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2008/12/28 on air 「うまくやるコツを教えて下さい」                  (guest) 水野敬也さん

夢をかなえるゾウ



夢をかなえるゾウ


水野敬也



(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには “考える葦” として、
僕も皆さんと一緒に成長する事ができたらいいなあと思います。

何とですね、今夜が 『Growing Reed』 2008年最後の放送になります。
一年間、あっという間に過ぎてしまいました。
でもですね、この番組のおかげで、知る事の楽しさ、そして、知る度に増えていく問題。
ほんとにたくさんの事を学んだ気がしています。
あの、この番組が、僕を成長さしてくれていると言っても過言ではないと思っている番組ですね。
皆さんにとっても、この一年、ずっと聴いてくれていた方、たまに聴いてくれている方、
いろいろ、いらっしゃると思いますけども、
そう思ってくれてたら、幸せです。

そんな今年を締める今夜のゲストは、
著書 『夢をかなえるゾウ』 が170万部を超える大ヒット、今年最も成功した作家の
水野敬也さんです。

“夢をかなえるゾウ” こと、“ガネーシャ” と呼ばれるインドの象の神様が、
横になっているイラスト、今年もたくさん見ましたよね。
ドラマ、映画、舞台、いろんな方向性で伸びて来ている本になっていると思いますけども。
僕もですね、気になっているというか、テレビつけたら、なんかこれ、
ドラマ化!とか映画化!とかっていうのもありますし。
僕も実は、読みました。
これほんとに、大学生、卒業とか、高校、中学生、すごい影響を受ける、
こうやって生きたらいいんじゃないかなぁ、
こうやったら、上手くやれるんじゃないかなっていう事が、
ほんとに詰まってる本だと思いましたし、
ほんとに実践してる大学生、卒業して新入社員の皆さん、多いみたいですね。

えー、なんとその著者の、水野敬也さん。
1976年生まれ、32歳。若いですね。
今年一番ウケた、成功した人じゃないでしょうか。
2003年に出版したデビュー作、『ウケる技術』 が20万部越えのベストセラー。
『夢をかなえるゾウ』 は3作目の著書で、2007年8月に出版。
徐々に売り上げを伸ばし、ついには、170万部突破という、大ベストセラーの作品となりました。
小栗旬くんの主演で、ドラマ化もされましたよね。
そんな水野さんに今日は、『うまくやるコツを教えてください』 をテーマに、
お話をお聞きします。

J-wave 『Growing Reed』 
新しい一週間最初の60分。ぜひ一緒に、お付き合い下さい。」


(岡田くんの曲紹介)

「夢を作るのが得意なのね。現実になった方が楽しくない?
探してくれなければ、ずっと私は、ただの明るい、夢のワンシーンのまま。
CAITLYN 『SCENES FROM A SUNNY DREAM』」
思い出のサニー・ドリーム





(岡田くんのナレーション)

「『夢をかなえるゾウ』
主人公は、人生を変えよう思っているけど、なにも変えられない普通のサラリーマン。
そこへ、ある日突然、“ガネーシャ” という、象の形をした神様が現れます。
“ガネーシャ” は、主人公の家に、ニートとして住み着き、
ゲームをしては寝るだけの、怠惰な生活を始めます。
しかし、“ガネーシャ” は自信満々にこう言います。
『いまから、わしが出す簡単な課題さえこなしていれば、お前は確実に成功する。』」


(対談スタート)

岡田くん
  「水野さんの印象が、だいぶ変わりました。」
水野さん
  「(笑)あ、もう変わっちゃいました? アハハハ!」
岡田くん
  「(笑)もっと、なんか、ちょっと違うイメージを持ってました。」
水野さん
  「えっと、でも、実際そうですね。
  あの、本を読まれてる方は、えっと、僕に対する印象がかなり、ちょっと違うというか。
  一度あの、テレビで、あの、
  『夢をかなえるゾウ』 が売れてから、
  トーク番組に、出させていただいたんですよ。」
岡田くん
  「はい。」
水野さん
  「で、僕としてはやっぱり、もう初めてのテレビぐらいに、もうテンション上げて、
  ウワーァ!って、しゃべんないと、と思ってウワァってしゃべったんですけど・・・」
岡田くん
  「頑張っちゃったんですね。(笑)」
水野さん
  「もちろん頑張ったんですよ。
  そしたら、スタジオは、自分で言うのは何なんですけど、すごくウケまして。
  あっ、これは良かった、と。」
岡田くん
  「大爆笑。」
水野さん
  「もう、自分では何なんですけど、結構もう、ドカンドカン来てて・・・」
岡田くん
  「アハハハ!」
水野さん
  「これは来たぞ!と。
  水野、今日はブレイクだな、と思ってたら、
  あの、その番組がオンエアした日に、あの、苦情のメールが8通、僕の・・・」
岡田くん
  「アッハッハッハ!
  そんな人だとは思わなかったと。」
水野さん
  「いやぁ、もう、全員女性で、共通してたのが、あの、
  “必死な所が痛い”っていう。」
岡田くん
  「アハハハ!
  必死さを女性に、感じられちゃいました?」
水野さん
  「そうなんですよ!
  やあ、なんか、本が、やっぱりこの、自己啓発というか、結構、高尚な事も語ってるんで、
  ちょっとイメージが違うと。」
岡田くん
  「なんか、もっとねえ、何ていうのかなあ、こう、
  力強さと、ま、もちろんあるんですけど。」
水野さん
  「はい。」
岡田くん
  「なんかこう、ドシンとした感じがある、感じかなあと思ったら・・・」
水野さん
  「と思ったら、ないんですよね。」
岡田くん
  「まあ、ない訳じゃないですけど・・・」
水野さん
  「アーハハハ!」
岡田くん
  「今日、あの、メールマガジンの方も読ましてもらったんですけど・・・」
水野さん
  「あー、ほんとですか!ありがとうございます。」
岡田くん
  「めちゃめちゃエロじゃないですか。」
水野さん
  「あのー、僕、ネットでは、だいたい下ネタしか書いてないっていうぐらいなんで。はい。」
岡田くん
  「(笑)だいぶねえ。」
水野さん
  「はい。」
岡田くん
  「ロマンポルノが好きだ、みたいな。」
水野さん
  「アーハハハハ!そうなんですけど。」
岡田くん
  「これ言っちゃ、マズイんですか?」
水野さん
  「僕的には全然問題ないんですけど。はい。」
岡田くん
  「ああ、そうか。」
水野さん
  「ただ、その話をされると、もうずーっと、その話で僕、行きたいくらい好きなんですよ。」
岡田くん
  「そうですよねえ。
  情熱と魂があるって語ってますけど、これ女性、引きますよ、間違いなく。」
水野さん
  「やー、もう、やっぱりだからその、前に出ると、女性が嫌いに、
  僕のこと嫌いになって行く、みたいなとこはありますよね。」
岡田くん
  「でも、あの、『夢をかなえるゾウ』 は、やっぱり女性の方が多いですか?」
水野さん
  「えーっと、最近なんか僕、データで見たんですけど、ほとんど女性なんですよ。」
岡田くん
  「へぇー。」
水野さん
  「30代40代の女性が、面白いっていうことで、
  それを、パァッと広めてくれて。」
岡田くん
  「へぇー。
  でも、テレビとかでも、僕の周りでもいますけど、こう、新入社員の人が実践してるとか。」
水野さん
  「そうですね。男性の方も、ちょくちょく読んでいただいているみたいなんですけど、
  やっぱり女性が、もう圧倒的みたいですね。」
岡田くん
  「売れましたねえ。」
水野さん
  「いやあ、すみません、あの、170万部ほど・・・」
岡田くん
  「アッハッハ!」
水野さん
  「売らせていただきました! ありがとうございます。」
岡田くん
  「まだ行っちゃうんじゃないですか?」
水野さん
  「いやあ、行きたいですねぇ。」
岡田くん
  「この経済が悪い中、生き方ノウハウですから。」
水野さん
  「面白いですよね、みんな世の中的に、まあ正直、その不況みたいな・・・」
岡田くん
  「不況ですよ。」
水野さん
  「ですよねえ。その不況の波は、あんまりその・・・」
岡田くん
  「感じてたんですか。」
水野さん
  「感じてないですね、僕の場合は。」
岡田くん
  「いやいや、いやいや、『ウケる技術』っていうの書いてますから。」
水野さん
  「そうですね。僕の処女作が 『ウケる技術』 だったんですけど。はい。」
ウケる技術




