「青春、そうですね。」
あさのさん
  「で、なんかね、ほんとに、そういう言葉で、簡単に 言い表されてしまうので、
  それは なんか、すごく嫌ですね。」
岡田くん
  「ま、青い春って書きますけど。」
あさのさん
  「ねぇ。」
岡田くん
  「青春て、何なんでしょうね。」
あさのさん
  「青春てねえ。」
岡田くん
  「それを 今日、知りたいと思って。」
あさのさん
  「いや、岡田さん自身が、いかがなんですか。 青春という言葉は、お好きですか?」
岡田くん
  「青春ていう言葉は、好きです。
  好きというか、なんだろうなあ、あの、誰だっけなあ・・・なんかの本で、
  『青春とは、ある一定の時期のことを言うわけではない。 その、
  何かをやるとか、やってるとか、その モチベーショーンとか、
  これに向かってやるんだって思っていれば、ずーっと年取っても青春なんだ』
  っていう本があって、その言葉は好きなんです。」
あさのさん
  「あー。 でもね、10代に限定してしまう必要は、私は、全くないと思うんですよ。
  だから、青春て、何かに挑む とかね、何かを試す とか、
  これから 何かになって行くとかっていう、
  まあ、そういうふうな使われ方をすると思うんですけど、
  私にとって、青春て、やっぱり、満足しないこと。 そんな気は、するんですよ。
  なんか、やっぱ、どこか欠けている・・・」
岡田くん
  「欠けていること。」
あさのさん
  「だろうなって思うんですよ。 うーん。」
岡田くん
  「何か、欠けてるから、夕陽に向かって走りたくなるみたいな(笑)」
あさのさん
  「夕陽かい! みたいな(笑)」
岡田くん
  「青春のイメージって、あるじゃないですか。」
あさのさん
  「あっ、あるある!」
岡田くん
  「夕陽に向かって走るとか(笑)」
あさのさん
  「そのまま、夜になる みたいなかんじになっちゃいますね(笑)」
岡田くん
  「なんだろう、なんかの、溜まってて、走りだしちゃうとか。」
あさのさん
  「そうそうそう。 だから その、溜まってるものが、走るエネルギーになるってことは、
  たぶん、あると思いますよね。」


