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2009/04/12 on air 「良いおもちゃって何ですか?」                     (guest) 多田千尋さん

いつでもできる親子あそび―春、夏、秋、冬、パーティで…。



いつでもできる親子あそび


多田 千尋



(オープニング)

「こんばんは、岡田准一です。今夜も始まりました 『Growing Reed』
この番組では、毎週一つのテーマの専門家をお呼びして、徹底的に質問。
番組の終わりには“考える葦”として、
僕も皆さんと一緒に成長したいと思います。

突然ですが、みなさんは、おもちゃは好きですか?
ゲームを好きな人は多いと思いますけど、おもちゃって、今 どうなんでしょうか。
積木とか、ブリキとか、ミニカーとか、女の子なら 人形や、ぬいぐるみとか、
そういう おもちゃは、時代を越えて 残って行ってほしいと思いませんか?
すごーく国民性の出る 大事な文化だと思います。

今日は、そんな おもちゃを集めた“東京おもちゃ美術館”の館長、
多田千尋さんをゲストにお迎えします。

多田さんは、1961年生まれ。
明治大学法学部卒業後、モスクワ大学系属プーシキン大学に留学。
あわせて、科学アカデミー就学前教育研究所、国立玩具博物館の研究生として、
幼児教育・児童文化・おもちゃなどを学んだそうです。

近年は、おもちゃコンサルタントを全国に4千人養成し、
福祉施設や病院への ボランティアの派遣や、
幼稚園、保育園、福祉施設の、芸術教育を推進しています。
現在は、東京おもちゃ美術館館長の他、芸術教育研究所所長、早稲田大学講師を、
務めていらっしゃいます。
そんな多田さんに、今日は 『良いおもちゃって何ですか?』 をテーマに、お聞きします。