岡田くん
  「そうですね。デビュー作、書いてますから、
  やっぱ今の時代、こういうのが、ウケると、もっと・・・」
水野さん
  「いやあ、でも・・・」
岡田くん
  「どういう思いで書いたんですか?ぶっちゃけ聞かして下さい!」
水野さん
  「あ、もう、全部ぶっちゃけます。今日。(笑)」
岡田くん
  「(笑)ぶっちゃけ聞かして下さいよ。
  こういうのが、世の中に必要だと思って書いたのか・・・」
水野さん
  「ぶっちゃけた話、あのー、僕はすごく自信を持って書いたんですよ。
  これは絶対ウケるぞと。『夢をかなえるゾウ』っていうのは。
  ただ、すごく自分で言うのは何なんですけど、
  僕、すごく世の中の事に、一切興味がない人間なんですよ。
  さっきの、その、ロマンポルノも大好きですし、
  結構、自分の趣味を突き詰めて行くタイプで・・・」
岡田くん
  「そうですよねえ、新しい、あの、なんでしたっけ、新しい・・・
  『大金星』」
水野さん
  「はい、はい、はい。」
岡田くん
  「もう、何ヶ月か籠って書いたって。」
水野さん
  「そうですね。今年はほとんど、
  もう、ホテルだったり、家に籠って・・・」
岡田くん
  「ずうっと、籠っちゃうんですもんね。書いてる間。」
水野さん
  「そうなんです。基本的に、引き籠り系の人間なんで。あの、えー・・・」
岡田くん
  「(笑)わかんないですよねー。」
水野さん
  「そうなんですよ。
  ただ、書き終わった時は、もうテンション、めっちゃ上がってるんですよ。
  これは売れるぞ! と。
  これ、とんでもねーの書いちまったな、って感じで、
  『夢をかなえるゾウ』 出したんですけど、
  もちろん男性しか買わないと思ってたんですよ。
  でも、だいたい20万部ぐらい売れるかな、ぐらいで。」
岡田くん
  「ほぉ、まあね。すごいですからね。」
水野さん
  「でも、20万て、結構すごい事なんで。」
岡田くん
  「今の時代ね。すごいですよね。」
水野さん
  「そうなんですよ。
  ヨッシャー!って思って、これイケるぞ!と思ったら、
  途中から女性が、面白いっていうふうに言い出して。
  40万部ぐらいから、ちょっと怖くなってきまして。」
岡田くん
  「うん。」
水野さん
  「あっ、ヤバイと。
  こんな、なんか運がいい事が起きたら、なんか、神様がいて、
  チャラにして来るぞと、僕を。マイナスを・・・」
岡田くん
  「(笑)ケアしてくるぞと。」
水野さん
  「そうなんですよ。
  こんなプラスがあったから、絶対こう・・・」
岡田くん
  「どっかねえ。」
水野さん
  「なんか、ま、絶対落ちる事、あるじゃないですか。
  で、40、50、60、ってなって来ると。
  で、テレビドラマも決まってみたいな、なって来ると。」
岡田くん
  「映画も決まって。」
水野さん
  「そうなんですよ、ほんとに。
  で、正直、最初はテンション上がってたんですけど、
  途中からどんどん、もう、怖くなって来て。」
岡田くん
  「どうすんですか。170行っちゃいましたけど・・・」
水野さん
  「そんなんですよ。」
岡田くん
  「200まで行っちゃったら・・・」
水野さん
  「いやあ、でも、だから最近ほんと、家で籠って、ちょっと、プルプル震えてますよ。」
岡田くん
  「アハハハ!」
水野さん
  「(笑)そうなんですよ。何が起きるかって。」
岡田くん
  「いやあ、でも、今年は、うまく行ったんじゃないかなと。」
水野さん
  「今年は、だから、ほんとに良かったんですけど、その、そうですね、
  すごい、良かったんですけど。変化がたくさんあった年なんで。」
岡田くん
  「ぶっちゃけ、でも、幾つぐらい行くと思います? 200・・・」
水野さん
  「えっと、200万部は堅いでしょう。」
岡田くん
  「ハッハハハハ!」
水野さん
  「(笑)正直・・・はい。」
岡田くん
  「(笑)200万部、行ってんの、そうないですからね、いま。」
水野さん
  「いやあ、なかなかないですよね。
  ほんと、『ホームレス中学生』 とか、うーんそうですね 『東京タワー』 とか、
  最近では、っていうかんじですかね、はい。」
岡田くん
  「すごいですよね。」
水野さん
  「はい。」
岡田くん
  「また、だって、
  いま、舞台やってんのかな?」
水野さん
  「えっと、いま、ちょうど舞台やってますね。」
岡田くん
  「で、また、映画公開するときにまたねえ、ガーンと売れて。」
水野さん
  「いやあ。ちなみに、いま僕、映画の脚本書いてるんで。」
岡田くん
  「あっ、映画も、脚本も書いている・・・」
水野さん
  「それも、頑張って書いたら、相乗効果みたいなので。」
岡田くん
  「マンガにもして・・・」
水野さん
  「そうです。アニメも、なんか始まるとか始まらないとか、なんか・・・」
岡田くん
  「ガッポガポじゃないですか!(笑)」
水野さん
  「(笑)やー。」
岡田くん
  「ヤバイっすよね。」