(曲)
SHERYL CROW 『THE FIRST CUT IS THE DEEPEST』
The Very Best of Sheryl Crow


岡田くん
  「青春してるよな~、って言うのって、
  なんかちょっと、違うニュアンスだったりしないですか?」
あさのさん
  「そうそうそう。」
岡田くん
  「この前、僕、実際 言っちゃったことが あるんですよ。」
あさのさん
  「あら!」
岡田くん
  「高校生ぐらい、高校生の、まあ、知り合いっていうか、年下の男の子がいて、
  その人が好きな、同級生の女の子がいたんですよ。
  で、その男の子が ちょっと、違うとこに行くと。 行くので、
  最後、その二人が、なんか、会うっていう、
  それを聞いたときに 『青春だなあ~』 って、無意識に(笑)
  言葉を出してたわけです。」
あさのさん
  「(笑)呟いてしまいました?」
岡田くん
  「『青春だねー 』つって。」
あさのさん
  「うんうんうん。」
岡田くん
  「なんだろう。 そのニュアンスは、わかるじゃないですか。」
あさのさん
  「はい。」
岡田くん
  「二人が 『最後、会うんです』
  『頑張れよ』 って言ってて、なんかちょっと、こっちも にやけながら 、
  『頑張れよ』 つって。 『 青春だな~』 つって。 」
あさのさん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「ポロっと 言ってしまったことがあって。」
あさのさん
  「それは どうなんでしょうね。 やっぱり・・・」
岡田くん
  「どういうことが、青春て言うのか。 なんだろうなあ。
  自分で言ってても、なんとなくこう、漠然と、青春という言葉は あるんですけど。」
あさのさん
  「それ、純粋っていうことなんですかね。 人と人との関係が。
  やっぱり、大人だと、なんかほら、いろいろなものが入って来るじゃないですか。
  男と女の間にしても。 それは だから、
  好きでも、別れるから会っちゃうっていう、ある意味、簡単なっていうか、単純な。」
岡田くん
  「うん。」
あさのさん
  「うーん。 そういう関係も、あるのかもしれないんですけど。」
岡田くん
  「穢れないものみたいな。」
あさのさん
  「みたいなのも、あるのかもしれませんね。
  あの、ここで行くと、オレが損するかなぁとか(笑)ねえ!」
岡田くん
  「まあ、大人に なるとね。」
あさのさん 
  「ねえ。 なんか、学歴が いくらとか、年収は いくらとか っていうことも、
  一切 関係ないじゃないですか。」
岡田くん
  「大人は、嫌らしいですよね(笑)」
あさのさん
  「ねー! でも、考えますよね、とか(笑) そうなんですね。」
岡田くん
  「大人になるとね。」
あさのさん 
  「うん。 私にとって、この人と 付き合うことは、得だろうかとかね。
  入って来ますよね。」
岡田くん
  「でも、その まあ、ちょっと 失礼な言い方かもしれないですけど、
  お子さんがいらっしゃって、例えば、
  子供んときだったら 絶対 言われたくないなっていう言葉を、子供に言ってしまうとか。」
あさのさん
  「ああ、もう しょっちゅうですね。」
岡田くん
  「あるじゃないですか。」
あさのさん
  「ありますね。」
岡田くん
  「やっぱり、なんだろう、子供んとき 自分が、これ言われたら嫌だな っていうことでも、
  大人んなったら、言えちゃうんですよね。」
あさのさん
  「そう。」
岡田くん
  「って、自分でも思うんですよ。」
あさのさん
  「うん。 『あっ、言っちゃった』 みたいな。」
岡田くん
  「言っちゃったとか。 もう なんか 『そんな ガラ悪いやつと一緒に いんなよ!』 と。
  子供、いるわけじゃないですけど。 とか。
  でも、本人にしたら 言われたくない、
  『友達 何が悪いんだ』って、子供の頃、オレも言ってたな みたいな。
  でも なんか、大人んなると、いろいろこう、まわりを見えちゃうから、
  言えることとか あるじゃないですか。」
あさのさん
  「そうなんですよね。 だから、たぶん 2種類あって、
  大人として、言わなければならないことも、あると思うんですよ。
  やっぱり、大人の方がね、経験は やっぱり長いわけだから、
  何をすることが 間違ってるとか、ていうことは ある程度 わかっているので、
  だから、若い人達に向かって、それは やっぱり やってはいけないだろう って言うことは、
  やっぱり あると思うんですよね。
  ただ その、自分が、大人として 使って来たことっていうのは、そういう、
  覚悟とか、決意とかが あってのことじゃなくって、なんか やっぱり、
  相手を軽んじてるっていうかなぁ。
  『アンタ、駄目でしょ』とか『こんなこともできないの?』みたいなことを言った瞬間に、
  あっ、私、この言葉に、自分がどれだけ傷ついて来た? っていう・・・気づいて。
  だからもう、ちょっと なんか、ドーンと落ち込むことは、よくありましたね。」
岡田くん
  「うーん。 なんかこう、ま、中学生、満足してないというか、
  満足っつったら 変だけど、なんかこう、欠けてたりとか、
  大人んなっても 欠けてると思うんですけど。」
あさのさん
  「あっ、そうですね。 はい。」
岡田くん