J-WAVE 『Growing Reed』
新しい一週間、最初の60分。ぜひ、一緒にお付き合いください。」



(曲)
JUSTICE 『D.A.N.C.E.』
Cross





岡田くん
  「いまこう、目の前に おもちゃを並べていただいてますけど、
  これは、何の おもちゃ達ですか?」
多田さん
  「例えばですね。これ“ガリガリ棒”っていいましてね。」
岡田くん
  「ガリガリ棒。」
多田さん
  「おそらく岡田さん、こういう楽器は、よくご存じだと思うんですけど。」
岡田くん
  「はい。」
多田さん
  「これは、ガリガリ回しますとね、プロペラが回り始めるんですよ。」
(ガリガリと、おもちゃを動かす音)
岡田くん
  「おー!スゲエ! ハハッ!(笑)」
多田さん
  「なんか、私の指の先に、なんか、モーターかなんか 付いてるようなかんじですよね。」
岡田くん
  「はい。」
多田さん
  「ちょっと、チャレンジしてみますか?」
岡田くん
  「こーれは、すごいですね。 あの、ほんとに木で出来た。
  あー、でも、優しい手触りですね。」
多田さん
  「竹トンボのような形、してますけどね。」
岡田くん
  「竹トンボの、えーと、柄の部分に、こう、段々になってて、そこ削る・・・
  そこ、もう一個あるやつで削ると?」
多田さん
  「はい。」
(ガリガリ、ガリガリ・・・)
岡田くん
  「回らないですねえ・・・アハハ!」
多田さん
  「(笑)」
岡田くん
  「僕の場合、回らないですねえ。」
多田さん
  「これ、岡田さんがね、遊びの力 が、ちょっと低下して、
  “遊びの栄養失調状態”に陥ってるのかもしれませんね。」
岡田くん
  「遊びの栄養失調ってあるんですか!」
多田さん
  「あります、あります。」
(ガリガリ、ガリガリ・・・)
岡田くん
  「アッハッハ! 全然・・・」
多田さん
  「これ、何本か、番組が終わるまで・・・」
岡田くん
  「全然、回らないですけど。 おかしいなあ・・・
  ちょっと。ちょっと、もう一回やってもらっていいですか。」
多田さん
  「そうですね。これ、しっかりと握ってですね、ここの振幅を細かくするんですね。
  そうするとね、もう勢いよく、こうやって回り始めるんですよね。」
岡田くん
  「あー、ほんとだ。 回ったー。」
多田さん
  「例えば、こういうふうにですね、
  手の運動、指の運動を、一生懸命 促すような おもちゃもあれば、
  あと、こういうものもあるんですよね。
  これは、アメリカ製ですけどね、最初 私、こけし かと思ったんです。」
岡田くん
  「こけし みたいなものですね。」
多田さん
  「はい。 それでもう、何かもう、雑駁に作ってましてねえ、
  もう、日本のこけし見せてやるそ!ってぐらい 雑に作られたものですけどね、
  ところが、こけし じゃなかったんですね。」
岡田くん
  「これ、何ですか?」
多田さん
  「これね。」
(“ポッツポー”と、汽笛の音)
岡田くん
  「あー・・・」
多田さん
  「これ、アメリカの、ホイッスルを作ってる専門メーカーが、
  おもちゃ業界に参入して来たときの おもちゃなんですけどね。」
岡田くん
  「へーえ。」
多田さん
  「これ、蒸気機関車の音のね、素晴らしいものなんですよね。」
岡田くん
  「ほんとに、蒸気機関車の音がしますね。」
多田さん
  「はい。 これを、例えば、老人ホームなんかに持って行きますとね、
  認知症になった お年寄りたちが、いきなり話し始めるんですよ。」
岡田くん
  「へーぇ。」
多田さん
  「『あの時、上野に着いてね~』とかですね。
  『トンネルに入っても、窓閉めない、おっちょこちょいの客がいるんだ。
  そういうヤツはね、後ろから蹴っ飛ばしてやるんだ』なんて、
  突然、話し始めるんですよね。(笑)」
岡田くん
  「へーぇ!」
多田さん
  「そういうこと思いますとね、おもちゃって一体、何だろうってね、
  いつもねえ、感じちゃうんですよね。」
岡田くん
  「おもちゃって、何ですか?
  たくさん、こう、用意していただきましたけど。」
多田さん
  「おもちゃは、基本的には、生活道具なんですよ。」
岡田くん
  「例えばね、生活道具って、必ず何かのために あるんですよね。
  例えば、まな板だとか、鍋やかんは、食生活 豊かにするための生活道具ですね。
  おもちゃっていうのは、
  人と人とのコミュニケーションを豊かにするための生活道具だったりとか、
  あと、人間に、何か、物を作らせたくなるようなね、
  クリエイティブさを掻き立たせるような、そういう道具だったりとかですね、
  やっぱり、そういう、遊び心満載の道具なんですよね。」
岡田くん
  「うーん・・・で、大人達も、全然、遊べるんですか?」
多田さん
  「もちろんです。
  私、だいぶ前に、ドイツ行って、おもちゃ屋さん 覗いたらですね、
  おもちゃのパッケージに、年齢表示があったんですけどね。
  “3歳から99歳”ってあったんですよ。」
岡田くん
  「ほほぅ。だいたい、ないですよね。
  日本だったら、9歳までとか、11歳までとか。」
多田さん
  「3歳からとかね。 99歳までってことは、
  これはもう、ロングライフで、楽しんで下さいと、いうようなものなんですよね。
  たから、赤ちゃんでも楽しめ、しかも、お年寄りになっても、手ごたえ感じるような、
  そういう道具。 そういうものでね、本来は あるはずなんですよね。
  でも、いままで、あれでしょ。おもちゃイコール子供のものっていう印象、
  強くなかったですか?」
岡田くん
  「印象は、やっぱり ありますねー。」
多田さん
  「ありますよね。
  「例えば、これなんかも、あのー・・・」
岡田くん
  「コマ。」
多田さん
  「宮城県のね、コマなんですけどね。回しましてね、こうやって・・・」
(カラカラ、コマの音)
多田さん
  「仕掛けコマですよね。
  コマの周りをね、小さな お皿2枚が、クルクル クルクル、こうやって回転するような、
  こういうコマなんです。」
岡田くん
  「ほーぉ!」
多田さん
  「こういう、あの、伝承玩具ですよね。
  これはね、大人達を魅了しますよ。(笑)」
岡田くん
  「(笑)たしかに。
  コマの周りに、傘の、みたいなのが、クルクルクルクルと今 回ってるんですけど。」
多田さん
  「そうなんですよ。
  ですから、おもちゃっていうのは、世代を越えた、人間にとって とても大切な、
  生活道具だっていうふうに思ってるんですね。」
岡田くん
  「うーん。
  でも、今日 持って来ていただいたのは、木で、すごい温もりがあって いいですよね。」
多田さん
  「はい。あの、よく、おもちゃ作家達に、いろいろと話を聞きますとね。
  やっぱり、木っていうのは、人間に愛されやすい素材だと。たしかに、そうなんですよ。
  ただね、人間にとって、最も心地いい素材って何かっていうふうにね、僕、
  ある専門家に尋ねたら、その方がですね、
  それは、人間の肌だって言うんですよね。
  肌が、最も、人間にとって贅沢な素材で、誰もが心地良く感じるものだと。
  だから、赤ちゃんの ほっぺたを、こうやって、撫ぜ撫ぜってしてあげると、
  赤ちゃんにとって、とても素晴らしい、スキンシップ等になるわけですね。指とかね。
  それで、実は、2番目が、木なんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「でも、おもちゃ職人達が、人間の肌で、おもちゃ作るわけにいかないので、
  しょうがなく、木で作ってるんです。みんなね。」
岡田くん
  「はーぁ。ほんとは じゃあ、人間の肌で作りたい(笑)
  っていうのが あるってことですか。」
多田さん
  「ほんとはね。 でも、それはもう、どう検討したって 不可能だから(笑)
  ですから、しょうがなく、木で作ってるっていうぐらい(笑)
  私達は、謙虚になった方がいいと思うんですね。」
岡田くん
  「はー。」
多田さん
  「はい。
  例えば、これ、ドイツの、木の車ですけれども。
  この、木の車を作ってる、おもちゃメーカーの社長はですね、
  お母さんの背中で 遊んでもらいたいために、この、木の車を作ったって言うんですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「それで、人間の体が 道路になるとですね、気持ちいいんですよ。
  ちょっと、例えば、手を伸ばしていただけますか。」
岡田くん
  「はい。
  あー、気持いいですね。 マッサージ効果があるみたいな。」
多田さん
  「はい。 で、こういう遊び方をしますと、必ず、
  いま、岡田さん、何気なくポロって お話ししてしまいましたけど、
  何か、話したくなるんですよね。」
岡田くん
  「はーぁ! なにかこう、出て来る。」
多田さん
  「出て来る。黙ってることが苦痛になる。
  だから、子供が、お母さんの背中で、こうやって5分も10分も遊んでてですね、
  お母さんが、じいっと黙って 石のように固まってる人は、いないわけですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「子供を、機械を操るかのように、こうやって、じいっとしていることより、
  何か、話が始まるんですよね。
  これも、おもちゃの、一つの特徴であるんです。」