(曲)
GWEN STEFANI FEAT.EVE 『RICH GIRL』
Rich Girl





岡田くん
  「これを、何で実用書じゃなくて、小説にしたのかなあっていうのが、あったんですけど。」
水野さん
  「ああ、なるほど。
  えっとですねえ、あの、そもそも最初、実用書の企画として始めた企画なんです、
  『夢をかなえるゾウ』 は。
  最初の、ほんとの一番最初の企画は “一日一個の成功法則”っていうコンセプトで、
  どのページを開いても、一日単位でできる何か。
  その、人生において大事なことが、ま、載ってると。
  で、360個、だからこう集めて来まして、
  ただ “人を褒める”っていうのは、一日でできるじゃないですか。
  そういうのを、もう360個集めて、本にしようと思って、出そうとしたんですよ。
  で、集めてみて眺めてたら、めちゃくちゃ面白くないんですよ、これが。
  もう、何なんだこれは、と。」
岡田くん  
  「まあ、でも、広い言い方すると、よくありますよね。」
水野さん
  「そうですよね。」
岡田くん  
  「本屋さん行けば・・・」
水野さん  
  「そうですよね。どこからでも食い付けるみたいな。」
岡田くん
  「今日の、いい言葉とか・・・」
水野さん
  「そう、それに近い感じで作ったんですけど、やっぱりその、ストーリーがないと、
  なんか、すごく自分が成長したいとか、これから未来がハッピーになってくぞ、みたいな、
  希望がやっぱり、その本にはなかったんで、じゃあ、どうしようってことで、こう、
  ストーリーを入れてみたり、あと、その時 もうすでに偉人の具体例、
  例えばその、松下幸之助さんが、こういうことを言ってたとか、
  本田総一郎さんが、こういうこと実践してたみたいな、具体例を入れてたんですけど、
  それをもっと面白く紹介できないかなって事で。
  ま、神様がいたら、神様がこう、
  『わしが育てたんやけど』みたいな事を、ホラを吹きながら いろいろ具体例を並べるみたいな、
   ちょっと変化してった感じですよね、最初からみたら。」
岡田くん  
  「なんで、インドの、“ガネーシャ” にしたんですか。」
水野さん
  「これはですね、あの、ほんともう、ガネーシャさんには失礼な話、
  僕もあんまり、そんな知らなくて、ガネーシャさんの事を。」
岡田くん
  「(笑)」
水野さん
  「で、神様だったら、こんな事ってほんと罰あたるんですけど、
  ま、正直、どれでもよかったというか・・・」
岡田くん  
  「ほーぉ。」
水野さん
  「神様っていう・・・だから、検索しました、インターネットで。
  で、いろんな、この、神様がいるんですね、世界には。」
岡田くん
  「いっぱい、いますよね。」
水野さん
  「そうなんですよ。  
  それを、プリントアウトしまして、ギリシャ神話の神様とか、部屋に貼ったんですよ。
  で、誰にしようかなっていう、もう、言ったら神様オーディション。
  こっち側から、僭越ながら、オーディションにかけさせていただいて、
  もう、いろんな神様いますよ、ギリシャ神話からなんかその、
  国の、宗教もたくさんいますし。日本にも、800いますからね、神様が。
  で、どれにしようかなっていったときに、
  やっぱり、ガネーシャって、ゾウの頭なんですよ。
  で、これほんと、面接でもよく言われるんですけど、
  ビジュアルが大事だっていうのは、まさにそうでしたね。
  彼は、彼は、圧倒的なビジュアルインパクツがすごいんですよ、もう。」
岡田くん
  「アッハッハ!」
水野さん
  「他の神様と比べて。」
岡田くん
  「あー。」
水野さん
  「なんだかんだ言ってもやっぱり、人だったり。」
岡田くん
  「そうですよね。」
水野さん
  「ゾウなんですよ、頭が。」
岡田くん
  「そうですね。」
水野さん
  「すごいな、キミは、と。(笑)
  しかも、よく見ると、牙が折れてるんですよね。 片方の牙が。
  二つ牙持ってるんですけど、折れてると。
  これって、神様としては、え? いいの?ってことなんですよ。
  完璧なのが神様の はずなのに、いきなり、
  “牙、折れちゃってます” みたいな感じで、こう、現われてきたんで。」
岡田くん
  「“アカンやん!” みたいな。」
水野さん
  「そうなんですよ。キミ大丈夫かね? みたいな。 アハハハ・・・」
岡田くん
  「(笑)そっからー!」
水野さん
  「そう。面白くなってきちゃって・・・」
岡田くん
  「だから、ちょっと大丈夫? みたいなので・・・」
水野さん
  「で、いろいろ調べて来たら、あっ、意外とこの人、メジャーじゃん みたいなところで。
  これを、神様として、その、物語の主人公っていうか、まあ、
  狂言回しの軸に据えたらどうなるんだろうっていうのが、
  書き始めたら、意外と面白くなってきまして、
  でも、やっぱり、僕自身が知らないんで、
  『あなた、誰ですか?』っていうことを、やっぱり、ガネーシャに向かって、
  書くわけなんですよ。主人公として。
  そしたら、ガネーシャはやっぱり、『いやいやいや、ガネーシャやから』と。
  『お前、わしも、知らんの?』みたいな。
  それで、ケンカを始めてるんですよ。
  いや、面白いなあと思って、あの、形になって行ったってかんじなんですよね。」
岡田くん
  「はーあ。
  気になったのが、『ウケる技術』 とか、『夢をかなえるゾウ』 とか、
  やっぱこう、生き方じゃないですか。」
水野さん
  「はい、はい、はい。」
岡田くん
  「なんで、そこに行ったんですか?」
水野さん
  「あ、これはですね。あの、僕の暗い過去に・・・」
岡田くん
  「あっ、触れちゃいます?」
水野さん
  「いやもう、実はこれ、でも、すごい話したい部分もあるんですけど。」
岡田くん
  「話して下さい。ぜひ。」
水野さん