  「なんだろう、中学生達に、こう、自分達が接するときに、
  何を大事にして行ってあげればいいのかな っていうのを、すごく、
  『バッテリー』 を読みながら 思ったんですよね。」
あさのさん
  「あっ! ありがとうございます。
  そうですね、だから、あれを書いてるときは、どんどん、なんか、
  感覚が 敏感になって来て、だから、自分が 大人として言った言葉に、自分が傷つくって、
  さっき言ったように 『あっ、私は、こんな愚かな言葉を言ってる』 みたいな、
  若い人達に。
  たぶん、あの作品を書かなかったら気づかなかったことに、なんか、
  気づいてしまうっていう。 それは、いいことばかりでは 全然ないんですけれど。
  それは、やっぱり、ありましたね。」
岡田くん
  「どうやって、こう、接して行けばいいんですかね。 中学生とかね。」
あさのさん
  「中学生達ですよね。」
岡田くん
  「僕、もともと 中学校の先生に なりたかったんですよ。」
あさのさん
  「あっ、そうですか!」
岡田くん
  「そうなんですよ。」
あさのさん
  「へえー! なんの?」
岡田くん
  「社会のですね。」
あさのさん
  「うわぁー! 難しそう!(笑)」
岡田くん
  「アハハハハ!」
あさのさん
  「へえー!
  それは、中学生を 好きだからですか?」
岡田くん
  「いや やっぱり、だから、難しい時期だからですよね。
  高校んなると、自我があるから。」
あさのさん
  「うん、うん。」
岡田くん
  「もう、なんていうかな、どうも出来ないって言ったら 変ですけど。
  でも、中学生が聴いてたら、ちょっと 不快に思うかもしれないですけど、
  中学生って、何とでもなると思うんですよ。 出会う人だったりとか・・・」
あさのさん
  「そうそう。 それは あります。」
岡田くん
  「親 以外の先生だったりとか、友達だったりとかで、なんだろう、
  すごく いろんなものを吸収しようとしてるし、
  寂しかったり、得たいとかって、いろいろあるから、
  先生次第で、どうでも出来るなあっていうか。 高校だったら、もう 出来ないというか、
  あとは もう、勉強 教えたりとか、なんだろう、
  部活で、なんか、精神面 教えたりとかしか出来ないけど。
  すごく、無下に扱えば 扱うほど、子供達は、鏡みたいで 映していくし、なんか だから、
  難しい時期だなあっていうので、こう、やりたかったんですけどねぇ。」
あさのさん
  「それは、真実だと思いますね。
  なんか、中学生のときほど、人に影響されるときって 無いような気がするんですよ。」
岡田くん
  「そうですよね。」
あさのさん
  「もちろん、人間てね、人との係わりで、例えば、50代であろうが、70代であろうが、
  変わって行くんですけど、
  やっぱり、10代前半ほど、それが急激なっていうか、すごく大きなものって無いですよね、
  ああいうときって。 うーん。」
岡田くん
  「 『バッテリー』 を描かれてたときに、最後まで、構成は あったんですか。
  それとも、一個一個、書いていたんですか?」
あさのさん
  「全く 無かったですね(笑)」
岡田くん
  「そうなんだなぁ・・・」
あさのさん
  「最後。 実は、2巻までは、書こうと思ったんですよ。
  ああいう子が、かけがえのない誰かに出会って、バッテリーを組む相手に出会って、
  で、中学校っていうとこの社会、
  中学社会っていうか、なんかね、割に 保守的な、私の感じでは。
  ああいうところに、投げ込まれたときに、
  どういうふうに変化して、どういうふうに 生き延びて行くんだろう みたいなのを、
  書きたいなというのがあって。 だから、2巻までは、構想があって。
  で、最後は、マウンドで終わろうとは 思ってたんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
あさのさん
  「うん。 マウンドの上で 投げる。
  つまり、ピッチャーとして、彼を終わらせよう っていうのは、あったんですよね。
  それだけしか なくて、あとは 全く 無かったですね。」
岡田くん
  「成長することっていうのは、青春の中で 大事な要素ですか?」
あさのさん
  「成長すること・・・成長ではなくて、私は、変化かな? って思うんですけど。
  成長だと、なにか、それこそ 自分が 何かを身に付けるとか、
  そういうことだと思うんですけど、
  成長を計るのって 難しいじゃないですか。 じゃ、誰から見て 成長かっていう。
  例えば、単語一つ覚えたのが 成長だとかいうこともあるし、
  なにかこう、いままで出来なかったことが 出来るようになるのを、
  単純に 成長といえるのかって。
  でも、出来なかったことが 出来るようになったことで、もしかしたら、
  失うものもあったり するような気は するんですよね。
  だから、私は、なんか、変化かなぁとは 思うんですけどね。」
岡田くん
  「変化。 成長とは、変化。」
あさのさん
  「そうです。 常に、やっぱり 『あれ? この前 会ったときと違ってる』 っていうか、
  そういう人って、やっぱり、大人になっても 面白いなって思う。
  魅力的かどうかは、わからないですけれど。」
岡田くん
  「うーん。」
あさのさん
  「うーん、うん。」