(曲)
MIKA 『LOLLIPOP』
Life in Cartoon Motion





岡田くん
  「なぜ、おもちゃ美術館、東京おもちゃ美術館を作られたんですか?」
多田さん
  「これ、とても簡単な話で、
  うちの父がですね、いまから25年前に、おもちゃ美術館を作ったんです。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「実は、美術教育の専門家だったんですが、
  ヨーロッパとかアメリカの方に、しょっちゅう行ってたんですね。
  そうしましたらね、あるとき、
  赤ちゃんが、素敵なガラガラを振って遊んでたんですよ。
  その時のガラガラが、こういうガラガラだったんですけどね。」
岡田くん  
  「はーあ。 これ、民族系の・・・」
(シャカシャカと、ガラガラの音)
多田さん
  「はい。いや、これ実はね、フランスのガラガラなんですよ。」
岡田くん
  「あら・・・」
多田さん
  「それで、この中に、7つの石が入ってまして、こうやって遊んでたんですね。
  そうしたら、うちの父、これ見た瞬間 『アートだ』 と思っちゃったんですよ。
  こんな、アーティスティックな素晴らしいガラガラで遊んでる、と。」
岡田くん
  「あの、たぶん、僕等が知ってるガラガラのイメージとは、違いますよね。
  木で出来ていて、なんだろう・・・」
多田さん
  「ねえ。それで、あの、
  『もしかすると、人間が初めて出会うアートって、おもちゃ なんじゃないか』って、
  父は、思ったんですね。」
岡田くん
  「はぁー。」
多田さん
  「いまから、もう40年ぐらい前の話なんですけどね。
  それで、『もしアートだとするならば、美術教育の専門家である俺は、
  おもちゃのことも 研究しなきゃいけない』ということを思いついてですね、
  それで、興奮気味に、日本に戻って来て、
  『これから、世界各国のおもちゃを集め始めるぞ』と。
  それでもう またたく間に、100カ国15万点ぐらいの おもちゃを集めちゃったんですよね。」
岡田くん
  「うわぁー。」
多田さん
  「はい。それで、それ 倉庫に しまいっぱなしじゃもったいないので、
  いろんな、小学校の先生、幼稚園の先生ですね、
  自由に見れて遊べるような、そういうミュージアムを作ろう、と。
  それで、おもちゃ美術館ていうものを、
  25年前に、東京の中野っていうとこに作りました。」
岡田くん
  「いまは、変わったんですよね。」
多田さん
  「そうです。それで、
  私と父の夢は、この おもちゃ美術館を大きくしたい、と思ってたんですが、
  父は、その夢 果たせずに、いまから、13年前に亡くなるんですが、
  私もですね、どうも打開策がなくて、悶々としてたんですね。
  そうしましたら、新宿区役所の方から、電話が掛かってきまして、
  『廃校になった小学校が、四谷にあるんだけれども、
  その廃校の小学校に、おもちゃ美術館、全面移転することは出来ませんか?』
  という電話が、掛かって来たんですね。
  実は、住民の方達が、学校に、おもちゃ美術館が移ってくれることを、
  大いに望んでらっしゃる、と。」
岡田くん
  「へーえ!
  住民が、望んでくれたんですか。」
多田さん
  「そうなんですよ。  
  それで、どうして住民が、 そういう お気持ちになってくれたのかなと思ってですね、
  いろいろと お尋ねしましたら、
  その校舎が、実は、昭和10年に建てられた、戦前の 歴史的建造物だったんですね。
  奇跡的に、戦災を免れたんですよ。
  住民にとって、宝なんですね。
  だから、廃校になることは、子供が少なくなってますからね、しょうがないにしても、
  この校舎だけは、絶対に壊さしたくない、と。」
岡田くん
  「うん。」
多田さん
  「それで、じゃ、どうすればいいかってね。
  かつての賑やかさを、もう一回、取り戻せばいいんじゃないか、と。」
岡田くん
  「うん。」
多田さん
  「それで、たまたま何人かの方が、おもちゃ美術館をご存じで、
  『引っ越してきて下さい』と。
  それで、区役所の方も、それに、全面的に応援をして下さることになってですね。」
岡田くん
  「なんか、スポンサーを、一般公募したりとか したんですね。」
多田さん
  「そうなんです。
  だから、私達も、12の教室を使って、広々とした おもちゃ美術館が出来ますんでね、
  二つ返事で、もう、引き受けたかったんですけどね、お金なんですよね。」
岡田くん
  「お金が、キツイと。」
多田さん
  「キツイです。おもちゃ美術館テイストに、仕上げていくためにはね。やっぱり すぐ、」
岡田くん
  「掛かりますよね。」
多田さん
  「1億だって、2億だって、掛かっちゃうんですよね。
  私達、ちっぽけな、NPO法人でやってましたからね、
  寄付金を集めようってことになって、
  それで、あの、“一口館長”っていうのを募集したんですね。」
岡田くん
  「はいはい。」
多田さん
  「『一口館長 募集中』って、
  『一口一万円、払っていただくと、
  半永久的に、あなたの名前が、おもちゃ美術館に残ります』って言ったらですね、
  全国各地から、1200人ぐらいの方が。 続々と寄付金が集まりまして、
  それで、3千万近くですね、お金が集まって来たんですね。
  で、いろんな銀行も『そういう夢には、これからの銀行も、お役に立ちたい』
  とか言ってですね、支店長の方も、熱くなってくれまして。」
岡田くん
  「ほうほうほう。」
多田さん
  「それで、融資も降りたりとか、いろんな様々な お金をつくってですね、
  なんとか、8千万くらい できたんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「それで、おもちゃ美術館、出来上がったんですよね。」
岡田くん
  「テーマは、何だったんですか?」
多田さん
  「テーマはですね、二つあります。
  一つはね“木のおもちゃの森林浴”」
岡田くん
  「うーん。それは、やっぱり、木で出来て・・・」
多田さん
  「はい。日本の木ですね。」
岡田くん
  「日本の木で。」
多田さん
  「日本の木での、森林浴をしてもらいたいなと。おもちゃで、してもらいたい。
  だから、香りがプンプンします。」
岡田くん
  「現場に行くと。」
多田さん
  「はい。だから、青森の青森檜葉ですとか、あと、九州の檜ですとか、
  いろんな木の、ブレンド状態ですよね。」
岡田くん
  「へーえ! 癒されちゃうじゃないですか、そこで。」
多田さん
  「癒されますよ。もし、お疲れのときは、ぜひ来ていただきたい。(笑)
  それとか、あと、北海道の北見っていうところから、
  ピンポン玉くらいの木の玉を、2万個 取り寄せて、
  で、木の玉のプール作ったんですね。」
岡田くん
  「へーえ。」
多田さん
  「そこで、大の字になって寝てますとね、普通のお父さんだったら、熟睡しちゃいます。
  気持良過ぎちゃって。」
岡田くん
  「へーえ! 2万個集めて。」
多田さん
  「はい。」
岡田くん
  「じゃあ、もう、香りが すごい強い・・・」
多田さん
  「すごいです、もう。
  あと、二つ目のテーマがですね“多世代交流の館”っていうのを、作りたかったんですね。
  赤ちゃんでも楽しめ、お年寄りでも 手ごたえ感じるような、
  ミュージアムにしたかったんですね。
  例えば、うちでいま“おもちゃ病院”ていうのが あるんですが、
  おもちゃの修理をするドクターが、たくさんいるんですよね。
  みなさん、かつて、家電メーカーのエンジニアだったりとか、
  鉄道会社で、車両を直す 機械整備士だった方が、
  停年退職後に、うちに来て、おもちゃドクターやって、
  子供達の、壊れたおもちゃを、直してくれるんですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「で、あと、お年寄りって、結構あの、手作りとか工作 得意な方、多いですよね。」
岡田くん
  「はい。」
多田さん
  「そういう方が、うちに来て“手作りおもちゃマイスター”になってですね、
  子供達に、手作りおもちゃを教えたりとかね。」
岡田くん
  「へーぇ。」
多田さん
  「あと、不器用だけども、口は達者だっていう お年寄りも多いんですよ。
  その方は、ガラスケースの前で、もう、偉そうに、世界のおもちゃ語るだけとかね。(笑)」
岡田くん
  「じゃあ、いっぱい、コミュニケーションがある・・・」
多田さん  
  「そうです。おもちゃが、そういう、お年寄りと子供の 仲人役を務めるんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「それとか、あと、最近、会話が活発にならない、例えば、恋人同士を、
  おもちゃが仲人役になって、また、楽しい会話を取り戻すようにしてあげたりとかね。
  おもちゃって、架け橋なんですよね。」
岡田くん
  「地域の評価は、結構 高いですか?」
多田さん
  「はい。いま、11か月が経ったんですけどもね、
  だいたい、いま、7万人を超える方達が、やって来まして、  
  ほんとに、昔の小学校と変わらないぐらいの 賑やかな状態になったと、
  とても嬉しいってことをね、おっしゃってくれました。」
岡田くん
  「うーん。
  すごいですね。親子2代で受け継がれた思い、というか。」
多田さん
  「はい。」