  「ちょっと、中学時代からの話になるんですけど。(笑)」
岡田くん
  「(笑)さかのぼります?」
水野さん
  「あ、さかのぼっていいですか?」
岡田くん
  「(笑)ぜんっぜん、だいじょぶです。はい。」
水野さん
  「中学高校時代、僕、愛知県の男子校に通ってまして、
  中学高校エスカレーター式なんですけど。」
岡田くん
  「はい。」
水野さん
  「そこで、ひたすら、女の子にモテなくてですね、
  もう、中学高校で、女の子、手を繋いだ事もないみたいな生活だったんですよ。」
岡田くん
  「悶々とした・・・」
水野さん
  「そうなんですですよ。
  あの、当時 『ストリートファイター�』っていうゲームが流行ってまして・・・」
岡田くん
  「あー、そうですねえ、僕・・・」
水野さん
  「『スト�』世代 ですかねえ。
  ああもう 『ファイナルファイト』 から 『スト�』 に行く、っていう世代ですか。
  ああ、僕、地元のゲーセンの “LSI”っていうとこなんですけど、
  めちゃくちゃ強くなっててですね、あの“ガイル”っていうキャラクター・・・」
岡田くん
  「はいはいはい。 サマーソルトキックのね。」
水野さん
  「そうなんですよ! 僕、あの、いいですか? サマーソルトって、
  座って溜めて、立った瞬間に、キックボタンでサマーソルトじゃないですか。
  僕、立ったまま出せたんですよ。」
岡田くん
  「えっ、それ、ジャンプして降りて来てる瞬間じゃなくてですか?」
水野さん
  「いや、違いますよ。
  これ! おかしくないですか、岡田さん。(笑)
  立ったまま、サマーソルト出せるんですよ。」
岡田くん
  「僕はでも、ジャンプしてる、ジャンプして着地した瞬間に出せますけどね。」
水野さん
  「わかります! あの、溜めてる状態ですね。溜めてる状態、下を・・・
  ほんと、わからない人、何をいっとるの?こいつら、ってなってると思うんですけど、
  これちょっと、話させて下さい。」
岡田くん
  「はい。」
水野さん
  「ジャンプしてる間に、ガイルで溜めるじゃないですか。」
岡田くん
  「はい。 下でね。 下ボタンで・・・」
水野さん
  「下ボタンで溜めといて、で、敵に攻撃して、溜まってから打つじゃないですか。
  ただ、その下のレバーから上に上げる瞬間に、ガイルは、一瞬立ち上がるんですね。
  その何フレームかの間に、大パンチを、立った状態で打ち込む事ができるんですよ。」
岡田くん
  「はい。」
水野さん
  「で、どうなるかっていうと、“立ち大パンチ・サマーソルト” になるわけですよね。」
岡田くん
  「ハッハッハッハ! はいはい、はいはい。」
水野さん
  「要するに、初期の “スト�” では、やっぱり “ザンギエフ” の “立ちスクリュー”
  と同じぐらい難しい、と言われている、この “立ちサマーソルト” を、
  僕、完璧に操ってたんですよ。」
岡田くん
  「(笑)相当すごいですね。」
水野さん
  「相当すごいんですよ。 ていうのは、僕の青春時代で。」
岡田くん
  「そういうね、変わんないですよ。 僕も、“スト�世代” なので、
  ものすごい、逆手でね、持ってね。」
水野さん
  「そうなんですよ。 “ワイン持ち”っていうやつですね。」
岡田くん
  「ワイン持ちで、やってましたよね。」
水野さん
  「そうなんですよ。
  で、それが僕の青春時代で、このままじゃまずいと。
  このまま僕は、女の子としゃべらず終わってしまう、って事で・・・」
岡田くん
  「そっかあ。」
水野さん
  「大学に。東京へ出て来て、一番最初やったのは、恋愛マニュアル本を、
  紀伊国屋で、本屋で買い占めて来ると。」
岡田くん
  「おー。」
水野さん
  「で、一個一個読んで、試して行くっていうのが、僕の大学時代の・・・」
岡田くん
  「正直、ちょっと、あれですね・・・」
水野さん
  「はい。」
岡田くん
  「暗いですよね。(笑)」
水野さん
  「暗いです・・・まあ、そうですね。 暗いし、イタイっていうかんじな・・・」
岡田くん
  「正直、女の子にバレたら、気持悪いって言われますよね。」
水野さん
  「そうなんですよ。
  だから、それをすごい考えてて、やっぱり読んだ後に、一回捨てるんですよね。
  家にあったらヤバイっていうんで。」
岡田くん
  「呼べないですしね。」
水野さん
  「そうなんですよ。それで、12時ぐらいに、捨てに行くんですよ。
  でも、こう、家にいるとちょっと不安になってきて、ちょっと待てよ、と。
  でも、女の子に告白して失敗した後に、頼るもんがなかったら、どうするんだって事で、
  朝の3時ぐらいに、またゴミ(笑)その収集所まで行って、
  『ごめん、俺が間違ってた』みたいなかんじで・・・」
岡田くん
  「ごめんよ、って言って。」
水野さん
  「そうなんですよ。 で、持ち帰って来て・・・」
岡田くん
  「あー、でも、マンガの主人公みたいですねー。」
水野さん
  「ほんとにそうなんですよ。
  だから僕、“リアルのび太” なんですよ。(笑)」
岡田くん
  「(笑)」
水野さん
  「はい。 のび太は、恋愛しないですけど、
  基本的に、だからすごい 自分に不安で、自身もなくて、
  ま、頼る物といったら、のび太はドラえもんがいますから、いいですけど、
  僕はドラえもんはいなかったんで・・・」
岡田くん
  「本ですね。」
水野さん
  「マニュアル本を、読み続けてきたんですよ。
  それで、ひたすら、合コン行く前に、マニュアル本読んでみたいな。 で、行って、みたいな。
  で、女の子とワーっとしゃべってても、その飲み会の途中にトイレに行って、
  ちょっとメモるとか。」
岡田くん
  「あー。 実践をするために。 はいはい。」
水野さん
  「そうなんですよ。 で、これダメだったみたいな。
  ていうことが、僕の大学生活だったんですね。(笑)」