(曲)
SEAN KINGSTON 『CHANGE』
ショーン・キングストン


岡田くん
  「じゃあ・・・」
あさのさん
  「うん。」
岡田くん
  「実際、巧に 会ったら、何て言いますか?」
あさのさん
  「彼に! あっ、実際に?! 実際に、彼に!
  うわ、そんな質問されたことがないので、ビックリ(笑)」
岡田くん
  「どういう接し方 しますか?」
あさのさん
  「ねぇ! 私は・・・」
岡田くん
  「なんて 言ってあげますか?」
あさのさん
  「彼に ですか。 たぶん、私、何も言えないと思いますね。
  何を言っても、たぶん、タジタジとなってしまうっていうし、
  ただ 『ここまで来たか』 みたいな(笑)ことぐらいしか言えないと思うし、
  たぶん、彼の方が、私より、激しくっていうか、
  誠実に生きているっていうことは 確かなので、
  そういう人に向かって言うことって、あんまり 無いですよね。」
岡田くん
  「うん。」
あさのさん
  「うーん。 なんか、笑われちゃうような気がして、怖いんですよ。
  私にとって 彼は、怖い存在なので。」
岡田くん
  「はぁー。
  すごい、でも、感覚ですよね。 自分で書いてて・・・」
あさのさん
  「そうですねえ。」
岡田くん
  「怖い・・・」
あさのさん
  「憧れの存在でも あるんですけど。
  彼のようには生きれたらいいなぁみたいなのは、あるんですけど、
  好きだとか、愛しいとか、いじらしいとか(笑)ほとんど無かったですね。
  むしろ、怖いっていうか、なんか、危なっかしいっていうか。」
岡田くん
  「うーん・・・まあ、今回 その、難しいんですけど “青春” なので。 テーマが。」
あさのさん
  「はい。」
岡田くん
  「どうしましょうか?」
あさのさん
  「どうしましょうかねえ。」
岡田くん
  「アッハッハハ! どうしましょうか。 青春なんですよ。」
あさのさん
  「『青春とは何だ』 みたいな。」
岡田くん
  「青春て 何ですか?」
あさのさん
  「何ですか? ってことですよね。 うーん・・・」
岡田くん
  「青春て 何ですか? っていうことなんですけど。
  まあ、なんか、地方とか、都会とかで、青春が変わっていたりとか、
  時代によって、青春が変わってたりとか、
  昔の青春と 今の青春て、もしかしたら 違うのかな、子供達ん中で とか。」
あさのさん
  「うん、うん。」
岡田くん
  「ボールを追っかけて! みたいなのが 青春だとしたら、
  いま、子供達は、ゲームをやってて、それが 青春になるのか とか。」
あさのさん
  「うん、うん。」
岡田くん
  「いろいろこう、嘆かれたりもするじゃないですか。そこらへんを、どう思われますか?」
あさのさん
  「いや、もう、変わんないですよね。 私にとって、まあ、だから、
  青春というものの定義っていうのは、もちろん わからないですけど、
  私にとって、だから、満たされないでいること? 欠けたままでいることっていうのが、
  一つの 青春の姿だとしたら、
  全く、100年前も いまも、変わんないだろうなっていうのは あるし。」
岡田くん
  「青春て、やっぱ、難しいですね。」
あさのさん
  「難しいですね。 それは、やっぱり、定義すること自体が ちょっと・・・」
岡田くん
  「ナンセンスだなぁと。」
あさのさん
  「気はしますけどねえ。
  ただ やっぱり、肉体の衰えと、正比例はしてないなとは思いますね。
  青春であるっていうことは、肉体が老いるということと、
  同じものではないなあっていうふうな気は するんですよね。」
岡田くん
  「そうなんですよ。
  いま、思い出したんですけれども・・・」
あさのさん
  「思い出しました?」
岡田くん
  「えーとねえ、おばあちゃんが、僕 いて、おばあちゃんが。
  もうちょっと、僕が 若い頃なんですけど、
  “生きてるって何だろう?” っていうので、すごく考えてたんですよ。」
あさのさん
  「お、おばあ・・・」
岡田くん
  「僕が。」
あさのさん
  「あっ! ああ!」
岡田くん
  「僕が。 ま、ニワトリか、卵が先か みたいな ことになっちゃうんですけど・・・」
あさのさん
  「はい。」
岡田くん
  「生きてるって何だろう? って、ずうっと考えてた時期があって。」
あさのさん
  「へえー!」
岡田くん
  「で、おばあちゃんに、その頃 まだ、60とか、まあ、ぐらいですよね。
  の、おばあちゃんに、
  『生きてるって 何?』 って 聞いたんです。
  そしたら、おばあちゃんが、
  『知らん、現役じゃ!』 って。
  言われたんです。」
あさのさん
  「アハハハ!」
岡田くん
  「アハハ。」
あさのさん
  「アハハハハハ! いや、素敵! 素敵な おばあちゃんですね。」
岡田くん
  「『知らん! 現役じゃ、まだ!』 って言われて(笑)」
あさのさん
  「(笑)」
岡田くん
  「すごい、そっけに言われたことがあって、でも、それ なんか、
  真実だなあって思ったんですよね。 なんだろう(笑)」
あさのさん
  「それは、そうですよね(笑)」
岡田くん
  「『そんなこと わかったら、死んでるわ!』 みたいなこと言われて・・・」
あさのさん
  「(笑)」
岡田くん
  「それって、真実だなあとか、
  それも青春だよな みたいに思ったことがあるんですよね。」
あさのさん
  「あぁー、そうか。
  死んでみないと、生きているとは 何だ? ってことは わからない ってことですよね。」
岡田くん
  「そう。 おばあちゃん、曰く。」
あさのさん
  「曰く ねぇ。」
岡田くん
  「『知らんわ! 現役じゃー!』 って言われたんですけど・・・」
あさのさん
  「おばあ様、まだ、あの、現役でいらっしゃるんですか?」
岡田くん
  「はい、元気・・・ 現役ですね。」
あさのさん
  「現役で いらっしゃるんですね。」
岡田くん
  「現役ですよ。」
あさのさん
  「 そうですかぁ。
  だから、逆に言えば、青春て こういうものだとか 定義しちゃう人って、
  青春が終わってる人なんですね、きっとね。」
岡田くん
  「そうですよねえ。 たぶん、学者さんとかもね・・・」
あさのさん
  「定義できるわけだから。」
岡田くん
  「頭で 考えちゃう人が、書いちゃうっていうことですよね。 青春ていうね。」
あさのさん
  「そうですね、出てないと。 渦の中にいると わからないわけなので。 うーん。
  だから、いいんじゃないですかね、私達は・・・“私達は” って、アハハハハ!
  一緒にしてしまいました! 私は。」
岡田くん
  「いいっスかね。」
あさのさん
  「定義しなくて、みたいな。」
岡田くん
  「青春は、定義せずに、感じろ! と。」
あさのさん
  「感じるっていう。 自分が 感じる。
  自分だけで 感じるものみたいなのは、あるかもしれませんね。」