(曲)
OWL CITY 『ON THE WING』
Maybe I'm Dreaming




  
多田さん
  「いや、最初ね、高校のときとか、大学のときなんかは、
  親の仕事なんか、絶対 継ぐとは思わなかったですよ。」
岡田くん
  「うんうん。」
多田さん
  「それで、うちの親って、非常に不思議で、
  父がですね、大学卒業したらすぐ、就職しちゃだめだっていうんですよ。
  『一年間は、人生の修行を積んで来い』と。
  『多田家は、外国に、一年間行かなきゃいけない』って言うんですよね。
  で、私と妹、呼ばれましてね、
  『二人とも、一年間、外国に行って来い』と。『一人はアメリカだ。もう一人はソ連だ』
  って、国が指定されてんですよ。」
岡田くん
  「アハハ!」
多田さん
  「それで、『なんでなの? お父さん!』って言ったらですね、
  『この 二つの国は、世界で一番 仲が悪いから、二人で行って調べて来い』
  って、言うんですよ。まあ、半分、冗談だと思いますけどね。
  でも それで、妹と、じゃんけんして決めたんですよ。
  それで、私が負けて、ソ連に行くことになっちゃったんですけどね。
  それで、あっちに行ってから、いろいろと、国立玩具博物館ていうのがあって、
  国立の おもちゃ博物館てあるんだ! って、びっくりしたりとかですね。
  あと、人形劇場があったんですよ。それで、私、びっくりしましてね。
  子供の文化が、こんなにステイタスが高いのかっていうことで、だんだんと、
  この、父の領域に、片足突っ込み、両足突っ込み、帰って来た頃には、
  『これは、父の仕事は、まんざら悪い仕事ではないな』と。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「『これは面白いぞ』と、だんだん やっぱり、染まって来ましたよね。」
岡田くん
  「うーん。」