(曲)
FATBOY SLIM 『BECAUSE WE CAN』
ムーラン・ルージュ




 
 岡田くん
  「それで、その、そこに、マニュアル本に希望をもらったから?」
水野さん
  「そうなんですよ! それでやっぱり、あのー、
  僕は、マニュアル本しか、ぶっちゃけ読んでないですし。(笑)
  小説 読んだこと、あんまなくてですね。」
岡田くん
  「あー。」
水野さん
  「はい。 まず、マニュアル本を書こうってとこからしか、スタートできないんですよ。」
岡田くん
  「自分の、知っている・・・」
水野さん
  「そうなんですよ。」
岡田くん  
  「・・・ものだったりとか。」
水野さん
  「はい。ただ、そのマニュアル本を、誰よりも読んで来た人間として、
  “マニュアル本て、キモいよね”ってことは、誰よりもわかってるつもりなんですよ。
  やっぱり、その、家に置いてあったら、どうですか? 岡田さん、例えば・・・」
岡田くん
  「僕ねぇ、でもねぇ、恋愛物は読まなかったですけど、
  自己啓発系は、高校ぐらいの時に、いっぱい持ってたんですよ。」
水野さん
  「え、ほんとですか!?」
岡田くん
  「当時はねぇ、本屋の端っこにしかなくて・・・」
水野さん
  「そうなんですよ!」
岡田くん
  「もう、デール・カーネギーから・・・」
水野さん  
  「アハハハ・・・ありますからね。」
岡田くん 
  「何でも、なんだろう、言葉の、いい言葉とか。」
水野さん
  「はいはいはい、あの『名言集』ね。」
カーネギー名言集 新装版