(曲)
DEACON BLUE 『REAL GONE KID』
When the World Knows Your Name



(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、あさのさんと お話をさせていただきました。
いやあ、なんていうんでしょうねぇ。
青春を 定義付けようとした僕達。 ちょっと、ナンセンスなんじゃないの?と。ね(笑)
頭でっかちの大人に なっちゃったんじゃないの? と。

最近よく あるんですよね。 若いヤツっつったら変ですけど、
若い人達の 話を聞くときに、
『青春だね~』 つって。 『いんじゃねーの、それでも』 みたいな。
『いろいろ 経験しといた方がいいよ』 みたいな。
こう、なんかね、よくよく考えると、
それで ちょっと、なんか、片付けちゃってんのかな みたいな。 年上として。

でも、なんかその 『経験といた方がいいよ』 っていうことは、間違ってないんだけど、
『青春だね~』 つって 言っちゃうね、言ってる時点で、ちょっともう、
ダメなのかなーって、今日 話してて、思いましたね。
なんか やっぱ、こう、満たされてないとか、もっともっと っていうことが、
まだ、自分の中でも あるので、
まだ、青春してるなーっていうのも、すごく思いますし。

抗う感じが、ほしいっスよね。 って、最近すごく 思うんですよ。
なんていうんですかね、20、僕も 8 ぐらいですけど、
たぶんね、僕世代の人は、わかると思うんですよ。
20後半になるとね、システムが わかっちゃうんですよね。
例えば、会社に入ったら、会社の、その、歴史とか、
こうやって 物事は 成り立って来たんだ、とか。
だから “しょうがない” とか っていうのね。
なかなか、新しいことをチャレンジするには、
『でも、これ 金かかるし』 とか、
『いつもの倍かかっちゃうじゃん。 しょうがねえんだよ、これで やんないと』 みたいなこう、
“しょうがない” が、わかっちゃうんですよね。

これがね、大人の いけないとこで、
そこで 抗えるか 抗えないかが、違いなんだと思うんですよね。
だから、僕は、ちょっと、抗いたいなぁと思うんですけど、
なっかなかー、巨大ですねえ! アハハハハ!
壁は、巨大ですよ! って思うこともね、挫折することも、たくさん ありますし。
そういう生き方したいなって。
でも、大人だから、あんまり言えないな とかね。 いろいろ、考えちゃったりするんですけど。

今日、でも なんかね、ちょっとね、なんだろう、
“抗う” って、いい言葉だなあっていうか、 “もがく” とか。
子供の頃って、なんか、悪い 『もがくなよ!』 みたいな 言葉だったけど、
大人になると、そんな悪い言葉じゃないな みたいな。
『もがきてーなー!』 とか 『抗いてーなー!』 って、
すごく、なんか 思ったりとか するんですよね。
これが、青春なんでしょうか。」


(曲)
BEN E.KING 『STAND BY ME』
スタンド・バイ・ミー



(あさのさんからの コメント)

「いやいや、あの、まさか、岡田さんと 青春について語れるとは 思っていなかったので(笑)
あの、充分 幸せでした って(笑)かんじですけれど。
岡田さんは やっぱり、あの眼差しのままで、
すごく真っ直ぐな、きれいな眼差しをしていらっしゃったので、
40になっても、50になっても、60になっても、
あの眼差しのまま、やっぱり、青春を生きていて下さい!
っていう かんじです。 はい。」


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