(曲)
PRINCE 『THE SONG OF THE HEART』
ハッピー・フィート




  
岡田くん
  「ゲーム文化じゃないですか 日本て、どっちかというと、
  世界は、やっぱり その、おもちゃっていうと、まだ その、玩具っていうのかな、
  なんていう総称が多い・・・」
多田さん
  「例えばね、岡田さんは、子供時代、思い出に残ってる おもちゃって何ですか?」
岡田くん
  「おもちゃ。
  えーと、ねえ・・・」
多田さん
  「やっぱりその、テレビゲームでも、何でもいいです。何が一番・・・」
岡田くん
  「竹馬。」
多田さん
  「竹馬ですか!?
  いきなり、古風なものが出てきましたね。(笑)」
岡田くん
  「僕、竹馬が、すごく盛んな幼稚園に行ってたんです。」
多田さん
  「へーえ!」
岡田くん
  「竹馬で、えーと、なんだろう、50メートル競走みたいな。」
多田さん
  「要するに、速さを競うような、竹馬。」
岡田くん
  「そうですね。
  竹馬だったり、コマだったりとか。
  幼稚園が、結構、あれだったんですけど。
  僕、小学校で、2年生から、ファミコンが出て来たんです。」
多田さん
  「はい。」
岡田くん
  「もう、そっからは、ゲームになっちゃったんですよねえ。
  だから、なんだろう、ゲームが出て来てから、やっぱ、おもちゃっていうのが、こう、
  遠ざかってしまった。」
多田さん
  「なるほど。 はあ、まさに あれですね。
  岡田さんが子供のときって、日本の子供のね、
  遊びの、ちょうど分岐点の 真っただ中に来てましたね。」
岡田くん
  「たぶん、そうですね。」
多田さん
  「私の時代は、そのまま、竹馬とコマ、ずうっとやり続けて終わりですよ。」
岡田くん
  「ハハハ。(笑)」
多田さん
  「でも、そこの、小学校に入ってから、今度は、ゲーム文化に どっぷりなんですね。」
岡田くん
  「そうなんですよねえ。」
多田さん
  「それってね、すごく面白いんですよ。その比較って。
  要するに、竹馬とコマっていうのは、岡田さんは、竹馬とかコマに向かって、
  立ち向かって行かないと、楽しさを作れない おもちゃなんですよね。」
岡田くん
  「うん。」
多田さん
  「コマの方から、楽しさがプレゼントされないんですよ。
  竹馬、こうやって目の前に置いたからって、竹馬が 手を差し伸べてくれるわけでもないし、
  音楽が かかるわけでもないんですよね。
  ところが、ファミコンとかコンピューターゲームっていうのは、
  ちょこんと、テレビ画面の前に座っていれば、先方から、楽しさがやって来るんですよね。
  で、レールを敷いてくれる。しかも、超一流の大人達が、楽しさ作ってますから、
  そのレールの上に乗っかると、
  4時間でも5時間でも、ワクワクドキドキを、プレゼントしてくれますよね。
  なので、それって、楽しさの自己生産ですよね。
  楽しさの自己生産をしなくても、楽しめる おもちゃが、
  岡田さんの、小学校以降なんですよ。
  小学校までは、楽しさを自己生産しないとつまらない道具に 恵まれた時期なんですよね。」
岡田くん
  「うーん。 それは、さっき言ってた“遊び力”っていう・・・」
多田さん
  「そうです。はい。
  だから、先ほど、ガリガリやっても、プロペラが回らなかったのは、
  もしかすると、楽しさの自己生産能力が、かなり低下して来てるんではないかと。(笑)」
岡田くん
  「ヤバイですね。」
多田さん
  「だと思います。」
岡田くん
  「遊び力、でも、落ちてると思います。 大人んなれば、なるほど。」
多田さん
  「ですからね、小児病棟とか こども病院 行ってもね、
  ベッド上の子供達は、遊びの栄養失調に陥っていたりとか。」
岡田くん
  「遊びの栄養失調ですか。(笑)
  でも、あの、美術館とか やられていると、
  やっぱり そういうのは、わかったりするんじゃないですか?  
  『あっ、この子は、遊びの低下がすごいな』とか。
  どうやって遊んでいいか わからないって子、多くないですか?いまの時期っていうのは。」
多田さん
  「はい。子供はですね、遊びの栄養失調に陥っていても、
  回復力が、ものすごく速いんですよね。
  問題なのは、おもちゃ美術館に来てまでもですね、子供だけに遊ばせて、
  傍観者を気取っている、お父さんとか お母さんですよ。
  子供だけに、こうやって促して、背中を押して、
  自分達は、ペンチに座って、携帯かなんかを、一生懸命してる親とか、いるんですよね。
  そうすると、その親の方が、実はね、遊びの栄養失調に陥っていて、
  子供と、どう遊んでいいかわからないっていうのが、多いですよね。」
岡田くん
  「その、遊びの栄養失調が増えると、他に何か、繋がることってあるんですか?」
多田さん
  「一つはですね、コミュニケーションだとか、人との係わり力、対応力。
  これがね、ちょっと、鈍りを示して来ると思いますね。
  遊びを通じて、実は、いろんな人間とのコミュニケーションを活性化して、
  実は、人間研究をやってるんですよね。
  こんなこと言うと、なんとかちゃんは、いつも傷ついちゃうんだよね とか、
  こういう事をしちゃうと、なんとかちゃんは いつもね、落ち込んじゃうんだ とか、
  でも、こういう言葉 かけてあげると、なんとかちゃんは いつもね、
  嬉しそうな顔になるんだよね とかね。
  遊びを通じて、いろんな人間研究してるんですよね。
  ところが、遊びの栄養失調に陥ってる子供達は、人との係わりが薄いから、
  コミュニケーションが、潤滑に進まないっていうところが、
  やっぱり出て来てしまいますよね。」
岡田くん
  「やっぱり でもそれは、良いおもちゃで遊ばなきゃいけないっていうことですよね。」
多田さん
  「そのね。良いおもちゃって、いったい何? ってことになるわけですよね。」
岡田くん
  「何ですか? それが聞きたかったんですよ。」
多田さん
  「良いおもちゃって、何か。うん。
  さっき、楽しさの自己生産を、促してくれる おもちゃと、
  楽しさの自己生産を、ストップさせてしまう おもちゃってのがね、
  一つ、良いか悪いかね、一つの分岐点になるんですけどね。
  私はね、良いおもちゃっていうのは、
  子供に対して、面倒見の悪いおもちゃだと思ってるんですよ。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「すごく、わかりづらい言葉ですね。」
岡田くん
  「やらなきゃ出来ないっていうことですか? 練習しなきゃ出来ないっていうことですか。」
多田さん
  「はい。あの、手厚いケアをしてくれるような おもちゃ。
  例えば、ハイテク玩具だとかね、電子玩具だとか、スイッチ点ければ動き出す。
  スイッチ点ければ、画面に向かって、ピコピコ遊べるっていうのは、
  ものすごい手厚いケアを、子供達にしてくれてるわけですよね。
  ところが、積木だとかブロックだとか、全然 面倒見てくれないんですよ。
  子供が、ブロックに対して、攻め込んで行かないと、楽しめないんですよね。」
岡田くん
  「発想力がないと、楽しめないんですね。」
多田さん
  「そう。立ち向かって行かないとね。
  それで、自ら手を伸ばして、何を作ろうか、どういうふうに組み立ててやろうかって、
  どんどん、子供の方から 立ち向かって行かないと楽しめない おもちゃ。
  こういうおもちゃを、私“面倒見の悪いおもちゃ”って言ってましてね、
  こういうような おもちゃで、少なくとも 0歳から6歳、もっと言えば10歳ぐらいまでは、
  人生の修行を積んでもらいたいなと、思ってるんですよね。(笑)」
岡田くん
  「ほーぉ。 人生の修行をね。」
多田さん
  「うん。要するに、0歳から10歳までは、
  人生の中で最も、遊びの一流プレーヤーなんですよ。
  遊びの天才時期を誇れる時代を、生きてる人達なんですよね。
  その人達を、腑抜けにさせちゃうような道具、
  そういう人達を、何もしなくても楽しく感じさせてしまうような道具だとね、
  せっかくの天才ぶりが、みんな、宝の持ち腐れになっちゃうんですよね。
  すごく、もったいないんですよね。」
岡田くん
  「まあ、たぶん、子供、ねえ、いる人達は、聴いててね、おぉ!とかって、
  思うんだと思うんですけど。 なんだろう、
  いまの子達って、実際どうなんですか?
  その、遊ぶ能力とか、そういうの、やっぱ落ちてる。
  昔に比べて、落ちてるとか・・・」
多田さん
  「落ちてますよね。」
岡田くん
  「それが なくなると、大人んなったとき、どうなっているとかっていうことは、
  あるんですか?」
多田さん
  「ありますよね。
  例えば、いまの子供、たぶん、石ころ一つで、3時間も5時間も遊べないですよね。」
岡田くん  
  「そっかあ。そうですね。」
多田さん
  「でもね、砂場で ずーっと遊び続けることが出来る子供とかね、
  あと、手ぶらでも、友達が5人さえ集まれば、
  いろんな遊びを持続して出来る子供がいたとしたら、
  その子は、ものすごい力を持ってますよね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「でも、いまの子供っていうのは、道具がなければ楽しめないし、
  あと、テーマパークに行かないと、ワクワクドキドキ出来ないとか、
  映画だとかビデオ見ないと、楽しめないとかね。
  やっぱり、誰かの、いつも面倒 見てもらってるわけですよね。
  自分の力。 自分の力で遊べる子供っていうのは、僕は、
  一番、生きる力があると思うんですけどね。」