岡田くん
  「『名言集』とか、やーたら集めて・・・」
水野さん
  「ほんとですか!」
岡田くん
  「読んでました。
  母親が来て『お前、だいじょぶか?』って言われた・・・」
水野さん
  「ですよね! そうなんですよ! だいじょぶか?って言われるじゃないですか。」
岡田くん
  「『お前ちょっと、精神的に病んでるんじゃないか』って。」
水野さん
  「アーハハハハ!
  やあ、もう、どんどん岡田さんのこと、好きになってるんですけど。」
岡田くん
  「(笑)そういう、恋愛物は読んでなかったですけどねえ。」
水野さん
  「ああ、なるほど。
  でも、僕も自己啓発も大好きで、ま、恋愛物か、自己啓発みたいなかんじで、
  家の本棚、ほとんど、そういう物だと、やっぱり友達が来ても『お前、大丈夫?』っていう、
  まさに、お母さんが『大丈夫?』って思われたように、
  ちょっと、この人、イタい人なんじゃないかって、思われる・・・」
岡田くん
  「悩んでんなーってね、思われますよね。」
水野さん
  「そうなんですよ!
  やっぱりそういう意味で、プライドも傷つきますし “僕達の”・・・
  で、そういうところがあったんで、
  (笑)すいません! “達”って言っちゃいましたけども。」
岡田くん
  「(笑)大丈夫です。 “僕達” ね・・・」
水野さん
  「一緒のチームにして、ちょっといま、失笑されたんで、
  やっぱダメだったんかな?みたいな。 一緒にしちゃって(笑)
  大丈夫ですか? いいッスか?」
岡田くん
  「(笑)いや、大丈夫です。 入れて下さい。」
水野さん
  「“チーム岡田” みたいなかんじに、水野も入ってていいですか?」
岡田くん
  「大丈夫。(笑)
  まあ、ちょっとね、『大丈夫?』とは思われますよね」
水野さん
  「そうなんですよ。 それを、僕、クリアしたくて、
  もっとポップな形に出来ないかなとか、
  もっと、持ってても、恥ずかしくない本に出来ないかっていうところで、
  さっきのその、ギャグであるとか、小説形式であるとかっていう、
  もういろんなものを組み合わせて、
  最終的に 『夢をかなえるゾウ』っていう形になったんですよね。」
岡田くん
  「うーん。じゃあ、なんだろう、人生の集大成みたいな物でもあるんですか。」
水野さん
  「そうですね。 一つの集大成ではありますね。
  今までの自分の経験と、やっぱり、本を読んで、いいなこれは、と思ったものは、
  基本的に全部試すようにしてるんで、そういうものの中で、
  これは絶対必要だなっていうものが、こう、あの形になっていったっていうか・・・」
岡田くん
  「いま一番必要だなと思っている言葉とか、偉人でもいいですけど、なんかありますか?」
水野さん
  「えっと、なんでしょうねぇ。
  いまっていうよりも、なんか僕がすごい好きなのは、ずーと常に思っているのは、
  ウォルト・ディズニーさんの例なんですけど、結構有名な話なんですけど、
  “ウサギのオズワルド”っていうキャラクターを作ったんですよ、ウォルトさんが。
  そしたら、なんか、契約で・・・」
岡田くん
  「騙されちゃうんですよね。」
水野さん
  「そうなんですよ!」
岡田くん
  「奪われちゃうんですよね。」
水野さん
  「そうなんですよ!」
岡田くん
  「部下もいなくなっちゃうんですよね。」
水野さん
  「そうなんですよ!
  あっ、もう 全然ご存じ・・・(笑)」
岡田くん
  「僕も、読んでますから!」
水野さん
  「アハハハハ! やっぱ、“チーム”・・・
  “チーム自己啓発” ですね。 “チーム岡田” として・・・」
岡田くん
  「読んでますから! “オズワルド”」
水野さん
  「やっぱり、こっち側の人間なんですね! 岡田さんも(笑)僕側の。」
岡田くん
  「もともと、細かったんですよね、耳もね。 ウサギなんですよね。」
水野さん
  「そうなんですよ!
  で、その、“ウサギのオズワルド” 奪われて、意気消沈して、実家の方に帰ってく、
  その電車の中で、あのネズミのキャラクターを思いついたっていう。
  それが、かの有名な “ミッキーマウス” だったっていう。」
岡田くん
  「逆境の中で・・・」
水野さん
  「そんとき思ったのが、なんかこう、実力っていうものがあれば、
  いろんな、なんか、障害があっても、最終的には社会に反映されるというか、
  だから、そんな焦ることもないし、いろんな障害があっても、
  ほんとに、今コツコツ自分の努力を積み上げて行けば、  
  最終的には絶対、お客さんは認めてくれるっていう事はありますよね。」
岡田くん
  「でも、やっぱ、実力はないと・・・」
水野さん
  「そう思いますね。」
岡田くん
  「夢は、あれですよね。 かなえられない。」
水野さん
  「でも、実力はたぶん、日々努力で確実に付いて来るものではありますよね。」
岡田くん
  「努力を忘れるな、っていう基本もあるっていう事ですよね。」
水野さん
  「そうですね。 あと、僕自身がすごく自信がなかった、才能がないってところを、
  コンプレックスにして来たんで、それはすごく、お客さんに言いたい事なんですよね。
  やっぱり、ずーっと、コツコツやって行くと・・・
  17の時に、ほんと、このままの人生ヤバイってことで
  生き方変えよう、っていうかんじで、
  東京に、大学で出て来てっていうかんじでやって来てるんですけど。
  なんか、僕より面白い人とか、僕よりすごい人って、ほとんどそうだったんですけど、
  ある日フッと、その人達と並んでいる瞬間があったり・・・」
岡田くん
  「おっ、感じますか?それ。」
水野さん
  「はい。 あっ!っていう、はい。」
岡田くん
  「へぇー、すごい。」
水野さん
  「そういう瞬間が、何度もあったんで。」
岡田くん
  「例えば、誰と並んだとかって、言えますか?」」
水野さん
  「えーっと、まぁ、具体的には、カスヤくんていう、あの・・・(笑)」
岡田くん
  「(笑)友達ですか?」
水野さん
  「僕の通ってた中学高校には、“お笑い四天王”っていうのがいて、
  それを、ウサミくん、モリモトくん、ヤマモトくん、で、カスヤくんだったんですけど。
  カスヤくんていうのはその、“シャンプー・リンス・混ぜご飯”ていう必殺技がありまして、
  なんか、友達から、又聞きでしかないんですけど、要するにその、
  男子校で女の子と遊んでる人達っていうのは、まあ、一部だけなんですね。イケメン達が。
  ただそこに“お笑い枠”っていうのがあって、
  やっぱ四天王から一人、参戦できるわけなんですよ。
  で、そのカスヤくんが参戦して、なんか面白いことやれって言われたみたいなんですね。
  女の子から。 で、いきなり振られ、むちゃ振りですわ、これ。
  どうしようかな、ってときに、まず、『シャンプー!』って言って、なんか、ドリンクを、
  頭から、かけたらしいんですよ。」
岡田くん
  「体、張ってますね。」
水野さん
  「やあ、もうガンガン体張っていくんですけど、カスヤくんは。
  で、もう、ドン引きというか『えー…』ってなってて。
  でもカスヤは、恐れず次に行ったんですよ。
  『リンス!』って言って、今度は また水を頭からジャッパーといって。」
岡田くん
  「ほぉー。 かぶせてったわけですよね。」
水野さん
  「そうなんですよ。それで、どんどん引いて行くじゃないですか。
  普通そこで止めるのに、カスヤは『混ぜご飯』て言って、机の上の、ホッケやら焼きそばを、
  両手づかみにして、頭に塗り込んだらしいんですよ。
  これにはもう、店員100名爆笑らしくて、すげえぞ!と。」
岡田くん
  「すごいですね。」
水野さん
  「すごいですよね。」
岡田くん
  「そこまで行けるってのは、すごいですよね。」
水野さん
  「僕、それ聞いてもう、いきおい顔面蒼白ですよ。 学校で。 勝てねえ!と思って。」
岡田くん
  「(笑)あー、はいはい。」
水野さん
  「はい。で、そういうカスヤを、僕はライバルにして生きて来たんですけど。 25の時。
  だから、カスヤその事自体忘れてるんですよ。
  “シャンプー・リンス・混ぜご飯”自体。
  で、僕はずうっと“カスヤを倒す”っていうので生きて来て、
  25の時、ウサミくんが結婚したんですよね。
  で、結婚式や、ってことでみんながこう、集まって来たんですよ。その高校時代のヤツらが。
  で、なんか余興みたいなかんじで、面白かったヤツと僕が、こういうふうに並んで、
  トークしたりなんかもういろいろやりながら、女の子を奪って行くみたいな
  余興があったんですけど、これもう、僕の一人舞台でしたね。(笑)」
岡田くん
  「(笑)大人んなって。」
水野さん
  「25や6ぐらいの時に、その間、僕ずうっと、そういう、お笑い番組チェックしたりとか、
  マニュアル本、コミュニケーション本も読んで、ずうっと・・・」
岡田くん
  「磨いてきたから。」
水野さん
  「磨いて磨ききって来て、25、6のときカスヤに勝ってる自分を発見したわけですよ。」
岡田くん
  「向こうは、やめたんでしょうね。どっかでね。」
水野さん
  「もう、向こうは、ほとんど止まってましたね。
  やっぱりすぐ脱いで みたいな方向に行ってましたから(笑)」
岡田くん
  「でもね、そっち方向で行ってたけど、こっちは磨いて来たんだと。
  刀を、たたき続けてきたんだと。」
水野さん
  「刀を、ずうっと。
  向こう側が、ヘラヘラやってる間に、ひたすら、コンコン、コンコン、
  もうトウジ(刀工?)さんのようにやって来て、打ち倒したんですよね。」
水野さん
  「その時に、あっ、努力で人って変われるんだなっていう。はい。」
岡田くん
  「あー、すごい。」
水野さん
  「僕ん中では、伝説の一日だったんですけどね。 はい。」