(曲)
PE'Z × NATE JAMES 『LIVE FOR THE GROOVE』
LIVE FOR THE GROOVE E.P.





多田さん
  「たぶん、岡田さんのような、クリエイティブな お仕事なさってる方なんかは、
  やっぱり、遊び心とかね。 遊び心で ワクワクドキドキするとか、
  何か、胸が熱くなるとかね、そういうことって とっても大切だと思うんですよね。」
岡田くん
  「そうですねえ。 大事ですよね。」
多田さん
  「最近、なんか ワクワクしてることってあります?」
岡田くん
  「最近、いっぱいありますよ!]
多田さん
  「あります!?」
岡田くん
  「(笑)最近、いっぱいありますね。
  ま、ここじゃ あんまり言えないですけど。アハハハ!」
多田さん
  「後で、じゃ こっそり教えてもらいたいんですけどね。」
岡田くん
  「(笑)いやあ、いっぱいあると思います。
  でも、うーん・・・ま、なんだろう、
  現状は、あんまり良くないじゃないですか。日本経済としても、たくさんのことで。
多田さん
  「はい。」
岡田くん
  「やっぱり、いろんなとこが落ち込んでるなっていうのが、感じますけどね。
  大人も子供も。」
多田さん
  「うーん、でもね、こういう不景気な時代になってね、
  もし この世から、おもちゃがなくなったとしたって、
  実は子供はね、逞しく遊んで生きると思いますね。 ほんとは。」
岡田くん
  「作って行く。」
多田さん
  「うん。あの、子供はね、
  退屈な時間を、楽しさに変えることの、ほんとは、天才なんですよ。」
岡田くん
  「うん。」
多田さん
  「はい。何もなくたって、ほんとは、楽しむ力を持ってるんだけど、
  これだけ溢れ返っちゃってますとね、やはり、自分から 一歩前に出ようっていうことの、
  機会を失ってるだけだと思いますけどね。」
岡田くん
  「子供にとって、遊びっていうのは、どういう意味を持っていると、思われますか?」
多田さん
  「えーっとねぇ、大人の仕事と 全く一緒ですね。」
岡田くん
  「ほーぉ。」
多田さん
  「子供は、遊びを通じて、エネルギーの研究と人間の研究 やってると思うんですよ。
  エネルギーの研究っていうのはね、
  例えば、とことん疲れるまで 遊び尽くすとかね、
  それでもう、夜ごはん食べると、こうやって 船漕ぎ始めちゃって、
  箸がポトッと落ちちゃったりとかね。
  それぐらい、子供ってのは、エネルギーの全力投球をして遊ぶんですよね。
  でも、これってね、子供時代でなきゃ、そういう、エネルギーの全力投球だとか、
  力を出し尽くすっていうことはね、学べないんですよ。」
岡田くん
  「うん。」
多田さん
  「大人んなっちゃったら、出来なくなっちゃうんですね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「あと、もう一つは、人間の研究ですよね。
  やはり、遊びを通じて、会話の力だとか、あと、気遣う力だとか、
  子供同士、揉み合い 揉まれ合うということを通じてね、
  それで、やっぱり、成長して行くんですよね。」
岡田くん
  「うーん。
  まあ、いま、“おもちゃコンサルタント”っていう、4千人でしたっけ?」
多田さん
  「そうなんですよ。」
岡田くん
  「4千人育てて。これは、目的は、どういう目的ですか?」
多田さん
  「おもちゃコンサルタントっていうのは、子供からお年寄りまでの、
  遊びの専門家なんですよ。」
岡田くん
  「うん。」
多田さん
  「それで、やはりね“遊び心”ってのは、
  人類にとっての最大の財産だと思ってるんですね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「例えば、芸能界から遊び心って なくなっちゃうとか、
  あと、会社の中で、遊び心って なくなっちゃうとか、
  となると、もう、終わりだと思うんですよね。
  なので、この遊び心っていうものを、畑で いろんなものを育てるのと同じように、
  子供からお年寄りまでの遊び心を育てる。
  そういう役目が、おもちゃコンサルタントの、
  この世から、クリエイティブだとか、楽しさだとかいうものを欠落させないような、
  そういう世の中にして行くことが、私の夢なんですよね。」
岡田くん
  「具体的には、どういうふうにして行くっていうのは、ありますか?」
多田さん
  「例えば、こども病院だとか、難病で入院している子供達に、遊びの楽しさを伝える。
  そういうとこに、やっぱり専門家が行かないと、
  お医者さんも、ナースも、やっぱり忙しいんですよ。
  そういう、第三者が行くことによって、遊びの栄養補給しに行くんですよね。
  さっきの、老人ホームも そうです。それとか、あと、養護施設みたいな、
  親元を ずっと離れて暮らしてる子供だとかね。
  そういうところにも、やっぱり、おもちゃの専門家が行って、
  遊びの栄養補給をしに行くわけですよね。
  だから、遊びの管理栄養士かもしれませんね。おもちゃコンサルタントってね。」
岡田くん
  「うーん。どうやったら、なれるんですか?」
多田さん
  「おっ! ちょっとその気になってます? (笑)」
岡田くん
  「どうやったら なれるのかなぁと思って。
  なれたりするんですか? 僕らとかでも。」
多田さん
  「なれますよ!」
岡田くん
  「資格は。」
多田さん
  「まず、おもちゃコンサルタント養成講座っていうものに、
  受講申し込みをしなきゃいけないわけですよね。」
岡田くん
  「はー。」
多田さん
  「はい。
  それで、12週間の連続講座と、あと、おもちゃ美術館で40時間の実習ですよね。
  それをすると、おもちゃコンサルタントの資格認定書が、手元に届くんですよ。
  それを持ってると、おもちゃメーカーに就職できちゃう方もいれば、
  地域で、子育て支援センターみたいなものを開いて、
  地域の子供達の役に立つような方もいれば、
  いろいろと、自分の人生が、切り開かれて行く方が多いんですよね。」
岡田くん
  「へーえ。
  おもちゃコンサルタントって、でも、面白いですよね。なんかこう、
  発想力を助ける・・・」
多田さん
  「そうなんです。」
岡田くん
  「きっかけですもんね。」
多田さん
  「はい。 もう、丸21年経ってるんですけどね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「芸能界にも、何人かいますよ。」
岡田くん
  「ほんとですか? ちょっと、言えますか?」
多田さん
  「例えば、西村知美さんとかね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「あの方、通信教育で、おもちゃコンサルタントの資格、取られましたね。」
岡田くん
  「はーぁ! あとは。」
多田さん
  「あとですか? えーっと、ちょっと、あとはですね、
  秘密にしといてもらいたいって言われてましてね。」
岡田くん
  「わかりましたー。」
多田さん
  「(笑)」
岡田くん
  「誰なんだろうなあ。 ま、結構いらっしゃるってことですよね。」
多田さん
  「そうなんですよ。」
岡田くん
  「あー、お母さんが多いんですかね。」
多田さん
  「お母さんが、多いです。
  やっぱり、芸能人の方も、子供を出産してですね、一人の母親、父親になると、
  誰もがみんなね、おもちゃのことを気にし始めるんですよ。」
岡田くん
  「まあ、そうですよね。
  良いおもちゃを、あげたいと思うんですよ。 やっぱり、親としては。
  まあ、僕、子供いないので、あれですけど。
  もし、子供できたら、やっぱり、
  良いおもちゃを選んであげたい とかって思うんですけど。」
多田さん
  「こないだね、元スピードっていうグループの、今井絵里子さんですね。」
岡田くん
  「絵里子ちゃん。 はい。」
多田さん
  「と、お会いしたときも、おもちゃコンサルタントに なりたがってましたよ。」
岡田くん
  「すごいですねー。」
多田さん
  「まだ、お申し込みはされてませんが。
  やっぱり、母親になると、変わるみたいですね。」
岡田くん  
  「そうでしょうねぇ。」
多田さん
  「はい。 いま、いろいろと、子供のことで、ずいぶんとテレビに出てますよね。」
岡田くん
  「うーん。そうですね。
  そっかあ。 良いおもちゃ、悪いおもちゃ。うーん。
  具体的に、教えてもらっていいですか?(笑)」
多田さん
  「具体的に?(笑)」
岡田くん
  「こういうの いいよ、とか。 メーカーでも、いいんですけど。」
多田さん
  「実はね、良いおもちゃ、悪いおもちゃっていうのは、
  おもちゃ そのものが決めるんではなくてですね、
  それに関わる人間が、
  それを 良いおもちゃにするか、悪いおもちゃにするかっていうことをね、
  決めてしまうとこがあるんですよ。」
岡田くん
  「はぁー。」
多田さん
  「例えばね、ヨーロッパの木のおもちゃっていうとね、
  誰もが見ても、良いおもちゃに見えるんですよね。
  それは、良いおもちゃになる可能性が高いでしょう。
  でも、河原に転がってる石一つだって、これ“グッド・トーイ”
  良いおもちゃになる可能性も、あるんですよ。
  お父さんが、こうやって、平べったい石を拾ってですね、
  河原に向かって 水平に投げると、ピョンピョンピョンと跳ねたりするとね、
  それを、子供に、まじまじと見せてね、
  『お父さんて すごい! お父さんの手は、魔法の手だ!』とか言って、
  もし、子供に思わせたとしたら、そのときの、河原の石は、良いおもちゃなんです。
  グッド・トーイなんですよね。」
岡田くん
  「うーん。」
多田さん
  「なので、良いおもちゃにするのも、悪いおもちゃにするのも、人間しだい。」
岡田くん
  「そっかあ。 大人の、上手いやり方が あるってことですよね。」
多田さん
  「そうです。
  岡田さんもぜひ、いろんなものを 良いおもちゃにするための力をね、
  これからね、きっと、お父さんになられるでしょ。
  ぜひ、養っていただきたい。」