(曲)
CULTURE CLUB  『DO YOU REALLY WANT TO HURT ME』
Kissing to Be Clever





岡田くん
  「でも、今度の 『大金星』 今年12月発売する・・・」
水野さん
  「これがですね、まさに今、僕がお話した、中学高校時代、ゲームに捧げた男が、
  大学入って東京来るんですけど、なかなか大学デビューもできなくて、
  どうしようかなっていう、もう冴えない日常送ってると、たまたまこう、渋谷で、
  ま、ちょっと、謎の男に出会うみたいな・・・」
岡田くん
  「また、出ちゃいますよ。」
水野さん
  「そうなんですよ。あの、なんと20年間 山に籠って、恋愛修行してきたって男なんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
水野さん
  「どうですか、岡田さん、これ。
  やあ、ちょっと聞いて下さい。 女の子と一緒にしゃべらないといけないじゃないですか、
  恋愛修行って。 それが山の中ですよ!
  女を絶ってウサギとかイノシシ相手に、ひたすらこう・・・」
岡田くん
  「恋愛修行・・・」
水野さん
  「そうなんですよ。 男からは大絶賛ですね。」
岡田くん
  「まあ、そうでしょうねえ。」
水野さん
  「そうなんですよ。 もう、面白い面白いと。 で、女性。
  特にさっき僕が言った 『夢をかなえるゾウ』って、ほとんど女性が読者なんですよね。
  その人達からもう、水野なに考えてるんだ?と。 早くも!」
岡田くん
  「でも、男はこういう気持ちでいるんだよ、みたいな女性の勉強にもなりますよね。」
水野さん
  「そうなんですよ。 なってほしいんですけどねぇ。 ほんとに、はい。」
岡田くん
  「へぇー。 楽しみですね。」
水野さん
  「はい。ぜひ、ほんとに。」
岡田くん
  「『夢をかなえるゾウ』 をさらに発展させた!っていう。」
水野さん
  「それは、もう、ちょっと、売り文句として、ここはちょっと・・・」
岡田くん
  「そんなこと言ってますけど、編集者のみなさん、大丈夫ですか?
  『ダメです』って言ってますよ。」
水野さん
  「いや、吹かないと、やっぱりこう・・・」
岡田くん
  「『大金星』 があるわけですよね。 泣ける?」
水野さん
  「いや、泣けますし、笑えますし、ま、役にも立つみたいな、はい。」
岡田くん
  「まあ、役に立てる本て、でもまあ、必要とされてますよね。時代的にも。」
水野さん
  「そうですね。まあ、僕自身がまた、そういう、
  マニュアルを肥料にして育って来た生き物なんで・・・」
岡田くん
  「(笑)自分の書いた。書いて、身になって行くみたいな感じですか?」
水野さん
  「あっ、それはでも、ありますね。」
岡田くん
  「役立ってますか? 恋愛マニュアルは。」
水野さん
  「あっ、それはすごい役立ちますね。 僕、基本的に恋愛に向いてない人間なので・・・」
岡田くん
  「結婚はされてないですか?」
水野さん
  「あ、してないですね。 はい。2008年はその、キスもしてないです、僕。(笑)」
岡田くん
  「(笑)その人がぁ・・・
  それ、あんまり言わない方がいいですよ。 あの、それ言わない方がいい。
  『大金星』 出すにあたって、一年間キスしてないっていう人が・・・」
水野さん
  「・・・いう男の 『大金星』 なんて、読みたくないですからね。」
大金星





岡田くん
  「面白いですよね。水野さんはね。」
水野さん
  「やあ、どんなんでしょうねぇ。もう、ほんとシャカリキに生きてるだけなんで。」
岡田くん
  「はい。 モテそうですけどねぇ。」
水野さん
  「やあ、僕。あっ、小学校の時、すごいモテましたね。
  小学校の時、すっごいモテたんです。」
岡田くん
  「あー、小学校の時。」
水野さん
  「はい。 黄金時代って今でも、やっぱり振り返りますね。」
岡田くん
  「これから来ますよ。」
水野さん
  「やあ、来たいですねえ、ほんとに。 まだ、来てないですね。」
岡田くん
  「でも、もう今すでに寄って来ないですか?
  200万部行く作家さんなわけですから。」
水野さん
  「いやあ、これが、現実・・・
  いや、意外となかなか本て、そうでもないんですよ。これが。」
岡田くん
  「いまの時代。」
水野さん
  「そうなんですよ。 飲み会とかに、ちょっと調子乗って行った時もあったんですけど。
  本が100万部越えて、あっ、これは、モテるぞ、と。
  で、行ったら、いや、『夢をかなえるゾウ』 知らないって言われまして、
  いやいや、今すごいんだよと。100万部なんだよと、自分でプレゼンを。 はい。」
岡田くん
  「(笑)そこで、プレゼンするからいけないんですよ。」
水野さん
  「すると、そうです。 どんどんダメになって行くんですけど。」
岡田くん
  「『自分で、スゲェって言ってるけど』っていう事になっちゃう。」
水野さん
  「ていうことになっちゃうんですけど、
  言わないと、ただの こんなのっぺりとした顔の男ですから、ガンガン言うしかない、
  ってことで言うんですけど、やっぱり今おっしゃったように、この人だいじょぶ?
  みたいな空気になって行くんですよね。
  さっき、ドラマの、スペシャルドラマが決まって、『誰が主演?』みたいに、
  ま、『小栗旬さんです』って言うと、『小栗旬さん!!』みたいな。
  水野そっちのけで、(笑)『どんな人だった?』みたいな。
  いや、まあ僕も、だから、二言しかしゃべってないんですけど、
  『まあ、すごいいい人だったよね』みたいな。 アハハ!
  “虎の威を借る狐”みたいな入り方で。
  どうですか? もう想像できませんか。 僕が飲み会で、モテてないかんじ。」
岡田くん
  「いや、ねえ、これからモテると思いますよ。
  ただ、恋愛ノウハウの本は、役に立ってなさそうだなあとは思って・・・
  言っちゃいけないですよね。 100万・・・プレゼンしちゃいけないですよね。」
水野さん
  「そこなんですよ! そこはやっぱり、だから・・・」
岡田くん
  「我慢できない?」
水野さん
  「我慢できなくて言っちゃうんですけど。」
岡田くん
  「それがでも、その主人公。 この本の面白さだったりとか、するんですよね。」
水野さん
  「そうですね。 やっぱりいままでのマニュアル本て、
  たぶん成功した人が書いてたと思うんですけど、別に成功してない僕が、
  等身大のキャラとして、物語の中に入って行くっていうかんじなんですね。
  で、“ガネーシャ”であったり、今回の 『大金星』 の花村春男っていう人は、
  僕が、要するに、いいと思った考え方であるとか、素晴らしいと思った、一部の、まあ、
  数少ない恋愛経験の中から、これだと思った物を散りばめて行ってるんで、
  より、読者の方に近いんじゃないかって。」
岡田くん
  「やっぱり思うのは、達観した人は、いないですよね。
  よく、啓発本とかって、やっぱ、なんか完璧な人がいる・・・」
水野さん
  「そうなんですよね。まさに、著者であったり、上からこう、ガッと、正しい・・・」
岡田くん
  「『これは、こうですよ』とかって言われる事が多いですよね。」 
水野さん
  「そうなんですよね。」
岡田くん
  「なんか、これが正しい事で・・・」
水野さん
  「まさに、そうなんですよね。」
岡田くん
  「でも、それがないっていう。 親しみやすいというか・・・」
水野さん
  「やっぱり、“チーム岡田” として、『それ、どうなの?』っていうアンチテーゼを。
  上から教えてくるの、どうなの? と。」
岡田くん
  「どうなの?と。一緒に上がって行こうよ!でね。」
水野さん
  「そうなんですよね。 それを僕は、突き付けたんですよ!」
岡田くん
  「素晴らしい・・・」
水野さん
  「あの、“チーム岡田” の特攻隊長として、社会に・・・」
岡田くん
  「“チーム岡田” のね。」
水野さん
  「言ってやりましたよ! 今回。」
岡田くん
  「言ってやりました?」
水野さん
  「ガツンと、リーダー! 言ってやりましたよ! オレ。」
岡田くん
  「ありがとうございます。」
(二人で、爆笑)


岡田くん
  「あのー、でも、最後に、お聞きしたい事があるんですけど、
  やっぱり最終的に大事な事は、“行動する事” ですか?」
水野さん
  「そうです。 やっぱりその、僕は本の著者として思うのは、やっぱりその、
  絶対、読者の方をすごく、大幅に変える事って、できないと思うんですよ。
  『こうしたら上手くいくよ』っていうのは、ひとつの希望であって、
  その方法がわかったからといって、すぐ、明日からできるわけじゃなくて、
  『あ、行けるかもしんないな』
  って思って、一歩踏み出して、やる事によって、いろいろ学ぶじゃないですか。
  だから、ほんとに僕も、僕自身もいろいろ読んで来て、
  でもやっぱり試したり、実践したら、やっぱりそこから学ぶ事があって、そうして
  成長して行くっていう、そのプロセスは、絶対に、それ以外、成長できないと思うんで、
  やっぱり何か、新しくやってみるっていう事とか、
  いままでとはちょっと違う事をやってみるっていうのが一番大事だと思いますけどね。」
岡田くん
  「さすが、いま、眼が変わりましたね。」
水野さん
  「あ、ほんとですか?」
岡田くん
  「真面目なとこもある・・・」
水野さん
  「ギャップ理論ですね。 誰を落そうとするのかは、わからないんですけども、僕も。(笑)」
岡田くん
  「もし、今、時代的に、やっぱ不景気だったりとかいろいろありますけど、
  うーん、来年に向けて、これを聴いてる、ラジオの皆さんに、一言、言えるとしたら、
  何がありますか?」
水野さん
  「一言あるとしたら、やっぱりあの、いままでやってない事をやてみた方が、
  いいと思うんですよね。 それは、一日単位でもできる事だと思いますし、
  1か月単位でもどっちでもいいんですけども、
  ほんとにやりたい事があったら当然やってみるべきだし、
  あと、いままでちょっとマンネリだなあと思ってたら、違う、
  もうとにかく、なんでもいいと思うんですけど、何か、ほんとに違う、
  今まで買ってなかったものを買ってみるとか、違う道で歩いてみるとか、
  何でもいいんですけど、違う事やると、やっぱり発見はありますよね。」
岡田くん
  「発見があって、なんか繋がったりしますもんね。
  自分がいま悩んでる事、考えてる事と違う事やるとか・・・」
水野さん
  「そうですね。 あっ、あと、好奇心で動くっていうのが、僕、意外と、最近思うんですけど、
  リスクが少ないというか、なんていうんでしょうね。
  例えば、僕、ビジネスっていうのが、すごく面白いと思って、自分で会社を作って、
  いろいろやってみた時期があったんですよ。
  そんなには、上手くいってないんですけど、
  そこを、すごくその当時は、ビジネスって面白いなあと思って、本読んで勉強したりして
  やってたんで、それを例えば 『夢をかなえるゾウ』 っていう本に、
  必ず繋がってるんですよね。
  だから、好奇心で動くと、自分はそれを楽しいと思ってやってるじゃないですか。
  そしたら、他の人に、追体験させてあげれるっていうか、
  こんな楽しいんだよっていう事を、伝えられるんで、その分、そこに何か、
  サービスが発生したりとか、仕事に繋がって行くっていう事って、すごいあると思って、
  だから、好奇心を殺さない方がいいかなっていうのは、ありますね。」


(曲)
DARYL HALL 『 CAN'T STOP DREAMING』
Can't Stop Dreaming






(対談が終わり、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、水野さんとお話をさせていただきました。
えーと、どうだったんでしょううねえ。
今日、聴いてくれた、男の人は、ものすごい楽しかったとは思うんですけども、
女性は、もしかしたら引いたかもしれないなあとも思いつつ。

でもねえ、あのー、男からするとねえ、魅力的な人ですよ。 面白くて。
あのー(笑)ラフで。 隠さなくて。 気取らなくて。 素直でいいなあって、思う人ですし。
うーん、男に好かれる人ですね、きっと。(笑)個人的な事を言ってもあれなんですけどね、
やっぱ、最後に言っていた、
『好奇心を忘れないでくれ』っていうようなことを、言ってたと思うんですけど、
やっぱ、不景気っていう事が、実際来年、物凄く強く、体感をしていくんだろうなっていうふうに
思うんですよ、今年よりも、来年の方が。

そうなると、好奇心。
やりたくても出来ない、じゃ何をやればいいんだ。 何が自分はほんとは、やりたいんだろうとか。
えー、でも、人が、いいなあと思う事をやりたいと思うから、
自分はほんとにやりたい事よりも、
世間一般的にいい事をやりたいっていうのが、やっぱり人の心理になるので、
自分のやりたい事が、見当たらなくなってしまうんですよね。
きっと、ほんとにやりたい事、何だろう。 あと、やりたい事、何だろう、っていうので。
でも、実際は結構、探したり、子供の頃から思ってた事だったり、
いろいろ探すと、好奇心て出てくると思うんですよね。

で、最後の方に言ってた、
『何かを始めて下さい』っていう事と、
『始めれば何か好奇心が生まれるかもしれないし、
なんか気付く事があるかもしれないし』 っていうこと。
全部、好奇心に繋がる事を言ってるなあと思っていて、
やっぱ、そこがすごく来年、大事になって来るんだろうなっていうのは、僕も感じますし、
だからぜひ、自分の、
今までやってない事、永くやってなかった事っていうのを、
みなさん、来年、チャレンジしてもらえたら嬉しいなと思います。」


(曲)
FRANZ FERDINAND  『DO YOU WANT TO』
Do You Want To  [7 inch Analog]






(水野さんのコメント)

「岡田さん、すごい、いい人で、
優しい目でこう、見つめられると、
もう、どんどんしゃべっていいんじゃないかな、みたいな感じになっちゃいまして。
普段の、もう、1.5倍、2倍ぐらい、結構しゃべらせていただきましたね。
もう、ほんとに素晴らしい方でした。 はい。
僕、ほんと、“チーム岡田” の一員だと思っているんで、
今後もほんと、仲良くしていただけたらなあ、みたいな。 はい。」



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