(曲)
RANDY NEWMAN 『YOU'VE GOT A FRIEND IN ME』
トイ・ストーリー サントラ






(対談が終わって、岡田くんの感想)

「さあ、ということで、多田さんと お話をさせていただきましたー。
いやあ、ね、おもちゃが、なんだろう、
言葉言葉一つが“遊びの栄養失調”だったり、
なんか、面白い言い方するなあっていうのも、ありましたし。
うーん、まぁなんか、発想力とかね、コミュニケーションとか、
人間が、一番初めに会うアートとか。
そういうの、やっぱり、なんか、あっそういう考えもあるし。
一回、やっぱ、行ってみたいなぁとは思いましたし、おもちゃ美術館にね。ありましたし。

そういう意味では、僕、すっごい、子供の頃は、なんだろう、
僕、いまだに得意なのは、やっぱり、竹馬とホッピングなんですよね。
ホッピングって、わかるかなあ。
あれねえ、自慢じゃないですけど、ホントに上手いですよ。
あれで、普通に生活できますし、あの、階段とかも別に。
(笑)それ、自慢しても・・・全然、乗ってないですけど、たぶん出来ると思うんですよね。
やっぱ、そういうことは、すごく遊んでいたし。

やっぱ、でも、なんかこう、それを使って 新しい遊びを出来るとか、発想が出来るとか、
発想力を鍛えたりとかね、するっていうの すごくわかるし。
それ やっぱ、ゲームには、なかなか出来ないことだったりとかね、
シナリオがあって、そこに沿って進んで行くから、
やっぱり、自分の発想とかではなく、用意された発想の中でやっているから、
ま、ゲームも好きですけど。
まあ、あの、玩具、でしかできない育て方とかっていうのも、
あるんだなっていうのもわかりますし。
うん。ちょっと一回、
おもちゃっていうのも、見つめ直してみたいなあっていうのは思いました。」


(曲)
MGMT 『KIDS』
Oracular Spectacular [12 inch Analog]






(多田さんからのコメント)

「そうですね、私の仕事は、ある意味では、マラソンランナーのような仕事なんですが、
この、東京おもちゃ美術館が、もっとね、
多くの方達が来るミュージアムにして行かなければ いけないと思ってますし、
あと、この、東京おもちゃ美術館を真似てですね、
日本の各地にですね、様々な、おもちゃのミュージアムが出来ることを、
私達は、応援して行きたいなと思ってます。」

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